食べ物に好き嫌いはありません。
肉も魚も大好きです。
魚料理は、煮魚が好きで、赤魚の煮つけが最高です!
身がゴロゴロしていて食べやすいのがいいですね。
身がゴロゴロしているといえば、やはりホッケですね。
ホッケは北の方のイメージがありますが、今では全国の居酒屋メニューの定番になってますね。
ところがこのホッケに最近異変が起きているようです・・・
ホッケがいま、年々小さくなっているというのです・・・それこそアジの開きほどの大きさに・・・しかも値段は高騰・・・居酒屋メニューのような庶民の味ではなく高級魚になってしまったとも・・・
なぜこんなことになったのか・・・
基本的にホッケの漁獲量が減ってしまい、もはや海に大きなホッケはほとんど見当たらなくなっているそうです。
1998年の20万トンをピークに、2011年にはなんと、75%減のたった5万トンに・・・
その原因は乱獲。
日本の水産資源管理の方法は、自主的管理と公的管理とがあり、自主的管理とは休漁期間や体長制限、操業期間や操業区域の制限などに漁業者自らが取り組みますが、ある地域の漁業組合が資源管理を厳しくしたとしても、隣の県の漁業者が獲ってしまえばそれまで、広い海を泳ぎ回る魚を相手に、地域単位、漁業組合単位での管理には限界があるようです。
国が主導する公的管理の方法は「その年に漁獲してもよい総量を決める」という制度で、その年の数量に達したら終漁になるということもあり、その数量に達する前に、他船より早く、より多く捕らなくては漁業者は生活が困窮するため、イコール乱獲が起きてしまうという現状があるようです。
この現状をではどうすればいいのか?
日本以外の「漁業先進国」がみな取り入れて成果をあげている『魚獲枠個別割当制度』があります。
この制度はあらかじめ個々の漁業者や漁船に、それぞれが捕ってよい量を割り当ててしまうもので、漁獲量が保障されていることにより、組合員で相談し、日をずらして相場の良い時に漁に出かけ、水揚げを分散することにより、相場は安定し、品質は保たれ、さらに価値の高い魚になるとのこと。
この方法でノルウェーやアイスランド、ニュージーランド、アメリカといった漁業国は資源量を増やすと同時に漁業生産金額も上がり、ノルウェーの漁師の手取りは2000万円にもおよび、アイスランドの長者番付には漁業者が並ぶという。
現在の日本の漁業は、漁獲の減少と同時に後継者の減少が深刻な問題となっています。
事実、漁師不足のため東南アジアからの研修生を受け入れなければ漁に出ることができない船が増加しています。
乱獲を招くような制度を見直し、漁業者の所得安定につながる制度創出が待ったなしのところまで来ています。
選挙区に漁港のある県議として、漁業者の声となり議会に臨みます!