そうなんだ。

外国語で知ったこと。

年末エッセイ

2016-12-30 23:44:00 | エッセイ
この8月から産休の先生の代わりとして
遠く離れた北海道の海辺の町で、初めての一人暮らしをしながら
中学校教師をしている息子が冬休みを利用して帰ってきました。

私 「水道が凍ったりするの?」

息 「もちろん、帰ってくる前にオトシテきたよ」

私 「えっ? オトスって?」

息 「あぁ、そうか。 こっちの人は知らないんだ。 水を抜くレバーがあるんだよ」

“こっちの人”ですって・・・。
自分だって、にわか“あっちの人”のくせに。

にわか“あっちの人”の話によれば

ゴミは指定ゴミ袋で捨てなくではならず、1枚108円とのこと。
高いですよね。
私の暮らす地域は指定ゴミ袋はなく、収集は無料なので驚きました。

車のサイドブレーキをかけない習慣も始めて耳にしました。

ところで
息子の食生活に関しては、給食があるのでそれほど心配していませんでした。
給食制度は、生徒だけでなく先生の親にとっても安心です。

東京や埼玉と違うのは
週3回の“ご飯給食の日”は、おかずのみの提供なので
ご飯は自分で持っていくそうです。
息子も炊飯器を買って、焚いて、持参していたとのこと。
考えようによっては
個人個人食べる量が違うのだから、自分に適した量を持っていくのも
理に適(かな)っているかもしれません。

3学年を合わせても、生徒数は60人強の少なさです。

校長先生と教頭先生は、有事の際にすぐに対処できるように
勤める学校の前に建てられた校長用住宅、教頭用住宅に住むので
中学生のお子さんがいる場合は、自宅前の同じ学校に親子で通うことになるそうです。

こちらでは、親子で同じ学校に通うケースがないので
子供にとっては、気の毒のような気がしてしまいます。

相対的に、息子の話はたいして面白くもないことが多かったのですが
久しぶりに会った彼の話は興味深く
「他には? 他には?」と珍しく催促してしまいました。

親子も夫婦もたまに会う方が、楽しく良い関係が築けるのかもしれません。

今年も残すところ、あと一日です。
今年一年
「そうなんだ」ブログを読んで下さった方、ありがとうございました。
来年も
「外国語で知ったこと」とともに、楽しい話をお届けしたいです。

皆さま、良い年をお迎え下さい!


コメント (2)
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