故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

タイトルは、「何が始まるの」です。
人生で初めて目にするものがこれから始まる。
そんな顔です。
今日のタイトルも、「何が始まるの」です。
今週末から、本格的な寒波が来ます。と教えられました。
顔は笑っていませんでした。
さっそく、トイレの水栓が凍りました。
水が、ちょろちょろと水が出るほどだったので、復活しました。
台所でもそうでした。井戸水のほうが凍ります。
夜明けには、心配で水を出すことから始めます。
心配だけど、見に行くのになかなか寝床から出られません。
廊下に置いてる温度計は、零℃を指していました。
これなら仕方がありませんね。
買ってきたヒーターを早めに取りつけましょう。
トイレ用にもう一つ買い足しましょう。
対策をすればよいことです。
札幌に住んだことがあります。冬から夏までの半年間でした。
マンションに住んでたから分からなかったのでしょう。
ここは一軒家です。別の対策が必要です。
札幌では、室内はさすがに零℃にはなりませんでした。
阿蘇外輪山の牧場に、1月~3月まで住み込みで働いたことがあります。
こたつの上の飲み残しのお茶が凍りました。
覚悟はしていました。
雪が少ないからまだよいのです。
いよいよ、これから本格的な冬です。
地域の方に教えてもらいながら、しっかり対策をしましょう。
雪降って 黒きダルマが 懐かしい
2017年1月16日

こんなことしても良いのだと、安心してはしゃいでいる顔です。
こんな顔はいつもできるものではないと思います。
何が面白かった。と聞いてみたい。
タルトタタン、青いりんごのジャム、得意のお好み焼きを作りました。
カフェに出すお菓子や食べ物はどんなものが良いかと試作しています。
試作して、地域の人に食べてもらっています。
できるだけB級品を使って、地産地消を目指しています。
美味しいよ。と言ってくれました。
カレンダーを作ったら、面白いといってくれました。
似顔絵を描いたときは、喜んでくれました。
SNSで発信するように「いいよ」の返事はありません。
地域おこしは、時間がかかると思っています。
徐々にですが、これも美味しいよと、漬物を出してくれます。
こんなことがあったと、地域の話をしてくれます。
本当に地道な活動です。
だから、信じることをやるしかない。
長い道のりを少しだけ歩き始めました。
テレビの旅番組のように、劇的なことはありません。
一人の満足のため、手を抜かない。
今日のタイトルは、「カフェの準備」でした。
砂の山 波に洗われ 明日もまた
2017年1月15日

何回使ったかわからない、京都永観堂の地蔵の姿です。
私の仲人さんが教えてくれたお寺です。
敷地の端の竹林の傍に鎮座されていました。
「オホホ」、
「ウフフ」と笑っているように見えました。
それだけ穏やかなお顔でした。
「知恵」と「慈悲」の二文字が刻まれていました。
慈悲の心を持って、知恵を使って生きなさいと言われているのでしょうか。
つらい時に思い出す絵手紙になりました。
今日のテーマは、「生きる」です。
歳をとられた仲人さんが、「生きていては、子どもに迷惑をかける」と
言われました。
「私の母は、私の顔が認識できなくなって五年生きてくれました」
「そこに行くと、生きている母に会える」ことで救われたし、楽しかった。
仲人さんにそう伝えました。
「そんなものかね」という顔をされていました。
福島で、自殺が急増しています。
原因とされるのは、孤独と無関心です。
帰ったとしても元の暮らしができるわけじゃない。
昔のように子供や孫とも暮らせない。
彼らは、生きるために他県で仕事を見つけて暮らしている。
帰宅解除が出てすぐに帰宅した方も自殺を選んだ。
相談する人が無くなり、一生懸命復興を目指すも力尽きてしまった。
福島は、「あいまいな喪失感」に悩まされています。
いつか帰れるんじゃないか。昔のように暮らせるんじゃないか。
私の住む近くでも、死後二か月間発見されなかった老人の話を聞きました。
民生委員は何をしているんだと、私に話してくれた人が言われました。
朝起きてもやることがない。
そう思われる老人は多いことと思います。
生きる。
何がなんでも生きるには、相当な覚悟と希望が必要です。
覚悟を知っているのは、長年付き合ってきた親戚や近所であり友人です。
希望は、生きていていいんだよと言ってくれることであり、
あなたが生きていてくれることが、どんなに役に立ち励ましてくれることか
伝えることです。
私にできることは限られています。
でも、できることはやらなければならない。
休んではいられません。
少なくとも、生きることに怖気づいてはいられません。
鐘の音に 何を求めて 強く撞く
2017年1月14日

