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Untersee-Boot

あるいは感想記として

金丸座あれこれ

2016年03月17日 | 現代狂言Ⅹ
           

金丸座では、冒頭の南原さんの挨拶が復活。
午前の回では、「皆さんご存知かもしれませんが、香川県出身の南原清隆でございます」とご挨拶(笑)。
そして、「寒いですか?我々も寒いです。笑って温まりましょう」。
金丸座は日本最古の劇場ということもあり、エアコンがないそうで。
ホント寒かったな~~。
いや、初めは、いつもホールは暖房が利きすぎてるくらいだからこれくらいがちょうどいいか、と思っていたのですが、そんな悠長なことを言ってられたのは最初だけ(笑)。
特に手足の指先が冷たくて、これには参りました(現代狂言を観て心は温まったんですけどね・・なんていう恥ずかしい話は今回は割愛・笑)。
続いては、狂言を初めて観た人は?といういつものアンケート。
9割くらいの人が手を挙げていましたが、歌舞伎を観たことあるという人は7割くらいいましたので、お芝居好きな方が多く観に来られていたようです。
それから、お馴染みの「(南原さんを)生で初めて見た人は?」という質問も(笑)。
こちらも9割くらいの人が挙手。
で、「テレビよりも・・」と続けると、お客さんから「かわいい(聞き取りずらかったので違っていたら悪しからず)」という声が(笑)。
南原さんは「自然発生的に・・」「今日のお客さんは正直な・・」と言って笑いをとってました(笑)。
それから、狂言の18の演目を歌舞伎に渡して十八番というようになった、という話。
あとはお馴染みの話・・狂言は600年前から、みどもなどの言葉のクイズ、等々をして、南原さんの挨拶は6分くらいで終了。
続いて、今回四国ツアーにセインさんに代わり出演する、野村万禄さんが南原さんに呼ばれて登場。
南原さんがはけたあと、万禄さんは狂言について色々とレクチャー。
場面転換のときは舞台の上を回って・・という話から、実際にハワイへ行くところを実演。
万禄さんは学校などを回って狂言の普及に努める活動もしているようで、この手の説明はお手の物、という感じで笑いをとってました(笑)。
あと、古典の「千切木」の説明もしていましたが、ストーリーだけではなく、南原さん演じる太郎のキャラ説明までとても丁寧にしていて、初めて観る人にも(あと、私のように何度めかの人にも・笑)とてもわかりやすくなってました。
あとは、狂言ふうの笑いをお客さんとともに実演し、万禄さんの挨拶は7分くらいで終了。

古典の「千切木」は、爆笑&爆笑。
古典でこんなに笑いが多のは初めてなんじゃないかな?というくらいの盛り上がりで、私も笑いながらもビックリでした(笑)。
客席と舞台が近く、表情も良くわかり生の声が響きまくり。
臨場感、ライブ感がッパなく、こんな雰囲気を体験できただけでも四国まで来た甲斐があったな~と、この時点でかなり大満足してしまいました(笑)。
演出は歌舞伎小屋仕様で、登場や退場の仕方も舞台の袖だったり花道を使ったりと、いろいろと工夫されてました。
全体的に盛り上がったのですが、鬼門のあの場面(笑)のちょっと前、石本君が台詞をすっ飛ばしてました(笑)。
あと、ジョニ男さんの例の場面は例外的にイマイチ笑いが少なかったです(笑)。
あ、それから、後見の人はいませんでした(弘道お兄さんが兼ねていたのかも)
終わり方も歌舞伎小屋仕様になっていてわかりやすく、大きな拍手での終演でした。
(終わり方があっけないので、公演によってはお客さんが戸惑うこともあったのですが、今回は拍手するタイミングを見誤ることはありませんでした・笑)


新作の「不思議なフシギな鳥獣茶会」も、演者の声や歌声が響き、笑いや拍手が多く大盛り上がり。
地元ネタや、森君と南原さん、万蔵さんと南原さんが客席に降りてくるという、これまた歌舞伎小屋仕様な場面もあり、またまたひと盛り上がり。
それから、南原さんの台詞や演出も少し変わっている場面もありましたし、ブラッシュアップに余念なしという感じでした。
そして、ラストはやはり涙目で観てしまいました(笑)。


