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Untersee-Boot

あるいは感想記として

『Get Sports』 12/17

2006年12月19日 | Get Sports
この日はダンス大会があったはずですが、南原さんはニュース&スポーツにもG-Talkにも出演してました。
G-Talkは"LIVE"の文字がありませんでしたので録画だったようですが、いずれにしても、朝から晩まで本当にお疲れさまっす、であります。

Chapter 1 は、フィギュアスケートのグランプリファイナルについて。
スタジオのG-Talkは、南原さん、栗山さん、中西さんに久保田アナ、そして、ゲストの荒川静香さんが安藤選手と浅田選手のフリーの演技を解説。
南原さんは開口一番「いや~栗さん、スポーツって難しいですね~!」と言ってましたが、確かに、私も今回の大会を見ててつくづくそう思いました。
荒川さんいわく、「フィギュアスケートは考えられないことが起こる競技」で、「フィギュアスケートの一番怖いところが今回の大会は多く出た」とのことでした。
安藤選手のフリーの演技のVTRを見ながら解説してましたが、最初のジャンプの失敗をきっかけにジャンプを跳ぶタイミングがわからなくなり、結局その後のジャンプも次々に失敗してしまったとのこと。
ただ、荒川さんによると、安藤選手は今回たまたまタイミングが上手く取れなかっただけで、技術的には問題ないので、ひとつの経験として頭に入れるくらいでいいとのことでした。
安藤選手自身も試合後のコメントで、「こういう試合もあって、経験してもっと強くなれたらいいと思います」。
それに対して荒川さんは、「本人がそう言えたので良かった」「人に言われて感じることではないので」とのこと。
う~む、このへんが安藤選手の成長の証ということなのでしょう。
あと、体調が万全ではなかったという話が漏れ伝わってきていますが、それについては、体に負担のない食事で体調管理には気をつけて、とのことでした。
ちなみに、荒川さんは海外でも食事の心配はなかったそうですが、プレッシャーから原因不明のジンマシンが出たこともあり、常に胃薬を持ち歩いていたそうです。

南原 「我々はね、テレビを見たりとか、通じてね、そこの場しか見てないですけども」
中西 「競技の間しか見てないですからね」
南原 「その間の戦いが、実はすごく大事だったりするんですね」
という、南原さんと中西さんの話に大いに納得、といいますか、海外で戦う難しさを改めて感じました。


ショートプログラムで1位だったにもかかわらず、フリーでは2度転倒してしまった浅田選手は、直前に滑った安藤選手の得点が予想より低かったことが気になってしまったのではないか、とのこと。
そして、荒川さんによると、浅田選手は少し伏目がちで演技を始めたような感じがしたそうです。
伏目がちだったために、トリプルアクセルも少し前傾して跳んでしまったので失敗したのではないか、とのことでした。
あと、荒川さんは、浅田選手は普通にやれば問題がないというのがわかっていて、普通というのがわからなくなってしまったのではないか、という話もしてましたが、う~~む、ほんのチョットの前傾姿勢やタイミングのズレ、ちょっとした気の持ちようでで上手く跳べたり跳べなかったり・・・。
フィギュアスケートは本当に繊細な競技です。

荒川さん自身、調子が良く集中して演技に臨んだにもかかわらず、リンクに立った瞬間不安がよぎったり、逆に調子が悪かったにもかかわらず、リンク上でフッと気が抜けて何の不安もなくなったりと、「そこだけはコントロールが最後の最後まで出来ませんでした」とのことでした。
そんな荒川選手が考えたことは・・・。
荒川 「だから試合はホントに運だなと思って、試合が運だと思えるほど練習ではしっかり思い残すことないほどやりたいっていうのが、最後の年では、ホントそればっかりでした」

"人事を尽くして天命を待つ"という言葉がありますが、荒川さんは、まさにそれを体現していたんだな~、と、この話を聞いて大感心&ちょっと感動してしまいました。
いろいろな経験を積んだ荒川さんだからこそ言える、とても重みのある言葉でした。
そして、こういう境地になれたからこそ、オリンピックでも金メダルを獲ることが出来たのでしょう。

荒川さんの解説は自身の体験を踏まえたものでとてもわかりやすかったですし、荒川さん自身の話も面白くて聞き入ってしまいました。
以前『ナンだ!?』に荒川さんが出たときも、こういう話をもっと聞きたかったな~。
あ、そういえば、今週の『ナンだ!?』SPにも荒川さんが出演するみたいですが、"ウラ流行語大賞"というのをやるみたいなので、多分こういう話は出てこなさそうです。

南原さんは、荒川さんの解説や自身の話を聞いて、「はぁ~」とか「難しいですね~!」とか、やはり感心しきりでした(笑)。
そして、南原さんのG-Talkの締めの言葉は、「いや~!恐ろしかった、今回は」でした(笑)。


Chapter 2 は、玉田圭司選手の特集。
Chapter 3 は、萩原智子さんが取材した、中村礼子選手の特集。
でした。

あ、それから、これが今年最後の『Get』だったんですね~。
番組の最後に"See You Next Year"って出てきてビッくらこいてしまいました(笑)。
ということで、今年最後の『Get』の感想記でした。