元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

お盆、大文字の送り火  8月12日ー18日

2013年08月18日 | 日記
●8月18日(日)

    <地蔵盆>

 今日18日は、わが事務所(生まれ育ったところ)の吉田中大路町西部とわが家のある吉田下大路町東部の地蔵盆が同時開催。朝8時に事務所に行ったら若い人たちがすでにテントを張ってくれてました。また近衛広場横の稲田さん宅から「野守地蔵」さんが冷房の効いたわが事務所内に鎮座。10時前には準備が整って、近所の子どもたちが集い、輪投げなどゲームに熱中。
 また同地時刻には、歩いて3分、我が家の前の路地にテントが張られて、吉田下大路町東部の地蔵盆も始まり、お色直しした「子持ち地蔵」の前で当番組のお母さんたちがビーズで一緒に子どもたちを遊んだり。一時期は、年寄りが多かったが、新築の家が建って若い家族が住みはじめて子どもたちも多くなって活気が出てきてよかった!

 去年は大雨が終わりがけに降り出して大慌てしたが、今年は今年は雨も降らず、テントなどの片づけも無事に終わり、缶ビールでお疲れさん。
 お世話されるみなさん、ご苦労様。子どもたちの成長を願う京都特有の行事「地蔵盆」は、日頃はあまり言葉を交わさないご近所の人と交流できるまたいい機会。これぞ京都の地域力です。京都の夏の風物詩。もう夏もそろそろ終わりですよ。


●8月17日(土)

    <閑話休題>

 朝刊には、楽天・田中投手が開幕17連勝、昨年来21連勝で新記録達成の記事。「神様・仏様・稲尾様」と言われた鉄腕・稲尾選手が活躍していたのは、ぼくが小学校3、4年かな。
 マー君もスゴイね。ふとあのハンカチ王子斎藤祐樹選手はどうしているのだろと思ったり。

 閑話休題。その1。朝のテレビ小説「あまちゃん」は、よく見る。アイドル目指すアキちゃんの成長ぶりも面白いが、元アイドル、薬師丸ひろ子と小泉今日子の絡みなんか特に面白いし、この前は「ハトヤマユキオ」の名前を突如出て、「じぇじぇじぇ」とびっくり仰天したが、実は歌手の橋幸夫だった。宮藤官九郎さんの脚本がテンポ良くて、脇役も面白いし飽きない。で、これから3・11の東日本本震災に遭遇することになるのだろうが、さてどうなるのやら。

 その2.夜、テレビで新日本プロレスの過去の試合を見る機会がある。今やまた参議院議員のセンセーに返り咲いたアントニオ猪木が、ムチャ元気な頃、ストロング小林との試合も最近見た。また往年の名スラー、ルー・テーズとカールゴッチが組んで、猪木・坂口とのタッグ戦もゴツゴツした試合だった。最近のプロレスは派手だが、殺気がないがないなあ。ぼくは力道山の時代からプロレスの味方です。
 
 明日は、わが事務所のある吉田中大路町西部と我が家のある下大路町東部の地蔵盆。
 まずは、家の前の下大路町東部の地蔵盆の準備でテント張りを手伝い、事務所から椅子を持っていく。
 それから今度は、近衛広場の横の稲田さん宅にある「野守地蔵」さんの前で、中大路西部の町内のみなさんと一緒に安寿さんに来ていただいてお参り。明日は、同時に開催されるのでどのように動くか、考えんといけないな。
 
 夜、7時前には国道367号を北上。八瀬の夏まつりに。小学校の新校舎の建設も順調に進んでいる様子。グランドには、やぐらが建てられ盆踊り。各種団体のメンバーによる焼きそばなどの模擬店。前原議員や高城左京区長らも参加。自治連の会長さんらに挨拶してノンアルコールビールで焼き鳥やフランクフルトを食して八瀬の知人らと小水力発電のことなども懇談。前原議員もこまめに地域をよくまわってるなあ。彼の原点やね。ぼくもボチボチ回って市政への要望などを聞くことにしよう、と思った。

 夜、家で焼酎飲みながら世界陸上の男子マラソン。公務員ランナー川内選手は、先頭集団から脱落。されどアフリカ勢の中で中本健太郎選手が大奮闘。5位入賞。ニューヒーロー誕生。見ごたえがありました。

●8月16日(金)

     <大文字の送り火>

 今日は大文字の送り火。今年も炎天下、午後2時に銀閣寺は八神社に集合してボーイスカウトなどボランティアのみなさんと熱中症を心配しながら喘ぎ喘ぎ登りました。
 砂防ダムのところから急坂を行くと心臓がパクパク。これはキツイ!ちょっと休んでは、ボチボチ歩いて千人塚でもまた一服。最後の150段の階段を何とか登り切っておよそ50分もかかってようやく火床に着く。
 すでに70数箇所の火床には、水や護摩木や薪束をリレー式で運ぶ作業が始まっていた。いつものように前原議員や隠塚議員や自民党の桜井議員も参加。ぼくも遅ればせながら、ボーイスカウトや東山高校生、わが吉田剣鉾保存会で剣鉾の練習をしている京都造形大学の女子学生らと一緒に列に入って作業を噴き出る汗を流して手伝う。

