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2016 京都秋 その2 〜泉涌寺 雲龍院〜

2016-11-21 | そうだ 京都、行こう。
こんばんは!京都タワー


いつもは早朝、真っ先に挨拶する京都タワーですが
今回はイレギュラーな出会い。

ISETANが開いているうちに
定番お土産を買って
荷物をいつものコインロッカーに預けて
またJR奈良線で一駅先の東福寺駅へ。


夜行バスで京都に通うようになってから
帰りの日の夜〜深夜の過ごし方が課題に。
京都の夜は漆黒の闇、魑魅魍魎が蠢く闇
というイメージで、一人で動き回ってなかったのですが、2014秋からはライトアップの場所を1つ回ろうと決めたのです。
【夜の部】
2014秋 北野天満宮
2015夏 三条イノダコーヒ
2015秋 清水寺
2016冬 三条イノダコーヒ(姉と)
2016春 姉と夕食(お好み焼き)
2016秋 泉涌寺 雲龍院 夜の特別拝観

今回はちょっと怖ろしい目に。。。

東福寺駅で雲龍院をグーグルマップ検索。
あれ?思ってる方向と違うけど
ま、いいか。徒歩15分だし。
あたりはもう薄暗いし。
とりあえずナビを信じて進もう。
このいつもの素直な(適当な)判断がダメだった。

なぜか東福寺の方に歩き始め
途中から泉涌寺方面に向かっているのは分かるのだけど
ダラダラと坂道を登りながら
だんだん不安になってくる。
人がいない。
真っ暗。
誰もいない。
怖い…。
途中で唯一撮った写真。
フラッシュたいちゃってるけど。

こんな感じの森と住宅街の間の道を、
ずっと一人で登り続けたのでした。
あれ?雲龍院に辿り着かない。。。


地図上では雲龍院周辺に来た時に
はたと気がついた!

雲龍院は泉涌寺の塔頭の中でも奥の奥。
その場所を設定したものだから
最短の道を案内してくれたのはいいけれど
ここは裏だから。
そして雲龍院は山の上だから。
真っ暗な山の上に続く道がまず地図上に存在しない。
怪しげな山道はあるけれど、
標識は出てないし
昼間ならまだしも
とてもそこにチャレンジする勇気はなし!!!

15分必死で登って来たけれど
元来た道を戻る。
一人って無謀なこともしないけど
めんどくさいことを厭いもしない。
自分の判断を責めるのは自分だけだから。
誰にも申し訳なく思わず
身体だけが動く。

東福寺駅でタクシーを拾おうと思ったけど
狭い路地であまり通らない。
もう七時ちょっと前。
行くのやめようかどうか少しだけ迷ったけど、
えーい
行ってしまえ。早く動き出さないと
拝観時間が終わっちゃうし。

さっき往復した道(猫足跡)ではなく
泉涌寺の入り口を目指してGO。
最初から泉涌寺道を目指して行っていれば良かったのだった。
地図アプリを扱うにしても
基本的な判断力が必要よね。あはは。


七時過ぎ。
やっと泉涌寺の山門に着いた。

甘かった。。。
ここから奥の雲龍院まで
ひたすら歩くのよ。
この暗さのまま。
たった一人で。

あのドラマだって
タクシーでかなり進んでたじゃない。


あのドラマ。

NHK BS「京都人の密かな愉しみ」
第1作目には、3つのオムニバスドラマが入ってましたが
全作品の中でも一番好きなのが
ここ雲龍院が舞台だったこのお話。


いつか来て見たかったの。
夏に来た時も行こうかと思ったのだけど
その時は時間切れ。
いろいろあったけどやっとたどり着きました。

山門からさらに10分後
やっと着いた〜



ここ、ここ。

興奮のあまり画面も歪みます。

受付のところで
すぐさま帰りのタクシーを予約。
汗が次から次へと流れ出す。
いい運動しました。

迎えの時間を1時間後に設定したので
ゆっくりまったりと雲龍院で過ごすことができました。



孤独で寂しいからこそ
人は強くなれるのだ
一人静かに庭を眺めながらそう思う。

隣のカップルをチッと思いながら。(笑)

