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Untersee-Boot

あるいは感想記として

申年

2016年01月01日 | あれこれ
明けましておめでとうございます。

更新が滞りがちにもかかわらず、昨年は多くの方に来ていただき、そして贔屓にしていただき、ありがとうございました。
おかげ様で、ブログを始めてから11度めの正月を迎えることが出来ました。
無愛想なブログですが、今年もよろしくお願いいたします。

2016年が、ウンナンの二人にとっても皆さんにとっても、良い一年でありますように。

ゆく年2015

2015年12月31日 | あれこれ
気がつけば大晦日。
2015年を振り返ってみると、今年は色々な方の訃報に接する機会が多かったような気がするな~。
個人的には、1月にSF作家の平井和正氏がお亡くなりになったのがいちばんのショックでした。
平井氏の作品について語り始めると、字数制限に引っかかってしまい1回ではとても書ききれそうにないので(笑)今回は割愛しますが、「言霊(ことだま)」という言葉を初めて知ったのは、平井氏の著作から。
奇しくも、今年の現代狂言Ⅸの新作は、「ことだま交差点」。
南原さんは平井氏の著作を読んではいないと思いますが、タイミング的にも何か浅からぬ縁というものを感じてしまいました。
それから、10月にはイラストレーターの生頼範義さんも永眠。
生頼さんは、平井氏の初期から中期にかけての本のカバーイラストや挿絵を描かれていて、平井氏の愛読者にとってはとても馴染み深い方。
あのダイナミックなタッチの画をもう新たに見られないと思うと、本当に残念です。

それから。
私事では、今年の5月でブログを始めて10年だった、ということに今になって気づきました(笑)。
この10年を振り返ると・・長くなりそうなのでこちらも割愛しますが(笑)、ブログを始めるきっかけは、「ウンナンタイム」を聴き「語らずにはいられない!」という強い衝動があったから(笑)。
来年こそはコンビでの活動を・・是非とも二人でラジオをやって欲しいと強く願いつつ。


リアル招き猫とともに・・・。

               

良い年をお迎えください。



ヒルナンあれこれ その2

2015年12月30日 | ウンナンあれこれ
ヒルナンデスについて昨日の記事で書ききれなかったことがあるのですが、文字ばかりというのも何なんで(笑)、こんな師走の夕景をはさみつつ。

            


12月28日(月)放送のはとバスツアー2時間SP。
オープニングで、南原さんは背面を見せクルッと華麗に(ちょっとよろけながらも)一回転して登場していましたが、あれ、簡単そうにやってたけど、実際はかなり難しい動きです。
「雨に唄えば」でジーン・ケリーがあの回転をしていて、影響を受けた私も真似をしたことがあるのですが(笑)、こけそうになりあわや大惨事になるとこでした(ずいぶん昔の話ですが・笑)。
あれは普段から体幹を鍛えている南原さんだから出来るのであって、良い子のみなさんは南原さんのマネをしてクルっと回ってみたりしないほうが良いと思います。いや、ホントに(笑)。
あとは、ランドマークタワーの展望台へ向かうエレベーターの中で、必死な顔で鼻をつまみ耳抜きをしていた南原さんに大笑い(笑)。
そして、社員一同の必死なモノマネに笑ったり、最後の最後、締めの言葉で思いっきり噛んでいた南原さんに、またまた大笑いしたりと(笑)、1年ぶりの南原社長参加の社員旅行を2時間たっぷり楽しんでしまいました。


他にも、今年のヒルナンデスのおもしろ場面はいろいろあるのですが・・・。
木曜日の「女優ごはん」での、

水卜「女優の味」
南原「庶民の舌」

という、おなじみのやり取りは、わざわざ書きおこすまでもなく面白いので割愛(笑)。
いや、でも、南原さんと水卜アナだけではなく、村上君や他のメンバーも含め、VTRとスタジオで絶妙なやり取りで盛り上がるこのコーナーは、本当に面白かったです。
このお馴染みのやり取り以外では、
8月20日(木)放送の「女優ごはん」。
行きつけの店を正解した村上君がステーキフリット食べている姿を、睨みつけるように見ている水卜アナに対し南原さんは、

南原「(相撲の)立ち合いの顔してるよ」
横山「ハッハハハハハハ」

確かに、肉を目の前にしながら食べられないでいた水卜ちゃんは、ものすご~く険しい顔をしてました(笑)。
それから、相撲つながりでいうと、
12月10日(木)放送の「東京おしゃれ探し」。
「With」のスタイリスト小山田さんがコーナーの途中で、水卜アナにおすすめの服を選んでくれることになりましたが、

ナレ「水卜アナにおすすめのコーデを作ってくれることに」
水卜「ありがとうございます」
南原「来ますか?ナンバーワン女子アナが来ますか?」
水卜(笑)
南原「いよいよ土俵入りですか?」
水卜「ハッハハハハハ、力士じゃない(笑)」

小山田さんが選んでくれたのはもちろん化粧まわし・・ではなく(笑)、白のコートに白のガウチョ、ダスティーブルー(ヒルナン見て覚えた・笑)のニットという、水卜アナにとても似合うコーディネートでした。
そんなコーデを水卜アナが実際に着てみたVTRのあとには、

ナレ「水卜アナ、実際に着てみた感想を五秒以内でどうぞ」
水卜「これでアナウンス部に入ったらかっこいい先輩でいられるかなと思うので、毎日これを着たいと思います!」
南原「毎日はやめたほうがいいと思うよ」
水卜「(笑)」

というやり取り。
ここは冷静にツッこんでいた南原さんでありました(笑)。


あと、南原さんから水卜アナへのツッコみで印象に残ってるのは、
11月23日(月)放送の「ヒットの法則調査するんデス」。
フランフランのお店であれこれと調査をしていたメンバーですが、部屋にソファもクッションもないと言う水卜アナに対し、スタジオの南原さんは「お寺に住んでんの??」(大笑)。
ソファとクッションがないからといって、水卜アナもお寺に住んでるわけではないと思いますが(笑)、大笑いすると同時にその発想に感心してしまいました。



他にもまだまだおもしろ場面はあったと思いますが、整理できたのはここまで、というこで(笑)。
2015年のヒルナンデスあれこれでありました。


ヒルナンあれこれ

2015年12月29日 | ウンナンあれこれ
今年も残すところわずかになってしまいましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私はといえば、テレビのHDDの整理などをして過ごしておりました。
HDDに入っているのはほとんど「ヒルナンデス」だったのですが(笑)、今年のヒルナンデスを一言で振り返ると、「南原さんの少食キャラが確立した年」ということでしょうか(笑)。
例えば。

