お寺さんぽ Ver.03

現在は更新をお休みしています。

サトちゃん菩薩立像 (全国・薬局店頭)

2006年02月28日 | 仏像
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は全国の薬局店頭で見られるサトちゃん菩薩立像です。

サトちゃん菩薩(梵名サトチャンナンチャラ)は薬局人形の変化体の一つ。
サトちゃんとはサトウ製薬を意味し、昭和三十年に登場した象のイラストを
起源とする。

基本、象は長生き(平均寿命は七十歳)なうえ健康で明るく、幼児受けする
という思惑からその形を模すこととなった。
後の昭和三十四年に各社新聞での募集により、当時先行して製作されていた
象像に「サトちゃん」正式名サトちゃん菩薩立像と命名。
以後は心身健全で人々より愛されるという御利益と企業の戦略により全国各地
の薬局に広まり、意外にレア仏である妹のサト子ちゃん菩薩立像など、後世様々
な変化体を生むこととなった。
中でも、基本体であるサトちゃん菩薩立像は名高いが、こちらも年代により若干
の修正が加えられており、初期は鼻が長く目が小さい、より象に近い形体をとっ
ていた。

像の形はオレンジ色を基本色とし、一面二臂で両手を下に下げた形が一般的
であるが、両手が可動式であるため片手を上にしている像も見られる。


…えっと遊んでみました。(あきれてココまで読んでないかもしれませんねー)
一部冗談が含まれておりますが、だいたい本当です。
ひでるさん、サト子ちゃんはてっきり「ガールフレンド」だと思ってましたが、妹だっ
たんですね!
衝撃の事実ですよ(笑)


参考:
 サトウ製薬:サトちゃんタウン→

※サトウ製薬さま、無許可でリンクさせて頂きました。
 問題ある場合は即撤去しますんで御連絡下さい。
 いいですよねユンケルとか。(←フォロー)

[住所] 全国薬局店頭

人気blogランキングへ
ブログランキング
↑参加しております。気に入ったら押して下さい。



仏像が気になりだしたら… 自宅で選べる美術品 掛軸、絵画、美術工芸品のトップアート
ちょっと旅へ出たいと思ったら… 旅の総合サイト『BON VOYAGE!』

官位に殺される  (歴史さんぽ)

2006年02月27日 | 歴史
のんびり気軽にさんぽがてら。
今回はちょっとまじめな雰囲気で。気軽ではないですね、すみません。
お寺…ではなく「歴史さんぽ」シリーズの第一回目です。


「官位に殺される」
そんな話がある。


※ちょっとまって、「官位」ってなんでしょう?
官位(かんい)とは、官職と位階のことを言います。…余計わかりませんね。
簡単にすると、政治での役職(官職)、功績のあった人に与える順序ついたご褒美(位階)です。
大岡越前守忠相(おおおかえちぜんのかみただすけ)は江戸南町奉行の有名人ですが、
その「越前守」が官職です。位階は「従五位下」です。
まぁ、そんなもんです。えー、続きをどうぞ。


わかりやすいのは秀吉以下の豊臣一族だ。
小者であった彼がわずか数年の内に位人臣を極めたのだ。
だが、晩年の彼はおおくで語られるように失政を繰り返し、自ら築いたものをおとしめて死んだ。
その一族も同様。
秀次、秀秋、秀保…驚異的な出世をした秀吉によって訳もわからぬまま世に出された彼等も、
同じように歴史に弄ばれ、死んだ。(注1)

それをよく理解しているのは貴族たちだ。
彼らは、位を与えられて満足する者たちを冷ややかに見つめている。

それは名目に過ぎぬものであるが、値しない者、器量がない者は「官位」によって裁かれるのだ。(注2)
むろん科学的根拠など無いものだが、なによりそれは歴史が証明している。
「官位」は人を見極め、そして捌きを下すのだ。

現代の官位といえば、社長など、「~長」とか「~担当」といった各々の役職・肩書きになるだろう。
世間を賑わせただけの社長、常識に疑問符がつく議員、人を惑わす教祖…………。

…あなたは大丈夫か、一度考えてみるといい。




(注1)
豊臣秀次(切腹) 秀吉の甥で養子。殺生関白として有名。高野山で切腹。
小早川秀秋(狂死)秀吉の養子。受けた官位から「金吾中納言」と呼ばれる。関ヶ原の寝返りで有名。
豊臣秀保(変死) 秀吉の甥で秀吉の弟秀長の養子。療養先で変死。死因は諸説あり、不明。
(注2)
要するに、他からの羨望で同士討ちを誘ったり、重責をあたえて内側から崩壊させるのです。
木曾義仲、源義経などがいい例。