カーテンコールは2回。
カテコも歌舞伎小屋仕様になっていて、初めに南原さんと万蔵さん以外のメンバーが客席に礼をして、その後南原さんと万蔵さんが花道から登場する、というふうになてました。
まずはいつも通り南原さんが挨拶をしようとしますが、客席から花束が。
二つの花束を渡された南原さんは「(一つの花束は)私が万蔵さんに渡せと」と言って、南原さんが万蔵さんに花束を一つ渡してました(笑)。
その後、初めての金丸座でどうなるかと思ったが、みなさんのご声援で・・と感謝の言葉。
それから、「セットも照明も・・」「600年前から・・」という話のあと、金丸座公演のために尽力してくださった皆さんに対しても、感謝の言葉を述べてました。
万蔵さんは、金丸座(での公演)は審査もあって難しい。金丸座は重要文化財なので・・という話のあと、私も無形文化財ですけど、と言って笑いをとってました(笑)。
そして、重要文化財だからといって飾っておくだけではなく、使ってこそのもの。歌舞伎だけではなく他の芸能も許されることになればいい。
その一発目として我々がやったが、今回のこういう笑いの多い公演実績を審査員の方も観ていらっしゃると・・・という話も。
う~む、今まで金丸座は歌舞伎以外の公演はやったことがなかったのか!?
で、歌舞伎以外で初めてやったのが現代狂言だったとは!?
気楽に笑って観てたけど、今回の公演はなんかとても重要な公演だった・・みたいですよ(笑)。
現代狂言の前に道はない、現代狂言の後ろに道が出来る・・・・。
新しいジャンルの舞台を作るということだけではなく、こうやって新たな道を切り開いていくところも、前のめりな現代狂言の面目躍如という感じで、一ファンとして嬉しいと同時に誇らしくもなりました。

恒例のサプライズでプチカオスになったりしましたが無問題(笑)。
皆が退場したあと、和田さんのもう一回の合図で演奏が始まり、南原さんがムーンウォークで登場。
南原さんは「今日はほんまありがとな」「また会いましょ」と讃岐弁で感謝の言葉。
そして、両手で手を振りながら退場。
13時30分、大きな拍手と手拍子のなか、幕を閉じた午前の部でした。


終演後小屋の外では、前の記事に書いた通り、NHKとKSBがインタビューをしてました。
ちなみにこれは、新作の中で地元ネタとして出てきたお酒「金陵」。

              

「金陵」の隣に見切れているのは、ちゃんと香川まで来ていた南原さんと万蔵さんの等身大パネルです(笑)。




午後の回は、定刻15時にスタート(午前は3分遅れの開始でした)。
南原さんの挨拶は、午後も「皆さん寒いですか?私も寒さをこらえてます」「舞台に集中すれば寒さも・・」という寒さ話から(笑)。
ちなみに、午前の回の帰り道、おばさまが「寒かったわ、あない寒いとは思わなんだ」と話していたのが聞こえてきましたので、あの寒さには皆が参ったということだと思います(笑)
それはそれとして。
恒例の「狂言を初めて見た人は?」というアンケートには、ほとんどのお客さんが手を挙げ「9割9分ですね」
南原さんを生で初めて、という質問には9割8分くらいの人が挙手。
そして、「生で見た私(南原さん)は・・」という質問をすると、客席から「美男子!」という声が(笑)。
南原さんは笑っていましたが、「よく見たら私の親戚でした」とビックリ顔の南原さんでした(笑)。
あとは、いつもの言葉クイズや、「・・・・笑ってください」という鉄板ネタ(笑)などをやって、南原さん挨拶は4分くらいで終了。

入れ替わりに万禄さんが登場し、狂言についてレクチャー。
金丸座は歌舞伎をやるための劇場で、回り舞台などの装置がついているが、今回は普段の舞台の上に所作台を作っているという話をしてました。
そういえば、舞台上だけ木の色が新しいのはなぜなんだろう?と思っていたのですが、そういうことだったのかと納得。
ちなみに、午後の部のあと小屋の外にジャージ姿の高校生らしき集団がいたのですが、この子たちはたぶん所作台をバラすのを手伝いに来ていたのだと思います(違ってたら悪しからず)。
あとは、ハワイに行く所作の実演。舞台が回らないから役者が回る。狂言で使う数少ない小道具の一つの扇は、刀になったり杯や徳利にもなる。という話や実演。
それから、「千切木」について午前の回より詳しく説明をしてました。
当屋は裕福な人で・・とか、太郎は嫌われ者で・・など、キャラ説明もより丁寧に。
そして、最後の謡の詞がどんな意味なのかも解説。
へ~そうだったんだ!?と、とっても勉強になってしまいました(笑)。
万禄さんの挨拶は、今回は少し長めで約9分くらいでした。


古典の「千切木」は、この回は大きな問題もなく・・と思っていたのですが、いつもお世話になってますサイト様のレポを拝見してビックリ(笑)。
私は間近で何を観ていたんだろうと、愕然としてしまいました(笑)。
う~む、南無三宝という感じですが(笑)、それはそれとして。
この回も拍手や笑いの多い公演でした。
ジョニ男さんの例の場面は、午前の回とは変わっていて、この回のほうが笑いが多かったように思いました(笑)。

新作の「不思議なフシギな鳥獣茶会」も、やはり笑いや拍手に包まれた公演に。
最初の楽士の方演奏でも、手拍子&拍手がおこり最初からいい雰囲気。
途中の南原さんのアレのとき(どこ?・笑)も手拍子がおこっていましたし、南原さんと平子君のアレ(どれ?・笑)でも客席から拍手。
あ、それから、南原さんの最後の台詞もこの回だけ少し変わっていてちょっとビックリ。
なぜこの回だけ違ったのか、確かに気になります(笑)。
最後はやはり涙目になってしまいました(笑)。