煩悩に惑わされないで^_^;
ここで月が上るのを待ってみたいものです。


「しき紙の景色」

雪見障子に作られた4つの窓から
「椿」「灯篭」「紅葉」「松」が見えます。













悟りの窓

迷いの窓

ここでは御朱印を書いていただきました。
ドラマの中ではカレーを食べていた場所です。
撮影はできませんでしたが
右手反対側に有名な「走り大黒天」がいらっしゃいます。

「私の大黒様」が少しだけ早い
クリスマスプレゼントを置いてくれた場所。

じっくりとお参りさせていただきました。


ここも大好きな場所

ドラマの中で出てきた場所
ただそれだけではない

来たかった場所に
辿り着いた満足感






やっぱり訪れて良かった。



今年の秋は来れないかなあ
と思っていた。
やっぱり京都の夜は格別でした。

次は春🌸

夜の部の場所選定は
なるべく駅から道中が短くて賑やかな所を選ぶべし。

2016 京都秋 その1〜瑠璃光院〜

2016-11-21 | そうだ 京都、行こう。
冬・春・夏・秋
2016京都旅は4度目。
京都旅を始めて初の年間フォーシーズン制覇です。
秋の京都もここ4年の大人旅では4度目。
あ、毎年行ってるってことだf^_^;



昼過ぎに京阪電車で出町柳駅に到着。
出町柳といえば、鴨川の三角州

糺ノ森も鴨川の河川敷も今回は眺めるだけ。
綺麗に色づいていますね。

出町柳といえば、「出町ふたば」のお餅

平日なの店前に四重に折り重なっての行列です。
一番食べたかった「栗餅」はもう売り切れ(><)
30分並んで豆餅、黒豆大福、田舎大福(よもぎ)、亥の子餅、福豆餅、一個ずつ買いました(笑)
栗餅食べたかったなあ。朝イチじゃないとダメということですね。


叡山電車に乗って終点、八瀬比叡山口駅へ。
橋を渡って瑠璃光院に向かいます。




【八瀬大原 瑠璃光院】

秋の特別拝観でしか見られない
「幻の紅葉」の名所
姉が2週間ほど前に訪ねていたので
是非行きたくなって追いかけました。
今回は一人で。

電車の中から感じていましたが
知る人ぞ知る、というより超有名スポットのようです。
皆さん同じHPをスマホで見てらしたから。
2時前に受付に並びましたが3時からのチケットしか取れません。

チケットを取った後はブラブラと川沿いを散策しようと思ったのに
山門前でまた行列。

月曜日でこうなんですから、土日はさぞかし。
係の人も昨日は凄かった…というお話でした。

山門から見る限り、紅葉の盛りは過ぎたようです。

次ここに来るならもう一週間早い方が良さそうですね。そして可能なら平日に。

駅に降り立ってから約1時間後。
ようやく中に入れました。
玄関から参道を上がります。
階段の散り紅葉

中にこんな世界が広がってるなんて

いつものように京都の庭は

入ってみないと分からない。










青空ならなお良かったけれど

それは贅沢というものです。

今ある目の前の幸せを精一杯感じ取らねば。


いよいよ書院の中へ。
まずは二階から瑠璃の庭を…。








床紅葉が美しい。
古い歴史ある建物の中から眺める
季節の織りなす錦模様。
ずっと座って季節の時間に浸りたい。

でもね、こうなの。

あの一角だけは人は自粛して入らず。
順番を待って美しい景色を切り取るのです。

写経をして納めました。
願い事を書く欄がありましたが
書きませんでした。
ここにこの季節に来られたことだけ感謝することにしました。


山も鮮やかな装い




どこから外を見ても鮮やかな彩り





一階から眺める瑠璃の庭
















本当は、正面から額縁紅葉を撮影したかったのですが、

こんなことですので
仕方がありません。





臥竜の庭













高野川沿いを少し散策してみることにしました。






















紅葉山で休憩






落ち葉が降り注ぐここで食べましょう。

どれにしようかな


4時過ぎです。
暗くならないうちにここは発ちましょう。







今年の京都の紅葉も格別でした。

みんなが見ていた瑠璃光院のHPはこちら