元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

緊急事態宣言!

2020年05月09日 | 日記
●4月10日(金)

 毎週金曜日は公園体操。桜満開の下でいつものように汗を流す。引きこもりがちな年寄りやぼくにとっても週一回の体操は健康維持に欠かせない。

 緊急事態宣言が出たので、これを機に、アゴヒゲだけだったが当分の間剃らんようにしようと思う。昨年秋、サンタクロース役をした時も生やしていたが、人に会うこともままならないし、また伸ばそう!

    <京都も緊急事態地域の対象になるように知事ら要望> 

 京都市教育委員会は10日、全市立学校で同日から始まった休校中に週1、2回程度行うとしていた登校日の設定を取りやめると発表した。堀川病院(上京区)で院内感染か。
西脇知事と門川市長は、この1週間の京都府内の新規感染者は前週の1.8倍、人口1万人当たり患者数は全国5番目。宣言が発出された7都府県と同様の厳しい状況ということで、緊急事態宣言の対象にするように要望。
 
 世界の死者9万人 ニューヨーク州7千人。世界の感染者150万人、死者9万人に。さて、安倍首相が四月一日に、エイプリルフールに発表した全世帯に布マスク2枚を配る経費を466億円かかるという。いつ届くのかもわからん。

●4月9日(木)

 感染者5千人 京都府内で入院中の京都市の60代男性が死亡したと発表した。府内で感染者が死亡したのは初めて。

     <緊急事態下の左京>

 緊急事態宣言が出されたので、まちはどうなっているか散歩がてら巡回!

 季節は巡り春爛漫。銀閣寺交差点の疏水哲学の道は散り始めた桜の花びら堰のあるあるとこで桜のピンクの花の絨毯。人はご近所の散歩の人が散らほら、銀閣寺門前の土産物屋さんもシャッターが閉まっている。つい一か月ほど前開店したときは長蛇の列だった店もお客さんはもちろんいない。かわいそうに。
 法然院に静寂に包まれている。石楠花が咲き始めています。詩の個展をのぞいて、森のセンターで久山さんと久しぶりに会う。大文字山のガイドブックを出版するということで楽しみです。
 真如堂の青葉もきれいです!東山山麓、安楽寺、霊監寺、そして真如堂の新緑がまばゆい季節。

      <居酒屋へ、これが最後か>

 夕方、とあるイラストレーターの若い友人に同行して、友人の弁護士事務所に。契約書の破棄についての相談ごと。
 話が終わったのち、関田町の居酒屋さんで一献。次いで百万遍の居酒屋にも立ち寄ってひととき。これで居酒屋に行くのも当分の間、行けなくなるやろな。
 いつもなら春には学生でにぎやかになる春だが、大学も休校しているし、百万遍も閑散としている。居酒屋店の店主ら家賃の支払いもあるし悲痛だ。
 休業補償を政府は責任もってしないとあかんやろ!それと30万円の現金給付をするといってるが、恩恵にあずかる人あるだろが、制度がややこしいのだ。あまり評判は良くない。マスク配布も評判悪いよ!

●4月8日(水)

 午前中、ご近所のコンビニのオーナーさんが来所。ビルの持ち主から嫌がらせを受け、紛争が絶えなくて、この4月には閉店するとのこと。33年間営業されてきた。潮時という。お世話になりました。残念です。

 午後、ある福祉法人の理事さんたちと一緒に保管福祉局に。いろいろと適切な指導を受ける。これに対してどう改善をしていくのかが課題。

その足で、久しぶりに北庁舎の民主市民フォーラムの議員団室に行って、小島君から市会での取り組みなどを意見交換。

   <京都市のコロナウイルス感染防止対策>

 そして、市長室をのぞいたら偶然にも門川市長が在室。
緊急記者会見前の貴重な時間だったけれど、市民の命を守るために、がんばってと市長を激励。政府の非常事態宣言を受けて京都市の対応について説明を受ける。彼の体力も心配だし、前線で頑張っている市職員に敬意を表したい。

 政府の緊急事態宣言を受けて、市長は、記者会見で、京都も「緊急事態宣言に準ずる」と不要不急の外出自粛の要請。

 京都市の方針は、PCR検査の拡充など医療保健体制の強化することをはじめとして、

 市民には、(1)不要不急の外出・往来自粛。①換気の悪い密閉空間(密閉)、②人が密集している(密集)、③近距離での会話や発声(密接)の3つの密の回避。不要不急の外出の自粛の徹底(自宅周辺等における散歩、ジョギング等を否定すしない)。
 緊急事態宣言の出ている7都府県との往来の自粛。多人数での会食の自粛。飲食店、カラオケ店、ライブハウス、スポーツジム、パチンコ店、ゲームセンター等の利用を控えること。10名以上が集まる集会・イベントへの参加を避けること。
 不要不急の買いだめの自粛等、食料品、日用品等の購入の節度ある行動。事業者は価格高騰、買い占め、売惜しみをしないこと。生活必需品(食料品,日用品,医薬品等)の取扱店は営業の継続を。
 事業者への要請として、出勤前の体温測定とその結果の上司等への報告、時差出勤等を活用、テレワークの推奨など、 「3密」の回避、マスクの着用、ドアノブ、手すり等の定期的な消毒、手洗いや咳エチケットなど、職場における感染防止対策の徹底。臨時休校に伴う保護者の休暇取得への配慮。
 小売店や飲食・サービス店舗等に対し,十分な換気や可能な限り席と席を離し、レジ等における近距離での行列の回避、学習塾等においても、対面授業の休止等、
 