10月16日(金)の放送のデパ地下ハンター。
水卜アナとニッチェが金曜レギュラーの名前札を引き、出た人が喜ぶデパ地下グルメを買う、というコーナー。
南原さんの札を引き、南原さんが喜びそうなデパ地下グルメを買うべく三人がデパ地下見て回りますが、

江上「いや~いちばん難しいかもしれないな~。まず南原さん食がちょっと細いからね」
南原「そうそうそう」
近藤「あんまりものを食べてるイメージがない」

というやり取り。
マセキの後輩にも南原さんの少食はちゃんと伝わっているようです(笑)。
そして、和食のお店では、水卜アナが「(南原さんは)和食はお好きです」と話しますが、

水卜「南原さんは、美味しいものをちょっとづつ、ちょこちょこ召し上がるのが好きなんですよ」
南原「そうそうそう」
近藤「女の子みたいだな」
江上「女子。やっぱ水卜ちゃんがいちばんよく知ってるね。
近藤「そうだね」
江上「ずっと一緒にいるもんね」
水卜「たいたい「ヒルナンデス」隣で見てるので、南原さんが何に反応してるかはだいたいわかります」
近藤「なるほどなるほど」
水卜「丸々一個のお肉とかは無理です」
近藤「無理?」
江上「もう無理なんだ」
(スタジオ・笑)
南原「正解正解」
水卜「「一口で良い」って言います。いつも。アッハハハハ」
江上「でもあれかな?お腹にたまらない物のほうがいいかな?」
水卜「もしあのかぼちゃ煮だったら、半分でいいかもしれません」
近藤「うそ!あれを半分でいいの?」
南原(人差し指をふりなから)「そうそう半分で十分」
(スタジオ・笑)
水卜「ちょっとづつちょこちょこ」
有吉「南原さんは芋栗南瓜(いもくりなんきん)ですから」
(スタジオ・笑)
水卜(ナスとエリンギのおろしサラダを見て)「おろしサラダとか、そういう物もいいかなと思いますね」
江上「いい」
近藤「これだったら食べられるんじゃない?」
南原「おじいちゃんじゃねぇんだよ!」
(スタジオ・笑)
南原「歯はあるんだよ歯は!」
水卜「大丈夫です、食べられはします(笑)」
南原(ワイプの中で自分の歯を指さしながら)「ちゃんと歯はある!」
江上「好きかどうかだよね、食べられるか食べられないかじゃないよね(笑)」
水卜「はい(笑)」
(注・南原さんと有吉さんはワイプの中からの声)

と、少食を通り越してすっかりおじいちゃん扱いされてた南原さん(笑)。
少食キャラとおじいちゃんキャラは似て非なるものですから、ここは南原さんがワイプの中から全力で否定するのも当然です(笑)
ちなみに、このあとスタジオにナスとエリンギのおろしサラダが出てきますが、南原さんはナスではなく大根おろしをほんの一口食べるという小ボケをかまし、金曜メンバーから「ナス食べてください!」と思いっきり突っ込まれてました(笑)。



それから、
11月2日(月)放送。
ヒットの法則とことん調査するんデスで、伊勢丹で販売されているスェーデンのクッキー「ハッロングロットル」を紹介。
で、それが一口サイズだったのを見て、南原さんはワイプの中から「大きさがいい」「食べやすい」と、味や値段よりもクッキーの大きさに食いついてました(笑)。
あと、伊勢丹では色々なお店の看板商品をアレンジして売っていて、中村屋の月餅も小さくカラフルにアレンジされている、というVTRでは、

村上「一口サイズになってる」
南原「一口サイズ大好き!」

と、またもや一口サイズに反応する南原さん(笑)。
ワイプの中の南原さんの声を聞いてると、味ではなくサイズの情報しか入ってこなくて困ります(面白いのでホントは全然困ってませんが・笑)。


それから、
11月16日(月)放送の、
ヒットの法則とことん調査するんデスでコメダ珈琲を取り上げたときには、大きなみそカツサンドが出てきたVTRを見て、南原さんは「でかっ!でかっ!」「見てお腹いっぱいになっちゃった」(笑)。
一方、モーニングサービスでコーヒーにトースト半分、玉子一個なのを見ると、「ちょうどいい量だね」「十分すぎるね」。
・・・大きなみそカツサンドのVTRを見ただけでお腹いっぱいになっちゃうって、どんだけ少食なんだ?という感じです(笑)。



さらに、
12月10日(木)放送では、
2015年下半期1番テレビに出ていた新グルメは?の番外編、1番テレビに出ていた新スイーツは?で、「ローラーズ・カップケーキ」が1位に。
スタジオに実物が登場し人気の秘密を紹介。
直径約4センチの一口サイズになっていてたくさん食べることが出来る、とのことでしたが、

水卜「さぁ、南原さんには、一番人気の生地のチョコとクリームチーズが相性抜群のレッドベルベットをお召し上がりいただきます」
南原「いいですか?(カップケーキを手にして)このサイズ感大好きです」
水卜「アッハハハ、南原さん、一口・・」
村上「南原さん少食ですから」
南原「少食ですね」
水卜「女子と南原さんは一口サイズが大好きです」
横山「胃袋乙女ですからね」
水卜「ハッハハハ」

とううやり取り(笑)。
水卜ちゃんの「女子と南原さんは一口サイズが大好きです」というのが今年の流行語大賞でもいいなと個人的には思っていますが(笑)、それはそれとして。
昨日の12月28日(月)の放送、
はとバスツアーでも、南原さんの少食キャラは炸裂(笑)。
バスの中では、

遠藤「さぁ、南原さん。ちょっと小腹どうですか?」
南原「あ、俺、全然すかない。少食なのね」

というやり取り。
ご丁寧にテロップでも「南原社長の特徴・食がとっても細い」と出ていて、思わず笑ってしまいました。
(出されたみたらし団子を食べるときも一口がとても小さかったな~・笑)
中華街へ行き、直径5センチのミニ肉まんが出てきたときも、

水卜「南原さんの大好きなサイズ感」
南原「あ、これいいいね。探してたこういう肉まん」

出演者が多くてカメラに映ってないのに、声だけでちゃんと南原さんのフォローをする水卜アナ。
さすが南原さんのことをわかってるな~という感じです(笑)。


・・・と、ざっと取り上げただけでもこれだけ少食話が満載(笑)。
曜日を問わず少食キャラがすっかり浸透した南原さんでありました。
この手のやり取りはもっともっとあったと思いますが、全部書いているとキリがなくなりそうなのでこのへんにしておきます(笑)。

それにしても、南原さんは少食キャラで、水卜アナは大食いキャラというのが面白いな~(笑)。
まったく好対照の二人がメインMCというのが、番組好調の秘訣の一つかもしれません。


