OZ.

Opened Zipper

夜のピクニック

2007-12-05 00:00:01 | 映画
ちょっと前の話ですが、嫁さんがWOWOWで放映していた「夜のピクニック」を録画していたので、消さずにキープしといてもらって後日観ました。
題名:夜のピクニック (2006年日本)
時間:117分
監督:長澤雅彦
原作:恩田陸
脚本:長澤雅彦・三澤慶子
出演:
 多部未華子 (甲田貴子)
 西原亜希 (遊佐美和子)
 貫地谷しほり (後藤梨香)
 加藤ローサ (榊杏奈)
 石田卓也 (西脇融)
 郭智博 (戸田忍)
 池松壮亮 (榊順弥)
 南果歩 (貴子の母)
■ストーリー

北高では毎年、全校生徒が24時間かけて80キロを歩く「歩行祭」という伝統行事があった。
3年生のタカコはクラスメートのトオルのことが気になっているが、どうしても話しかけることができない。
トオルもタカコのことが気になっているらしい。
タカコとトオルの友人達はそのことに気づいていて、歩行際で2人が話をできるように立ち回っていた。
しかしタカコとトオルの間には、友人達には秘密にしている複雑な事情があった。

■感想

恩田陸の小説は1冊だけ読んだことがありますが、何か合わないなーと思ってそれ以来読んでないです。
この「夜のピクニック」、恩田陸うんぬんじゃなく、DAKOTA STARの「STAY」のPVが気になってたから観ようと思ったんでした。
WOWOWの音楽楽園で流れたいた「STAY」のPVを観ていたら、知らない映画の映像っぽいものが使われていたんですが、何だか面白そうだなと気になってました。
それが「夜のピクニック」だと気づいたので、嫁さんにキープを頼んでいたという次第。
先に観た嫁さんによると「なかなか良かった」とのことなので、どれどれと思いつつ観てみます。



※以下、ネタバレ有りなので未見の方は要注意。



一応、ネタバレ注意を書いたものの、秘密にされている「複雑な事情」自体はかなり冒頭の映像で明らかになっています。
タカコが母と共にトオルの父の葬儀へ参列しに行くのですが、遺族への挨拶の際のタカコの母とトオルの母の雰囲気でまず察しがつきます。
(察しがつくように演出されている訳ですが)
その後のシーンでタカコが「血の繋がった人の葬式に出るのって変な感じ」とコメントするので、映画を観ている側にはその時点で分かるようになっています。

タカコもトオルもお互いを意識していて、友人達には意識していることを気づかれてしまっています。
タカコとしては、3年生になって同じクラスになったトオルと今まで話すことができなかったので、何とかこの歩行祭でトオルと話をしてみたいという気持ちがあります。
しかしお互いの事情についてはタカコもトオルも友人達には秘密にしているので、周囲が勘違いして2人をくっつけようと躍起になってる状態。

映画の内容自体は、歩行祭の開始から終了までの24時間が淡々と進んでいく感じ。
途中、無駄じゃないかなと思えるシーンもあるんですが、それもまたこの映画というか歩行祭の雰囲気そのもののように感じられます。
大きなメリハリがある内容ではないので、受け付けない人にはダメかも知れませんが、個人的には気に入りました。
高校のときのイベントってこんな感じだよなぁと。
内容はまるで違うんですが、同じく高校生の頃を思い出させてくれる「リンダ リンダ リンダ」に似た空気を感じた気がしました。

映画の主人公達が高校生だから爽やかに感じてしまうんでしょうが、しかし冷静になって考えてみるとタカコとトオルの親達にとってはドロドロしまくった状況です。
トオルの家族にとってみればタカコは父親の浮気の証拠そのもの。
そのことは以前から分かっていたようなので、トオルの家庭内はあまり平和だったとは思えません。
大黒柱の父親が死去してしまい、トオルと友人の会話からトオルの母がパートに出ていることが分かるので、そのこともちょっとツラい。
浮気相手のタカコの母はキャリアウーマンなっぽい感じで、タカコの家の中の雰囲気は明るくてセンスもよく裕福な感じ。
それも含めてトオル家はタカコ家を快く思うハズがないよなぁ、俺だったら激しく憎むかも、と考えてしまいます。
認知して養育費払ってたりするんだろうか、という想像もしつつ。

もうちょっと詳細を知りたいので、今度原作を読んでみようかな。
それと前日譚の「ピクニックの準備」もついでに観てみよう。

それにしてもトオルとタカコが同級生ってのが問題だな。
トオルの両親が不和になった状態でタカコの母と不倫してた訳じゃなく、何食わぬ顔でコッソリ浮気してたんだなぁ父ちゃん、と。

