OZ.

Opened Zipper

離合レイアウト

2010-03-15 00:00:01 | プラレール
タイトお気に入りの「おおきなドームステーション」はさすがの存在感で、プラレールのレイアウトを組む際はこのドームステーションを外すことはできません。
2倍直線レール分の幅で、平地2本、高架1本分に相当します。
高架部分のドームステーションはクリアドーム角・丸相当で、外して使うこともできますが、外すことはタイトが許してくれません。
変更可能(タイトが許可する)なのは2階部分に他の駅などを割り込ませて、更に高架にして3階建ての駅にするアレンジ程度。
この制約で、ドームステーションありきでレイアウトを組みますが、なかなか難儀します。
ドームステーションの平地の2本の間隔は、1/2直線レール分なので、Y字ポイントレールで合流させられますが、そうすると高架のレールとずれてしまうのでブロック橋脚を置きづらい状態になったりします。(複線ブロック橋脚を使って無理矢理回避したりしてますが)
また平地2本のオスメスが同じ向きなので、Y字ポイントレールと直接接続できず、必ず間に1/4直線レールの凸凸/凹凹を最低1つは挟む必要があります。
Y字ポイントレールで合流させたりせず、別々に独立した環状線を作れば全く問題ないんだけど、それじゃぁ面白くない。
なので、どうやってこのドームステーションありきでレイアウトを組むか、悩んでは挑戦し続ける日々です。

先日組んでみたのは、ドームステーションの平地2本は列車交換のための離合(行き違い)施設ってことにして、単線の環状線の駅の向かい側にも同様に構成したもの。
離合施設の部分が1/2直線レール分離れた直線レールで、両端はY字ポイントレールで合流させ、曲線レールで180度カーブした後、また同じくY字ポイントレールで2本に分けています。
↓無理矢理テキスト化すると、こんな感じ。

 ∩
││
∧∧
||||
||||
||||
∨∨
││
 ∪

この離合施設を含む環状線で2台の車両を対向で走らせて、事故を起こさないように制御する運行に挑戦します。
さぁ大変だ。
まずドームステーションの1号線、2号線を逆方向に2台の編成車両(東京メトロ/EF65電気機関車)が発車します。
逆方向へ進んで180度カーブを曲がった後、Y字ポイントレールで離合施設に入ってきますが、ここで2台が異なる線に進むようにポイント切り替えを行う必要があります。
「こっちは左!」と叫ぶタイト、「じゃこっちは右な」と応えてポイントを切り替える自分。
2人で両側のY字ポイントレール部分に張り付いて、ポイント切り替えにより事故を回避していきます。
しかしここで誤算に気づきます…東京メトロとEF65電気機関車のスピードが違う。
電池交換したばかりのEF65の方が若干速く、離合ポイントが徐々にずれていきます。
そのため、東京メトロがY字ポイントに来る前に、EF65がY字から抜けてぶつかりそうになります。
いかん!
ドームステーションのストップレールをレバーで制御して、EF65を一旦駅に停車させます。
まぁ離合ってこういうものよね。
ところでドームステーションでの停車制御に夢中になっていて、Y字ポイントの切り替えを忘れていましたが、なぜか問題なく事故は起きずに走り続けています。
何で? と思ったら、Y字ポイントレールを抜けるときにポイントが逆に切り替わるんですが、両側でその切り替えが起きるため、次に入ってくるときはお互いに逆の線路に進むので、放っておいてもぶつからないのでした。
ふーん、ポイントレールってよくできてんなぁ。
そんな感じで離合を制御するためにバタバタしつつも、そのバタバタっぷりをタイトと楽しみました。

ちなみに離合って言葉、ココ九州の大分では列車に限らず、自動車同士でもすれ違う場合に離合と言いますが、九州ローカルな方言らしいですね。
元々は鉄道用語なんだそうで…ふーん、知らなかったな。