ちなみに、このはとバスツアーで北京ダックを一口でパクリと食べてしまった水卜アナに対し南原さんは「一口姫」と命名(笑)。
11月15日(木)放送の田崎さんと秋鍋をするというコーナーで、水卜アナが戸越銀座で買い出し中にネギトろのかたまりを箸ですくい食べていたときも、南原さんはワイプの中から「一口姫」。
と思ったら、10月26日(月)放送のヒットの法則とことん調査するんデスで、水卜アナがデニーズのハンバーグを大きな口を開けて食べているのを見たときは、

南原「妖怪一口」
水卜「命名いただきました(笑)」

同じ「一口」で食べているのに、あるときは「姫」、またあるときは「妖怪」(笑)。
こんなふり幅のあるツッコミこそが南原さんの愛情の証ということなのでしょう(笑)。




夕焼け

2015年12月09日 | あれこれ

            



ラジオあれこれ

2015年10月26日 | 現代狂言Ⅹ
珍しく、今月二度目のブログ更新(笑)。
今回は、南原さんがゲスト出演した先週土曜日のSHELLYのラジオについてあれこれと。

番組の冒頭にかかっていたブラビの「タイミング」を久しぶりに聞き、やっぱりいい歌だな~と感慨にふけっていると(笑)、CM明けに早速南原さんが登場。
「ラジオのゲストは初めてかもしれない」という南原さん。
そして、台本通りに進行するSHELLYに「シェリーはまじめだね~」というつっこみなどもありつつ(笑)。
「ヒルナンデス」についての話。
やりやすい曜日は?という質問を(出演者から)されたときは南原さんは「訊いた人の曜日が好き」と、答えるとのこと。
どの曜日が・・?という話は、以前、渡部さんとやったトークライブのときにも出ていて、そのときは曖昧な答えのままだった気がしますが、この話題が出てくると、私はいつも「ローマの休日」のラストを思い出してしまいます(笑)。
歴訪した都市でどこが印象に残ってる?という記者からの質問に、「どの街もそれぞれに・・・いえ、ローマです!」と答えるオードリー。
そんな王女様と南原さんの姿がダブって見え・・るかどうかは兎も角として(笑)、王女もメインMCも気を遣うことが多くで大変なことには変わりがありません(笑)。
それはそれとして。
南原さんの「シェリーはバラエティー界の番人」「新人よ、シェリーの門を通ってこい!」という、門番SHELLYの話などがありつつ(笑)。
各曜日のお食事会の話も。
食べに行くお店は南原さん自身が決めるそうですが、SHELLYいわく「各曜日やっぱり生放送の中の限られた時間しか南原さんと接することが出来ないんで、あの食事会はめちゃくちゃうれしいっす」とのことでした。

続いては。
今年で芸歴三十年だけど気がつかなかった。
という話から、芸人になるきっかけやコンビ結成の話などをあれこれと。
高校時代に落研に入っていて、刑務所の慰問に行くときに護送車に乗った。
専門学校で漫才の授業があり、内村さんとコンビを組んだがあぶれた二人だった。
「ウッチャン組む?」と言ってコンビを組んだ。
「お笑いスタ誕」出場、「だれやら」はなぜ始まったか・・などなど。
ファンにはお馴染みの話を軽~くさわりだけ話してました(笑)。

そして、家族の話も。
子供は今年10歳の小学五年生。
サッカーをやりたいとか野球をやりたいとか言い出したそうですが、

シ「南原さん、スポーツめちゃくちゃお詳しいから」
南「あぁあぁ」
シ「それこそ野球やらせたい、とか」
南「本人がやりたいって言い出したらやる。それ待ってて」
シ「へぇ~~!?」
南「野球とかも、でも、俺、最新の投げ方とかを、工藤さんとかいろんな、知ってるから(笑)」
シ「ハッハハハ」
南「それを息子で試すのよ」
シ「あ、そうなんですね」
南「こんなふうに握るんだぜ、とか」
シ「あぁ、あぁ」
南「こんなふうに手の甲を返すんだぜ」
シ「はいはい」
南「こんなふうに足をステップを踏むんだぜってやったら」
シ「うん」
南「いい球投げ出すんだよ」
シ「アッハハハハ」
南「俺が昔知っときゃ良かったっていうのを、彼を通じで、ホントだっていうのを」
シ「あ、そうなんですね」

とのことでした。
「Get」で栗さやん工藤さんから教わったことを、優世くんに教えている南原さん(笑)。
「ヨルナンデス」での投球を見たら、南原さんも教わったことをあながち無駄にはしていないと思いますが(笑)、いずれにしても、最新理論を伝授されている優さんの将来か楽しみです(笑)。

あと、スポーツ以外の子育てについての話もしてましたが、南原さんいわく、子供でも表(外)と家では顔が違うと思うが、親の前でいい子ちゃんぶるより親の前ではリラックスして素直に感情が出せるようにしたほうがいいんじゃないの、という話をしている、とのことでした。
それから、子供が親に似ていないところは、それがその子の個性だと聞いたことがあるので、そこを大事にしている。
南原さんは鉄道に興味がないけど、子供が好きだと言ったからSLに一緒に乗りに行ったり、スキーに行きたいと言ったから行ってみた。
そうすることによって、自分自身も世界が広がって面白い。
とのことでした。


あとは、夫婦円満の秘訣は10分でも20分でもいいから話をすること。
夫婦喧嘩はあまりしない。「俺はあんま喧嘩得意なほうじゃないから」。
という話がありつつ、
SHELLYから「おうちのことやられるんですか?」という質問。
南原さんは、皿洗いもするし、今日もごみを捨ててきた(ゴミ出し大臣はいまだ健在・笑)、朝ごはんもたまには作る。
で、

南「コーヒーは俺が入れる、だいたい、入れる係り」
シ「え?なんでですか?それは」
南「気になるんだよね、水瓶座だから」
シ「ハッハハハ」
南「すっごい飲み物が気になるの」
シ「え?水瓶座って飲み物が気になるんですか?(笑)」
南「そう(笑)、最近思い出した俺、水瓶座だから気になるのって」
シ「初めて聞きましたけど(笑)」
南「あと、干支もすごい関係してるよ」
シ「え?そうなんですか」
南「うん、俺、すぐ丸飲みすんのね、必ず、丸飲みして」
シ「食事をですか?」
南「そう、食事丸飲みが多いの」
シ「はい」
南「必ず飲みでグッてやるの、巳年だから」
シ「フッフフうっそ~(笑)」
南「ホント、ホント、ホント、ホント」
シ「うっそ~、ホントですか(笑)」
南「で、俺、お腹いっぱいだともうそこから食べられないの」
シ「あぁ~」
南「巳年だから」
シ「いや(笑)関係ない(笑)」
南「いや、ホントだって(笑)」
シ「お腹いっぱいだったらみんな食べないですよ(笑)」

