元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

2日間の総括質疑

2012年10月21日 | 日記
●10月19日(金)

     <教育福祉委員会 新洞小学校のこと>

 決算特別委員会が終わり、今日と月曜日は付託された議案などを審議する常任委員会。今日はぼくの属している教育福祉委員会。
 9時過ぎには東山区の中野洋一議員に頼まれて、東山で開設準備の進む小中一貫校について陳情を提出しているお母さんたちと懇談。色々と経過や要望を聞く。

10時より委員会。
 まずは、保健福祉局から付託されている議案、南区の保育所の耐震工事を実施するために一時的に元行財政局サービス事業推進室執務室におよそ1年移動するための条例改正。南区の議員が質疑。そして緊急通報システム事業の制度改正の撤回について審議。少しの議論。一般質問は、共産党さんが、洛西ふれあいの里や生活保護について質疑。

 教育委員会からは、付託されている議案、左京区の新洞小学校は昭和30年に千人近い児童がいたが、近年児童数減少にともない(現在児童数は、1年4人、2年3人、3年14人、4年生3人、5年生3人、6年生16人の合計43人)その教育環境を改善する為に、地元の人の思いは色々とあるだろうが、地元からの要望をうけて、新洞小学校を廃止、錦林小学校に来年4月から統合するという条例。
 左京の議員、ぼくも含めて3人が質疑。開校以来の歴史やこの間、ぼくは校長先生や地元の声を聴き、この間の交流の取り組みなど紹介しながら、学校の跡地活用や通学路の安全対策、教員の配置などスムーズに子どもたちがなじむように移行することを質疑して要望する。

 もう一つの付託された議案は「訴訟上の和解について」。桂中学校でハンドボールのゴールポストの転倒した事故で被害者(当時中学1年生)が後遺障害等級12級に該当する後遺障害が残り、京都市の瑕疵を認め、500万円の損害賠償金を支払い、和解をしようとするもの。

     <変わる京都の高校制度>

 それから報告事項として、この間ぼくも注目してきた「京都市・乙訓地域公立高等学校の新しい教育制度(案)」について。
 要は、総合選抜制度と類型が廃止されて、通学圏がひとつになって、市立・府立の21の普通科の高校で単独選抜試験が行われ、前期(2月)、中期(3月中旬)、後期(3月下旬)の3回の受検機会をつくるという提案。地域性がほぼなくなることやナンバー校にならないようにどうするか、課題は多いよ。現在の中学2年生の26年度入学予定者新制度になる予定。議論を続けたい。

 もうひとつの報告案件は、「京都市立工業高校将来構想委員会の中間まとめについて」。洛陽工業高校と伏見工業高校の2つの工業高校の今後についての答申が出されてパブリックコメントがされる。
 要は、10年間の就職内定率が100%であることを評価しつつ、生徒の減少、更なる高度な技術を学ぶ為の大学進学率の向上、施設の老朽化など課題があり「敷地面積や立地条件、生徒の安心安全や教育活動への影響等を考慮して2校の優れた部分を集約・融合した再編を検討し、限られた行政資源の効率的・効果的な活用を目指すべきである」と提言している。両校の卒業生のみなさんには色々な思いがあるでしょうね。是非、多くの皆様のご意見をお寄せください。

 陳情審査は、東山区の小中一貫校の開校に向けた保護者の意見聴取。
東山泉小中一貫校ではいわゆる「5・4制施設併用型」という制度のもと、6年生が月輪中学校に通学することが予定されているが、その不安感が保護者にはあるようで、教育委員会として説明をしたほうがいいよ。
 その後、いじめ問題などについて一般質問。
 
 ぼくはちょっと早い目に退出して、水道局へ。貴船の地元住民の長年の要望であった公共下水道敷設工事が終了して供用が開始されているが、多くの料理旅館にとって、雑排水、汚水と雨水の分離など積み立てもされてきたが、工事費の負担が多大になる。融資制度などの検討を要望。観光トイレのこともあり今後の課題はあるなあ。

 夕方、京大時計台前での生協主催のキャンパス祭。子ども剣鉾や女性会の踊りが終わった後、総長カレーを食べて帰宅。
  
●10月18日(木)

    <決算特別委員会市長総括質疑2日目>

 決算特別委員会は市長総括質疑の2日目。
 ぼくは民主のトップバッターで自民、共産の次に登壇。
 前の共産党の議員がTPPのことについて延々していたので、決算総括質疑になじまないことをまず言ってから、
 23年、2011年はどういう年であったのか、市長一期目の仕上げの年で、市会議員選挙があって初当選の議員が誕生したこと、そして東日本大震災が起きて、原発事故もあり、色々と取り組んできたことに触れて、特に救援や復興支援に多くの市職員が参加したことを踏まえての総括と今後の避難対策などへの対応について質疑。ちょっと時間を取りすぎたかな、
 続いて、都市計画局との質疑や補正予算も新たに組まれた新景観条例の施行後の、屋外広告物のことについて質疑。四条通の変貌ぶりを評価しつつ、違反広告物への撤去、是正の指導の強化とともに京都らしい質の高い良好な広告物の誘導の推進など質疑。
 障害者雇用問題に触れたかったが、タイマーを見ると時間が無い。そこでアドリブでバリアフリーの街づくりに先駆的な障害者運動をされてきて、過日亡くなった長橋栄一さんのこと、そして空き缶問題や市民運動などに取り組まれた常寂光寺の長尾憲彰さんらが京都市の政策に影響をあたえたことに触れて質疑を終えた。

 昼休みに入って、五条の葬儀場に走る。菊池博司さんの葬儀と告別式で立礼。昨日は雨だったが、晴れてたくさんの方が参列されご焼香、そしてお見送りをされた。ご冥福を。

 決算特別委員会の総括質疑は、21人の委員が様々な市政の課題について質疑。特に紛糾することもなく、終わったのは午後6時過ぎ。市長と3人の副市長の答弁者のみなさん、お疲れさんでした!

