ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

散華の如く~謀反(クーデター)~

2014-01-18 | 散華の如く~天下出世の蝶~
軍師の名を上げるとしたら、
家臣の森可成の三男成利蘭丸がいる。
しかし、本能寺の変で打ち取られる。
帰蝶「もはや勝ったおつもりにございますか?先日の戦でも命辛辛逃げて…」
信長「それを言うな。収穫もある」
帰蝶「収穫…?」
信長「斎藤家に仕える安藤を知るか?」
帰蝶「安藤様でしたら、父の重臣…しかも、竹中様とは婚姻関係にあります」
信長「安藤本より、義父上の家臣。その息子(義龍と、その子龍興)らに忠義など無い」
帰蝶「しかし安藤様、父に、それはそれは良く尽くし…」
信長「人は人にしか付かず。家臣は、主君を選び、仕えるモノよ」
帰蝶「そんな…俄に信じられませぬ、あの安藤様が」
信長「見ておれ、あの男、その婿と共に、主を噛む」
帰蝶「謀反が、起きると?」
信長「あぁ…」
殿は、薄く笑って、
「忠義尽くした家臣であればあるほどに、家に尽くすものよ」
帰蝶「存続のために、主を裏切るとは…」
信長「それが、乱世よ」
帰蝶「悲しき世にございます」
この時、私たちが裏切られるとは思ってもみなかった。
いや、殿は裏切りの中、生き延びて来られた方だから、
謀反の、火薬の、鼻にツンと来る嫌な香りを、
あの時、濃く強く感じていたのかもしれない。
信長「謀反(裏切り)謀反で、天下は動く」
帰蝶「その天を取るために、謀反は要ると…?」
信長「天を変えるための謀反、真の謀反に非ず」
帰蝶「織田家に謀反が起きれば、私は、どうなるのでしょう?」
信長「尼にでもなれば良かろう」
帰蝶「ではこの尼、殿の菩提を弔いましょう」

母子手帳

2014-01-16 | 日記
母子手帳を貰ってきました。


実母「ちょっとぉ、貰うの早いんじゃない?」
なんて、言ってましたが、
次の検診で使うんですッ!

母子手帳といっしょに貰ったマタニティサポートダイアリーなるものを、
ペラペラ…と、
頁をめくって、

う~ん、また日記が増えるのかとうんざり…。

そういえば、私の母子手帳も、
ほぼ空欄だったような気が…。

まぁ、
最初の子ですので、なんとか、
文字で埋め尽くしたいと、思います…。





神のご加護がありますよう…、

2014-01-15 | 日記
県中に行ってきました。
で、
女医先生「血は出ましたか?」
この質問には、ドキッと来ました。
つまり、胎児は流れたか?という質問です。
患者「いえ…」
女医先生「じゃ、確認しましょうか」
って、始まった再検は、
「あぁ、大きくなってますね」
患者「へ?」
もうダメか…と、
絶望の崖っぷち、
覚悟を決めた再検の結果、
ややこ、1.4cm。
で、でかくなっとう。
しかも
女医先生「あぁ、元気ですよ」
って、あっさり。
「さ、予定日決めちゃいましょうね」
って、とんとん、
と、妊婦認定で、
患者「はぁ…」
私が付いて行けず…。
ほぉ…と、安心して、
何だったんだ、
この不安な一週間は、と、
どどどぉ~と、気が抜けました。
いや、いかん、気を抜いてはいかんぞ。
安定期に入るまで、
いや、安定期に入ってからも、
ややこがこの世に生まれ出るまで、気を引き締めて、
ママ、頑張ります。

この子に、皆々様のご加護がありますよう、
お祈りしつつ、また、この命に感謝しつつ、

「ありがとうございます」

皆に電話をかけまくって、
神棚に手を合わせて、
ご先祖様に手を合わせて、
天を拝み…、

またまた、何が起こるか高齢出産、
どうか、どうか、
私を晩婚、高齢出産の希望にして下さいませ、
と、雄山の神に祈るのでした。

散華の如く~軍師養成学校~

2014-01-15 | 散華の如く~天下出世の蝶~
帰蝶「影を立てぬなら…、今戦、竹中様には、お気を付け下さいませ」
コツン、コツン、と、
三度、甲冑を叩いた。
信長「竹中…?」
帰蝶「斎藤家の重臣にして軍師、竹中(半兵衛)重治は…恐ろしい男にございます」
信長「軍師…」
遡ること桶狭間、軍師雪斎の逝去にともない今川征伐を敢行。
雨の中、織田軍二千に対し、今川軍二万の大軍を打ち破った。
しかし、もし…、
あの軍師が生きていたなら、
殿は動かなかったであろう。
戦国時代、将は軍師を持つ。
しかし、
殿は軍師を持たぬ、稀な将。
“あやつ、何を考えいるのか?”
発想は奇抜、奇想天外で、
悪条件こそ、好機と攻め、
諸国軍師の度肝を抜いた。
帰蝶「竹中様の兵法は…、」
信長「兵法孫子など古い。今や鉛が飛ぶ時代である」
帰蝶「弓矢の名手が、まぁ空しきこと…」
信長「良いか?我が子らに、新しき兵法を学ばす」
帰蝶「新しき兵法を?」
信長「織田軍師を育てるが、我が使命よ」
帰蝶「織田軍師…」
殿は、重臣家臣の子供たちを集め、
信長「金華を落したその後には、金華を軍師養成に使う」
金華城、後の岐阜城に、
兵法を学ぶ施設を作った。
いわゆる、軍師養成学校である。