という話も(笑)。
水瓶座だから気になることを「最近思い出した」って何?(笑)とか、SHELLYの言うように「お腹いっぱいだったらみんな食べないですよ」とか、いろいろとツッこみどころ満載の会話でしたが(あと、南原さんは少食だけどヘビは何でも丸のみしてけっこう大食いだと思うけどな~・笑)、兎にも角にも、久しぶりに南原理論を聞けて良かったです(笑)。
あ、そういえば、以前は、「巳年だから寒いところが苦手」「だからスキーには行かない」と言ってたと思いますが、優さんが行きたいといえば巳年生まれでもスキーに行くようになるんですから、家族の力は偉大ですね~(笑)。
それから、

南「干支って大事だから!」
シ「そうなんですか?」
南「あぁ」
シ「へぇ~」
南「内村」
シ「はい」
南「得体が知れない、辰年」
シ「アッハハハハハ、そうなんですか(笑)」
南「いまだにどんな人なんだろうってわからない」
シ「へぇ~!?辰年はちょと得体が知れない」
南「得体が知れない」
シ「え?だってもう(コンビを)組んで30年・・以上ですよね」
南「そうだね、あ、まぁ、プロになって30年だね」
シ「30年」
南「その前から、学生時代から2年くらいだね」
シ「32年一緒に過ごしてこられてやっぱりまだつかめないですか?」
南「つかめないね」
シ「ハッハハハハハ」
南「ハッハハ、ま、そんなにつかもうともしないけど(笑)、ハッハハハ」
シ「つかんであげてください(笑)」
南「ハッハハハハハ」

という話もしてました(笑)。
SHELLYのウンナン評は「仲がいいとか悪いとこではなく自然体」「兄弟みたいな感じ」とのこと。
で、南原さんは内村さんと同じ「AB型だった」という話に。
SHELLYから「(血液型や星座を)気にするんですね?」と言われ、南原さんは「(自分は)意外と女子」(笑)。
で、そんな意外と女子な南原さん(笑)しか知らない内村さんの秘密は?という質問には、
ズボンはサイズが大きいのはいていて、ベルトのあたりをもって持ち上げる。
大体丈が長い。
南原さんがあげた誕生日プレゼントをずっと移動車に置いたままにしていた。
という、こちらもファンにはお馴染みの話をしてました(笑)。
あとは、
内村さんの電話番号は知らない。
時々会うとびっくりする。
今年三回見た。
「二人っきりであったときはどうする?」という質問には、
「好きな映画の話する」「最近何見た?」
という話をする、とのことでした(笑)。

それから、
「夢で逢えたら」で一緒だったダウンタウンとも最近はなかなか一緒にならない。
野沢は帰ってきたときに清水ミッちゃんと当時のスタッフと会う。
「夢で逢えたら」は明け方まで収録をしていたので眠かったとしか覚えてない。
「芸能界で生き残るには?」というリスナーからの質問には、
周りの人に恵まれてる。
先生に「やりたいことを見つけていなさい」と言われていたので、いつも問いかけている。
そして、やってみたら世界が広がる。
広がっていくのが好きかも。
そして、スポーツなどを取材すると、いろいろと共通点が見つかる、という話も。
体の動かし方や声の出し方など、深いところでつながっていたのがわかる。
で、フィギュアの羽生選手と会った時に、社交ダンスではターンをするとき鎖骨を気にしているが・・という話をすると、「あ、僕もそうです」という答えだった。
ラグビーのタックルを見ても「あ、これアマレスと同じようなタックルしてるな」というように共通点を見つけている。
で、「これを誰に話そうかっていうでもなく自分で悶々としている」
とのこと。
今、ラジオなどをやっていたら、南原さんも悶々とせず、南原理論や大発見を嬉々として話していただろうな~。
もっとも、内村さんは全然興味なく鼻をクンクンならしながらつまらなそうな顔をしていると思いますが(笑)、いずれにしても、二人のトークが聞ける場が欲しいと思う今日この頃です(ホントはかなり前から思ってますが・笑)。
それから、「夢」を聞かれた、南原さんは「日本のミュージカルを作ってみたい」。
とのことでした。


あとは、野球の話もしていましたが、この放送は日本シリーズの出場チームが決まる前に収録されたものだったようで。
なので、日本シリーズについては、かなりふわっとした話に終始してました(笑)。

そして、最後は現代狂言についてのお話。
現代狂言は今年で十回目、三世代で笑える。
言葉は難しくても三分間我慢すればスイッチが入ってわかるようになる、というお馴染みの話(笑)がありつつ、

シ「今回は出演はどんな方がされるんですか?」
南「出演は、今まで出てもらってる弘道お兄さんとか」
シ「おぉ~」
南「あと、今回、セイン・カミュですね」
シ「へぇ~!?」
南「新作でちょっと」
シ「セイン・カミュさんはどんな役で出られるんですか?(笑)」
南「えとね、これはね、あの~、洞窟を舞台にした話。今、自分ちょうど作ってる話で」
シ「あ、なるほど」
南「洞窟を舞台にして」
シ「はい」
南「ウサギが出てくる」
シ「ふ~ん」
南「これ、東洋と西洋とウサギが出てくるなと思って」
シ「えぇ」
南「あの、あれを観に行ったのよ、鳥獣戯画を観に行ったのね」
シ「はい」
南「鳥獣戯画展ってあったの」
シ「えぇ」
南「これ面白いな、鳥獣戯画って面白いわと思って」
シ「うん」
南「あれ?なんか西洋であったな、あ、不思議の国のアリス、あれ?ウサギが出る、っていうんで」
シ「ほぉ~~」
南「「不思議なフシギな鳥獣茶会」っていうのを」
シ「ハッハハハハハ」
南「洞窟ん中で」
シ「へぇ~~」
南「いろんな場面が、西洋と東洋と」
シ「あぁ~~ 」
南「あと、昔の人が出てきたりとかっていう、それをぐじゃっていう世界を」
シ「あ、じゃ見てるといろんな、あれ?これあのことかな?っていう」
南「そうそうそう」
シ「ものが出てきたりとか」
南「それを、ま、ちょっとミュージカルふうに」
シ「へぇ~~」
南「歌もあって、ま、社交ダンスもあったりとか」
シ「おぉ~」
南「昔の小舞っていう踊りもあったりとかっていうので、こう見せてみようかな、という」
シ「あぁ~、かなりじゃあオールマイティエンターテイメントというか」
南「そうそうそう」
シ「いろんなものが楽しめる」
南「そうそう」
シ「そうなんですね」

