故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

おふくろ

2017-01-02 10:14:52 | よもやま話

よう、来んしゃった。
と旅人をねぎらうかのようなたたずまいです。
熊の磨崖仏のふもとの寺にあった石塔です。


障子越しに見える冬景色は、今日も変わりません。
春には、萌えるように芽吹いた大地。
秋には、全山燃えるがごとく散っていきました。
家庭で出た生ごみは、地中に埋めます。
スコップで掘った土は、氷がきらきらと輝いています。
静かな朝です。

今日のタイトルは、「おふくろ」です。
以前にも書きましたが、書きにくいタイトルに挑戦です。
おふくろに怒られた記憶を拾い出そうとしました。
無いことに気づきました。
褒められた記憶も出てきませんでした。

顔はどうだったかと思い出そうとしました。
思い出されるのは、笑っている顔でした。
写真に写った照れる顔でした。
まだ、若い時の顔でした。

私と同じような年代の顔も思い出しました。
その顔は、伏せることにしました。

おふくろになんと語りかけよう。
お前は正直に生きたか。
皆を明るくして、皆のためになっているか。
その問いかけに、ちゃんと答えることができるでしょうか。

きっとそんな野暮なことは聞かないでしょう。
笑顔で、「元気にやっているか」の一言でしょう。
私も、そんなおふくろのような人間になりたい。

ひとひらの 花びらのよに 生きたよね

2017年1月2日
コメント
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