この子は、一際目立つ子でした。
楽しいを前面に出せる子でした。
私は、「可愛いかしら」とタイトルをつけました。
一生懸命やっている人からは、何かが伝わってくる。
何かを伝えようとする。
聞き耳を立てるのは、その人がなぜそう思うのかに受け売りではない自論がある。
持論には、なるほどと思わせる説得力がある。
まちづくりで大切なことは、「自分の言葉で自慢をする」ことだと
プロフェッショナルは言った。
今日のテーマは、「伝え方をデザインする」です。
いつも感化を受ける「プロフェッショナル」という番組です。
建築のプロというより、暮らしを街を再生(リノベーション)する
プロフェッショナルの話でした。
「自分の言葉で自慢する」ということは、住んでいる人が当事者に変わることだと
プロフェッショナルは言う。
老人から子供まで、自分の感性で言葉を紡ぐ。
足りなくても伝わる。なぜなら言葉の一つ一つが、聞く側に響くからです。
美味しいものがある。
見た目も良い。伝統の技の結集と言っても良い。
でもなぜか売れない。古さを感じる。
手に取ってみようかなと思わせない。
そこに現れたうら若き女性二人。
すべての商品に彼女ら独自のネーミングをつけ始めました。
パッケージを工夫しました。
中味は何にも変わらないのに爆発的に売れるようになった。
こんな話を聞いたことがあります。
まちづくりで悩んでいます。
空き家の活用で悩んでいます。
空き家には、理由がある。建てた人の住んでいた人の想いがある。
「任せた」と言われたからと、
いい気になって唯我独尊の計画を進めていいわけがない。
なぜなら、未来に向かって使うのは施主であり、住む人だから。
作る人は、住んでいる地域の成り立ち(歴史)と
住んでいる人の想いを知ることから始めなければならない。
空き家がこれから増えていく時代になりました。
私は、この空き家を活用する仕事をしています。
何をどうしたら良いのか伝えなければなりません。
「伝えることをデザイン」するプロフェッショナルに少しでも近づきたい。
終わりがない勉強の毎日となってしまうのです。
その先にあるのは、きっと「生きていて良かった」になるのでしょう。
そうありたい。
ごめんねと ススキが揺れて 河包む
2017年1月18日