という話も。
う~む、「鳥獣」のほうはなんとなく想像がつきましたが、「不思議な・・」の「不思議」は「不思議の国のアリス」の「不思議 」だったんですね~!?
勘の良い方はとっくに気づいていらっしゃったかもしれませんが、勘の鈍い私は南原さんの話を聞いてビッくら仰天(笑)。
そして、アリスと鳥獣戯画を結びつけちゃう南原さんの発想に、さらにビックリしてしまいました。

           
             (イメージとしてはこんな感じ・・かな?・笑)

「不思議の国のアリス」は持ってるけど読んでない、という状態だったのですが(笑)、これを機に読んでみようかな?と思いつつ、新作どんな作品になるのか、今から楽しみにしたいと思います。

最後は、現代狂言の公演告知。
それから、現代狂言をやるようになってすごい楽になった、お芝居するにしても司会するにしても納得できるものが見つかったんで、という南原さんの話があり、番組は終了。


今回はゲストということで、南原さんも遠慮しつつトークをしている感じでしたが、「干支って大事だから!」と力説していた「意外と女子」な南原さんには大笑い(笑)。
そして、現代狂言の新作の話を聞けたのは僥倖でありました。



秋桜

2015年10月02日 | 現代狂言Ⅹ
           

現代狂言の公演情報が出てくると、♪今は~もう秋~♪だな~と感じる今日この頃(笑)。
記念すべき10回公演は、北から南まで全8か所、13公演が行われるとのこと。
あの日程で13公演をどうやってやるんだろう?という疑問もありますが、兎にも角にも、来年も東奔西走の現代狂言一座の皆さまには、体に気をつけて頑張っていただけたらと思います。

発表されている情報をもとに、早くもあれこれと想像を巡らせていますが(笑)、古典の「千切木」は、あらすじをちょっと調べてみただけで、すでに面白そう(笑)。
シテの太郎は是非とも南原さんにやってほしいな~。
で、妻は万蔵さん、というのがベストな配役な気がしますが、どうでしょう?(笑)
新作は、「不思議なフシギな鳥獣茶会」というタイトルとのこと。
これはもしかして擬人化コント・・いや、擬人化狂言なのかな?(笑)
どんな感じになるのか、まったくわかりませんが、鬼も笑う来年の公演を今から楽しみにしたいと思います(笑)。



向日葵

2015年07月22日 | あれこれ

           

今日、7月22日は内村さんの誕生日じゃあ~りませんか。
51回目の誕生日、おめでとうございます。
これからも、健康に気をつけて頑張ってください。


ところで。
ここ最近はといえば、ヨルナンデスで、あまり似てない中井貴一さんのモノマネを全力でしていた南原さんに大笑いしたり(笑)、始球式で世界の盗塁王リッキー・ヘンダーソンにデッドボールを当てたのと同じ人とは思えない(笑)ナイスピッチングをしていた南原さんに感心したり、ロケに出て久しぶりにはしゃいでいる南原さんを見て、夏バテしそうな体にスタミナとパワーをつけていたのですが(笑)、そんなこんなの話はいづれまたするとして。

今回は、少し前のヒルナンデスでちょっと笑ってしまった、森アナと南原さんのやり取りのおこしを少し(笑)。
7/8(水)のヒルナンデス、ニュースコーナー。
東京ディズニーランドにリロ&スティッチのスティッチと会話が楽しめる新しいアトラクションが出来る、というニュースをうけ

森 「南原さん、スティッチとどんな話がしたいですか?」
南原「そうですね・・・コップに半分水があるとしたら」
森 「はい」
南原「それを見て、残り半分しかないと思うのか」
森 (笑)
南原「まだあると思うのかっていうのを聞いてみたいですね」
ミッツ「哲学的なことをね」
森 「どっちでしょうね、スティッチ(笑)」
水卜「スティッチと」
森 「答えが聞いてみたいです(笑)」
南原「聞いてみたいです(笑)」
ミッツ「南原さんなんかお悩みかな」
南原「ダメかな、ハハハ。また明日お願いします」
森 「お願いします」

真面目な顔をして「コップに半分水が・・」と言う南原さんと、ミッツさんの冷静なツッコミに思わず笑ってしまいました(笑)。



現代狂言Ⅸ

2015年03月17日 | 現代狂言Ⅸ
2月7日から3月7日まで、全国各地で全8公演が行われた現代狂言Ⅸ。
私は、2月7日国立能楽堂で行われた昼夜の2公演、2月8日同じく国立能楽堂の2公演、2月21日の福島棚倉公演、そして3月7日の東京板橋公演へ行ってきました。
計6公演を観劇した現代狂言Ⅸの感想を、あれこれと。

           

まずは、古典の「棒縛」。
太郎冠者が南原さん、次郎冠者が平子君、そして主人が万蔵さん。
あらすじは。
自分が外出しているときに太郎冠者と次郎冠者が盗み酒をしていることに気づいた主人。
二人をだまし、太郎冠者は棒に縛り、次郎冠者は後ろ手に縛って外出する。
残された二人は、縛られたまま酒を飲もうと知恵を絞る。
何とか酒にありついた二人は、歌を歌い舞を舞っていたが、そこへ主人が帰ってくる・・・。

タイトル通り棒に縛られていた太郎冠者の南原さん(笑)。
でも、縛られる前には、こんなふうに棒を使えるんですよ~というのを主人と次郎冠者に披露(というか自慢・笑)。
10月の「伝統WA感動・日本の笑い-古典」で公開初稽古をしていたときは、南原さんは棒を握る手が上か下かよくわからずあたふたとしていましたが(笑)、今回はもちろんそんなことはなく、鮮やかな棒さばきを披露してました。
ただ、初稽古のとき万蔵さんは「棒の使い方などは、綺麗にやるけど格好良くやってもしょうがない。サーカスで言うと空中ブランコを本当はできるのにわざと失敗するピエロみたいなもの」という話も。
南原さんの棒さばきがその域まで達していた・・のかどうかは素人の私には判断は出来ませんでしたが、綺麗にやっていたことは間違いありませんでした。