ハウルの動く城

2007-11-29 00:00:01 | 映画
先日…じゃなくなっちゃったな。(書いたときは先日だったのに)
もう既に8ヶ月前になりますが、3/29の自分の誕生日のプレゼント扱いで健康器具を買いましたが、オマケってことで「ハウルの動く城」DVDも買いました。
それなりに宮崎アニメファンのつもりですが、ハウルの動く城については何故か観ていないままでした。

ハウルの公開が2004年末頃ってことは…息子タイトが2歳になる前かぁ。
まだ育児にてんやわんやしてた頃だったからかなぁ?
でも嫁さんは友人とハウルをシネマコンプレックスへ観に行ってるんですよね。
自分がタイトの世話をして、嫁さんの育児OFFってことにした日だったかも。
で、嫁さんの評価は「んー、まぁ面白かったよ」ってな感じだったし、巷の評判も賛否両論な雰囲気もあったんで、どうしたものかと思ってるうちに時は流れて2007年。
最近タイトに「となりのトトロ」に引き続き、「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」を観せて洗脳してるんで、この勢いでハウルも行っちゃうかってことで。

安く売ってるところがないかWebで探してみましたが、どこも3,800円程度。
送料もかかるし、やっぱAmazonにするかなーと思っていたところ、何故か4枚組みの特別収録版が通常版より安く3,570円で売っているショップを発見。
どうやら半額セール中だったらしいんですが、しかもキャンペーン中で送料無料。
破格だなぁ、なんてこったい。
4枚組みの内訳は(1)通常版(日本語)、(2)多言語版(日本語・英語・フランス語とか)、(3)(4)特典映像。
この半額セールと送料無料キャンペーン自体が自分への誕生日プレゼントだな、などと思いつつ早速注文します。
題名:ハウルの動く城 (2004年日本)
時間:119分
監督:宮崎駿
音楽:久石譲
原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
声演:
 倍賞千恵子 (ソフィー)
 木村拓哉 (ハウル)
 我修院達也 (カルシファー)
 神木隆之介 (マルクル)
 美輪明宏 (荒地の魔女)
 加藤治子 (サリマン)
 原田大二郎 (ヒン)
 大泉洋 (カカシのカブ)

■ストーリー

下町の帽子屋で働く18歳の少女ソフィーは、市街で働く妹を訪ねていく途中、裏道で軍人にちょっかいを出される。
そこに居合わせた若い男がソフィーを助けてくれたが、男はゴム人間達に追われており、ソフィーと共に裏道で追い詰められる。
しかし男は魔法使いでソフィーと共に空へ舞い上がって逃げ延び、妹の店までソフィーを届けてくれた。
親切な魔法使いに出会い心を奪われたソフィーだったが、その夜ソフィーの店に荒地の魔女が現れ、ソフィーは呪いをかけられてしまう。
呪いで90歳の老婆の姿にされたソフィーは家を出て、行き当たりばったりにヒッチハイクをして山奥へ歩いていく。
山道で倒れていたカカシのカブをソフィーが助け、お礼に今夜泊まる家を連れて来てくれと言ったところ、カブと共に魔法使いハウルの城が歩いてやってきた。
古く散らかりまくった城の中に入り込んだソフィーは、炎の悪魔カルシファーやハウルの弟子の少年魔法使いマルクルと出会う。
そこに帰って来た城の主ハウルは、先日市街でソフィーを助けてくれたあの若い男だった。
ソフィーは勝手に自分は掃除婦だと言い張り、城の中の掃除を始める。

■感想

呪いで90歳の老婆にされてしまってヨボヨボになってたソフィーが、ハウルの城に入ってからどんどん若返っていくのが面白かったです。
この変化が唐突なのに微妙で、いつの間に? と思いながら見入ってしまいました。
それまでは自分で自分を縛り付けて生きていたように見えるソフィーが、老婆の姿にされてからの本来の自分を取り戻したように、自由に元気になっていくのが良かったなぁ。
ハウルが何をやってるのかとか、カルシファーと契約を結んだ経緯とか、色んな部分の説明が無いままで分かりにくい点は多々ありましたが、ソフィーを中心に描きたかったものを描いたんだろうと納得できる内容でした。
そーか、巷の賛否両論の「否」の方は、説明不足な印象の部分のことを言ってたのかな。
個人的に気になってる部分もあるんで、今度原作読んでみるかな…結構、映画では変えちゃってるっぽいけど。

ところでマルクルの精一杯の「待たれよ」には妙にウケてしまいました。
英語吹替版で聴いてみたら「Stand by」だったな。
しかしカカシのカブの声、大泉洋である必要が全く感じられなかったんですけど。
何で大泉洋? いや大好きなんだけど、彼の良さが活かされてないし。
カルシファーは妙に可愛くて、我修院達也っぽくないんですよね。
ヒンの泣き声は「ケンケンやんか」とツッコミつつ観てました。
これも原田大二郎である意味が全くないような。
何だか今回の声優、不思議だな。

