ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

介護の気持ち

2014-04-14 18:10:23 | 日常&生活

ムスカリも茶色が目立ってきてそろそろおしまい。

義父が亡くなって今日で1か月経った。
ずいぶん以前のことのように思うのは、冷たい風が吹いていた日から春爛漫の花盛りに、季節が劇的に変わったからだろう。
2年前に義母が急死したときに、叔母1が「これからおじいさんの世話が大変やで」と言ったら、叔母2が「おじいさん大人しい人やから大丈夫や」と。
叔母2のとおり、義父は穏やかな人で昨年末くらいまで、夕食とトイレ掃除以外はほぼ自立できてはったので、本当に私はたいして何もしなくて済んだ。
それでも実際に要介護になったら…そんときはそのときに考えようと先送り。
しょせん夫の親やし(笑)
どうせ、私には年寄りの介護や病んだ人のケアなんてとてもとてもできひんやろし。
母の病のときも親友のときも気持ち半分逃げていた私なので、自分にはそういうことはできないと思っていた。
真面目にやるとしてもそれは単なる義務感だけだと思っていた。
義父は40日間入院していて、夫は毎日病院に通い、私も後半の平日昼間は自転車やバスで通った。
自然な気持ちで義父の傍に居てやりたいと感じて、痛みのある背中をさすってやったりした。
私もふつうにいたわってやれたことに自分でびっくりした。
そんなに冷たい人間でもなかったんやなぁと。
私も大人になれたんやなぁと。
でも、ま、こういうふうに冷静にやれたのも、あとの葬儀やらも段取りよく進められたのも、入院期間が短かったのと、義父が93歳の長寿を全うできたからでしょう。
年若い人たちが亡くなるのはやはりとてつもなくツライことなんだと思う。