棒さばき以外の見どころはというと・・・やはり南原さんの顔芸でしょう(笑)。
お酒の匂いを嗅ごうとしたり、棒に縛られた手で飲めない酒を必死に飲もうとする南原さんの表情と動きには、大笑いしてしまいました。
前のほうの表情が良く見える席だと面白さはさらに倍(笑)。
久々の南原さんの顔芸を観れただけでも行った甲斐がありました(笑)。
そんな顔芸も含めこの役は南原さんに合っている、という感じでしたが、だから万蔵さんはこの演目を選んだのかもしれません。
それにしても、ずーっと棒に縛られたまま演技をしたり舞を舞うというのは本当に大変だろうな~。
体力的に大変なのはもちろん、あんなふうに案山子のように棒に縛られていたら、お酒が飲めないだけではなく鼻の先が痒くなってもかけないし、トイレにも行けないし・・などと考えてしまいましたが(笑)、いや、でも、稽古もかなり大変だったのではないのかな?というのは想像に難くなく、本当にお疲れ様でした、であります。
それから、今回は舞いだけではなく、歌(謡と書くのかな?)も平子君とともに何曲も歌ってました。。
南原さんの歌声がかすれ気味のときが2度ほどあり、少し気になったのですが、本当にかすれていたわけではなく、ちょっとした体調の加減だったようで。
舞台の出来としてかすれ声はどうなのかな?という気もしますが、その後の演技には影響は出ておらず、こちらは何よりでした。
あとは、やっとのことで酒を飲んだあとに舌鼓を打つ場面。
いい音がしたりそうでなかったり、公演によってまちまちでしたが、やはり、舌鼓は「タン」といい音がしたほうが場が締まります(笑)。

南原さん以外の感想では。
平子君は相変わらずベテラン狂言師みたいだな~(笑)。
それから、途中に出てくる擬音が面白く、これも600年まえからあったのか、と笑いながらも感心。
酒蔵の鍵を開けるときの「ピーン」という音や、酒壺の蓋の紙を開ける「ムリムリムリ」という擬音など、その響きに単純に笑ってしまいました。
太郎冠者と次郎冠者が協力して酒を飲むときの「静かに」「こぼすな」「静かに」「こぼすな」というやり取りの繰り返しも面白く、パンフレットに南原さんが書いていたように「ことば」の面白さを感じられる場面でした。
古典も何作も観ていると、さすがに台詞はどんなことを言っているのか大分わかるようになってきたのですが、歌のところは、いまいち聞き取ることが出来ず、ちょい残念。
それから、縛られて舞を舞う太郎冠者と次郎冠者の場面も、元の舞がどんな感じなのかわかっていればさらに面白く観れたと思いますが、そのへんの素養がなくもうひとつ面白さが実感できなかったのも、ちょっと残念なところでした。

あ、それから、この「棒縛」で出てきた歌。
♪酒はもと薬なり♪♪世はまた人の情けなり♪
は、新作「ことだま交差点」では、
♪ことばはもと魂なり♪♪世はまた人の情けなり♪
というふうに、つながっていたんだ!?ということを、今になって気づき、改めて感心してしまいました(笑)。
ちなみに「棒縛」では、太郎冠者が「ご許されませご許されませ」、主人が「やるまいぞやるまいぞ」と言いながら退場。
「ことだま交差点」でも南方朔が「ご許されませご許されませ」と言いながら退場しており(大神様は「やるまいぞ」とは言わず)こちらも、古典と新作がつながっている作りになっていました。
あとは、主人に騙されて縛られているのに、
太郎冠者「身から出した錆じゃ、しょうことがない」
次郎冠者「その通りじゃ」
と言ってるのが、なんか良いな~(笑)。
縛られてるのに怒るわけでもなく、呑気な会話をしている二人に思わず笑ってしまいました。
それから、最後の場面、次郎冠者が退場し、残された太郎冠者が縛られた手を主人顔のところに持っていき、
太郎冠者「やぁ」
主人 「やめぬか」
太郎冠者「やぁ」
主人 「やめぬか」
というやり取りも、何ともとぼけた感じ(笑)。
これぞ和楽の世界という感じの「棒縛」でありました。





続いての番組は、古典の「茸(くさびら)」
山伏が石井ちゃん、何某が三浦祐介さん、茸が弘道お兄さん、石本君、森君、ジョニ男さん、大野君、平子君、そして万蔵さん(東京公演では他に若手芸人ツインテルの倉沢学さん、勢登健雄さん、モグライダーのともしげさんが参加)。
あらすじは。
家に気味の悪い茸が生えてきたので、山伏を呼んで茸退治の祈祷をしてもらうが、祈祷の祈りをすればするほど茸の数は増えていく・・・。

「茸」の感想はというと・・・ジョニ男さんがずるい!(笑)
山伏の石井ちゃんが♪ぼ~ろ~ん♪ぼ~ろ~ん♪と祈祷すればするほど増える茸たち。
そんな中でヒメ茸(たけ)として登場したジョニ男さん。
ヒメ茸だけに綺麗なお姫さまのような着物を着て、舞台中央にちょこんとあの顔で座っただけで大笑い(笑)。
退場するときも、一人で最後に残って笑いをとってましたし、チョピ髭おじさん(茸のときはメガネなし)にはまんまとしてやられました(笑)。
ちなみに、普通は茸はお面をして演じるとのことでしたので、こういう笑いはちょっと反則かな?という気がしないでもありませんが(笑)、板橋では万蔵さんのちょっと辛そうな顔も観ることができましたので(笑)、こんな「茸」もあり・・なのかもしれません。
あと、今回初参加の三浦さんはいい声で、堂に入った何某(主人ではなく「なにがし」だったのか・笑)でした。


           


20分の休憩をはさみ。
最後の番組は、新作の「ことだま交差点」
下級の神様の南方朔が南原さん、サラリーマンの平均が森君、平均のことだまが弘道お兄さん、平子君、大野君、石本君、万蔵さん、平均の上司がジョニ男さん、上司のことだまが三浦さん、石井ちゃん。
大神様より「近頃言葉使いか怪しくなってきた人間界へ行き、人の心のうちに宿る美しい言葉を引き出し人の心を明るくせよ」という命を受けた南方朔。
渋谷の交差点に降り立った南方朔はサラリーマンの平均と出会うが・・・。

旗揚げ公演の新作「連句」と同じ、「ことば」をテーマにした「ことだま交差点」。
テーマは同じでも、懐古趣味などとは無縁。
より洗練され、この9年間培ってきたものがいかんなく発揮された作品になってました。
そして、南原さんらしい真摯な姿勢があらわれた脚本でもありました。

「ことだま交差点」で印象に残ったのは、南方朔が平均に言った「半歩の勇気」ということば。
人は急に生まれ変わったり、なりたい自分になれるわけではない。
何か呪文のようなものを唱えれば新しい自分になれる、というわけでもない。
あくまでも自分の力で着実に歩いていく、そうすれば道が開けてゆく・・・。
そんな考えが、「半歩の勇気」という言葉に集約されていたように思います。
これは、Ⅲの「サード・ライフ」の「自分探しではなく自分づくり」、Ⅷの「女王アリとキリギリスとカミキリムシ」の「目の前のことを懸命にやる、そうすればいつか素敵な縁(えにし)に出会えるかも・・」という言葉にも共通しているように思いますし、これこそが南原さんの真摯な姿勢の源のように思います。
・・・堅っ苦しい書き方をしましたが、ひと言でいうと「南原さんはちゃんとしてるな~」ということかな(笑)。
無いものねだりをするのではなく、泣き言をいうのでもなく、地に足つけてちゃんと生きている、そんな誠実な生き方が作品に反映されていて、こういうところが南原さんの最大の魅力の一つだと思いました。
あ、それから、「一歩踏み出す」と言わず「半歩」というところは南原さんらしいヒビリな性格を表してるのかな?という感じも(笑)。
(「嫌なら戻ればよい」というところはビビリな性格プラス優しさかな?・笑)