美輪明宏だけは本人がほぼ荒地の魔女みたいなもんなんで、全く違和感なく完璧にハマってます。
そういやキムタクの声もちょっと雰囲気違ってたせいか、そう意識しない限り分からなかったんで、特に違和感無かったってことかな。
倍賞千恵子は…最初うーんどうだろう?って思ったりもしたんだけど、観ているうちに馴染んだからOK。
ソフィーが若返ったりまた老けたりの変化が唐突な割りに自然に感じたのは、声が変わってないせいだったのかな

それにしても厚切りのベーコンがメチャメチャ美味しそうでした。
脂と肉汁が出てて、一緒に焼いた目玉焼きも美味しそう。
ラピュタでパズーが作った1986年の目玉焼きから18年経った2004年、宮崎駿の目玉焼きも進化したってことでしょうか。
…18年? そーか18歳のソフィーはラピュタ公開の年生まれなのね。(世界が違うけど)

観終わってからタイトに感想を聞いてみると「おもしろかった」と言ってくれました。
よしよし。
さて、次は「千と千尋の神隠し」かな。

天空の城ラピュタ

2007-02-18 00:00:01 | 映画
宮崎アニメの中で一番好きなのが「天空の城ラピュタ」です。
VHSテープに録画したものを何度も何度も観ていましたが、いつの間にかテープを紛失してしまってました。(どこ行った?)

まぁいずれにしてもDVDを買うつもりだったので、今回息子タイトの4歳の誕生日にかこつけてプレゼントとして購入。
でも7割くらいは自分へのプレゼントだなコレ。
題名:天空の城ラピュタ (1986年日本)
時間:124分
監督/原作/脚本:宮崎駿
音楽:久石譲
声演:
 田中真弓 (パズー)
 横沢啓子 (シータ)
 初井言榮 (ドーラ)
 寺田農 (ムスカ)


■ストーリー

鉱山で働く少年パズーはある夜、空から眠ったままの少女がゆっくり降りてくるのを見つけ、彼女を助ける。
翌朝パズーの家で目覚めた少女はシータと名乗り、村に居たところを政府機関に拉致されて飛行船で連れ去れたのだという。
その飛行船が空中海賊に襲われた際にシータは転落が、彼女が首にかけていた飛行石のペンダントのお陰で助かったのだった。
海賊の目的もシータでありパズーの家まで探しにきたので、2人は鉱山の街から汽車で逃げ出す。
しかし前方からは政府機関の男ムスカが率いる軍隊が来て、後方からの海賊達に挟まれたパズーとシータは鉱山の深い穴に落ちてしまう。

■感想

個人的には宮崎アニメの中でベストのラピュタなので、何度観ても「良い」としか言えません。
魔女の宅急便のときも書きましたが、何度観ても良い。
何十回目かもう分からないけど、やっぱり良い。

ストーリーが良いし、この世界が良い。
もちろんキャラクターも良い。
海賊ドーラも素敵だし、ロボット兵もいじらしい。
もうムスカの悪役っぷりさえ素晴らしい。
ロボット兵によって炎につつまれた軍の城塞の中、ドーラが操縦するフラップターでパズーがシータを救出するシーンが、個人的には一番好きかな。

魔女の宅急便のときと同様、やっぱりタイトにはラピュタはまだ難しかったようです。
途中で退屈したらしい様子を見せつつも、それでも一通り観るのは観てしまい、翌日になると「またラピュタみようよ」とは言っていたんで、タイトなりに気に入ってはくれたようです。
良かった良かった、一応タイトへの誕生日プレゼントって名目だからな。

マダガスカル "MADAGASCAR"

2007-01-08 23:59:59 | 映画
休日の午後、3歳の息子タイトは風邪ひきのため外に遊びに連れて行けないので、部屋でのんびり映画鑑賞します。
少し前にWOWOWで放映していた、CGアニメの「マダガスカル」を観てみることに。
前評判は全く聞いてないんで、日本でもたぶん公開したんだろうけど、人気なかったんだろうなーと期待せずに観始めます。


邦題:マダガスカル (2005年アメリカ)
原題:MADAGASCAR
時間:86分
監督:エリック・ダーネル
   トム・マクグラス
声演(日本語吹替版):
 柳沢慎吾 (シマウマのマーティ)
 玉木宏 (ライオンのアレックス)
 高島礼子 (カバのグロリア)
 岡田義徳 (キリンのメルマン)
 アンタッチャブル山崎弘也 (ペンギンズ隊長)
 アンタッチャブル柴田英嗣 (ペンギンズ新人)
 おぎやはぎ小木博明 (キツネザルのキング・ジュリアン)
 おぎやはぎ矢作兼 (キツネザルのモーリス)