カーテンコールは午後も2回。
南原さんは花束を受けとったあと(この回は花束は一つだけ・笑)、不安だったけど皆さんのおかげで・・と感謝の言葉。
そして、(金丸座)はなかなか貸してもらえないが様々な方のご尽力で実現した、ということで関係者の方々にも感謝を述べてました。
万蔵さんは、金丸座は特別、重要文化財なので・・という話のあと、私と万禄も無形文化財なので、と話していましたが、南原さんは万禄さんに「この格好で?」というツッこみ(笑)。
確かにあの格好で無形文化財といっても、すぐには信じてもらえないかもしれません(笑)。
あとは、厳しい審査があったが、滑った箇所も含めて素晴らしい公演になった、と笑いながら話してました(笑)。
恒例のサプライズのあと、皆で一本締め。
出演者一同退場しますが、稲葉さんと和田さんの「もう一回」という合図で再び演奏が始まり、南原さんがムーンウォークで再登場。
「ほんまありがとう」「またみんなに会いたいわ」「嬉しゅうて嬉ししゅうて」と、讃岐弁で挨拶をし、最後はコケ芸をして退場。
17時24分、大きな拍手と手拍子が鳴り響く中、大団円で幕を閉じた金丸座公演でした。



という感じで、大いに盛り上がった金丸座。
はるばる観に来た甲斐があったな~と、大満足の一日でした。

とても素晴らしい公演でしたが、一つ気になったのは(寒さ以外で・笑)、舞台上が思いのほか暗かったということ。
たぶん、これは建設当時の作りのままで、舞台上の照明も昔ながらの提灯やろうそくだけだったので(さすがに本物の火は使ってませんでしたが)、ほの暗い感じだったのでしょう。
歌舞伎は顔を白塗りにして舞台映えするように工夫しているので、あの暗さでも気にならないのかもしれませんが、今回の狂言のようにそのままの芝居だと、全体的にちょっと暗く感じました。



それから、今回私は琴平へはかなり早く着いたので、785段の階段を登り金毘羅さんへお参りに。

              

お願いしたのは、もちろん現代狂言四国公演の成功(ホントです・笑)。

           
           (手前に擬宝珠、遥か彼方に讃岐富士・笑)

それでもまだ少し時間があったので、9時45分ごろ金丸座へ下見に行ったのですが、リハーサル中の音楽が外へ漏れ伝わってきてました。
開場直前なのにリハをやってるのか!?とちょっとビックリ。
うどんを食べ腹ごしらえをしたあと、開場の10時15分過ぎに再び金丸座へ行くと長い行列が出来ていて、係りの人から「開場は5分遅れで・・中の準備が整わないと・・」という話が。
開場を少し送らせてまでしてリハをしていた今回の金丸座公演。
そのおかげでとてもいい舞台になって何よりでありました。




内子座編へ続く・・・。



余談など

2016年03月16日 | 現代狂言Ⅹ
四国公演について、余談などを少し。

金丸座の中はこんな感じでした。
          

劇場内の写真はいつもは撮らないようにしているのですが、係りの人が「上演中はダメですが、それ以外のときはどんどん撮ってインターネットで宣伝してください」と言ってましたので、そうすることにしました(笑)。

金丸座は、一階は桟敷席で一桝に5人。
かなりぎうぎうではありましたが、それもまた味という感じでした(笑)。
午前の回のときは、私の前の場所には75歳は超えているであろう、おばあさんが一人で岡山から観に来てました。
ちなみにそのおばあさん、特急に乗って来たそうですが(笑)、「歌舞伎の時にはお弁当を売ってたけど今回は・・」という話もしていましたので、お芝居好きな常連さんなのかもしれません。
それから、午後の回では、「新聞でナンチャンが来るというのを見て、使命感に駆られて来た」というおばさまが私の席の前に(笑)。
さすが南原さんの地元、愛され支えられています(笑)。



行ってきました、琴平&内子

2016年03月14日 | 現代狂言Ⅹ
旧金毘羅大芝居(金丸座)と内子座で行われた、現代狂言Ⅹの香川&愛媛の計4公演へ行ってきました。

           

               


