そうなんだ。

外国語で知ったこと。

悪気はない   英語

2015-02-16 13:00:00 | 語学
私も母も全く悪気はないのです。

今年もバレンタイン用に、母は私の息子と夫に
チョコレートを買っていました。
母にとって孫はともかく、義理の息子へは
これぞ本当の “義理チョコ” になるのでしょうか。

祖母の家に遊びに行った息子が夫の分も託され帰宅しました。
息子のトリュフチョコを横目で見ながら
笑顔で包みを開けた甘党の夫は、あきれた声で

夫 「今年もウィスキーボンボンだ。 俺はこれが
   好きじゃないのに、毎年これをくれるんだ」

意味ありげに私を見るので、爆笑してしまいました。
そういえば、毎年母からのウイスキーボンボンを私が
食べています。 
私もそれほど好きではないのですが、母は

“大人の男性にはウイスキーボンボン”

との思い込みでもあるのでしょう。

そして私は

“来年こそは母がチョコを買いに行く前に、それとなく伝えよう”

と前回も心に決めたことを思い出しました。
そして、1年後はすっかり忘れているのです。
これを何十年もの間繰り返しているわけです。

ならば
忘れぬ様に “今” 言えば良いようなものでしょうが

「ウイスキーボンボンは好きじゃない」

年老いた母のせっかくの好意の品を前に言えません。  
それに彼女のことですから、あわてて買い直しかねないでしょう。

やはり、来年忘れずに言うことにします。
けれど、また言いそびれてウイスキーボンボンでも
それはそれで、笑える気もしたりして・・・

いやいや、誓って悪気はありません。

「No offense」(ノー オフェンス)・・・悪気はない・気を悪くしないで

ちなみに、スポーツのディフェンス・オフェンスのオフェンスです。


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義理チョコ   英語

2015-02-13 13:00:00 | 語学
私自身、近年はあまり注目していませんが
明日はバレンタインデーです。

耳を慣らすために聴いている、米軍向けのラジオ放送番組。
日本人女性のヤマザキさんが米国人DJに、日本の
バレンタインデーチョコについて説明していました。

もちろん、日本人である私にとって、わかりきった事です。
しかし、英語で表現されると目新しく、ガラパゴス諸島で独自の
発達を遂げた生物になぞらえて呼ばれる “ガラ携” 同様に
国内で独特の変化を遂げたチョコ文化に笑ってしまいました。

 本命チョコ is a chocolate ^you give to the guy ^you love.

 注:英文から遠ざかっている方用に^マークを入れてみました。
   漢文の「レ点」や「一、二」の記号を思い出して下さい。
   英語の関係代名詞(that)が省略されています。
   漢文と英文は構文が似ていますよね。

恋人や夫へあげるチョコだと説明していました。

 義理チョコ means “obligation chocolate”

「obligation」(オブリゲーション)・・・義務・責任

同僚・顧客・ビジネス関連の人達に渡します。

 勝負チョコ の、 勝負の意味は to defeat love battle

愛のバトルの打ち勝つために、you give it to the guy ^you want to get.
ゲットしたい男性に贈るチョコレート。

 友チョコ は男女関係なくお友達にあげるチョコ。


今週の英会話教室でのショートスピーチに、この話をしました。
そして、最後のしめに・・・

私 「 On Feb.14,  I will give an obligation chocolate ・・・
    to my husband .」

 ~ 2月14日に、私は義理チョコを・・・夫に贈る予定です。 ~

私の期待通りに米国人教師は 「Oh!」 と言って笑ってくれました。
生徒仲間のお姉様たちも笑ってくれました。

あえて、ジョークなのか本気なのかは控えますが・・・
くすっ、
皆さんと同じタイプのチョコだと思って下さい。

ハッピー バレンタイン!


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弦楽器と管楽器   英語

2015-02-11 13:00:00 | 語学

音楽の高校・大学を卒業した息子の専門はピアノ。 
しかし彼の部屋からは、ピアノ以外の楽器の音も聞こえてきます。

学生時代は選択科目で、現在は趣味で練習する様々な楽器。
高校時のバイオリンの音色は、実に胎教に悪そうでしたが
私を含めて妊娠中の家族がいなかったのは幸いでした。

音大4年間でチェロ・ハープ・パイプオルガンを専門外の授業で選択していたようですが、
持ち帰るには大き過ぎたので、防音設備のない我が家で、初心者の音に悩まされずに済みました。
しかし今となっては、一度聴いてみたかったです。

卒業後の現在は、尺八と琴を習っていています。
時間差でピアノ・尺八・琴の演奏が聴こえてきます。

尺八は音程が定まらず、聞き苦しいですが、琴の音色は素敵です。

目を閉じると古典の世界に引き込まれるかのようです。
楽器に全く興味のない娘でさえ

嬢 「半身浴の時に聴こえる琴の音に、癒されるぅ~」

初心者がつまびいても、癒されるのは琴をおいて他ないでしょう。
ご家族の中で 「何か楽器でも始めようかな」
という方がいたら、琴の提案をお薦めします。
上手になるまでの間の