 例年なら作業が終了すると下山するのだが、今年はわが同級生の保存会の井上雅茂君の厚意で、午後8時に点火される送り火を見守ることにした。
 何十年ぶりかだ。午後5時前には、続々と保存会の家族が登ってこられて、蝉しぐれを聞きながら、各火床に薪と護摩木を積む作業。ポイントは枯れた松葉。
 6時頃には、雨がパラパラと降り心配したが、お湿り程度でちょっと涼しくなり、愛宕山に沈む夕日も美しい。各消防団の団員もジェットシューターを背負って結集、共産党のとがし君も来てたよ。


 日が暮れて7時半には弘法大師堂で読経があり、午後8時前には、京都タワーなど街の照明も消され、読経が終わり、ローソクから松明に灯が移されて、一斉に点火の声。
 
 真ん中の火床は、特に大きくその火の勢いは凄い!大師堂が今にも燃えんばかり。灼熱の暑さです。真夏の夜、京都の街にはフラッシュが光り、多くの市民と観光客がこの送り火に歓声をあげているのだろう。
 10分ほど暑さに耐えていると、右前方の松ヶ崎の山には「妙」「法」が、そして遥か向こうの暗闇の山裾に「舟形」、そして京都の街の向こうに「左大文字」が、そして最後に正面に「鳥居」の火が幽かに見える。
 勢いのあった目の前の火床もようやく収まり、保存会のご家族は、無病息災の祈念に燃えた薪を取り出してひと段落。

 ご精霊を送るこの行事は、40数軒の保存会のご家族、消防団、そしてボランティアの皆さんらがあってこそ続いている。ほんまにご苦労様です。大文字の送り火が終わればもうすぐ京都は秋ですな。
 帰途、某放送局のカメラクルーのライトの明かりを頼りに10時前、無事に下山。ビールが最高!これでぼくも無病息災でこの1年行けるやろ!
●8月15日(木)

 今日は終戦記念日。過去を反省して不戦を誓う日。安倍政権の右傾化を憂う。

 朝、神楽坂を上がったところにある「公安院」に。神楽坂の吉田神葬墓地には大正時代からの先代の祖先の墓があるのだが、それ以前の鈴木家の墓はもっと前の先祖の墓が朽ちかけながらある。
 30数年前に亡くなった祖母は、「お前は14代目だ」とよく言っていたが、藤原時代の墓だという説もある。ようわからんなあ。「公安院」のご住職も代替わり。いちど調べておいてもらおう。

 そして毎月15日は百万遍知恩寺での「手づくり市」。わが友人たちが初めて27年。猛暑にも関わらず大勢の人で賑わっていた。京都の新しい観光資源になったよ!手づくりの夏用のハンチング帽を購入。

 午後、トルコはイスタンブールから帰国した従兄弟の吉本一郎氏と3、4年ぶりに再会。中国は上海に長くいて、今年の春、フェイスブックでイスタンブールに居を構えたことを知り、京都市とイスタンブール市がパートナーシティの盟約を結び、門川市長が6月にイスタンブールに行くことを連絡したところ。
 その時は会えなかったが、ぜひ帰京した際、市長に会って今後の文化交流など事業を手伝いたいということで、公務多忙な中、ちょうど世界陸上のマラソンで銅メダルに輝いた福士加代子さんのスポーツ最高栄誉賞の授与式の後、市長応接室で懇談。
 イスタンブールの政治状況やオリンピック招致のことも話題になったが、日本の京都に来たいというイスタンブールの若者たちを招くことや京都の文化を発信することなど、話が盛り上がりました。
 機会があれば、「飛んでイスタンブール」に行きたいね。一週間ほど家族や友人と会いまたトルコに戻るという。お元気でね。
 
 夕方は、日が暮れてロシア料理の「キエフ」のビアガーデンにて某組合の役員と暑気払い。屋上は少し涼しい風が吹いていたが、下に降りたら猛烈な湿気。真夏日はいつまで続くことやら。

●8月14日(水)

 今日も気分は盆休み。されど事務所の資料の整理や高橋ビジュウさんに来てもらってネット環境の整備など。
 暑くて外をウロウロする気にもなれず、読書タイム。

      <田中正之著『生まれ変わる動物園 その新しい役割と楽しみ方』>

 京都市動物園の「ひかり・みず・みどりの熱帯動物館」がオープンしたときだったか、この4月に京都大野生動物研究センターの准教授を辞して、京都市動物園の「生き物・学び・研究センター長」に転身された田中正之さんからいただいた『生まれ変わる動物園 その新しい役割と楽しみ方』(化学同人・刊)を読む。

 田中さんは、京大霊長類研究所時代、2008年に京大と京都市が締結した「野生動物保全に関する教育及び研究の連携協定」に基づいて京都市動物園で常駐して研究されることになった。
 マンドリルとテナガザル、さらにチンパンジーにタッチモニターを導入して「お勉強」する姿が、面白おかしく書かれていて読んでいて笑う場面も。「何匹」とか「オス」「メス」と言わずに、「男性」「女性」とか「彼」とか「彼女」とか、また「何人」と言うのだね。何しろ霊長類「ヒト科」、「私たちの進化の隣人代表」というわけ。
 