金丸座と内子座の公演。
感想をひと言で表すならば・・・どちらの公演もライブ感がハンパない!!(笑)。
舞台と客席が近く、演者の生の声が良く響いてくるし、息遣いも伝わって来るし、お客さんの反応もとてもいいし、万蔵さんの裃だけでなく大野君の袴も鳥獣戯画だったのか!?というのが分かったし(笑)、4公演ともに大盛況でした。
どの公演も盛り上がったのですが、金丸座の午前の回は、古典の「千切木」で爆笑&爆笑。
古典であんなに大爆笑なのは初めてなんじゃないかな?というくらいうけてました。
午後の回も、楽士の二人の最初の演奏で手拍子と拍手がおきて、新作も最初からいい感じで何度も笑いと拍手。
内子座の午前の回も、古典でよく笑いが起こっていましたし、ジョニ男さんは例の場面で爆笑をとり、休憩中も大喜びで皆のところを回りなかなか着替えに来なかったそうです(万蔵さん談・笑)。
この回の最初の演奏でも途中から拍手&手拍子(和田さんの掛け声がいつもより多かった気が・笑)で、新作も笑いと拍手でやはりとてもいい感じ。
午後は、夕方5時にちょっとしたハプニングもありましたがそれも乗り越え(笑)、大きな拍手のなか大盛況のうちに閉幕。
どの公演も素晴らしく、やっぱり舞台はいいな~、現代狂言はいいな~と実感した2日間。
はるばる行った甲斐がありました(いや、ホントに・笑)。

冒頭の南原さんの挨拶が復活(内子座午後以外)した話や、南原さんの新作の衣装のポケットのあれが内子座午前では片方ちょっと取れかかってたけど午後には直ってた、という話や(なんのこっちゃ・笑)、石本君が古典で・・話などなど(笑)、詳しいことはまた後日に。


あ、そういえば、金丸座では、午前の回にNHKとKSB(ANN系)のカメラが撮影をしており、公演後にはどちらの局もお客さんにインタビューをしてました(今、ちょっと調べてみたら、KSBでインタビューをしていたのは、多賀公人さんという方だったと思います。KSBは午後もインタビューをしてました)。
インタビューでは、観終わったお客さんが「引き込まれた」「また来たいです」という話をしていたのがチラッと聞こえてきてました。
ちなみに、12日の夜高松のホテルでテレビを見ていると(呑気にしてたら松山でホテル取れず)、NHKのデータ放送の香川のニュースのトップに、南原さんの名前が!?(笑)。

           

私は放送自体は見ることはできませんでしたが、翌日の内子座の午前の回、冒頭の挨拶で南原さんが「昨日は金丸座で公演を・・」という話をすると、お客さんから「昨日テレビでやってた」と声がかかってました。
南原さんは「教えてください」と言ってましたので、南原さんもテレビは見れなかった?・・のかもしれません。



あれこれ

2016年03月09日 | 現代狂言Ⅹ
           

先週末は現代狂言怒涛の4公演でしたので、その勢いにのまれ(笑)、レポでは書ききれなかったこともあったので、そんなこんなの話をあれこれと。
国立能楽堂と所沢の会場のロビーには、南原さんと万蔵さんの等身大パネルが飾られてました。
現代狂言のFacebbokによると、これは福岡で作っていただいたものだそうで。
この先も千秋楽まで一緒に回るとのことですが、四国へはどうやって行くんでしょう?(笑)
飛行機?船?あるいはこのためにわざわざ車で持っていくのかな?
う~む、ご苦労様でございます(あ、宅配便かな?・笑)。
それから、現代狂言のFacebookには、そのパネルの写真の他に、国立能楽堂の公演の様子の写真も載っていますが、DJKOOさんがカーテンコールのときに拍手している後姿も載っていて、ちょっと笑ってしまいました(笑)。
やっばりあの帽子姿は目立つな~(笑)。
ちなみに、KOOさんのFacebookにも、現代狂言を観に行ったときの写真と感想が載ってました(KOOさんはやっぱり真面目な人だ・笑)。

所沢公演では、恒例のアンケート・・「狂言を初めて観る人?」「現代狂言を初めて観る人?という質問には、どちらも9割くらいの人が手を挙げてました。
所沢は2回目なのに、前観た人はどこに行っちゃったのでしょう。ホント不思議です(笑)。
あと、所沢には、国立能楽堂にも負けないくらいの、着物姿のご婦人軍団が観にいらっしゃってました(笑)

それから・・・。
新作の「不思議なフシギな鳥獣茶会」は、初めて観た松島公演と、国立能楽堂の公演とでは、個人的にだいぶ印象が変わりました。
パンフレットの万蔵さんの挨拶文に、今回で一区切りというようなことが書いてあり、それを読んだあとに新作を観ると、一つ一つの台詞や動作が心に響き、涙目での観劇になってしまいました(笑)。
特に最後の場面などは、ホントに沁みたな~(笑)。



思い返せば、現代狂言の旗揚げ公演は、同じく国立能楽堂。
そのとき、南原さんは冒頭の挨拶で「皆さんは狂言とコントの間に生まれる子供の助産士さんの気持ちで」と話してました。
それから、この子供を見守り続けて10年。
連句を詠み、種をまき、理不尽にも耐え、家具屋の姫と満月の夜に踊り、乙姫、カッパ、アリにキリギリス、そして、ことだまやウサギたち・・・。
よくぞここまで歩んできたな、成長したな、10年経ってまた満員の国立能楽堂に帰ってこれて良かったな、と、助産士としては感慨もひとしお(笑)。
さらに、2日目は南原さんの涙もあり、私も涙涙の夜でした(笑)。
(個人的にこの10年で変わったことといえば、涙もろくなったということかな・笑)