■ストーリー

ニューヨークのセントラルパーク動物園の人気者であるライオンのアレックス、シマウマのマーティ、キリンのメルマン、カバのグロリアは仲良く暮らしていた。
衛生的な環境で贅沢な食事を与えられ、満足して生活していたが、マーティが10歳の誕生日を迎えた直後、動物園を脱走しようとするペンギン達を目撃する。
ペンギン達が南極へ行こうとしていると知ったマーティは、触発されて自分も野生の王国へ行きたくなり、夜中に動物園を脱走してしまう。
マーティの脱走に気づいたアレックス達は後を追ったが、ペンギンも含め全員が人間達に捕まってしまう。
問題を起こした動物達はケニアの野生動物保護区に送られることになり、木箱に入れられて船に乗せられた。
しかし積荷が崩れて4頭の木箱が海に落ちてしまい、マダガスカル島に流れ着いてしまう。
ニューヨークの動物園しか知らない4頭は、そこがサンディエゴ動物園だと思い込み、人間を探し始める。

■感想

想像していた以上に面白かったので、拾い物をした気分で嬉しかったです。
テンポも良いし、分かりやすいし、色んなシーンで笑わせてくれるし、1時間半弱という短さも良かったです。
3歳のタイトでも退屈せずに観られる長さでした。

特にタイトが気に入って、エンディングでも流れた「踊るのスキ スキ」の歌を最近唄いまくってます。
「だがますかる、みようよ」とタイトルも言えてないのに。

それにしてもカッコイイのが脇役のペンギンズ。
シブいです、シブ過ぎます、っつーか強過ぎです。
ペンギンには貨物船を乗っ取れないと思うんだがなぁ。

出した爪の引っ込め方が分からずにアレックスが困っているシーンを観て、嫁さんが「子猫もあんな風に爪が引っ込められなくなる」と教えてくれました。
なるほど、都会育ちで爪の引っ込め方も分からないってシーンだったのか。

最後は肉食動物と草食動物間では友情は成り立たない的な話になるのかと思ったらそうでもなく、ナイスなハッピーエンドでした。
でも魚類なら食われても良いだろうという考えはさすがアメリカ、牛は食っても頭の良いクジラは保護するのね。

嫁さんが終盤のクライマックス30分を居眠りして見逃していたので、タイトの希望もあって10日後くらいに再度観たんですが、やっぱり面白かった。
そしてやっぱり嫁さん同じシーンから居眠り。
なぜクライマックスにさしかかってから眠れるのか? 決して退屈なシーンは無かったんですが、それは謎。

映画を観ている間、シマウマのマーティの日本語吹替え担当はスピードワゴンの小沢だ、と嫁さんが主張します。
そうかー、確かにあのかすれたような声は小沢かも…でも相方の井戸田の声は無いような? ピンの仕事? と不思議に思ってたんですが、後で調べてみたらマーティは柳沢慎吾だったことが発覚。
違うじゃん。
どうやらおぎやはぎやアンタッチャブルが声優をやったことと混同してしまってたっぽいです。
キツネザルがおぎやはぎってのは気づかなかったなぁ、でも確かに。
ペンギンズはアンタッチャブルだと言われてもちょっとピンと来ない、とくに隊長はカッコ良くて山崎のイメージじゃないんだけど。

メルマンの声、オリジナルだとデヴィッド・シュワイマーだったはずなんですよね。
自分はフレンズファンなので、ロスの声で聞きたかったかも~と一瞬考えたんですが、よく考えたらフレンズも日本語吹替えでしか観てないから関係ないやと気付きました。

あらしのよるに

2006-12-21 00:14:59 | 映画
この前の休日、久々に出勤せずにゆっくりできたので、午後は3歳の息子タイトと一緒に子供向けな映画でも観ることにします。

しかし「チャーリーとチョコレート工場」はタイトに却下されます。
すでにタイトは観てたんだなぁ、知らなかった。
シーズンなのでクリスマス系が良いかなと思ったんですが、「ポーラー・エクスプレス」はちょっと前に観たばっかりなのでパス。
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」はタイトにはコワ過ぎるだろうしなぁ。
「シャーク・テイル」は嫁さんの評価がイマイチだし、これもタイトはもう観てしまってるそうな。

嫁さんの好みで「キャプテン・ウルフ」にしようかと思ったけど、これは字幕なのでタイトには分からないからNG。
じゃあ「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」で、と思ったらこれも字幕でした。
しょうがないなーってことで、自分的にはあまり気が進まなかったんだけど嫁さん推奨の「あらしのよるに」を観ることにします。