 散会後、友人の見舞いに伏見の某病院に走る。ペンキを塗るときに屋根から落ちて頭蓋骨にひびがいったとか、肋骨が折れたとか聞いていたので心配していたが、随分快復していて院内を散歩中。元気な姿を見てほっと一安心。ヒロシさん、当分酒を飲んだらあかんよ。

●10月17日(水)

     <決算特別委員会 市長総括質疑 1日目>

 9月定例市会も決算特別委員会もいよいよ佳境。局別審議も終えて今日と明日の二日間にわたって市長総括質疑が本会議場で行われる。本会議場での総括質疑は去年から、それなりに緊張感があるよ。ぼくの出番は明日。
 自民、共産、民主、公明の順番で、自民130分、共産88分、民主77分、公明72分、京都20分、みんな10分が会派の持ち時間で、各委員、20分が答弁も入れての制限時間。
 23年度の決算審議が中心なのだが、時には関係のない話題もあるがそれも仕方なし。午前中は市長が答弁して、午後は副市長が答弁する事例が多いが、気になるのは、この春に就任した平口副市長、初体験で仕方がないのかと思うが、答弁メモを棒読みはアカンよ!

 民主からは青木、安井、山本ひろふみ、中野議員が登壇。財政、家庭ごみの減量、消防協会、学校歴史博物館、こども体育館、伏見桃山城や資産の活用など取り上げました。その他の会派の委員は、財政状況、防災、国保、市バスと地下鉄事業、福祉、道路や住宅のアセットマネジメント、いじめなや高校制度など教育問題など多岐にわたる課題について質疑が交わされた。時には市長が共産党の委員の質問に対して反論めいたことを答弁した場面もあったが、紛糾することなく、21人の議員が質疑に立ち終わったのは6時過ぎ。腰が痛いよ。

 午後7時前には五条の葬祭場へ。わが後援会副会長で民生委員や消防団員など地元で頑張っておられる菊池さんのご主人の博司さんのお通夜に。以前から闘病生活を送っておられたが、吉田のおまつりが終わって逝去された。喪主の長男英行君と小林吉田消防分団長とともに立礼をする。
 高城左京区長をはじめ消防団、民生委員、地元吉田の多くの方がご焼香に来られた。享年78歳。心よりご冥福をお祈りいたします。事務所に戻って明日の総括質疑のためのメモづくり。

●10月16日(火)

     <市会改革推進委員会>

 10時から市会改革推進委員会。この間、検討されてきた議会基本条例の骨子案が委員長から提示されて意見交換。有識者ら第三者委員会を設置してさらに検討することになりました。
 また議員定数と議員報酬についても他都市の議会の数字が参考に出されて意見交換。ぼくは過去の定数問題について協議した経験を踏まえて、党利党略、個利個略、パフォーマンスを排して、協議することが必要だと一言。一票の格差の解消は必要だけれど、今後の課題。昼前に散会。

 午後は、障がい者の福祉施設の建設を計画しているグループが来室。土地の問題、法人の立ち上げのこと、スタッフのことなど様々な課題があるので、保健福祉局の担当者から説明を受けて、今後の方向性を探ることに。

 夕方は、左京ライフのことで、ゆるきゃら「どすえちゃん」の製作者の國本氏とコムページの牧野君と懇談。
 夜は、わが後援会の副会長で町内の菊池さんのご主人の訃報の連絡を関係者にする。

●10月15日(月)

    <京都市自治記念式典>

 毎年10月15日は、1898年に京都市役所が開庁した記念日で自治記念式典。今年は京都会館が解体中でコンサートホールでの開催。元京都大総長の長尾真さんに特別功労賞。今年は京都マラソンに協力した市民が多数表彰。永年市政協力委員など770人、643団体が表彰された。キエフとの姉妹都市交流に尽力された寺田バレエ・アートスクールの寺田正子さんら壇上での表彰されました。
 なお冒頭に華道家の池坊の次期家元、美紀さんが花をいけられたが、何しろ妹の美佳さんが民主党の参議院候補に決まったところだから、来賓で座っている市会議員たちはどよめいたよ。

 終了後、近くの中華レストランでランチしながら、事業仕訳のことや今後の日程のことなど議員団会議。

 それが終わると平安神宮へ。社殿において時代祭の行列に参加する人が集まって神前に於いて参役宣状式。地元吉田や浄楽、聖護院など平安講社七社の人たちと座って神事を見守りました。

 その後、議員団室に赴いて決算特別委員会の市長総括質疑の質問について、何をするか、行財政局部長と四方山話。
 夜は、農業塾の友人と秋の夜長、一献。クジラのカツが美味かった。昔給食で食べた懐かしい味。でした。
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