 大学等に対し、学生との連絡体制を確保するとともに、オンライン方式による授業等の取り組み、5月6日までの授業開始の延期。学生の懇親会、新歓コンパの自粛。
 
 市立学校・園の臨時休校については、入学式や始業式は行い、休校期間中の学習面など児童生徒等と各家庭への指導を適切に実施する機会を設けたうえで、臨時休業(休校)の期間を4月10日から当面5月6日まで。
 
  休校期間中の対応として、週に1~2日・2時間程度の登校・園日を設け、児童生徒等の健康観察や各家庭での生活・学習状況の確認を行い新たな学習課題の提示。小学校と総合支援学校での「特例預かり」を実施。部活動は全校種とも中止。学童クラブ事業は、市立学校・園における特例預かり終了後はもとより、週1~2日の登校・園日に対応。

 本市主催イベントは、5月6日まで当面の間全面中止。二条城、京都市動物園等、京都市所管施設等は、当面の間(5/6まで)で休館,利用停止。ロームシアター京都など現在予約の入っている貸館利用を除き休館。

 乳幼児健康診査をはじめとした集団検診の休止、さらに、企業活動等に対する支援企業活動等に対する支援として、相談窓口体制を継続、融資制度や補助金による企業支援、4月7日に閣議決定された生活支援臨時給付金(仮称)及び子育て世帯への臨時特別給付金等の緊急経済対策を有効に活用し、支援策を強化。

  そして観光客に対して自粛の要請に従い、新型コロナウイルス感染症が収束した後、安心して京都に来るように要請。
 などです。

 さて、自粛を要請するのはいいが、居酒屋や音楽関係者など休業補償が明確にされないのにどうすれば、いいのか!倒産するところも多く出てくる。明確な支援策と早急な対応が求められる!

 また全国知事会は、休業やイベント自粛の要請に応じた企業や主催者などに対する損失補償を国に求める緊急提言をまとめた。患者急増による医療崩壊を防ぐ体制整備への支援も訴えた

 学校現場は、再休校が決まった京都市立小学校153校で入学式。毎年、桜満開のとき、わが地元の第四錦林小学校の入学式に列席しているが、今年は、関係者だけでされた。ピカピカの一年生の今年は、受難の入学式。すぐに休校になるし、どう過ごすのだろうか。可哀そうや。

 緊急事態宣言の対象は、東京、千葉、神奈川、埼玉、大阪、兵庫、福岡の7都道府県。京都府もそれに近いらしい、各知事がこれから対処。医療崩壊を阻止する対策、ナイトクラブなどの休業要請、そして30万円の給付や企業恵の支援など経済対策も提案されたが、実効性とまた人権の確保など課題は山積 
 これから5月の連休明けまで。さて、どうなるのか。

 ところで、中国湖北省の武漢市は封鎖措置を約2カ月半ぶりに解除したという。

●4月7日(火)

   <緊急事態を迎えて想うこと>

 選挙からちょうど1年。ちょうど1年前、9期目の挑戦を目指した選挙で勝ち抜けず、リタイア。1年たって、コロナで非常事態宣言が出されるとは!

 誰もが初めて経験する困難な時代。第2次世界大戦で人類の生存が脅かされ、日本では、阪神大震災、東日本大震災など未曽有の自然災害と原発事故による大パニックも経験したが、コロナウイルスは世界を震撼させ、社会が崩壊しつつある。ニューヨークやフランス、パリなど都市封鎖をして、東京もロックダウン都市封鎖も辞さないというところまで追い込まれている。
 
 京都では、観光公害が争点にもなった1月からの市長選挙の終盤には、感染者が出現し門川候補は選挙運動をせずに対策に乗り出したが、2月2日の当選の報告会ではマスクをほとんどの人がつけていなかった。しかしその後、多くの観光客が中国を中心として来なくなり、花見小路など観光客でごった返していた京都の町も静寂な人ひとり歩いていないゴーストタウンに。観光関係の業界が大きなダメージを受け、生活に困窮する人が、自殺者もこれから出てくるであろう。
 学校も政府が2月末に休校を要請して、京都では3月の初めから小中校と休校になり、4月から再開しようといったん発表されたが、産業大学の学生の感染がクラスターの出現もあり、再度休校することになった。先の展望はない。オリンピックも延期になったが、1年先もどうなっているのか、
 発展途上国ではこれからが蔓延して、もっと多くの犠牲者が出現するであろう。
医療も経済も人間社会が崩壊する危機にある。

 これからは蟄居して、わが人生の軌跡を、特にべ平連の頃の青春を書き残す作業を粛々と進めることにしよう。

今日は、昼過ぎ、左京土木事務所に行って簡易舗装レミをもって宮崎町内会長と道路舗装。4月の人事異動で新たに赴任した人が挨拶に。

   <安倍首相記者会見で非常事態宣言>

 夕方、安倍総理は非常事態宣言を出す記者会見。テレビを見る。

 安倍首相は新型コロナ特措法に基づき緊急事態を宣言した。対象地域は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県で、期間は5月6日まで。

 首相は記者会見で、現在のペースで感染拡大が続けば感染者が2週間後には1万人、1カ月後には8万人を超えると指摘。人と人の接触機会を7~8割減らすよう求めた。
 政府は7日、臨時閣議を開き、過去最大となる事業規模108兆2千億円の緊急経済対策と、財源となる2020年度補正予算案を決定した。新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた家計やフリーランスを含む個人事業主への現金給付が柱となる。感染終息後の消費刺激策も盛り込んだ」
 対応が遅い、一方、人権が侵されるのではないか、という批判や、また多くの業種が休業に追い込まれ、休業補償がなかったら、零細企業は倒産して、経済が最悪になる。生活パータンも、変わる。外出の自粛など、人々は不安ななかで、また医療崩壊を防ぐためにも、緊急事態宣言を受け入れるしかないのか。我慢のしどころ。戦後70数年初めて経験する事態になったのだ。
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