人気blogランキングへ
ブログランキング
↑参加しております。気に入ったら押して下さい。


温泉宿予約は「楽天トラベル(旅の窓口)」
【e-Hotel】出張からレジャーまで、安心・お手軽宿泊予約
↑今はネット検索・予約でラクチン!旅行へ行くなら。

みうらじゅん・いとうせいこうのTV見仏記2 (DVD・CM)

2006年02月26日 | ネタ
のんびり気軽にさんぽがてら。
お寺さんぽニストひでるさんの絶対オススメDVDです。

みうらじゅん・いとうせいこうのTV見仏記2

ジェネオン エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る



過去に1を紹介しましたので、今回は2を紹介します。

お寺・仏像と聞くと硬いイメージだったり、地味で面白みなさそうなイメージだったり、
うさんくさいイメージだったり…。
そういえば修学旅行はつまらなかったなー…なんて雰囲気だと思います。

確かに、二十歳前後の若者がお寺とか仏像見て狂喜乱舞している姿は一種異様(笑)
に見えますんで、そこはスルーして、だいたい三十歳こえたくらいですかね。
モノの見方がやや変わってくるあたりです。

そのあたりのおっちゃん・おばちゃん予備軍の方にオススメなDVDです。
スライドショーでおなじみのみうら・いとう両名が仏像の見方について、お寺の楽しさに
ついておもしろおかしく教えてくれています。
きっと「お寺さんぽ」したくなるでしょう!

2は「滋賀・奈良編」です。あまり一般では知らない可能性が高いお寺をぐるぐる紹介
してくれますので、旅行を考えている人にもオススメですよ。

登場寺/三井寺、法明院、西教寺、檪野寺、元興寺、大安寺、法輪寺


人気blogランキングへ
週刊ブログランキング
↑参加しております。気に入ったら押して下さい。


まつさん[芳春院]・後編 (京都・芳春院)

2006年02月25日 | 歴史
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は加賀百万石の祖、前田利家が妻まつさんの眠る京都は大徳寺芳春院です。
その後編。

美人と有名な信長の妹、お市さまをセレブ出身のモデルだとすると、秀吉の正妻ねねさん
近所の親しみやすいお姉さん。
そうすると、文武に秀でた聡明で快活なまつさんは活発な委員長タイプですか。
何やらせてもよくできるのよ、またそれを自慢しないのね。…そんな感じ。
利家もいい奥さまもらったものです。
大河ドラマのタイトルに抜擢されるだけのことはあるんですよ、この方。

さて、豊臣政権下では徳川家康と並ぶ人望と実力を兼ね備えた前田利家。
譜代の家臣団を持たない秀吉にとって、親友である利家の存在は非常に大きいものでした。
(また、秀吉は故意に彼を家康と同等に扱っていたようです)
特に弟の小一郎秀長が死亡した後は、利家は心を許せる数少ない人物となっていたようです。
「夢で信長が出てきて、お前もこっちこい、とひきずられた」
なーんて、見た夢の話まで彼にしたりしてます。

秀吉の死後、台頭してくる家康に唯一歯止めをかけれたのも利家でした。
がしかし、その利家も病によって秀吉の死後一年でこの世を去ります。
加賀大納言前田利家 享年六十二歳。(※ちなみに当時の家康は五十九歳)

関ヶ原合戦の発端は上杉家に謀反の疑い、と家康が難癖をつけたところからですが、その前に
ターゲットとされていたのは前田家でした。
前田家に謀反の疑い。
”家康・加賀征伐”の風説が流布されました。
当時家を継いでいた利家の子前田利長は驚き、一時は戦備を整えたりもしますが、老臣に諫め
られ、とりあえず家康へ陳弁に向かいます。
そこで条件として出されたのが生母芳春院を江戸に向かわせることでした。
人質という訳ですね。そりゃ、利長も困惑します。

「私のことで家をつぶしてはなりません。捨てたとでも思いなさい」

まつさん、そう言って自ら望んで江戸に赴いたそうです。
江戸での人質生活はなんと十五年間も続きます。
しかも、そこでただ大人しくしてた訳ではありません。前田家存続のため、亡き夫に代わって文字
通り粉骨砕身するのです。
特に熱心だったのは、関ヶ原で西軍についた次男利政の復権のため、懸命に働き掛けをおこ
なっています。その際の手紙は数多く現存しております。
いい奥さまはいい母親でもあったんですね。
前回冒頭の台詞といい、今回の人質として下向する際の台詞といい、まさに戦国期を生き抜いた
女性といえるのではないでしょうか?


