矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

明日、品川でIDATEN のケースカンファレンスです。

2011-09-09 22:04:02 | 感染症関連
昨年、今年と、IDATENのケースカンファレンスになかなか出席できなくなっていますが、今回は、明日品川で、私がオーガナイザーとして当番なので参加します。

教育的な症例をご提示いただく予定で私自身、会場の参加者の皆様と有益なディスカッションができることを楽しみにしています。

幸運にも、沖縄県立中部病院の遠藤先生のIDATEN Teacher's Awardの受賞記念講演もあるので、重ねて楽しみです。

ぜひ、お越しくださいね~。お待ちしています。

日本のゲーム産業、大苦戦だそうです。

2011-09-09 01:47:42 | グローバリゼーション関連
所要で新幹線に乗りましたが、ウエッジというマガジンを読むと日本のゲーム業界が大苦戦していることが書いてありました。

”世界に勝てないゲーム業界”という見出しに食いつきました。

トヨタ自動車、ソニーのTV、任天堂のゲームなどが世界で負けてくると日本が世界で戦える分野がなくなってきている、という危機感を大きくします。

日本はどうやって今後生き延びていくのか、真剣にひとりひとりが自分の問題として考える時期だと思います。

私自身が自分のこととして考えるのは、”自分も含め周囲が明日からご飯が食べられなくなるかもしれない日”というのが来るということを想定して、なんとか生き延びるという方法です。

直感的に思いつくのは、外国と混ざる生活をすることではないかと思います。

同じウエッジに、韓国が国民背番号制を導入して、所得控除などがコンピュータで簡単に計算され政府が把握するシステムを構築し、非常に成功している様子が伝えられていました。全国にオンライン制度を導入し、国民背番号制、クレジットカードの使用の推進、
電子カルテ導入と日本でいうレセプトの完全オンライン化など目を見張る大胆な政策が結実している様子を垣間見ます。

日本のゲーム業界の開発現場が、その雑誌では、”町工場”とたとえられていました。
体系的な開発ソフトやシステムを構築した欧米に抜き去られ、追いつけない状況のようです。

大学でもそうではないでしょうか?研究体制もマンパワー、資金、ビジョンなどに体系性がないために欧米の大胆な新しいコンセプトや価値体系を生みだす流れや動きに大きく差をつけられます。

”どうすれば世界で勝てるのか”をみんなで考えたいです。

ネガティブな競争ではなく、ポジティブな競争による”プラス サム”の発想の共存共栄です。