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Opened Zipper

父の教え

1997-09-30 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
9月30日、私事で恐縮ですが・・・今日は父、ヨシテルの誕生日です。
(まあこのホームページ自体が私事の固まりなんですけど)

昭和10年生まれの62歳、今でも現役の大工です。
老骨にムチ打って働いてます。
写真は昨夜、61歳最後の夜に居間でくつろいでTVを見ている父の姿。
右目はもう眠ってますね。
いやしかしお父さんもジジイになりました。
私が30歳になろうってんだから当然ですが。

父は無口で、客観的に見れば欠点の多い人なんでしょう。
しかし何と言っても自分の父ですからね、私は好きです。
特に子供の頃、とても大切なことを教えてくれた父に今でも感謝しています。

小学校に上がる前後の頃だったと思います。
近所の子供たちと遊んでいて、ドブ川に蛙がたくさん居るのをみつけました。
どうしてそういうことになったのか忘れましたが、私たちは棒の先に針を付けて、蛙たちに刺して遊びました。
そのときは逃げる蛙たちを見て、ただ面白がってやっていたと思います。
家に戻ると父が帰宅していたので、今日やった遊びを嬉しそうに報告しました。
すると父は悲しそうな顔をして、私に言いました。
『どうしてそんなことをしたの?自分が蛙だったらどんな気持ちだと思う?』
私は父の言葉を聞いて、初めて自分がとても悪いことをしたと気づき、泣きじゃくりました。
既に日は落ちて暗くなっていましたが、ドブ川に戻って蛙に謝ろうとしました。
しかしもう蛙たちはどこかへ居なくなっていました。
以後、私はそのような遊びはしなくなりました。

父は動物が好きで、自分が動物好きになったのも父の影響だと思います。
お陰で動物の気持ちは考えるのですが、人間の気持ちはあまり考えない奴になりました。(めでたしめでたし)

という訳でお父さん、誕生日おめでとう。
今夜はケーキを買って帰りますぜ。
(でも父は甘いものはほとんど食べない人なのだった)

毒虫

1997-09-29 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
一昨日の釣りの帰り。
寝不足と疲労とビールと満腹により師匠が意識を失い(眠ってる、とも言う)、回復を待っていたときのこと。

車の助手席からふと横をみると、草の上を這い回る派手な虫を発見。
最近、色鮮やかなモノはすべて写真に取りたくなるクセが身に付いていたため、小雨が降る中をカメラを持って接近。

こんなに派手な色をしているってことは毒虫なんだろうなあ。
ガの幼虫か何かじゃないかとは思うけど・・・(適当)

自慢じゃないけど理学部生物学科で学んだクセに、動植物には詳しくなかったりします。
私は単に『動物と遊べるところ』かと勘違いして、生物学科を選んだだけなのでした。
残念ながら生物学科で動物と触れ合えたのは、解剖して細胞の標本とか作ったときくらい。
農学部の畜産へ行っていれば、もう少し希望に近かったらしいです。
無念。

にわか雨

1997-09-28 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
昨日の15時頃だったでしょうか。
それまで晴れていた空がにわかに曇って、雨が落ちてきました。
野外に居たものの、丁度撤収し終えたところだったので、運良く濡れることはなかったです。
『日頃の行いが良いから』でしょうか。(なぜか私の友人でこの意見に同意する奴はいませんが)

しかし天気予報では、ずっと晴れになるという話だったのに。
最近どうも天気予報が当てにならない気がします。
それはそれで困ったもんですが、週末になると天気が崩れるのことが多いのも困りますね。
今日こそ晴れるかな?

最後まで諦めない

1997-09-27 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
今日の話はフィクションということにしておいてください。

私の会社は9時までに出社しなければなりません。
(定時は8時40分ですが、気持ち程度のフレックスがあるのです)
車で通勤していますが、昨日は朝家を出るのが遅れて、会社のそばまで来た時点で8時55分になっていました。
『これからあの交差点で信号待ちしてそれから・・・』と一生懸命計算して近道も考えたのですが、どうも間に合いそうに無い。

もう『今日は年次休暇にします』と電話してさっさと帰ろうかと何度も思いましたが、ダメモトで会社まで行きました。
駐車場は会社から少し離れた所にあるのですが、会社の通用門のところに車を横付けして社内へ走り込みました。

本当は4階のオフィスの所でIDカードを使って出退勤の打刻をするのですが、今日は1階の機械で打刻。(これでも一応OKなんです)
時間は9時00分43秒。
9時までなんですが、記録上『9:00』なら大丈夫、つまり9時00分59秒までならセーフなのです。