[住所] 芳春院 京都市北区紫野大徳寺町(※通常は非公開です)


人気blogランキングへ
週刊ブログランキング
↑参加しております。気に入ったら押して下さい。


温泉宿予約は「楽天トラベル(旅の窓口)」
【e-Hotel】出張からレジャーまで、安心・お手軽宿泊予約
↑今はネット検索・予約でラクチン!旅行へ行くなら。

まつさん[芳春院]・前編 (京都・芳春院)

2006年02月24日 | 歴史
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は加賀百万石の祖、前田利家正室まつさんの眠る京都は大徳寺芳春院です。

「小判に槍持たせて戦わせればいいではないですか」
ひでるさんが彼女のファンになった一言です。

夫、前田利家は若い時分「槍の又左」と呼ばれ(注)、剛勇で知られていました。
その彼が武辺一辺倒でなく緻密な計算をするようになるのは、信長お気に入りの小姓を斬り、
追放されてからと思います。
帰参できるよう雑兵に混じって必死に働き、約二年という長い浪人生活の末、ようやく許され
て復帰するのです。

そんな利家を支えたまつさん。
学問や武芸をたしなむ、非常に聡明な女性だったようです。
屋敷が木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)と隣同士であった縁から家族ぐるみの付き合いをする
ようになります。
旦那同士も仲が良かったですが、奥様のねねさんとまつさんの間も実に良かったようです。
その縁もあり、利家は信長死後に後継者の地位を手中にした秀吉に臣従するようになりました。

そして前田家に危機が訪れます。
秀吉・家康が激突した小牧長久手合戦の際、前田家には元は織田軍の同僚であった佐々成政の
軍勢が押し寄せてきたのです。(末森城の戦い)

算盤を得意としていた利家は財政圧迫を避ける意味もあって(この人貯蓄が好きだったようです)
兵はあまりおらず、兵力としては圧倒的に不利でした。
前々からそれを心配していたまつさんが夫利家に言った台詞が冒頭のそれです。
お家の危機なんですが、ユーモアもあって実にいい一言です。
惚れます。
女性はいつの時代も強いですね。
                                          <後編に続きます>



(注)利家元服後の名前、「前田又左衞門利家」より。

[住所] 芳春院 京都市北区紫野大徳寺町(※通常は非公開です)

人気blogランキングへ
週刊ブログランキング
↑参加しております。気に入ったら押して下さい。



仏像が気になりだしたら… 自宅で選べる美術品 掛軸、絵画、美術工芸品のトップアート
ちょっと旅へ出たいと思ったら… 旅の総合サイト『BON VOYAGE!』

イスラム・キリスト両教徒衝突 (読売新聞)

2006年02月23日 | 歴史
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は…ややこしい話の三回目です。(リンク: 
やや批判をしますんで、信仰心の強い方はご遠慮下さい。
いじめないでね。

ああっ、ムハンマドさま!!
ついに宗教戦争のようになってしまいました。


●風刺漫画でイスラム、キリスト両教徒衝突…24人死亡

【ヨハネスブルク支局】AP通信によると、西アフリカ・ナイジェリアの2都市で21日、
イスラム教預言者ムハンマドの風刺漫画問題を巡り、イスラム教徒とキリスト教徒が
衝突、少なくとも24人が死亡した。
暴動が起きたのは、北部バウチと南部オニチャ。バウチではイスラム教徒がキリスト
教徒を襲撃し、18人が死亡した。
オニチャでは、キリスト教徒の暴徒がモスク(イスラム教礼拝所)2か所に放火し、
イスラム教徒6人を撲殺した。
北部にイスラム教徒、南部にキリスト教徒が多いナイジェリアでは、風刺漫画問題を
きっかけに両教徒間の衝突が相次いでいる。
[2月22日 読売新聞]


宗教の暗黒面ですね。
自分が正義と信じきっているから何でもできてしまう。
人の生命を奪うことさえも。

例えば蝶と蜘蛛がいたとします。
蝶からしてみれば蜘蛛は自らを食い殺す悪魔のような存在ですが、蜘蛛からして
みればそれは自らが生き続けるための日常行為です。
一見蜘蛛は残酷に見えますが、どちらも正しく、どちらも間違ってはないんです。

自分が正しい、だから同調しない者は間違っている。
それがおかしいことは冷静であれば判断できるのですが、信仰が判断を曇らせてしまう。

そこに他者がいる限り完全な自由はありえず、考えも様々あります。
まったく同じことのが稀です。
自由も正義も、人の数だけあるのでしょう。
それが理解できぬのなら、無人島へでも行って下さい。

