故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

Kill myself(自殺)

2017-01-11 06:47:47 | よもやま話

人生の最期というタイトルです。
どうしてこんなタイトルを付けたのでしょう。
珍しく背景に色を付けています。
ほのぼのとしている里で見た路傍の花です。


非行に走る子供達を、腹を満たすことで助けているばっちゃんの話を書きました。
2日前に書いた「声なき声を聴く」というタイトルでした。
非行に走る子供達の共通点として、語彙が少ないと気づきました。
若いから当然ですが、それにしても少ない。

小さな子供が、「お月さんが追いかけて来る」と事実とは違う話をします。
小さな子供にとっては、すべてのものに命があると思っている。
歳を重ねるごとに、真実と嘘の境が鮮明になってきます。

コミュニケーションをとるには、短い的確な言葉で
気持ちと情報を伝えることが求められます。
世界で活躍するアスリートは、語彙が豊富です。
時には哲学的な考えを披露して伝えようとします。

今日のテーマは、「Kill myself(自殺)」です。
初めての試行になります。
うつになるのは、脳の中で分泌される物質が正常な量より少なくなるからだと
友人から聞きました。
だから、不足する物質を脳に供給する機能を助ける薬を飲むのだと。
アスリートは、身体だけを鍛えていた時代から、
精神も併せて鍛える時代になりました。
そして、高いコミュニケーション能力が求められるようになりました。

現役ばりばりのお父さんが亡くなられました。
自殺でした。噂好きの雀たちは、いろんなことをささやきます。
つらい気持ちをなぜ伝えられなかったのか。
抱えていることを解決できないまでも、命は助けられたかもしれない。
なぜ、聞いてあげることができなかったのか。

心の奥底の悩みは、幼少時までさかのぼるかもしれない。
そこで入った傷のようなスイッチをOFFににしてあげなければならないかもしれない。
伝える術を知らない。例え知っていたとしても、それを使おうとしない。
なぜか。
いろんなしがらみがそれを閉ざしてしまうからです。
自分の弱みをさらけ出せない。そんな雰囲気です。
会社の悩みじゃないかと雀たちは予想していました。
そうかもしれない。

子供達は宝です。
その親は財産です。
子供を助けるには、親を助けなければならない。
時には、貧乏の連鎖を切らなければならない。
多くの人が、死にたいと思うほどの悩みを乗り越えてきました。
悩みは、ほくろがあばたに見えたようなちいさな物から、
明日のことより、今の何時間先を生きることしか考えられなくなるまで
追い詰められるようなことだった。

テレビを消して話しながら食べる。
お腹がいっぱいになれば、満足して話すかもしれない。
思いっきり抱きしめてあげれば、心の緊張はほぐれるかもしれない。

これからは自分のことについて考えます。
自分で自分の始末をつけられなくなるかもしれない。
その時のことを早めに決めておかなければなりません。
大事なものはここにある。
こうすると良いと、話したり書いておかなければならない。
子供たちが迷わぬように。

私に何かできるとしたら、何をするだろう。
いや、何ができるだろう。
お節介でもよいから、話す場を作ることは出来ると思う。
雀たちは、大きな声で笑って話していました。
心になんらかの悩みを抱えている雀たちです。
人の痛みが、我が痛みと感じられる雀たちです。

病院に 今日は来ない 病気かな

2017年1月11日
コメント
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