ちなみに、旗揚げ公演は一度しか観に行きませんでした。
当時は、舞台鑑賞というのはそういうものだと思っていたのですが、観終わって、なんで一回しか観なかったんだ、もっともっと観たかった・・と激しく後悔。
で、次の年からは出来る限り何度も観に行くようになり、印西とか、太田とか、棚倉とか、今まで行ったことのない街に今まで乗ったことのない電車で行き、舞台を観るというのが当たり前になってしまいました(笑)。
今年は東北新幹線に乗り松島へも(笑)。
ただ、今までだったら松島へは行ってなかったかも・・・。
実は、去年のくらいから、もしかしたら10年目の今年で一区切りということもあるんじゃないか、という考えが頭から離れなかったわけで。
なので、今回は出来るだけたくさんの公演を観に行こうと思い、わざわざ日本三景を見に・・いや、松島公演へ行ってしまいました(笑)。
カーテンコールの挨拶では、万蔵さんは、「第2シーズンを・・」「また新たに・・」という話をしていましたので、今回で現代狂言が終わり、ということではなさそうですが・・・。
こういう(少し)具体的な話をしていたのは万蔵さんだけで、南原さんは「これからもよろしくお願いします」という感じの抽象的なことしか話していなかったけど・・う~む、どうなんでしょう??
いろいろと気になることはありますが、そんな話はいづれまたということで。
まだまだ続く現代狂言Ⅹ。
ハードスケジュールでの公演で出演者の方々は体のケアなど大変だとは思いますが、無事に千秋楽公演が迎えられることを心より願ってます。



行ってきました、所沢

2016年03月06日 | 現代狂言Ⅹ
所沢市民文化センターミューズ・マーキーホールで行われた、現代狂言Ⅹの埼玉公演へ行ってきました。

              

東京埼玉3DAYsの最終日、皆々さま、お疲れさまでありました(笑)。


古典では、例の鬼門の場面を、今回もノーミスでこなしていた南原さん(笑)。
額に汗を光らせての熱演でした。
ただ、揺の場面でちょっと乱れていたようにも感じましたので、さすがに皆さん少しお疲れだったのかもしれません。

新作は、ちょっと演出が変わってるところがありビックリ。
う~む、男子一日会わざれば・・という感じですが(笑)、変えた演出のほうがわかりやすくて良かったように思いました。


冒頭の挨拶は今回もセインさんだけ。
カーテンコールは2回。
南原さんは、「セットも照明も・・」といういつもの話と(笑)、萬狂言の皆さんへの感謝の言葉のほかに、所沢へは去年3回くらい野球の取材で電車で来た、という話もしてました(笑)。
恒例のサプライズでは、南原さんはいちばん最後まで残り、みなさんと丁寧に握手やハイタッチ。
今日は、舞台に残されたのは大野君でしたが、ちゃんと盛り上げて締めてました(笑)。
稲葉さんと和田さんの、もう一回、という合図で大きな手拍子、二人も演奏も開始。
橋掛かりのカーテンの裾から、南原さんは「本当に?」という顔で客席をのぞいていましたが(笑)、すぐにムーンウォークで再登場。
西武ライオンズの優勝を願いましょう、という話と(笑)、「すぐ会いたい人は明日のお昼に・・」という鉄板ネタで絞めてました(笑)。
南原さんはコケ芸で退場し、楽士のお二人はガッチリ握手。
17時22分、大きな拍手のなか幕を閉じた埼玉公演でした。


現代狂言Ⅹも、残すところあと5公演、
あぁあぁ名残りおしい名残りおしい、という感じであります(笑)。



また、行ってきました

2016年03月05日 | 現代狂言Ⅹ
国立能楽堂で行われた、現代狂言Ⅹの東京公演2日目、昼の部と夜の部へ行ってきました。

           

笑いあり、そして、南原さんの涙もあり。
東京の千秋楽公演にふさわしく、大いに盛り上がった二公演でした。

              


今日も昼夜ともに冒頭の南原さんの挨拶はなく、セインさんが狂言のレクチャーなどをしていましたが、恒例の「狂言を今まで見たことある人は?」というアンケートでは、8、9割くらいのお客さんが手を挙げてました。
そして、「現代狂言を観たことある人は?」という問いにも、7、8割くらいの人が昼夜ともに手を挙げていてビックリ(笑)。
いや、いつもは「今まで観たことあるお客さんはどこいっちゃったの?」というくらい、初めての人が多かったのですが、今回はリピーターの人が多く何よりでありました(笑)。