『やはり最後まで諦めちゃいかんな、うんうん』などと人生を噛み締めつつ、鞄を席に放り投げてから、車を駐車場へ置きにいきました。
写真は、その会社へ戻る途中に撮影した水溜まり。
この日の朝も少し雨が降り、所々に水溜まりができていました。

子供の頃、雨が上がった後。
水溜まりを見つけては、長靴で飛び込んで泥遊びに突入していたもんでした。
最近はそんな光景は見ないな、と思ったら道路が舗装されているので泥水の水溜まり自体が無いんでした。
なんかちょっと、さみしいような。

1997-09-26 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
昨日の大分は雨でした。
私が退社したときはかなり強く降っていましたが、21時頃に外をみると雨は止んでいました。
今日の写真は昨日活躍してくれた傘です。

ある店で食事している間に、お気に入りの傘を持って行かれてしまいました。
降り始めた頃に店に入ったんで、ちょっとヤバイかな?とは思ったんですが。
とても思い入れのある傘だったので、すごく残念でした。
まあ古い傘なので、持っていった人も『こんな古い傘なら』と思ったのかも知れません。(などと穏やかに書いてますが、本当は殺意満ちまくり)

わざわざ傘を買いに行くのも面倒なので、家にあった傘を使っています。
安物の割には上品そうで生意気。
でも日焼けして色が変わっているところがあるのが御愛敬。

明日も大分は雨なんでしょうか?
土曜日に釣りに行く予定があるんですが・・・って、それまでに体調が回復するかが最大の問題なんですけど。

謎の腹痛

1997-09-25 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
今日はあまり美しくない話ですが・・・(あ、いつもそうですか?)

一昨日の夜、突如謎の腹痛に襲われました。
よろよろとトイレに入り、激しい痛みに油汗を流しながら歯を食いしばっていましたが、なかなか痛みは治まりません。
しばらくすると吐き気がして、少し嘔吐。
吐き気が治まると、今度は下痢。
もう上から下からの大騒動でした。
結局なんとか痛みが治まるまで、2時間くらいトイレにこもっていました。
写真のレバーを何度引いたことか。

何か悪いものを食べたのかと思ったんですが、どうやらずっと治らない風邪のせいみたいです。
翌朝(昨日の朝ですね)、痛みは治まっていましたが、まだ気分が悪く会社を休みました。
無理して出勤しても、会社で悪化して○○○もらしたりしたら会社員生命の終わりだなと思ったものですから。
(でも最近どんどん羞恥心なくなってるから、全然平気だったりして)

朝、会社へ休むと連絡したりメールを書いたりした後、一眠りしてから病院へ行くつもりだったんですが、目が覚めたらもう夕方でした。
ああぁ、もう一日が終わってしまう。

野良犬

1997-09-24 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
これもまた先日のナビドラのときの写真。
いつまでも引っ張ってるのは、このときに撮った写真がたくさんあるからです。

私は猫より犬が好きな質ですが、この手の犬は正直言ってあまり好きじゃないです。
どちらかと言えば、もっと大型で毛足の短いのが好み。
しかし動物を撮影する機会があまりないし、私のカメラにはズーム機能が無い。
なので目の前まで寄ってきてくれたこの犬を、ここぞとばかりに撮りまくりました。

こいつはもう少し薄汚れた親犬と一緒に駆け回っていました。
人間からエサをもらい慣れていますが、いじめられたこともあるようでした。
野良犬も大変だね。

この日はひとなつこい猫にもモデルになってもらえてラッキーでした。

小さいマウス

1997-09-23 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
先日(20日)の写真に使ったマウスです。

友人から『あのマウスの何が良いのか分からん』と言われてました。
『小さいから』という理由なのですが、あの写真では分からないとのこと。
撮り方(というか見せ方)が悪かったようなので、撮り直して再度登場。
手のひらと比較すると、その小ささが分かると思います。
・・・実は手がでかいだけだったりして。
後ろのビブロも小さいので、かえって大きさが分かり難いような・・・

なお、『これ使いやすいの?』という質問はタブーです。

ひまわり

1997-09-22 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
一昨日のナビドラの際に撮影したひまわり。
コマ図の間違いやら何やらでミスコースしまくって、かなり(精神的にも)疲れていたはずなんですが・・・
それでものんびり写真撮ったりしてたってことは、まだまだ余裕だったんだろうか?