いずれは、幸ちゃんの麹味噌

2014-01-14 | 日記
一校イレブンには、
感動と、希望を見せてもらったように思います。
おめでとう。
長い集中、
お疲れ様でした。

さて、
イレブンが活躍するちょっと前に時間を戻して、
昨日は朝から、
ドンドン、ドンドン、
一階から何でしょう?
連続打が聞こえます。
妻「ねぇ、和博さん(主人です)。下で何やってるの?さっきから、どんどんと」
夫「知らん」

心配性の割には無頓着です。
妻「ちょっと、見て来てよ」
主人を一階に派遣し、偵察(スパイ)させます。
結果、
夫「豆、潰しっとった、味噌作っとんがやと」
妻「味噌…」と聞いて、
私も、こそり、のそり、
階段を下りて、
「失礼しま~す」と居間を覗くと、
一発で主人やら誰やらを仕留めれそうな木槌を手に、
「まぁ、義母様」
大きな藁を叩く木槌で、
ドンドン、ドンドン、
義母様「あら♪」
豆を潰しておられました。
朝から響くドンドンはこれです。
嫁「御味噌作っておられると聞いて…」
よっしゃぁッ!私も参戦ッ!
振りかぶって!
お豆を潰そうかと思ったら、
義母様「まぁ粗方潰れたら、いいのよ」
潰しは、終わったようです。
最近、力仕事は全力を以て制される傾向にあり…、
木刀チャンバラも今は休戦中、
嫁「…」
ちッ、ストレス解消が出来ない。
さて、
雪ちゃん直伝味噌作りに話を戻そう。
塩に麹と、茹でて潰した豆を混ぜて、
混ぜる、ぐるぐるぐるぐる、混ぜる。
混ぜ込んだら、
義母様「ハンバーグを作る要領で…」
これは良い。
日頃の主人への鬱憤を晴らすように、
パッチーン、
味噌樽底に、
叩きつける。
(空気抜き)
バッチーン、
バッチーン、
結構、爽快。
ストレス解消が終われば、
嫁「何か月程、寝かせるんですか?」
義母様「春になれば、使えるわよ」
三、四か月、静かで暗い部屋の中でじっくり発酵させ、
春が来れば、美味しい御味噌の出来上がりだそうです。

出来上がった味噌樽を倉庫に運ぶのは、
妻「和博さぁ~ん」
主人の仕事です。
夫「これから部屋で、」
妻「これ、持ってって」
つべこべ言わせません。
味噌樽を二つ持たせて、
さて、
倉庫で春までお休みです。

初めて御味噌作りでしたが、
何と無く、
胎嚢で眠る胎児を想像してしまって、
不思議なものですね、
その後、
嫁「う゛」
つわりが始まるのでした…。

いまだ胎児がお腹の留まっている状態なので、
妊娠初期症状が出るそうです。
空っぽの胎嚢の中で、
症状ばかりは一丁前妊婦。
空しさを感じますが、
時間は、止まらない。
それに、
夫「誰のせいでもない」
そう言ってくれます。

さて、さて、
冬は、長い。
私達夫婦に与えられた試練は、
始まったばかりなのですから。













散華の如く~忍びと影と、人情と~

2014-01-11 | 散華の如く~天下出世の蝶~
帰蝶「忍び忍ばせ、こそこそ策を練る殿の御口から然様な事…」
信長「忍びも城を持つ時代である」
帰蝶「五兵衛殿の事にございますか?」
信長「あぁ。あやつを前田に任せ、一国を与えようと思うてな」
帰蝶「前田…利春様に?」
信長「いずれは越中守、外交に尽力しようが」
帰蝶「賊を、公認しようと、仰るのですか?」
信長「賊を賊とするから、姑息となる」
帰蝶「賊を改宗させ、袖の下に使おうと?」
信長「まぁ、そう言うな」
帰蝶「しかし私も五兵衛殿に恩がございます。その…伴侶を持たせたいと思うておりまする」
信長「それは名案である」
五兵衛は、名を前田五郎兵衛安勝と改め、
いずれ、能登国の八尾城代の大名になる。
帰蝶「賊といえども、人にございます」
信長「妻有り、子有り、帰る場を持つ…か」
帰蝶「はい、人の結びは家。臣の結びは恩に始まり義に尽くす…と、」
信長「義父上か?」
帰蝶「ただの…、持論にございます」
信長「縁談か…、誰が良い?」
帰蝶「賊か、忍びが良いと存じます」
信長「相分かった」
殿は、忍びを多く使っていた。故に、
その恐ろしさを十二分に知っていた。
忍びの心を掴み、上手く使う事、
忍びの統率力を味方に付ける事、
忍びを統治する事を急務とした。
帰蝶「殿、そろそろ影を…」
信長「あれは好かん」
ただ、影武者を立てる事は、嫌った…。

