お寺さんぽ Ver.03

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没落の名門家・山名氏 (山名祐豊・豊国)1

2009年08月06日 | 歴史
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は、但馬国(兵庫県北部あたり)の名門家である山名氏です。
清和源氏を祖とする山名氏を語るには…通常ならば最も活躍した室町時代なんでしょうけれど、今回は「鳥取城合戦」をやりたいがため、無理矢理戦国時代の山名氏にスポットを当ててみました。
弱肉強食の乱世をどう生き抜いたのか、ぜひじっくりとご覧くださいませ。


京を舞台とした戦乱「応仁の乱(※写真)」では、一方の大将であった大大名である山名氏。
しかし、戦後は内乱に悩まされて大いに勢力を失い、一時は数ヶ国もあった支配地域もわずか本拠である但馬国と因幡国を維持するのがやっとである状況になってしまうのです。
西からは尼子氏、毛利氏、そして東からは織田氏が迫る中、山名氏の決断は!?
…と、言う訳で、まずは軽く“山名氏ってなんぞや??”をお送りいたします。

 【 おまけ:山名氏 略系図 】

清和天皇
 ↓
<略>
 ↓
義重(新田氏祖)
 ↓
義範(山名氏祖)
 ↓
<略>
 ↓
時氏
 ↓
時義-義理-------氏冬-氏清-師義
 ↓                ↓        ↓
時熙-氏幸          氏家    満幸-義幸-氏之
 ↓                ↓              ↓
持豊(宗全)          煕貴             煕之
 ↓                ↓              ↓
教豊-是豊-勝豊     勝豊(煕貴・養子)     教之
 ↓                ↓
政豊-豊保          豊時----豊重---豊頼    
 ↓                         ↓      ↓
致豊-俊豊------誠豊       豊治    誠通(久通)
 ↓               ↓                ↓
豊定--豊弘---祐豊(誠豊・養子)       豊成-豊次
 ↓               ↓
豊数-豊国       棟豊-堯熙
      ↓              ↓
     豊政-豊義        堯政


…さっすが名門家ですねー、人が多い(笑)
これでもだいぶ省略したんですけれどねぇ。
ともかく、この後に色々と名前が登場するため、よく分からなくなった際にはこちらを参照ください。

さてはて、清和源氏を祖としている名門の山名家。
八幡太郎で名高い「源義家」のひ孫である、「新田義範(にった・よしのり)」が上野国多胡郡山名郷(※群馬県高崎市)に住み、「山名三郎」と称したのが発祥と言われています。
義範は御家人として大いに活躍したようですが、その後の山名氏は歴史から姿を消し、一時不確かとなるのでした…。

⇒ つづく
 次回は「”六分の一殿”であった山名一族」(2/8)

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※じわじわ読んでます。
 広いのはいいですが、ちと浅すぎるかなぁ…初心者向けでしょう。