大まかなストーリーは知ってるつもりなんですが、どうしてそんな話で2時間弱の映画になるのか不思議でしょうがない。

題名:あらしのよるに (2005年日本)
時間:107分
監督:杉井ギサブロー
原作:きむらゆういち
声演:
 成宮寛貴 (メイ)
 中村獅童 (ガブ)
 山寺宏一 (バリー)
 竹内力 (ギロ)


■ストーリー

よく晴れた昼、雄の子ヤギのメイは仲間達と一緒に山で草を食べていた。
そこに雨雲が迫ってきて、突然の突然の嵐に遭い、メイは仲間とはぐれてしまう。
偶然見つけた山小屋に逃げ込んだメイは、真っ暗な小屋の中に先客が居たことに気付く。
闇の中でお互いに相手の姿は見えないものの、嵐を避けてきた仲間会話するうちに親しくなり、翌日一緒に昼食を摂る約束をする。
しかしメイと一緒に山小屋に居たのは、ヤギ達を捕食するオオカミのガブだった。

■感想

うーん、こんな話だったか。
なんちゅーか、まぁほのぼのな感じで悪くはなかったと思います。
タイトが「こどもちゃれんじ」をやってるんで「きむらゆういち」は知ってました。
キムキム兄やんかいとツッコんだりしてたな。

それにしても…引っ張り過ぎじゃなかろうか。
2時間弱ってのは長過ぎだと思うんだけど。
タイトも途中で飽きちゃってたからなぁ、まぁ3歳児は対象にしてなかったんだろうけど。

気になったのは、どうしてもオオカミって悪者扱いなんだなーという点。
肉食動物のオオカミがヤギを食べるのは当たり前なんですけど。
草食動物が被害者かっつーとそうではなく、草食動物も植物を喰い殺してる加害者じゃんかと。
それ以前に食物連鎖、ピラミッド階層や自然界のバランスも考えれば、被害者や加害者なんてないぞ。
なんてことを頭の片隅で考えつつ、メイとガブのストーリーを観てました。

これがオスとメスだったら、友情じゃなくて恋愛っぽくなって、テーマが変わっちゃうからオス同士なんだろうなぁ、なんてことを嫁さんと話してました。

個人的には一度観たらもうイイかなーと思って、削除しようとしてたんですが、嫁さんの希望によりDVD-Rに焼いてキープしておくことになりました。
タイトがもうちょっと大きくなったらまた観せたいんだそうで…うーん、コレ情操教育向きかねぇ?

自分としてはオオカミの生態をレポートする「野生の王国」みたいな番組とかで、オオカミも生きるために、子供や群れの仲間のために狩りをしてるとか、そういう方向の映像を観せてやりたいもんですが。
まぁ、それはもうちょっと先か。

ソウ2 "SAW II"

2006-11-28 23:59:59 | 映画
WOWOWで「ソウ」「ソウ2」が放映されたので、まとめて録画してソッコーでDVD-R化しておきました。
「ソウ2」の方は未見だったんですが、先日時間が取れたときに観ました。

題名:ソウ2 (2005年アメリカ)
原題:SAW II
時間:100分
監督:ダーレン・リン・バウズマン
出演:
 ドニー・ウォールバーグ (刑事エリック)
 エリック・ナドセン (息子ダニエル)
 ディナ・メイヤー (女刑事ケリー)
 トビン・ベル (ジグソウ)
 フランキー・G (暴漢ザヴィエル)
 グレン・プラマー (黒人ジョナス)
 エマニュエル・ヴォージア (アディソン)
 ビヴァリー・ミッチェル (金髪ローラ)
 ショウニー・スミス (生き残りアマンダ)


■ストーリー

刑事エリックは同僚のケリーに呼び出され、殺人現場で遺体を確認する。
被害者はエリックの情報屋マイケルだった。
猟奇的な殺害の手口から、犯人はケリーが追い続けている連続殺人犯ジグソウと思われた。
現場に残されていた手がかりからジグソウの隠れ家を推測したエリックは、SWATと共に踏み込む。
ジグソウは抵抗せずに取り押さえられたが、その部屋のモニターに密室に監禁された8人の男女の姿が映されていた。
その中にはエリックの息子ダニエルが居た。
ジグソウによれば、その部屋には少しずつ毒ガスが放出されており、2時間後には死に至るという。
これがジグソウが仕掛けたゲームの始まりだった。

■感想

前作のソウがメチャメチャ良かったんで、こっちも絶対間違いないだろうと観もせずにDVD-R化。
続編はハズレが多いのに、一体何を根拠に大丈夫と思ったのか全く分かりませんが…野生のカンかな。