昼の部の古典では、またもや南原さんがミステイク。
う~む、あの場面は鬼門だな~(笑)。
新作は、冒頭の和田さんのドラムがいつもより気合が入ってたんじゃないかな?(笑)
そして、万蔵さんの新たなギャグもあったり、南原さんのツッこみの言葉も少し変わっていたり、少しづつブラッシュアップしてました。
カーテンコールは2回。
南原さんは、「10年間皆さんのおかげ続けてこれました」とお礼を言っていましたが、ここで和田さんがちょっと音を出してしまうというハプニング(笑)。
森君から「和田さん!」というツッこみもありつつ。
南原さんからは「照明もセットも何も変わっていない、変わっているのはみなさんの頭の中、想像力・・」といういつものお言葉(笑)。
今日はさらに続けて、「(今日のお客さんは)感性が豊かな人とお見受けしました。ひと言でいうと「やるな!」。すいません、調子に乗ってしまいました」と、調子に乗った発言(笑)。
あとは、萬狂言の皆さんに感謝の言葉も述べてました。
万蔵さんは、「ナンチャンと(現代狂言を)10年はやろうと言っていましたが、あっという間にその日が来ました」と真剣な挨拶。
が、しかし、続けて、「古典の「千切木」では南原清隆が失敗しましたけども」と、南原さんの古典のミスをを大暴露(笑)。
森君が「言わなけりゃわからないのに」と言ってましたが、確かに、今日初めて観たらどこでミスしたのかわからなかったんじゃないかな?
ただ、万蔵さんいわく「(南原さんが)調子に乗ってたんでバラしました」とのことでした(笑)。
あとは、満員のお客さんの前で演れたことに感謝の言葉も述べてました。
恒例のサプライズのあとは、出演者のみなさんが舞台横の扉から退場していきますが、今回はいつもの石井ちゃんではなくセインさんが締め出しを食ってました(笑)。
そして、2回目のカーテンコール。
南原さんが橋掛かりから軽快にムーンウォークで登場。
「また皆さんに会いたいと思います」「もっと早く会いたい人は月曜の昼間に・・」いつもの挨拶、そしていつものコケ芸も忘れず退場(笑)。
和田さんと稲葉さんがガッチリ握手をして、大きな拍手のなか、15時19分幕を閉じた、東京公演2日目昼の部でした。
帰り際、お客さんが「楽しかったね」「良かった」と口ぐちに話していたのが印象的でした。


そして、夜の部。
古典は、今回は何ごともなく終わり、ひと安心(笑)。
いや~、いつもは古典も安心して観ていたのですが、今回はハラハラし通しでした(笑)。
あ、それから、ジョニ男さんの台詞が少し変わりモノマネが少し入ってました(古典でこれはありなのか?・笑)。
新作は、大きく変わったところはなかったと思いますが、稲葉さんは昼公演で味をしめたのか、冒頭ちょっとずるい笑いをとりにいってました(笑)。
カーテンコールは3回。
南原さんは、現代狂言を始めて10年、今日が東京千秋楽で、とお客さんにお礼の言葉。
そして、「発起人である、故、野村万之丞さんもどこかで観ていてくれるのでは」という話をしますが・・・。
途中で言葉に詰まってしまう南原さん。
続けて、亡くなったマネージャーの田村弟さん、この10年、大切な人を亡くして・・と感謝の言葉を言おうとしますが、ここで言葉らならず涙、涙。
私も客席で思わずもらい泣き(笑)。
客席からもすすり泣く声が聞こえてました。
言葉にならない南原さんをフォローするような形で万蔵さんがご挨拶。
「10年という月日はそういう(大切な人が亡くなるような)長さで・・」「(南原さんと現代狂言を)40で初めて、お互い50に・・」という話をしてました。
それから、現代狂言については、これから新しいものを、第2シーズンということも相談しています、とのことでしたので、今回で最後、ということではなくまた新たに続く・・みたいですよ(笑)。
それから、南原さん言うところの今日のMVP(笑)の石井ちゃんがご挨拶。
古典でこけてしまった石井ちゃん、この日に限って奥さんとお子さんを呼んでいたそうで(笑)。
♪今日に限って~♪の悲しいでぃすてぃにーの石井ちゃんでありました(笑)。
恒例のサプライズのあと、2回目のカーテンコルには、全員が登場。
2回目から出演している弘道お兄さんがご挨拶、そして、旗揚げ公演から出ている、エネルギーと石本君も挨拶をしてました。
エネルギーは、現代狂言に参加して狂言コントが出来、賞ももらったということで、南原さんと万蔵さんに感謝の言葉。
で、その狂言コント「だるまさんがころんだ」を披露してました。
ただ、平子君がこんな時に限って衣装が・・ということで、いまいち伝わりづらく残念でした(笑)。
石本君は、南原さんと古典をやってるが、今日初めてノーミスで出来ました、と告白(笑)。
あの場面観るたびにいろいろありましたが、今回は何ごともなく本当に良かったです(笑)。
あとは、南原さんの「気に入った人は明日所沢でやってますから」という告知がありつつ、皆さん退場。
普通ならここで終わりなのですが、今回は、稲葉さんと和田さんの「もう一回」の合図とともに演奏開始。
大きな手拍子の中、こんどは南原さんと万蔵さんが登場。
南原さんは「(皆さん)音楽に乗せられ上手」(笑)。
万蔵さんは、満員で大いに盛り上がる客席を見て、「忘れません、この光景を」「本当にうれしいです」と万感の表情で話してました。
二人が退場するときもまたまた大きな手拍子と拍手。
大盛況の中、20時ちょうどに幕を閉じた東京の千秋楽公演でした。