家にもひまわりは植えてあるんですが、育ちが悪いです。
同時期に植えた姉の家のひまわりはスクスク育っているのに。
日当たりの悪い場所に植えてしまったのが敗因。

さて昔話ですが。
子供の頃住んでいた地区は、下水道の整備が遅れていたのでしょうか。
当時借りて住んでいた家は、最初の頃は汲み取り式のかぐわしいトイレでした。(ステキ)
そのトイレの外のところに植えたひまわりはやたらと成長しまくって、恐いくらい大きくなった記憶があります。
人肥は栄養満点ですねえ。

ナビドラ宮崎

1997-09-21 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
昨日は友人にだまされて、宮崎の方へナビドラ(ナビゲーションドライブマップ)に行ってきました。

ナビドラというのはP!CARSという雑誌のコーナーの名前で、カーオリエンテーリングの一種です。
同様の企画は古くからPlayDrive誌でもQuizzyMapという名前で行われています。
またマイルドセブンの協賛で、同誌の方で『マイルドセブンドライブラリー』という特別企画もあります。

以前はよく、というよりも毎月必ずナビドラには参加していました。
ヤキが回ってからというもの、ほとんど参加していません。
先月友人から誘われて久しぶりに参加したんですが、やはり面白かったです。

今回のナビドラは、コマ図のミスや台風の影響による通行止め、目印の店の名称変更などのハプニングが相次いで、迷いまくりました。
この写真は、その原因のひとつである通行止め。
(恨むよ、北斗開発さん、通してくれよぉ)

結局ゴールしたのは19時前でした、もう真っ暗。

マウス

1997-09-20 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
ようやくマウスを入手しました。

アイコンもビブロのクイックポイントIIで描きましたが、やっぱり描きにい。
タブレットとまでは言いませんが、せめてマウスが欲しいと思いました。
マウスさえも持って移動する場合がありそうなので、小型のマウスを。
前から目を付けていた製品があったんですが、良い色のがなくて探していたんです。

用事があって市内のデパートをウロウロしていたら、たまたま探していたマウスを発見。
すかさずゲットしました。

これでもうちょっとマシな絵が描ける・・・かな?

シェフとギャルソン、リストランテの夜 "BIG NIGHT"

1997-09-19 12:00:00 | 映画

邦題:シェフとギャルソン、リストランテの夜 (1996年 アメリカ)
原題:BIG NIGHT
時間:110分
監督:スタンリー・テュッチ
出演:
 スタンリー・テュッチ (ギャルソンの弟セコンド)
 トニー・シャループ (シェフの兄プリモ)
 ミニー・ドライバー (セコンドの恋人フィリス)
 イザベラ・ロッセリーニ (ライバル店長の女ガブリエラ)


■ストーリー

アメリカに移民してきたイタリア人の兄弟が経営するリストランテ『パラダイス』。
兄のプリモがシェフで、弟のセコンドがギャルソンと経営を担当。
頑固な料理人の兄と店を流行らせようとする弟が対立し、喧嘩になってしまう。

リゾットを頼んだ客がスパゲッティも欲しいと言う。
セコンドはどちらも炭水化物なので別のものにした方が良いと言う。
しかし客は聞かない。
仕方なくスパゲッティも作ってくれとプリモに伝える。
しかしプリモは頑固な料理人、どちらも炭水化物だそんなもの作らないと怒り喧嘩になる始末。

万事この調子で店は流行らず経営は悪化、このままでは店を銀行に差し押さえられていしまう。
藁にもすがる思いでセコンドはライバル店の店長に借金を頼みに行くが断られる。
しかし店長は有名人を呼んでパーティを行うことを提案。
起死回生のパーティは果たして成功するのか?

■感想

イタリア人兄弟の経営するリストランテのお話。
なんでもない映画と言われたらそれまでなんですが、私はこの映画、大好きです。
ほのぼの系コメディになるのかな?

料理に妥協しない頑固なシェフの兄プリモと、経営を考えて客の求める料理を出したいギャルソンの弟セコンド。
意見の違う2人の対立・・・というよりただの兄弟喧嘩みたい。
ライバル店の店長のオヤジも良い味出してます。
表現の仕方が過激なのは英語にあまり堪能じゃないからという設定なのかな?

弟のセコンドは恋人と愛人の間をフラフラ。
彼がどういう気持ちで2人と付き合ってるのか、ちょっと分かりませんでしたが。

この映画で一番気に入ったのは、やはりクライマックスのパーティの料理。
とにかく美味しそう。
夕食をしっかり食べてから映画を観にいったんですが、ヨダレが出てきました。(これは誇張ではなく、本当に)
私は根っからの和食党なんですけどねえ。
スタッフロールで FOOD STYLIST なんてのがあって、流石だなあと感心してしまいました。

この映画の中ではやたらとタバコを吸ったりコーヒーを飲むシーンが多いんですよね。
イタリア人はみんなそうなのかと思ってしまうぞ。(偏見)

ラストシーンはクサイんだけど、ちょっとジーンときてしまいました。
歳をとって涙もろくなった私。

私はとても気に入ったので、是非観て欲しい映画なんですが・・・
残念ながら一緒に観に行った連れには、それ程楽しめなかったようです。
うーん、誰にもオススメできるという映画じゃないのかなあ。
『スモーク』が好きだという人には、オススメできると思います。
もっと極端なことを言えば『ストレンジャー・ザン・パラダイス』が好きなら・・・いやこれは全然違う?

