乃木坂46のアンダーメンバーによるライブ、アンダーライブの東北シリーズが4月19日から福島、宮城、岩手、青森、秋田、山形の6ヵ所を1週間で駆け抜けた。
今回のライブは日程を見れば、集客を考えると非常に厳しいものであることは素人でも想像できる。
紅白に出場したとはいえ、冠番組が放送されていない東北地方で、特に最初の4ヶ所は平日開催なのだから、既にメンバーのブログで書かれている通り、岩手などは客の入りは
決して芳しいものではなかった。東京での連続公演や有明、武道館は利便性に助けられた面もあるし、ある意味善戦しているといって良いのかも知れない。
参加メンバーも、寺田蘭世、佐々木琴子、山崎怜奈が不参加となり、新内眞衣もツアー途中で怪我をするなど、決して万全の体制とはいかなかったし、試練のライブが続いたことと思う。
それでもファンのSNSでの書き込みで見られるのは、中元日芽香の歌唱、MC両面でのセンターとしての存在感の大きさだ。今回敢えてシングル選抜に置かず、永島聖羅卒業後のアンダー
メンバーをまとめる実質リーダーをひめたんに任せた運営の判断は間違っていなかったとも言える。
2期生メンバーも半分の3名が参加であるが、決して満席ではない客席の景色を経験したことは、きっと次のアンダーライブへのモチベーションに転化したことだろう。
まあ、ライブすら見ていない在宅オタが何を書いても説得力のかけらもないことは分かっているが、やっぱりアンダーメンバーを応援はしたい。今回の東北シリーズはライブの間に
地元ローカル局のテレビ・ラジオへの出演もあったようで、ある意味乃木坂46地方キャンペーン的な意図で、アンダーライブで儲けようなどと運営側も考えてはいないのかもしれない。
そう思える日程ではある。
今後、北陸シリーズ、東海シリーズ、中国・四国シリーズ、九州シリーズ、近畿シリーズ、北海道シリーズとこまめに回って、乃木坂46の草の根運動的なイベントにアンダーライブが
使われて行くのかもしれない。たとえキャンペーン代わりだとしても、やはり本気のライブを体感したファンはきっと大きなコンサートにも駆けつけてくれる。そうしたファンの掘り起こしって
時間をかけなきゃできないものだから、東京でAKBのような劇場代わりに集中公演をやるよりも、もっと大きな何かを乃木坂にもたらすかもしれない。