な~んか、観終わって燃え尽きた感がありますが、現代狂言Ⅹはまだまだ続きますよ~(笑)。


あ、それから、昼公演にはウドちゃんが。
夜は、DJKOOさんと、大林監督(ご家族でかな?)が観に来てました。



行ってきました、国立能楽堂

2016年03月04日 | 現代狂言Ⅹ
国立能楽堂で行われた、現代狂言Ⅹの東京公演へ行ってきました。

              

今回も古典で南原さんにちょっとしたハプニング的なことがあり、ちょっとハラハラしてしまいました。
が、そこは座長、何ごともなかったように振る舞っていて一安心(笑)。
う~む、後見の人(扇丞さん)がいて良かった(笑)。

新作は、ちょこちょことアドリブもあったりして、盛り上がっていましたが、詳しい話はいづれまた。


今日は、冒頭の南原さんの挨拶はなく、いきなりセインさんが登場。
カーテンコールも盛り上がっていたにも関わらず1回でした。
開演時間が少し遅い19時だったので、終演時間を考えてのことだったのかもしれません(終演は21時17分)。
ちなみに、カーテンコールでは、南原さんは短い挨拶・・・「証明もセットも何も変わっていない・・」といういつもの挨拶だったにもかかわらず、二度も噛んでおり、後ろから万蔵さんに肩をたたかれてました(笑)。


それから・・・。
パンフレットの万蔵さんの挨拶文によると、どうやら現代狂言は10年目の今回で一区切り・・ということみたいです(涙)。
今回はいろいろなところで「集大成」という言葉を数多く目にしていたので、もしかしたらと思っていたのですが・・・。
ただ、カーテンコールの挨拶では万蔵さんは「(いまやっている)仲間とまた新しいものをつくっていけたら・・」という話もしてましたので、う~む、どうなんでしょう?
南原さんは挨拶などでは今後のことについては触れていませんので、この先どうなるのかはわかりませんが、兎にも角にも、残りの公演を楽しみにしたいと思います。
(万蔵さんのパンフレットの挨拶文を読んだ後に新作を観ると、万蔵さんの台詞がより胸にしみたり、南原さんのあのマイム(謎・笑)にジーンときたりと、今回もまたまた涙目になってしまいました・笑)。


あ、それから、今回は川村ゆきえさんが観に来てました。



日本三景

2016年02月23日 | 現代狂言Ⅹ
                


現代狂言については何を書いてもネタバレになりそうなので、作品についての話はいづれまたということで、それ以外で前回書き忘れたことをあれこれと。
隣に座っていた人が開演前、「すごいな、松島にナンチャンが来るなんて思わなかった」と感慨深げにつぶやいてました(笑)。
それから、松島公演は全席自由だったのですが、開演30分前くらいに会場に着いたらすでに客入れが始まっていて、7、8割方客席は埋まってる状態でした。
ちなみに、これが私がもらった整理券。

            

う~む、のんびりし過ぎた(笑)。
おかげで席はかなり後ろのほうになってしまいましたが、後ろでも見やすい作りになっていたので集中して楽しむことが出来ました。
あとは、地方公演あるあるとして(笑)、公演中に子供が声を出す、というのが今回も古典の最中にありちょっと残念ではありましたが、全体的に温かくいい雰囲気で幕を閉じた松島公演でした。


で、そんな松島公演の前、何をのんびりしていたのかというと、日本三景をちょこっと観光してました(笑)。
そんなことをしてるからお目当てに出遅れるんだ、という感じではありますが、せっかく松島へ行ったのだからやはり一度は見とかないと、ということで(笑)。


                

時間があまりなかったので、定番の遊覧船には乗らず、近場をふらふらと(笑)。
この日はあいにくの曇り空でしたが、靄にかすむ島々もまた風情があり、いい雰囲気でした。

            

(写真だと良さが全然伝わらず本当に残念無念・笑)

            


松島の景色はもちろん素晴らしかったのですが、それよりも、この風景を、芭蕉も西行も伊達政宗も見ていたんだ・・・と思い、そのことに感動してしまいました(笑)。
いや、現代狂言の挨拶で南原さんがいつも「日本人は600年前と変わらず同じ場面で笑っている・・」と話していることと同じだな~と思うわけで。
昔の人も現代人も変わらぬ松島の景色を見て、同じように素晴らしいと思っている・・・。
う~む、その変わらぬ想いというのがいいな~と、舞台を観る前から一人でしみじみしてしまった早春の松島でした(笑)。