信仰というものは純粋なものですが、それを利用しようとしている輩が存在するのです。
一度冷静になって、それを誰が望んでいるのかよく考えてみることです。
案外、神様の声が聞こえてくるかもしれませんよ。


以上、つたない文で長々すみませんでした。
京都の事件もあります。のめり込まぬよう、くれぐれも気をつけて下さい。
のんきにさんぽできる程度がいいじゃないですか。



人気blogランキングへ
週刊ブログランキング
↑参加しております。気に入ったら押して下さい。


仏像が気になりだしたら… 自宅で選べる美術品 掛軸、絵画、美術工芸品のトップアート
ちょっと旅へ出たいと思ったら… 旅の総合サイト『BON VOYAGE!』

ひやしあめ (神護寺・売店)

2006年02月22日 | ネタ
のんびり気軽にさんぽがてら。
季節を無視した食べ物シリーズ、本日はひやしあめです。

まぁ、そんなシリーズないんですが。
まーた冬につめたい話題ですよ。
変なのぅ。

えっとこれも真夏な話。
ひでるさん京都は高山寺に行きたくなりまして、何にも考えずそちらへ
向かうこととしました。
…自転車で。

とりあえず地図でも広げて京都は右京区の高山寺を調べてみて下さい。
めっちゃくちゃ、山の中ですよ。
そりゃあ暑いの疲れたのって…。
と、グテグテになりながらどうにか高山寺まで行けたんですが、その付近に
あった神護寺にもついでに立ち寄りました。

ただでさえ山の中だと言うのに、まぁた階段なんてあったりして、思わず
売店に寄ってしまいました。
うまくできてますね。

写真はそこで飲んだ「ひやしあめ」です。(※400円)
これは関西特有のものらしく、関東の方はたぶん知らないでしょう。
神奈川出身のひでるさんもやはり知らず、各所にあった「ひやしあめ」の文字に
興味あったので、ためしに注文してみることとしたんですねぇ。

よく冷えてました。…文字通りです。
甘かったです。  …これも文字通りです。
ちょっと生姜の味もしました。
うまかったー、てな感じでおしまい。

……どうでしょう?グルメ番組のレポートできるでしょうか?(←できない)

まぁ、なにしろ喉カラカラの状態だったから何飲んだってうまいんですよ。
はっきり言って。
おまけにほぼ一気飲みだったから味なんてわから~ん。
その後嵐山付近でハタ鉱泉(注)の1本115円の市販品を買いましたが、
↑その時と同じような状態だったので、まさしく一瞬でおしまい。

調べたところによると、「生姜湯」という粉末買ってきて、お湯で溶かして冷せば
できるそうです。
面倒な方は京都の各所にありますので、夏に行ったらぜひお試しあれ。


(注)ひやしあめ[ハタ鉱泉]
   原材料は砂糖、水飴、蜂蜜、生姜、香料、香辛料、食塩、酸味料、カラメル色素、
   だそうですよ。 かわいいビンボトルです。


[住所] 神護寺  京都市右京区梅ヶ畑 高雄町5

人気blogランキングへ
週刊ブログランキング
↑参加しております。気に入ったら押して下さい。


温泉宿予約は「楽天トラベル(旅の窓口)」
【e-Hotel】出張からレジャーまで、安心・お手軽宿泊予約
↑今はネット検索・予約でラクチン!旅行へ行くなら。

如来 (お父さんのための仏像講座)

2006年02月21日 | 仏像
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は特別編にしました。
知っているようであんまり知らない(と思う)、仏像について
学んでみましょう。

「お父さんのための仏像講座ぁ」 (※鼻にかかった声で読んでね)
第一回目は仏像でも中心的な存在の「如来」についてです。

「如来」ってのは「真如(真実)から来た者」という意味だそうです。
まぁ、簡単に言えば仏教を完璧に極めた人(あ、人でないか?)です
かね。
えっと見た目としては簡単な衣を身にまとった、パンチパーマな像です。
大抵お寺の中央におられますね。
その「如来」と言えば、だいたいこの人たちのこととなります。

・釈迦如来  (しゃかにょらい)
・阿弥陀如来 (あみだにょらい)
・薬師如来  (やくしにょらい)
・弥勒如来  (みろくにょらい)
・大日如来  (だいにちにょらい)
・毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)

さあて、肝心の見分け方。簡単な方から見てみましょう。

「大日如来」
上でパンチとか書いてましたが、冠かぶったりネックレス(ではないですが)
してたり、全体的に豪華な方がそうです。意外にあちこちで見かけます。
智拳印(ちけんいん)という、忍者がドロンする時のような手が特徴です。