 ゴリラやゾウやキリンが夜は何をしているのか、どんな寝方をするのか、バクやヤブイヌの出産、キリンの体重を図るとかゴリラが道具を使うとか、赤ちゃんゴリラ「元気」のこととか、愛情にあふれた飼育員の姿も生き生きと描かれている。
 そして、動物園には「種の保存」「教育・環境教育」「調査研究」「レクレーション」の役割があり、また京都市動物園は現在リニュアルが進行中だが、今後の方向性なども夢を語られている。

 ぼくは飼育係の友人たちもいるけれど、みなさんの今後の活躍に期待したいですね。そして動物園の飼育員を目指す若者にとどまらず、市民のみなさん必読の書ですよ。

●8月13日(火)
 
 朝10時前、空き家安全対策で相談を受けていたご近所のお宅に。昨日相談していた都市計画局の建築安全推進課の担当職員が現地を見に来てくれていた。素早い対応に感謝。
 
 10時半には議員団室に。神楽岡墓地とわが家の墓がある吉田神葬墓地を管理している大元講社の役員と司法書士さんと一緒に、今後の墓地の管理について保健福祉局の担当者と協議。
 もう4、5年ほど前からの案件で、元々は10数人の名義で共同墓地として届けが出ているのだが、宗教法人化したのでこの際、適正な管理ができるように測量調査なども進めてきた。

 昭和23年に施行された「墓地、埋葬等に関する法律」に従って各墓地は運営されているのだが、戦前は警察が許認可をしていて、それから京都府に移って、今では京都市の業務になっているという。色々と歴史はあるのですな。
 今後の宿題や問題整理も今後必要で、今しばらく時間がかかりそうだが、なにしろぼくもいつかは入る墓地だし、また大元講社の役員でもあるので、きっちりしたいと思っている。
 
 午後、気分は盆休み。家で久しぶりにゴロゴロしながら、テレビで映画三昧。
 「007 スカイフォール」や「ステルス」を見る。奇想天外な活劇などを見るのもいいよ。日曜日に見た水谷豊主演でNHKの朝ドラ「あまちゃん」の橋本愛も好演、「HOME愛しの座敷わらし」もいい映画だったな。

●8月12日(月)

     <市会改革推進委員会ー駒林良則教授の意見>

 お盆前の市会改革推進委員会。「京都市会における議員定数及び議員報酬に関する意見書」を過日提出していただいた立命館大学の駒林良則教授に委員会に来ていただいて、行政学者としての立場から、その論点について説明いただき意見交換。
 議員定数については各議会で自由に設定できるようになったことを前提に、他の政令指定都市と比較しても現在の69人は多すぎることはない。委員会数と11行政区数を加味して、仮に削減するとしても61人を下回らないことが望まれる。
 また議員報酬については、議員20人にアンケート調査をして。その公務時間を市長と比較すると議員は0.77で、一方、市長の給料月額と議員報酬を比較すると0.78で近似しており、妥当な水準であること、まとめとして、定数も報酬も、市民の理解が必要であるから、議会の活性化と一層の透明化が求められると結ばれた。

 委員会や本会議、議員会など議会での活動と議員として調査活動や地域などで市政懇談などその他の多様な活動にも理解をしていただいていて、ぼくもほぼ異論はない。ぼくはアンケート調査に回答する際、わが「ひとくち日記」を読み返して書いたが、我ながら議会活動はもちろんのこと、地域活動や市民相談などよう日々動いていると思ったのだ。
 次回の委員会では、二人の有識者からの意見を聴取して意見交換することに。午後は、議会基本条例骨子案について検討部会で論議され整理されてきた「市会の位置づけと役割」、また「議員の位置づけと役割」について文言などについて議論。条例制定に向けて一歩一歩の積み重ねです。

 散会後、議員団室で、とある保育所のことで担当者と懇談。また過日ご近所の住民から相談を受けていた倒壊のおそれのある危険な空き家対策について懇談。偶然にもこの8月末まで「京都市空き家の活用、適正管理等に関する条例(仮称)」の制定に向けて骨子案が示されて、市民意見(パブリックコメント)が募集中。
 全国の自治体でもこの間、空き家対策が取り組まれ始めたが、京都では78万戸も住宅があるが、14%の11万戸が空き家という。条例制定することによって、空き家の把握から所有者に対する指導や勧告、命令及び氏名の公表、過料の徴収そして行政代執行の対象にもしようという趣旨。個別案件については、建築安全推進課が対応しているので、担当者に見に行ってもらうように要望。早速、日程調整も。

 その後、とあるグランドの砂塵でアレルギーで困っているという市民相談を受けていたので、現地を見に行く。今年度予算で改修工事費がついているので、なんとか緩和できないか担当者と相談してみたい。またこの間体調を崩して生活困難に陥っている40年来の知り合いから相談にのったり、とかでバタバタ。
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