「勘弁してよ!」

と言いたい気持ちを我慢せずにすみます。

ゆっくりであれば、ゆっくりなりに・・・
とぎれとぎれであれば、とぎれとぎれなりに・・・
趣(おもむき)を感じさせてくれます。

本日の「そうなんだ」 は楽器の総称を調べていて
気付いたことです。

「the strings」(ストリングス)・・・弦楽器
「the winds」(ウィンズ)・・・管楽器

“風” の訳が浮かぶ “ウィンド” の単語。
“息” や “呼吸” の訳と共に、管楽器を指すのだと知りました。

吹奏楽楽団に 
「ウィンドオーケストラ」 
と名前がついているのは、そういう訳だったんですね~。





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メーデー   フランス語

2015-02-09 13:00:00 | 語学

昨年から飛行機事故のニュースが続いています。
先日の台湾の墜落事故で、 高速道路上の偶然撮影された映像に驚きました。 

メーデー、メーデー

機長の発した救難信号になっている、この言葉。
英語では 「MAY DAY」 と書かれますが
そう言われても、先日取り上げた “労働者の祭典” と
同じでは意味がわかりません。
祭典は5月に開催されるのでメイ・デイでした。

もともとはフランス語の

「m'aider」(メーデー)・・・助けて 英:help me

“私を” にあたる単語は、フランス語も 「me」。
但し、(ミー)ではなく(ム)と発音します。
しかし、後ろの単語が母音で始まるのでこのような形(リエゾン)になります。

有名な 
「Je t'aime」(ジュテーム) 私は君を愛している
“君を” にあたる単語が 「tu」(トゥ) ですが
やはり後ろの単語が母音で始まるのでこのような形になっています。

「aider」(エデー)・・・助ける

似たような単語が英語にあります。
「aid」(エイド)・・・救助・助ける
バンドエイドやライブエイドの言葉の聞き覚えがあるかと思います。

 ~フランス語をかじったことがある方用~
なぜ、「aider」が原形なのかというと
正式には 「Venez m'aider」 私を助けにきて
だからだそうです。

このフランス語の「メーデー」と同じ発音の、いわゆる英語の “あて字”
として 「MAY DAY」 になったそうです。

漢字以外でも、あて字ってあるのですね。



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豚に真珠   英語

2015-02-06 13:00:00 | 読書
5年間用日記の余白ページに、読んだ本のタイトル・作者名を
日付とともにメモしています。
2014年は48冊しか読んでおらず、うち32冊が時代小説。
年が明けて読んだ本は6冊目に入っていますが
時代小説はまだ2冊です。

今読んでいるのは、
イタリア語通訳者の田丸公美子著 「シモネッタのアマルコルド」
2011年発行のエッセイです。 なかなか興味深く
つい、声を出して笑ってしまう場面も・・・。

通訳時のエピソードを面白・可笑しく書いてあります。

たとえば、日本人スピーチの中で引用された 『勝って兜の緒をしめよ』。
そのままイタリア語に直訳してしまったことがあるそうです。
日本人にとっては名言でも、イメージできぬイタリア人には意味が
わからず、聞き流されてしまったことでしょう。

このような事にならぬように、 プロである以上は
イタリア人にもわかる似たような言い回しや“ことわざ”を
日常下調べをして準備するそうです。
とっさに表現できるように。

日本人が3点セットで知っている “ことわざ”。

“馬の耳に念仏” “猫に小判” “豚に真珠”

ここで問題です。 どれであればイタリア人に通じるでしょう。
というのも、この中に
日本独自の諺ではなく 『新約聖書』 由来の諺が1つ含まれているからです。

正解は 『豚に真珠』 です。
イタリア語で書いてもわかりずらいので、英文にて・・・。

「To cast pearls before swine」(トゥ キャスト パールズ ビフォー スワイン)

「cast」 は劇の役を割り振る時に使うキャスティングと同じキャストで、
もとは “投げる” の意味が色々と比ゆ的に使われます。

パールは真珠で、「swine」はピッグ(豚)の古い言い方です。

日本人が “馬”や “猫” を使ったことわざを用いたとしても
イタリア語に訳す時は、全て “豚に真珠” を引用するそうです。
バチカンのあるイタリアでは、新約聖書に出てくるこの表現を
知らない人はいないそうです。
イタリアに限らずキリスト圏の人は皆知っています。
ちなみに、私の通う英会話の米国人教師も知っていました。
(彼の場合は、由来が旧約聖書か新約聖書か定かではないようでしたが・・・)

豚ちゃんは、日本の諺ではなかったんですね~。
豚と真珠の組み合わせは、猫と小判・馬の耳と念仏に比べれば
西洋的かもしれません・・・?



コメント (2)
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