「薬師如来」
左手に薬箱(まるい土瓶のようなの)を持ってます。諸病諸苦を除くという
性質からか、あちこちで見かけます。
一部はタコ呼ばわりされたりもしてます。 →蛸薬師参照

「毘盧舎那如来」
奈良の国宝、東大寺の大仏です。実はここ以外に他はほとんどないという
レア仏だったりします。
だから気にしないでOK。(いーかげん)

「弥勒如来」
ちなみに京都広隆寺の有名な国宝は「弥勒菩薩」で、まだ修行中のお姿です。
未来に出てくる予定な方なんで「未来仏」と言われます。
…そんな訳からか、こちらもレア仏。
見分けは~印とかが違いそうなんですが、ひでるさんよくわかってません。
実物としては奈良の東大寺や興福寺にありますが、まぁ、ほとんどいないので
基本的にはこちらも気にしないでOK。

「釈迦如来・阿弥陀如来」
そっくりなんで実にややこしい方々です。
とりあえず写真つけてみました。ご覧下さい。
こうすると誰の手?クイズ、ですね。正解は③と⑤がお釈迦さま、他は阿弥陀さまです。
……わかるかな、指で丸を作ってる方は阿弥陀さま、そうでない方はお釈迦さまなんです。
おぼえ方としては「世の中ゼニやー」と言ってる方が阿弥陀さま、です。
ちなみに、弥勒さんと同様に釈迦は「過去」、阿弥陀は「現代」となってます。

おしまい。
…なんだか、ひでるさんぶっとばされそうですね。
まぁ、本当は印の形とか両脇に誰がおわすかで見分けます。例外も多数存在しますし、
間違っても責任はもちません。
だいたいこんなんだよー、という程度ですね。あまり深く考えないように。
「以上、お父さんのための仏像講座でしたぁ」 (※鼻にかかった声で読んでね)


人気blogランキングへ
週刊ブログランキング
↑参加しております。気に入ったら押して下さい。


仏像が気になりだしたら… 自宅で選べる美術品 掛軸、絵画、美術工芸品のトップアート
ちょっと旅へ出たいと思ったら… 旅の総合サイト『BON VOYAGE!』

檀林寺 (京都)

2006年02月20日 | お寺
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は京都嵯峨野の檀林寺です。

ここは平安初期、嵯峨天皇の皇后「橘嘉智子」さまが創立した、
由緒正しきお寺です。(※たちばなのかちこ、と読むそうです)
ちなみにこの「橘嘉智子」さま、噂によるとたいそうな美人で
頭もよかったとかなんとか。
そんな皇后が建てたものですから、一時期は仏教・文化の中心的
存在だったようです。
本堂は山城国一の寺(注)ということで、屋根には立派な青銅彫刻
の鳥もいます。
(※みにくいですが、写真中央付近)

…とまぁ、そんな歴史を持つこのお寺。今はだいぶ落ち着いた
雰囲気となっておりました。
当時観光に訪れていたのも、ひでるさんただ一人(笑)
本来ならゆっったり鑑賞できてラッキー! なんですが…。

えっと、どこまで書いていいのか分かりませんが。
いいか、書いちゃえ。
あくまでもひでるさんの感じた意見ということで。

ここ、入口と中にお坊さんがそれぞれいたんですが、なんというか
気難しげな方で…。(入口の人は愛想よかったです、いちおう)
中にいた方は国境警備隊の如き鋭い眼差しで、うろうろと怪しげな
ひでるさんを監視していました。
そうね、ちょっと高級なステーキ屋さんとかで、焼いてくれたシェフ
が目の前で次の料理を焼くタイミングを待っているような、そんな感じ。
(↑例えが長いよ!)

おまけにもの凄いのが、ひでるさんがうろうろしてた宝物館。
まー狭い所にぐちゃぐちゃと貴重なものが(そうでなさそうなものも)詰め
込まれていました。
まるで満員電車のよう!
かなり貴重なものもちらほらあったりして、気分はまるで宝探しでした。
以上っス。

えー、こんな感じって、あるいはその時だけかもしれませんが(なんだそれ)
色々な意味で楽しかったお寺です。
…んじゃ、また。


(注)山城:昔の京都の名。

[住所] 檀林寺 京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町2-10


人気blogランキングへ
週刊ブログランキング
↑参加しております。気に入ったら押して下さい。


温泉宿予約は「楽天トラベル(旅の窓口)」
【e-Hotel】出張からレジャーまで、安心・お手軽宿泊予約
↑今はネット検索・予約でラクチン!旅行へ行くなら。

自宅で選べる美術品 掛軸、絵画、美術工芸品のトップアート
↑芸術に目覚めたら…。

日本100の仏像 (CM・書籍)