そして予想通り、2作目もとても面白かったです。
前作とちゃんと繋がってるし、最後まで楽しませてくれました。
閉塞感やタイムリミット、密室とそのモニターを見守る刑事達のシーンが交錯してナイス。
家中間違いなくジグソウのトラップだらけなのに、解毒剤や出口へのヒントを求めて、危険を承知で探し回る監禁された男女。
そして彼らの共通点が徐々に(でもないか)明らかになっていきます。

それにしても途中のシーンが痛いこと痛いこと。
もういっそ一思いに殺してくれよと思うくらいに、針やら釘やらガスやら刃やら炎やらで責められます。
痛い痛い。
ソッコー銃で撃ち殺された方が楽だったよって感じです。

最後まで観た後、もう一度前作のソウが観たくなりました。
もっかい観直そう。

トイ・ストーリー2 "TOY STORY2"

2006-11-13 00:00:01 | 映画
ちょっと前の休日の午後、時間があったので、3歳の息子タイトと一緒にトイ・ストーリー2(もちろん日本語吹き替え版)を観ました。
タイトは少し前に前作のトイ・ストーリーを観て、結構ウッディやバズがお気に入り。
役員の仕事などでお疲れ気味の嫁さんはお昼寝中だったけど、途中から目覚めて一緒に観賞します。

邦題:トイ・ストーリー2 (1999年アメリカ)
原題:TOY STORY 2
時間:92分
監督:ジョン・ラセター
声演:
 唐沢寿明 (ウッディ)
 所ジョージ (バズ・ライトイヤー)
 日下由美 (ジェシー)
 小林修 (プロスペクター)
 樋浦勉 (オモチャ屋アル)

■ストーリー

アンディの家のガレージセールで売りに出されそうになっている仲間のペンギンのオモチャを助けようとしたウッディ。
ペンギンの救出には成功したものの、誤って自分だけが庭に取り残されてしまう。
ビンテージ品として価値があるウッディを見つけた客が買おうとするが、アンディの母はこれは売り物じゃないからと拒否する。
しかしその客は執拗にウッディを狙い、強引にウッディを奪って持ち去ってしまう。
ウッディがさらわれるところを目撃したバズ達は、手がかりから犯人をオモチャ屋のアルと断定。
ウッディを救出するためにアルのオモチャ屋へ向かう。

アルの部屋へ連れてこられたウッディだが、そこにはウッディが出演していた人形劇のTV番組シリーズの仲間であるプロスペクターやカウガールのジェシー、愛
馬のブルズアイが居た。
ずっと長い間、暗い倉庫に閉じ込められていた彼らは、ウッディが来てセットが揃ったので、ようやく日本の博物館へ売られて明るい表の世界へ出られると大喜び。
ウッディはずっと持ち主アンディのオモチャでいることが幸せと思っているため、博物館行きを拒否して逃げ出そうとするが、自分が居なくなるとプロスペクターやジェシー達がまた暗い倉庫へ戻されると知り苦悩する。

■感想

映画の続編と言えばレベルダウンの代名詞ですが、トイ・ストーリーは1作目に劣らないくらい面白かったです。

よくデキてるよなーとしみじみ思います。
クライマックスの空港の滑走路のシーンとか。
最後のNG集をわざわざ作りこんでる辺り、芸が細かいよなぁと感心。

日中に幹線道路を横断するとか、エレベーターでの移動とか、空港内でのアクションとか、スケールが大きくなってます。

爆笑したのが新型バズとザーグがエレベーターの上で戦うシーン。
ザーグが自分の正体を告白したときは、あまりのしょーもなさに爆笑させられました。
いやー、最高です。

ウッディがビンテージ品で価値があるってのがちょっと疑問でした。
確かに古臭いオモチャなんだけど、どうしてアンディの手元にあるんだろう?
もしかしてアンディの親が持ってたオモチャ? それにしちゃぁキレイ過ぎる気がするんだけど。

日本のオモチャの博物館って、どう考えてもアノ人のところがモデルなんじゃなかろうか、なんて嫁さんと話しながら観てました。

それにしてもオモチャ修理屋の彼がメチャメチャカッコ良かったな。
オモチャ修理を芸術と言い切ってるし、さすがはアーティスト。

でも一番のお気に入りはあの三つ目の宇宙人達。
前作に引き続き、良い味出してくれてるんで大好きです。

魔女の宅急便 "KIKI'S DELIVERY SERVICE"

2006-10-22 23:39:25 | 映画
ちょっと前に3歳の息子タイトに「となりのトトロ」を観せたところ、えらいお気に入りになってしまいました。
以来「とーちゃん、サツキちゃんやって」などと配役を勝手に決めて、アニメの中のセリフを繰り返させられます。
休日に嫁さんが外出している間に、もう1ステップ先に進ませてやるかと、「魔女の宅急便」を観せてみることにしました。