行ってきました

2016年02月20日 | 現代狂言Ⅹ
松島町文化交流会館アトレ・るホールで行われた、現代狂言Ⅹの宮城公演へ行ってきました。

            

古典の「千切木」では、南原さんに思わぬハプニングがあったりもしましたが(ハプニング王などと言われてますが、今まで古典でああいうハプニングはほとんどなかったんじゃないかな?)、そこは10年のキャリアをもつ座長(笑)。
何とか切り抜け、堂に入った太郎を演じてました。

新作「不思議なフシギな鳥獣茶会」は、まさに集大成という作品になってました。
これまでやってきたことに加え、今回また新たな試みもあったりして、これこそが一か所にとどまらずな現代狂言だな~という感じでした。
感心してしまったことや、いろいろとツッこみたいところもあるのですが(笑)、そんなこんなの話はいずれまた。


今回は公演の始めに、南原さんの挨拶と、セインさんの「外国人が日本人にする」狂言のレクチャーがありました(笑)。
南原さんは、現代狂言で松島に来るのは初めてだけど、個人的には二度ほど来たことがある、という話を。
一度は「気分は上々」で来たとのこと。
これは「個人的」ではないんじゃ・・とも思いましたが、それはそれとして(笑)。
今は若夫婦がやってるけど先代がやっているときに来た定食屋さんの話を、一緒に来た中尾彬っちのモノマネ入りで話してました(笑)。
それから、南原さんの奥さんのお母さんの実家が塩竃神社だそうで。
七年前に仙台からレンタカーで来て松島に泊まった、とのこと。
なので、松島は「ほとんど親戚筋みたいなもの」とのことでした(笑)。
あとは、恒例の「現代狂言を初めて見る人は?」というアンケートなどをしていましたが、こちらもお馴染み「(南原さんを)初めて生で見る人は?」というアンケートも。
南原さんが「テレビで見るより・・」と言うと、客席からタイミングよく「かわいい!」という声がかかり、「51になってかわいいと言われ・・」と嬉しがりながらも照れてました(笑)。



カーテンコールは2回。
南原さんと万蔵さんが挨拶をしてました。
挨拶冒頭いきなり噛んでいた南原さんでしたが(笑)、ノリが良かった満員の松島のお客さんと、万蔵さん&萬狂言のみなさんにお礼を言ってました。
万蔵さんは、「汗びっしょりになってしまいましたが、うれしい汗です」「ナンチャンと(現代狂言を)なんとか10年はやろうという話をしていたが、あっという間に10年を迎えた」「美味しい四季の松島(地元ネタとして出てきたお酒)を飲みたいけど急いで東京に帰らないといけない」という話をしてました。
挨拶を終え、恒例のサプライズでは、たまたま南原さんを間近で見ることが出来たのですが、南原さんも汗びっしょり。
その汗に濡れた南原さんの顔を見たら、ちょっと涙目になってしまいました(笑)。
いや、今回の公演に加え、この10年の歩みが走馬灯のように駆け巡り(というとちょっと大袈裟ですが・笑)、ちょっと感傷的になってしまいました。
最後は、大きな手拍子に促され南原さんがムーンウォークで再登場。
「ご縁があればまた・・」という南原さんに、お客さんから「また来てね!」というまたまたノリが良くて暖かいお言葉。
帰ろうとした南原さんが舞台上でテント的なものにぶつかるというハプニングがありつつ(笑)、最後はきっちりコケ芸で退場。
16時26分、大きな拍手のなか大団円で幕を閉じた、現代狂言Ⅹ松島公演でした。


あ、それから、今回の公演には、楽天球団の社長から花が届いてました。

                



紅梅

2016年02月13日 | 現代狂言Ⅹ
               

今日、2月13日は、南原さんの誕生日じゃあ~りませんか。
51回目の誕生日、おめでとうございます。
明日から始まる舞台と生放送で、しばらくは忙しい日が続くと思いますが、健康に気をつけて頑張ってください。


ということで。
いよいよ始まる現代狂言祭り(笑)。
記念すべき10回目の現代狂言はどんな感じになるのでしょう?
今回は「集大成」という言葉をやたらと目にしますが、あくまでも節目としての集大成ということでいい・・・のかな??
個人的には、Ⅸの新作「ことだま交差点」が集大成的な作品だったな~という気がしています。
旗揚げ公演と同じテーマでありながら、演出や演者の技量が格段に進化した舞台になっていて、笑いながらも感心&感動。
よくぞここまで成長したと感慨もひとしおでした(笑)。
今回のⅩも集大成であり通過点として、11回、12回、13回・・と続いていくことを願いつつ(まだ今年の舞台が初日も迎えてないのに気が早すぎますが・笑)、楽しみにしたいと思います。