2006年02月19日 | ネタ
のんびり気軽にさんぽがてら。

でもこんな寒い季節はのんびりお寺に行ってる場合ではないですよね。
寒いし。
お寺の畳は足の裏にしんどいですし、お堂は隙間風で外と大して変わらんし。

そんなときにはこちら↓

日本100の仏像

JTB

このアイテムの詳細を見る


ひでるさん、書店へ立ち読み気分で寄ったのにもかかわらず、思わず買ってしまい
ました。(←本当)
大きさはB5サイズ程度でコンパクト。
カラーが多く、国宝・重文・秘仏がはっきりとした写真で実に見やすいです。
その上、解説にも約半ページ使っており、仏像初心者にオススメな内容となってます。

まー、解説つきのアイドルグラビアみたいなもんですよん。
直接見る良さは無論ありますが、じっくり見れるのはやっぱり本ですよね。
巻末には「掲載寺院一覧」もあって便利でした。

「そうだ、お寺行こう!」そんな気分になりますよ。


人気blogランキングへ
週刊ブログランキング
↑参加しております。気に入ったら押して下さい。






宇喜多秀家 <後編> (神奈川・一夜城址)

2006年02月18日 | 歴史
のんびり気軽にさんぽがてら。
今回も小田原は石垣山一夜城址、そこに参加した武将として看板がありました
五大老の一人従三位中納言、宇喜多秀家さまです。
その後編。

一時期は豊臣秀吉の後継者と言われた秀家さま。
結局指名されたのは甥の羽柴秀次でした。
秀次は譲られて関白となりますが、なんと淀さま御懐妊。(※二度目)
結果、秀次は高野山へ追放、そこで切腹となりました。

秀吉が老衰で死去するとき、後継者秀頼はわずか五歳でした。
「くれぐれも秀頼のことを頼む…」
…ってデジャビュ!
そうですよ、この秀家さまは唯一、同じことをまったく逆の立場で経験して
いたんですね!!
ここが歴史の面白いところですよ、ドラマチックなとこですよ、ええ。

だから、その後家康が台頭してくると、さぞかし彼の正義の心は燃え上がったのでは
ないでしょうか?
そして、彼と同じにどうにも家康が気になって仕方ない石田三成は紆余曲折の末に
戦いを挑みました。
この関ヶ原合戦では、西軍方の副将として秀家さま参戦します。
三成は秀家さまについて「中納言殿には余計な気を使わなくていい」というようなことを
言っていたそうです。なめてたんではないですよー。
他の武将は東西どっちに味方するのか、何を考えているか知れないが、その点で
秀家さまは心配しなくてもいい、ということなんですね。
この時まで純粋さはまったく変わっていなかったんてす。
というか、秀家さまはおそらく亡き秀吉の恩義に報いる、最大のチャンスと考えていた
のではないでしょうか?

西軍方でも特に奮起していた宇喜多勢。
有名な小早川秀秋の裏切りで西軍が総崩れとなった際、秀家さまは小早川と刺し違える
覚悟であったようです。
そりゃ、どうにも納得いかなかったでしょう。彼の辞書に「裏切り」なんて言葉は存在
しなかったでしょーから。

結局は秀家は家臣に諫められ、無念のまま脱出。
どうにか死罪は免れますが、八丈島へ流罪となりました。
(※ちなみに妻豪姫は前田家に戻り、秀家に援助物資を送り続けました)
それから八十三歳(四代家綱時代)まで生きたのは有名な話です。


[住所] 石垣山一夜城 神奈川県小田原市早川字梅ヶ窪地内

人気blogランキングへ
週刊ブログランキング
↑参加しております。気に入ったら押して下さい。


温泉宿予約は「楽天トラベル(旅の窓口)」
【e-Hotel】出張からレジャーまで、安心・お手軽宿泊予約
↑今はネット検索・予約でラクチン!旅行へ行くなら。

宇喜多秀家 <前編> (神奈川・一夜城址)

2006年02月17日 | 歴史
のんびり気軽にさんぽがてら。
今回は神奈川の一夜城址、そこに参加した武将として看板がありました
五大老の一人従三位中納言、宇喜多秀家さまです。