南原さんの真摯な姿勢というのは、「すべてのものはうつろいゆく」というもののとらえ方にも表れてるように感じました。
「生きるとは変わり続けること」というのを感傷的にとらえるのではなく、ニヒリズムに陥るのでもなく、そのまま受け入れて前を向いて生きていくという覚悟。
これは、「HUG」の「あきらめた僕たち」とも共通しているように思います。
野球もギターもいろいろとあきらめた自分を、卑下するわけでもなく開き直るわけでもなく、そんな自分を素直に受け入れる。
変わっていく、変わってしまうということは、時にはつらく認めたくないこともありますが、それを直視することが出来る、というのが南原さんの誠実さであり強さでもあるのだろうと思いました。

それから、「すべてのものはうつろいゆく」というのは・・・。
「夕景」も「季節」も「ことば」も「現代狂言」も変わっていく。
でも、変わらないものも・・・その心や思いは変わらない。
だからこそ、俳句は季節季節の心を伝え、大神様は変わっいく「ことば」を憂いながらも「ヤバイということばひとつを上手に使いこなす・・」と言い、現代狂言は毎年テーマやアプローチの仕方を変えながらも、その思いや心は変わらず続いている。
かつて万之丞さんが「伝統は形ではなく心を伝える」と言っていましたが、それはこういうことなんだろうな~と、今回「ことだま交差点」を観て改めて思いました。

              

あとは・・・。
「連句」では東方朔だったけど、「ことだま交差点」では主人公は南方朔というのを見て、ちょっとニヤリ(笑)。
同じ下級の神様で演じてるのは南原さんですが、続編ではなくパラレルワールドだからこうなった、ということなのかな?
あ、でも、上司について愚痴るのは東方朔も南方朔も同じで、ちょっと笑ってしまいました(笑)。
それから、東方朔は烏帽子をかぶり神様らしい格好をしていましたが、南方朔はもっとラフな感じで、「サード・ライフ」のサルヒコを思わせる姿(しっぽは無し・笑)でした。

それから、今回いちばん心に残った場面は、南方朔と平均君、そして大神様が空の上から夕日を見るところ。
南方朔と平均君が橋掛かりの欄干の上に座っている姿は、二人がビルの上に座って夕日を見ているようでもあり、スカイツリーのてっぺんに座っているようでもあり、あるいは雲の上に座っているようでもあり、はたまた成層圏を飛び出して宇宙の入り口から地球を眺めているようでもあり・・・。
見方によっていくらでも想像が膨らみ、これこそ南原さんが挨拶でいつも言っていた「セットも照明も何も変わっていない、変わっているのは皆さんの想像力・・」というのを表現している場面になってました。
こんなふうにして、刻々と変わる壮大な夕景を空の上から見ていたら、いつもネガティブなことしか言わなかった平均君が心ときめくのも無理のないことです(笑)。
(ホールでは舞台最前に南方朔と平均が座る、という演出でしたが、能楽堂とまたひと味違う趣きがあり、こちらもまた良かったです。二人が舞台最前に座る前の、南方朔が前にいて斜め右を見ている、平均は後ろにいて同じく斜め右を見ている、という場面でも、二人はちゃんと上と下で顔を見合わせて喋ってるように見えて、感心してしまいました)

それにしても、想像で作り上げる場面というのは、本当に豊かな世界だな~。
いくらリアルなセットを舞台上に作っても、それはよく出来た偽物でしかないわけで。
流行りのプロジェクションマッピングですごい映像を見せても、それは、見えているもの以上でなければ以下でもない。
でも、想像の中で出来た世界に限度はなく、無限に広がっていく・・・。
これらのことは600年前から続いていることであり、今さら私が力説しなくてもいいのですが(笑)、古典ではなく新作の「ことだま交差点」でこういう表現がなされているというのが、うれしいことであります。
いくら演出でこういう場面を作り出しても、演者の技量がなければ観客にいろいろな場面を想像をさせることは出来ないと思いますが、南方朔が空の上から「お~い!へいき~ん!実に良い眺めじゃぞ~~!」と呼びかける時の発声の仕方などは、遠くにいる人に呼びかける時の声だな、というのがよくわかり、大いに感心。
想像の世界を作るうえで大きな役割を果たす演技だったように思います。
もちろん南原さんの演技だけではなく、これらの場面を構成していた現代狂言一座の力があってのことだと思いますが、兎にも角にも、何度観ても引き込まれるいい場面でした。
そして、こういうところに9年間培ってきたものが出ているんだと思うと、感慨もひとしおでありました(笑)。
(ファンの贔屓目込みで観ていますので、評価は3割増しくらいかもしれませんが・笑)

それから、もう一つ心にとても残る場面が。
それは、大神様が「すべてのものはうつろいゆく」と説いたあと、ことだまたちが立ち上がり、
「心は聞き取る、お前のことばを」
「心は受け取る、言うことばを」
「心は傷つく、言うことばで」
「心は喜ぶ、お前の言うことばに」
と言う場面。
特別なことを言ってるわけではないのですが、ことだまたちが言うこの「ことば」を聞くと、自分の心の中の凝り固まっていた感情が、すーっとほぐれていくような気が・・・と同時に涙がじわっ(笑)。
う~む、本当に心に響く「ことば」だったな~。
きっと、凝り固まったものというのは私の中にあるネガティブな感情、言い換えれば平均君的な感情で(笑)、それが、壮大な夕日を観たりことだまたちのことばを聞くことにより、平均君と同じように心ときめき素直になっっていった、ということなのかもしれません。
・・・まったくの私の個人的な感情で、何のことやらという感じだと思いますが、ここもいい場面だったということで悪しからずご了承ください(笑)。

あと、印象に残っているのは、平均君がことだまたちに無言の世界に引きずり込まれる場面。
それまで仲間だと思っていたことだまが豹変し、ネガティブなことを口にしながら平均の周りに集まりだす。
そして無言の世界へと引きずり込んでいく。
まるで、ホラー映画で主人公が悪霊たちに地獄の底へ連れ去られていく場面のようで、怖かったな~。
ただ、どの公演でも、この場面ではだいたい笑いがおこっていて「あれれ?」という感じだったのですが(森君が「あ~!」と言いながら引っ張られていく様は確かに面白かったですが・笑)、私などは、面白さよりも怖さのほうが先に立ってしまいました(笑)。
(あ、でも、初めて観たときは私も笑いながら観ていたような気もしますので、その時々で観方も変わる、ということなのかもしれません)。

