故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

現役ばりばりの頃

2017-01-04 06:35:47 | プロジェクトエンジニアー

「歌気持ちいい」とういうタイトルでした。
自由な感じです。


ブログを書き始めて、4年目になります。
元々文章を書くのが好きでした。
日々感じることを綴ってきました。

昨年の元旦の記事と一昨年の記事を読み比べてみました。
一昨年の頃は、フルタイムで働いており一生懸命でした。
昨年は、失業中でした。そして今年は、またフルタイムで働き始めています。
この頃、「頑張ります」と書くのが、少々億劫になっていました。

今日のタイトルは、「現役ばりばりの頃」です。
働いているときと言うのは、どういう訳か、至近距離でものごとを見ているようです。
若いとか、歳をとっているとかではないように思います。
昨年は、失業中をせっかくの機会ととらえていました。
働いているときは出来なかったことが、いっぱい溜まっていました。
一つずつ気になっていることを、今こそ片付けておこうとしました。

今年は、働いていますが自由度は格段に違うように思います。
自由に発想し、やりたいことをやることが、こんなに忙しいとは思いませんでした。
働いているときは、なんとなくゴールがあったように思います。
今は、ゴールが見えません。
現役の頃は、プロジェクトに関わる仕事をしていたせいでしょうか。区切りがあった。

「何々しなきゃ」と、「現役ばりばりの頃」は、思っていました。
毎日がそうでした。今でも、「何々しなきゃ」とは思います。
プラス「できなくても仕方がないよね」とも考えるようになりました。
「現役ばりばりの頃」にこんな風に考えられていたら、
もう少し視野も広がり、仕事を楽しめたかもしれません。

そんな単純でないことは解っています。
要は、自分のことしか考えていなかった。
故に視野が狭かったと考える方が妥当でしょう。
今もフルタイムです。日々の気持ちや考えることは、大きく違います。
気候一つをとっても、「寒い」、「雨が降る」に対する感覚が変わってきています。
自然に近い生活をしていることもあるでしょう。
考えることが、自分中心ではなくなってきました。
ご飯を食べるとは、自分のお腹が空いているか満ちているかのことでした。
今は、切実に自分以外の「食」についても考えています。
一緒に生活している人が、生きるか死ぬかまで。
大げさな言い方になってしまいました。

きざな言い方ですが、「やってやる」から「させていただきます」にシフトしたような
感覚です。
「させていただきます」と考えるほうが、思考の広がりに自由度が増すようです。
「やってやる」は、ゴールがある。
「させていただきます」には、ゴールがないのです。
漠然とこんなことかなというゴールに近いものはあります。
しかし、ゴールが都度遠のいていくような感覚です。
つまり、きりがない。
きりがないから、「これでもか」と納得できないまま続けることになります。
一方、では仕方がない。と方向転換するのも早くなりました。
「させていただく」には、義理が付きまとわない。できなくても誰も怒りません。
「やってやる」には、義務感がある。

今日のタイトルは、「現役ばりばりの頃」でした。
向こう見ずで、エネルギッシュでした。猪突猛進。
今は、ゆらゆら、ひらひらです。
どちらが良いとも言えないでしょう。どちらも一緒とはいかなかった。
「現役ばりばりの頃」は、懐かしいけど戻れない。
あんな自由度のない頃に、戻りたくもありません。

判ったような、解らぬような。
それでもよいのじゃない。だけが残りました。

じゃんけんで 行く道決める わけがない

2017年1月4日

コメント
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