石田三成好きなひでるさんは当然西軍派で、そこで奮戦した武将について
もお気に入りです。
もし、ひでるさんが当時に生きていたなら、三成さまのもとへ馳せ参じたでしょう。
……間違いなく、お呼びはかからんと思いますが。

この宇喜多秀家さま、豊臣政権では五大老の一人。
なんと秀吉の養子です。
一時期は「跡目を継ぐのでは?」とまで言われたプリンス(のようなもの)でした。

彼の父、宇喜多直家は希代の策略家で、謀略・暗殺にて備前(今の岡山県あたり)
を主家より奪い取った大名です。
なにしろ実の弟が、
「兄の前に出るときは必ず鎖帷子(くさりかたびら)を着ていた」
というくらい、何をしでかすか分からん、おっかない人なんですね。

そうしてライバルを次々に葬っていった直家ですが、織田信長の命を受けた秀吉が
進出してくると、当時同盟関係だった毛利氏と絶縁して信長に臣従。
その三年後あたりに病死。

その当時、嫡男の秀家(幼名八郎)はわずか九歳でした。
「くれぐれも息子のことを頼む」
そんなこと言って亡くなったと思うんですよ、なんのかんの言って彼も人の親
ですから。
だからそれを受けた秀吉は彼を実子同然に扱い、「秀」の一字を与えただけで
なく、養女として大変可愛がっていた豪姫をも与えました。
(※ちなみに豪姫は前田利家の娘)
そんなでしたから「後継者は秀家か?」なーんて噂も当時は飛んだことでしょう。

秀家としても実の父親ではありませんが、相手はあの”豊臣秀吉”でしたから。
そりゃあもう、単なる育ての親以上の、ふかーーーーーい愛情をもっていたと思う
んですよ。
ほら、ねねさんもいますし。
(血縁の養子共はどうも阿呆が多かったですしね)

そんなこんなで秀家は豊臣流の「純粋培養」で、親父とは逆のまじめで純な青年と
なったのです。
                         <後編に続きます>


[住所] 石垣山一夜城 神奈川県小田原市早川字梅ヶ窪地内


人気blogランキングへ
週刊ブログランキング
↑参加しております。気に入ったら押して下さい。


温泉宿予約は「楽天トラベル(旅の窓口)」
【e-Hotel】出張からレジャーまで、安心・お手軽宿泊予約
↑今はネット検索・予約でラクチン!旅行へ行くなら。

孔雀明王 (京都・仁和寺)

2006年02月16日 | 仏像
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は仁和寺の孔雀明王です。

仁和寺…そういえば前にそうめんなんて紹介しましたが。
ちゃとした国宝です。孔雀明王ですよ。

通常出ているのは複製の孔雀明王像(ちなみに像といっても絵ですが)ですね。
国宝や重文が一般公開される名宝展は4/1、10/1それぞれから50日間
だそうです。行くならその季節ですよねー。
ちなみにひでるさんが行ったのは真夏でしたが。

で、孔雀明王。
…有名青年誌を愛読していた方には漫画とかでも有名ですね。 (※孔雀王)
見たそのまま孔雀を神格化した神様で、梵名はマハーマユーリ。
これが女性の名前らしく、明王と言われながら菩薩のような優しい顔をして
おられます。
仁和寺の画像もカラー着色(←なんじゃそりゃ)できらびやかでした。
明王、というより明妃ですね。

インドで孔雀は毒蛇を食べ、恵みの雨を呼ぶ吉鳥とされているらしく、そのまま
毒や災難を取り除いてくれる神様です。
なんと!天地自然さえ自在にあやつるほどの実力を持つという話もあります。
すごいですね。

ひでるさん、あちこちお寺回っていますが、ココ以外お目にかかれていません。
ついでに像となると一度も見てません。
和歌山は金剛峯寺にあるそうですが…。(どこかに石仏もあるとか)
見れたあなたはラッキーです!

孔雀にのっておられますので、見分け方も実に簡単。
でも…孔雀が気の毒に見えませんか?