それから、「人は言葉で出来ている」「美しい言葉を使えばその者は心も晴れる」というのは、その通りだなと素直に納得。
私もブログを始めるときに、「文は人なり」という言葉を心にとどめ、出来るだけちゃんとした言葉(「美しい言葉」というのはちょっとおこがましいので・笑)を使っていきたいと思いながら記事を書くようにしていました。
ネットなどではネガティブな言葉をよく見かけますが、ああいう言葉を書いてる人は自分の書いたものを読み返したりしないのかな?そのとき自分で自分の毒(ネガティブな言葉)にあたったりしないのかな?という疑問も。
ネットのネガティブなことばと、「ことだま交差点」に出てくるネガティブなことばは少し意味合いが違う気もしますが、やはり美しい言葉を使い、心は晴れて明るくなったほうが良いことに変わりありません。はい。

あとは・・・森君はダメサラリーマンがよく似合う、とか(笑)。
ジョニ男さんは相変わらずジョニ男さんだな~(笑)。
現代狂言に南原さんの社交ダンス(ステップ)はやっぱり欠かせないな~(笑)
その南原さんのステップはさすがで、その場でクルクルと華麗に回転したときなどは客席から「お~」という小さ歓声が上がっていたこともあったっけ。
万蔵さんの舞は、こちらもさすがに堂に入っていて、南方朔じゃないけど「ここだけ異様にうまい」(笑)。
「ことだま交差点」を観て以降、会話やテレビなどで「ヤバイ」という言葉が出てくると思わず笑ってしまう。
などなど、細かな感想は色々とあるのですが、キリがなくなりそうなので今回はこのへんで(笑)。



・・・取り留めのないことを長々と失礼しました。
最後までご清聴ありがとうございました(笑)。
あれもこれもとついつい語りたくなる、現代狂言Ⅸでありました。
ちなみに、前にも書きましたが万蔵さんによると、現代狂言Ⅹは、来年の3月4日、5日の国立能楽堂公演は決まってる、とのこと。
今回、9年目で集大成的な新作だったので、10年目はどうなるんだろう?と、楽しみでもありちょっと心配でもあるのですが(笑)、兎にも角にも、来年の公演を(鬼が笑うのもためらうほど先の話ですが・笑)今から楽しみにしたいと思います。



菜の花

2015年03月14日 | 現代狂言Ⅸ
              

現代狂言Ⅸの感想は鋭意執筆中ですが、その前に、これまで書きそびれていたところのレポなどを少し。

現代狂言Ⅸでは、最初のご挨拶は弘道お兄さんとドロンズ石本君。
弘道お兄さんが狂言ふうの自己紹介をして、石本君は狂言ふうの喋りから普通の自己紹介に変わる、というので毎回笑いをとってました。
そして、弘道お兄さんが「現代狂言を初めて観る人は?」という質問(どの公演もだいたい7,8割は初めてでした)。
石本君は「この冬ダイエットに失敗した人?」というアンケートをとってました(笑)(板橋公演では「(最寄り駅の)大山駅は急行が止まらないんだ?と思った人」という質問(私もそう思いましたが、手は挙げませんでした・笑))。
それから、各番組のあらすじ紹介では、石本君が「棒縛りは、棒が出てきます」「詳しくはパンフレットを見てください」とザックリとした紹介をしてました(笑)。
あとは、万蔵先生は「厳しい目で見てください」、南原さんは「優しい目で見てください」と言っていた、という話や。
石井ちゃんが「茸」の主役の山伏をやるけどピッタリの役。
今回初めて参加した三浦さんは現代狂言のファンで何年も前から万蔵先生にお願いしていて今回参加することになった(国立能楽堂2日目夜公演では、石本君が「初登場で古典に参加するというので、僕らもピリピリして・・」という話もしてました)。
それから、三浦さんがお願いして現代狂言に参加・・という話から、石本君が「僕もお願いしてウッチャンナンチャンに・・ウッチャンと変わってもらおうかと・・」という話を、初日昼と棚倉で話してました。
あとは、狂言を観るコツは、弘道「3分間待ってください」石本「そうすると美味しいラーメンが出来ます」(国立能楽堂2日目昼)、(夜公演では、弘道「3分間我慢してください」石本「寝るのをね」でした)というやり取りなどもがありつつ、古典狂言「茸」に出てくる茸は人が演じる、という話も(棚倉では、石本君が「きのこ、バターでやると美味しいんですよね」という話をしてました・笑)。
普通はお面をつけて茸を演じるが今回はお面はしない、茸を演じるのは大変で弘道お兄さんも「今まで感じたことのない痛みを膝から下に感じた」という話から、実際に舞台上で茸をやってみることに。
「どうぞどうぞ」と譲りあいつつ、まずは石本君が、つま先立ちで座って膝から下だけを動かす茸を実演しますが、顔を赤くしてゆっくりと進むだけでほとんどその場を動けず(国立能楽堂2日目夜は「デブがちょっとやっただけで拍手をいただき」と言ってました・笑)。
続いて、弘道お兄さん実演。
上半身をほとんど動かさず軽快に動く弘道お兄さんには、大きな拍手がおこってました。
・・・という感じで、毎公演、7,8分のご挨拶をしてました。


それから。
棚倉公演では、古典の「棒縛」と「茸」の間に、弘道お兄さんと石本君がもう一度出てきて、狂言のレクチャーを6分くらいかけてしてました。
「言葉わかりました?」「だんだん昔の言葉もわかってくる」という話のあと、「クイズ・狂言は何時代?」というクイズコーナー(笑)。
室町時代、江戸時代、青春時代、というベタな出題をして笑いをとったりしつつ(笑)、「600年ずーっと続いてる」「600年前の人も同じように笑ってる」という話をしてました。
それから、「棒縛」に出ていた後見人についての説明も。
後見人は、もし演者の誰かが倒れたりしたら代わりに演じる、なので台詞なども全部覚えている。
石本君も現代狂言で後見人をやったことがあったが、足がしびれた(石本君が後見人をやったときの話はうろ覚えですが、だいたいそんな話でした・笑)。
あと、「(棚倉公演の舞台上に作られた橋掛かりに比べ)国立能楽堂の橋掛かりは5倍くらいある」。
そして、午前中に狂言の勉強会をしたという小中学生も会場の後ろのほうで観ています、という話などもしてました。