個人的には宮崎アニメの最高傑作は「天空の城ラピュタ」、僅差で2位が「魔女の宅急便」です。(あくまでも個人的評価)
ラピュタの方は確かVHSで持ってたけど、どこに置いたか分からなくなってて行方不明状態。
まぁそのうちDVD買うから良いよと思って、真面目に探してないんですが。

「魔女の宅急便」はもう15年くらい前に、会社の先輩が持っていたLD(懐かしいな、そんな時代もあった)から8mmビデオにダビングして持ってました。
そのうちDVDを買うつもりなんですが、とりあえずこの8mmで観てみるかなと。
まだ我が家のAVラック内にはS-VHS+Hi-8のダブルビデオが生き残っていて、レガシーメディアを使う機会にだけ電源が入れられるのでした。

それにしても何度も繰り返し観たなぁコレ、もう何十回目か分からないけどタイトが産まれてからは全然観てなかったから久々。
っつーかよく考えたら結婚してからは観てなかったかも。
結婚前にアニメに偏見を持ってた嫁さんに観せて「大人が見るアニメなんだね」と感心させた記憶はあるんですが、それ以来観てなかったっけ?
ラピュタの方も同様な気が…タイトに観せる口実で観始めましたが、あまりにも久々で懐かしいので自分がハマって鑑賞します。


題名:魔女の宅急便 (1989年日本)
英題:KIKI'S DELIVERY SERVICE
時間:112分
監督:宮崎駿
音楽:久石譲
声演:
 高山みなみ (魔女のキキ/絵描きのウルスラ)
 佐久間レイ (黒猫のジジ)
 戸田恵子 (パン屋のおソノ)
 山寺宏一 (パン屋の主人/警官/アナウンサー)
 山口勝平 (飛行クラブの少年トンボ)

■ストーリー

13歳になった魔女のキキは、魔女のしきたりに従って家を出て1年間修行することになる。
黒猫のジジを連れて箒で飛び立ったキキは、偶然辿り着いた海辺の大きな街が気に入る。
しかし13歳の女の子独りではなかなか泊まるところも見つけられない。
たまたま通りがかったパン屋の前で、おしゃぶりの忘れ物をしたまま母子が帰っていった。
お腹が大きくなっている妊婦のおソノが忘れ物を届けようとするのを見かけたキキは、自分が代わりに届けると申し出る。
箒で空を飛んでおしゃぶりを届け、受け取りのメモをもらってパン屋に戻ると、おソノがお茶をご馳走してくれる。
事情を話したところ、おソノはパン屋の裏の空き部屋に住んで良いと言ってくれる。
落ち着く場所が見つかったキキは、空を飛ぶ能力を活かしてお届けものの仕事を始めることにする。
おソノの好意で、パン屋の店番をする代わりに、朝御飯+お届けものの仕事にパン屋の電話を使わせてもらうことに。
最初の仕事は、中に黒猫の人形が入った鳥籠のプレゼントを届けることだった。
少し遠いがまっすぐ飛べばすぐに行けるはずの簡単な仕事だったが、途中で突風にあおられて大事な荷物を森に落としてしまう。

■感想

良いねえ。
何度観ても良い。
何十回目かもう分からないけど、やっぱり良い。
スポンサーのヤマト運輸の意向があろうがなかろうが関係ないね。

タイトには流石にまだ難しかったようで、途中ちょっと退屈しちゃってました。
キキを見て「この子、サツキちゃんみたい」などと最初は言ってたんですが、2時間弱だからなー。
途中で休憩をちゃんと入れたんだけど、長かったかな。

なのでやはり結果的には自分が一番楽しんで観ていた状態。
懐かしいなぁと思いながら、ほぼ全てのシーンもセリフも記憶しているにも関わらず、楽しく観ました。

大きな街に行っても、箒で空を飛ぶ魔女の存在を皆がそれほど違和感なく、珍しいのは珍しいけどなんとなく納得して受け入れてる感じが不思議なファンタジーで良いです。
どのエピソードも大好きですが、やっぱりクライマックスのところが最高。
キキが掃除夫のオジさんから借りたデッキブラシにまたがってからの、静かな十数秒のシーンには、いつも鳥肌が立ちます。
なぜかいつも鳥肌が立ちつつ涙ぐんでしまうんですが、何年ぶりかに観てもやっぱり同じでした。
うーん、最高だな、あのシーンは。

何て感じで、超久々に観た「魔女の宅急便」の良さを改めて実感してしまったのでした。
やっぱDVD買わなきゃだな。
それともBDを待つってか?