皆さん、この子の一生懸命を見てあげてください。
楽しそうに、大きな声で歌っている姿です。
勇気をもらいます。
昨夜来の雪で、庭や畑は銀世界です。
そしてとても静かです。
今日のテーマは、「ユーモアとは」です。
試験用紙が配られました。
粗悪なわら半紙です。
子供は、固めのHの芯の鉛筆で力を込めて、書きました。
うーん、ちょっと違うと買ってもらったばかりの消しゴムで消そうとしました。
残念ながら、答案用紙が破れてしまいました。
それでも、違うと子供は消そうとしました。
あーあ、答案用紙は真っ二つに千切れてしまいました。
見かねた先生は、セロテープを持って来て、破れた箇所をはりつけました。
もう、間違った答えを消すことはできません。
子供は仕方なく、気をつけながら、これは違うとHの鉛筆で線を引こうとしました。
セロテープが邪魔して線が引けません。
子供はむきになって引こうとします。
先生は、にっこりと「わかったよ」と目でサインを送ります。
子供は安心して、正解をセロテープの下に書きました。
答案用紙に関わる一生懸命が重なって起こった悲劇です。
子供のために先生はガリ版刷りで答案用紙を一生懸命作りました。
子供のために、母親が新しい鉛筆を買ってあげました。
小さな子供にとっては、新しい鉛筆は、少し長かった。
お父さんも、母親に負けじと、新しい消しゴムを買ってあげました。
新しい消しゴムは、摩擦力が高かったのです。
慌てて先生は、泣きそうな子供をカバーしようとしてセロテープを使いました。
新しいわら半紙をあげるほど余裕はありませんでした。
小さい頃の私です。
子供のためにと奮闘する周りです。
応えようと張り切る子供です。
どの人も必然性を持っています。
これが、面白いことを引き起こします。
ユーモアを感じるには、見る目と笑いに昇華するゆとりがなければならない。
ゆとりは、健康な人なら誰でも持っておられます。
冒頭の少女も、普段はおとなしめの子でしょう。
好きな歌を、好きな人に届けたいと、つい一生懸命になっちゃった。
釣り上げていた眉毛を、少し垂らしてみると、不思議と見えてきます。
ユーモアは、真実を見る目です。
そして許す心です。
皮肉で表現しても良い。
ストレートに笑ってもよし。
ユーモアを感じるには、豊かな感受性と面白がる知恵が必要でしょう。
そのすべてを作るのが、健康な肉体とやさしい環境です。
銀世界 初めの一歩 つけたいな
2017年1月13日

しっかりとした意思を持ったよい顔つきです。
物事に興味を持っている。
なんだろなと知ろうとしているようです。
こんな若者の似顔絵を描けることが嬉しい。
ある日突然痛みが走り始める。
因果関係を思いつかない痛みです。
痛みは、打ち身のような箇所から発しています。
どこかにぶつけた記憶がありません。
普通に寝て、痛みで起きだした次第です。
よく聞く痛風の突然の激しい痛み。
内臓疾患で、悪寒を伴う鈍痛。
脳内の血管が破裂し、麻痺になる。
突然来ると、驚きのほうが先に来て、やがて医者に行くのが億劫になり始めます。
いつ何が起きても甘んじて受け入れるしかありません。
痛みにも慣れてくるものです。そして痛みとの付き合いが始まります。
今日のタイトルは、「素敵」です。
毎年ヨーロッパに送るカレンダーが買えませんでした。
送るのは決まって浮世絵などの日本らしいカレンダーでした。
それでは作ろうとなったのです。
描きためた中から、日本らしい絵手紙を選択して印刷し、暦をつけました。
ヨーロッパに送るより先に、地域の人にあげることにしました。
それぞれの家族の似顔絵を入れてオリジナルのカレンダーにしました。
正月休みのほとんどを使って作りました。
妻も面白がって手伝ってくれました。
私の作るカレンダーは野暮ったい。
もっとすっきりとしたものはないかと、試行錯誤が始まりました。
そして出来たのがこれです。

2L版の卓上式カレンダーです。
檜のイーゼルスタンドの上にカレンダーをのせました。
絵手紙と似顔絵が会話するような感じとなりました。
送った女性からお礼の電話がありました。
「素敵」と小さな声で言われたような気がしました。
舞い上がらんばかりの喜びに変わりました。
やらんとすることはわかるけど。
言わんとすることはわかるけど。
私の悪戦苦闘のカレンダー作りを見ていた妻の感想です。
野暮ったい。
ひと手間かける。
どうせなら、オリジナリティー溢れるものが良い。
使いたいと思われるものが良い。
飾りたいと思うものが良い。
イーゼルスタンドに彫刻でもあればもっと良い。
彫刻がメインにならぬよう。
妻のさらなる意見です。
さすが、長い間、「ものづくり」をしている人の言葉です。
もらってきたB級品のりんご(鳥がつついた)を使ったお菓子作りも
併せてやっています。
ジャム(りんごの香りが残り固くない)。
タルトタタン(りんごの焼き菓子)。
マフィン。
ゼリー。
作っては、地域の方々に配り、感想を聞いています。
カレンダーもりんごのお菓子も未完成です。
こつこっつこつと続けましょう。
雪予報 動かぬ風に 安堵する
2017年1月12日