[住所] 仁和寺 京都市右京区御室大内33 

人気blogランキングへ
週刊ブログランキング
↑参加しております。気に入ったら押して下さい。


温泉宿予約は「楽天トラベル(旅の窓口)」
【e-Hotel】出張からレジャーまで、安心・お手軽宿泊予約
↑今はネット検索・予約でラクチン!旅行へ行くなら。


自宅で選べる美術品 掛軸、絵画、美術工芸品のトップアート
↑仏像が気になりだしたら…。

銀閣寺 (京都)

2006年02月15日 | お寺
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は「金閣寺の後に行くとがっかりする」と有名な銀閣寺です。

…あ、上の文はどこぞに知れたら殴られそうですね。
まぁ、よく知らん人の一般的な意見ですよ、ええ。

金閣寺、もそうですが、銀閣寺は通称で本来は慈照寺(じしょうじ)
というそうです。
…どうですかー、これ知っているだけで自慢できそうでしょ?
これから遠足で行く予定の良い子のみんなは覚えておくといいですよ!
(↑おそらく良い子はこんなブログ見てませんが)

さて、銀閣寺は八代将軍足利義政が作りました。
なんだか建築様式みたいなの(注)が銀閣というので通称銀閣寺。
銀だから、ではないんです。
くれぐれも行ったその先で「銀じゃないじゃーん!」とか言わないように。
失礼ですよん。

この将軍義政くんは好き放題やって戦火を広めた張本人の一人なんですが、
応仁の乱がなんとなしに終わって京都の町が疲弊しているにもかかわらず
無理矢理に造営を進めさせました。
…最低ですね、この方。

ここお寺なんですが建物自体が国宝で中に入ることもできず、またひでるさんの
目的であります仏像も見当たりませんでした。

ついでに言えば拝観料が……いや、なんでもありません。
内緒ですが、乗ったタクシーのおっちゃんも拝観料についてはひでるさんと同意見
でした。とだけ書いておきます。

あれ、なんだか批判がやけに目立つので…ほら、写真をみて下さい!
この雪に包まれた風情ある建物を!まさしく銀閣寺ではないですか!!
やっぱり京都へ行ったら見たいお寺ですよねっ!(フォロー)


注:楼閣建築である観音殿を「銀閣」と通称。
  銀を貼る予定だったが、幕府財政事情でできなかったという説もあるらしい。

[住所] 銀閣寺 京都府京都市左京区銀閣寺町2

人気blogランキングへ
週刊ブログランキング
↑参加しております。気に入ったら押して下さい。


温泉宿予約は「楽天トラベル(旅の窓口)」
【e-Hotel】出張からレジャーまで、安心・お手軽宿泊予約
↑今はネット検索・予約でラクチン!旅行へ行くなら。


自宅で選べる美術品 掛軸、絵画、美術工芸品のトップアート
↑仏像が気になりだしたら…。

秋篠寺 (奈良)

2006年02月14日 | お寺
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は奈良の秋篠寺です。

ひでるさんはココへ行きたくて仕方なかったんですよ、奈良は秋篠寺。
秋篠って言えば…おお!
秋篠宮妃紀子さま、御懐妊おめでとうございます。
今回の改正問題に対し、制約のため発言を控えられている天皇家の意思表示
にも感じられました。
とか書いていくと政治ブログになってしまうので…じゃあやめ(byハーボット)

話逸れましたが、秋篠寺へ行きたかったわけ。
なぜかって、ここには「大元帥明王」がおわすからです!
すごい!すてき!かっこいいっ!

…………あれ、ついてきてる?

大元帥明王の説明はまた別で書きますが、とにかく彫像で現存しているのは
奈良の秋篠寺以外ないそうです。
(※ちなみに絵画ではあるらしい)
ね、そんなレアもの見たいではないですか。
例えるならガンダムで言うところのギャンですよ。登場はTVシリーズだけで
映画には出てこないの。そんな感じ。

ひでるさんも奈良へ行った時に当然秋篠寺へ行きました。
到着、寺内へ入る、おわすのは本堂西側の大元堂ですよ!ちゃんと知ってます。
はやる気持ちをおさえつつ、そこへ駆け寄る…と。

※ここで添付写真参照。

開いてない。(そのかわりか、写真が立てかけてありました)
お寺さんぽニストとか言いながら、まっったく無計画、行き当たりばったり、
うっかり八兵衛なひでるさんですが、またやってしまいました。
恐ろしいくらいに学習能力ありませんね、この方。

調べると、秘仏のため6月6日にしか公開されないそうです。
がーっかり。
お前に言われるまでもない、とか突っ込まれそうですが、皆さんはくれぐれも
気をつけて。
…ん?
そう、6月6日ってなんだか耳に優しいフレーズですよね。えっと、なんだっけ。

『6月6日にUFOが、あっちいってこっちいって落っこちて……』


[住所] 秋篠寺 奈良市秋篠町757


人気blogランキングへ
週刊ブログランキング
↑参加しております。気に入ったら押して下さい。


温泉宿予約は「楽天トラベル(旅の窓口)」
【e-Hotel】出張からレジャーまで、安心・お手軽宿泊予約
↑今はネット検索・予約でラクチン!旅行へ行くなら。