DNAみたいな…。

2014-01-10 | 日記
紐と紐を編み合わせていると、
何だかDNAの螺旋に見えてきます。

DNAを繋ぎ合わせて、
キーリングです。


それと、
チョーカーです。

子宮に優しいかなと思って編みました。

久しぶりに、無心で編んで、
「ぶるる…」
寒いと思ったら、白い粉が空から降って来ました。
無心になると、寒いって事も忘れてしまうんです…私、ダメですね。


冷えは大敵。
皆様も体を冷やさないように、
大事、大事して下さいませね。

散華の如く~情報の公開~

2014-01-08 | 散華の如く~天下出世の蝶~
日ノ本で初めて西洋甲冑を取り入れたのは、殿だった。
鉄砲は陣営を一変させ、西洋は戦闘様式を一新させた。
時代の流れで、至極当然である。
しかし、周りは、
“あやつ、何を考えいるのか?”
うつけ呼ばわりする者がいれば、
その斬新さと、殿の戦闘感覚を、
手にしようとする者さえ現れた。
使者、偵察が増え、勅使が来た。
帝も殿のそれを欲しがっている、
それが分かって、
帝の恐ろしさを知らない殿には、
それが、伝わらなかったのか…。
帰蝶「私は、殿のそれが怖いのでございます。先日も勅使が、あれは…、」
帝に呑み込まれ、天に動かされ、
殿が、殿でなくなるのが、怖い。
信長「あづちよ。都から、ここは遠いのう」
帰蝶「え?」
信長「ここはあまりに天から遠い。そうは思わんか?」
帰蝶「何が仰りたいのでございますか?」
信長「ここでは、持て成しが出来ぬ」
帰蝶「は?」
信長「刺客を持て成す、間が欲しい」
帰蝶「敵を、わざわざ、持て成すのでございますか?」
信長「敵を、味方にする間が欲しいと言っているのだ」
帰蝶「御茶室ではなく、間に、ございますか?」
また、殿の我がままが始まった。
信長「茶は密なり、間は公にて、刺客の口も封じよう」
帰蝶「城を、公にするというのですか?」
信長「こそこそするは好かん」

七週間のマタニティ

2014-01-07 | 日記
仕事始めは、
中央病院でした。

体調が思わしくない、体が変化していると感じたのは、12月の中旬でした。

熱っぽく、だるくて、
胸は痛くて苦しいし、
お腹が張ってくるし、
妻「ねぇ、熱っぽいんだけど…」
と主人に不調を訴えても、
夫「そう?」と首を傾げるだけです。

毎日ヨガってる=(イコール)元気百倍ッと、
思い込んで節が多々あります。

これは、困った困ったで、
訴える相手を変えました。
実母に、相談すると、
案の定、妊娠検査薬で陽性反応が出ました。
うっそん?三十七歳の私が?
99%以上の正確性を持つと、
うたった検査薬に疑いを持ちつつも、
一応、義母様にご報告。
義父様「おぉそうか、そうか」
愛でた、愛でたと、二世の誕生に皆々喜んで下さいました。

しかし、
妊娠初期、気付かない方も多い中、
こんな辛いの?
やはり、ちょっとおかしい。

四日、ある伝手を使って、
県立中央病院の紹介状を書いて貰って、
さて、検査です。
すると、
女医先生「妊娠七週目です」
3.3ミリの小さな、タツノオトシゴみたいな子がいました。
しかし、
「気になるわね…」
この頃になると、小さいながらも心拍が聞こえるそうです。
しかし、
「聞こえないの」
つまり、
患者「死んでるってことですか?」
女医先生「まぁ、再検査してみないと…」
稽留(けいりゅう)流産。
胎児がお腹の中で活動を停止した状態で留まることを意味します。
もし、そうであれば、
子宮内容摘出術かな、と思います。

子宮内では空洞を作り、赤ちゃんを包む空間を作って待っていたのに、
肝心の胎児が育たないなんて…。

高齢出産は、こういうリスクと闘うんだなと、実感しました。

初仕事のヨガを終え、帰宅したら、
義父様が「幸ちゃん、ファイトだ」
待っていてくれました。
今朝は、
義母様「七草粥よ」
作って下さいました。

義父様と義母様の優しさで、
生き返る思いがしました。

本当に家族って、有難い存在だと思いました。、
ここに嫁いで良かったと、
心から感謝しています。

私の涙を黙って受け止めてくれた主人にも、

「ありがとう、もう大丈夫」