そうそう、兄のプリモの憧れの花屋のアンは、なぜか大林素子に似てます。

夏風邪は馬鹿がひく

1997-09-19 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
先月末から風邪をひいたまま、いっこうに治りません。
『馬鹿は風邪をひかない』と言いますが、子供の頃からうちのオヤジに『夏風邪は馬鹿がひく』と言われつづけていたため、恥ずかしいったらないです。

今年の夏風邪はタチが悪いから10日くらい治らない、などと会社の後輩から脅されていたんですが、もう20日くらい続いてます。
幸い症状は軽くて、咳が出るだけなんですけど、いったん出始めるとしばらくとまらないこともあるからなあ・・・

そういえば『風邪は他人に伝染すと治る』とも言いますね。
誰かに犠牲になってもらうしかないかな。

旧 Opened Zipper

1997-09-18 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
1997年9月~1999年7月まで、Opened Zipperと名付けた自分のホームページで写真と独り言を毎日更新していました。
動機は、デジカメを買った理由づけのためです。

その頃SONYのCyber-Shotを買ったのですが、元々そんなに写真を撮る方ではなかったし、あまり使う機会がなさそうということに薄々感づいていました。
いかん、このままでは宝の持ち腐れになってしまうではないか。
何か写真を撮る口実はないか…と悩んだ挙句、ホームページを作って、そこに表示する画像を毎日更新することに。

どうせなら画像だけじゃなくてコメントでも。
それならいっそ、カレンダーを表示して日記風にするか。
そんな経緯があって、デジカメで写真を撮る口実欲しさにホームページを毎日更新していたのです。

残念ながら99年7月にデジカメを紛失してしまい、ホームページの更新はストップ。
またデジカメを買って更新を再開するというモチベーションが全く無かったので、そのまま閉鎖してしまいました。

その後、NTTドコモPHS向けにきゃらメロディ配信サイトを運営してみたり、身内向けアルバムページのみを細々と運営してたんですが、時は流れて2005年4月はブログ全盛な時代。
97年頃にブログがあれば、もっと楽に日記ページが続けられてたのにな~などと思いつつ、ブログはお手軽だしせっかく2年近く書き溜めた日記のようなものがあるので、過去の日付で投稿して保存しとこうと画策しました。

そんな訳でこの翌日から2年近く続く記事は、その当時のOpened Zipperから移転させたものです。
今読むと時代錯誤感タップリ。

愛と死の間で "DEAD AGAIN"

1997-09-14 12:00:00 | 映画

邦題:愛と死の間で (1991年 アメリカ)
原題:DEAD AGAIN
時間:108分
監督:ケネス・ブラナー
出演:
 ケネス・ブラナー (探偵)
 エマ・トンプソン (記憶喪失の女)
 アンディ・ガルシア (新聞記者)
 ロビン・ウィリアムス (元精神科医)


■ストーリー

記憶喪失の女性が修道院で保護されます。
孤児だったため、この修道院で育てられた新聞記者に、この女性の身元を調べて欲しいと依頼がきます。
新聞に記事を載せて情報を募っていると、ある古物商の男が現れて協力を申し出ます。
古物商の男は催眠術により女性の過去の記憶を呼び戻そうとします。
しかしこの女性が語りはじめたのは前世の記憶でした。

■感想

こんな面白いサスペンスは久し振りでした。
前世で殺された人間は、次に生まれ変わった時自分を殺した人間を殺す運命にある。
『愛と死の間で』の中で語られる転生の因縁の話は、荒唐無稽と言えばそれまでですが、映画の中では避けられない事として描かれています。
過去と未来、前世と現在が交錯しながら、次第に前世で妻が殺された事件の謎が解き明かされていく様子が最高に面白い。
サスペンスの好きな人には是非見て欲しい映画です。

この映画ではじめてケネス・ブラナーを知りました。
『フランケンシュタイン』でも監督・主演しています。
ヒロインのエマ・トンプソンは当時は奥さんだったんですが(伊丹十三夫妻みたいだな)、離婚してしまったのは残念です。