ポーラー・エクスプレス "THE POLER EXPRESS"

2006-09-16 23:59:59 | 映画
しばらく前の休日の午後、嫁さんと3歳の息子タイトと一緒に映画を観ることに。
タイト向けな映画を選ばないといけないので、迷った挙句に「ポーラー・エクスプレス」を選択。
もちろん日本語吹き替え版です。

邦題:ポーラー・エクスプレス (2004年アメリカ)
原題:THE POLAR EXPRESS
時間:100分
監督:ロバート・ゼメキス
原作: クリス・ヴァン・オールズバーグ 『急行「北極号」』(あすなろ書房刊)
声演:
唐沢寿明 (父親/車掌/ホーボー/サンタ)
山本隆平 (ヒーロー・ボーイ)
三村ゆうな (ヒーロー・ガール)
上村祐翔 (ロンリー・ボーイ)

■ストーリー

クリスマスイブの夜、両親がプレゼントの準備をしたり、サンタの帽子を持っているのを見て、少年子はサンタクロースの存在を疑い始めたまま眠りにつく。
すると真夜中、轟音と共に少年の家の前に巨大な蒸気機関車が停車する。
少年が機関車に駆け寄ると、車掌が現れ、この北極点行きのポーラー・エクスプレスに乗るように促す。
躊躇う少年だったが、機関車が動き出すのを見た途端、反射的に機関車に飛び乗ってしまう。
客車の中には、既に沢山の少年・少女達が乗っていた。

■感想

すっげー面白かったです。
日本語吹替版を観たので、トム・ハンクス不在でしたが、吹き替え版では大好きな唐沢寿明が頑張ってたのでOKです。
最初はCGがちょっと気持ち悪いかなーと思ってたんですが、すぐに味のある絵に慣れて楽しめました。
冒頭のココアのサービスのシーンとか、凍った湖を爆走するシーンとか、もう最高。
ジェットコースタームービーなのは機関車に乗ってる間だけかと思ったら、北極点到着後もあれやこれやで大暴走。
風に舞うチケットに翻弄させられつつ、ハラハラしながら最後までノンストップで観てしまいました。

時間も100分とタイトにも丁度良い長さ。
タイトはちょっと暗いシーンにはコワがりつつも、一緒に楽しんで観ていました。
嫁さんによると「チャーリーとチョコレート工場のノリに似てる」とのこと。
「チャーリー…」は嫁さんが友達と映画館で観て、メチャメチャ気に入ったそうで、DVDも買ってたんでした。
そういやDVDがあるのに、自分はまだ観てなかったな、チャーリー。

残念なのは、季節感がまったく無かった点でしょうか。
って、クリスマスの映画を夏に観る方が悪いんですが。
またクリスマスシーズンになったら、もう一度タイトと一緒に観ようと思います。

セルラー "CELLULAR"

2006-08-27 23:59:59 | 映画

邦題:セルラー (2004年アメリカ)
原題:CELLULAR
時間:95分
監督:デヴィッド・リチャード・エリス
出演:
 キム・ベイシンガー (ジェシカ)
 クリス・エヴァンス (ライアン)
 ウィリアム・H・メイシー (ボブ)
 ジェイソン・ステイサム (イーサン)

■ストーリー

高校教師のジェシカが息子を小学校へ送って帰宅した直後、押し入ってきた男達に家政婦が射殺され、ジェシカは拉致される。
人気の無い場所まで連れ去られ、家の屋根裏に監禁されたジェシカだったが、主犯格の男に破壊された電話機の配線を使って発信を試みる。
試行錯誤の結果、電話はライアンという若者の携帯電話に繋がるが、ライアンはイタズラだと思って電話を切ろうとする。
通話が切れると二度と繋がらないかも知れないため、ジェシカは電話を切られないよう必死にライアンを説得する。
状況を理解してくれたライアンは警察署へ向かうが、事件に対応中の警察はなかなか対応してくれない。
主犯格の男はジェシカの夫が持っている何かを狙っているようだが、ジェシカには分からない。
男達はジェシカを脅すため、息子も拉致しようと小学校へ向かったと分かり、ジェシカに頼まれたライアンは小学校へ向かう。

■感想

ノンストップで1時間半、コンパクトにまとまってて面白かったです。
ライアンは登場直後からもうどうしようもない馬鹿な若者って感じなんだけど、流石にコトがコトだけに、助けるために必死になってくれるのが良かった。

当てにできない警察、唯一の頼りの携帯電話、バッテリー消耗、混線と、やや強引な気がしつつも次から次への展開に目が放せません。

キム・ベイシンガーって生物の高校教師役のハズなんですが、破壊された電話機使って発信しようとするあたりの機械マニアっぷりが解せないとか、ツッコミどころも色々あったりはするんですが、面白かったからOKだな。
ラストのライアンからのジェシカへのお願いの台詞もナイスでした、そりゃそうだ。
最後のクレジットを携帯電話の画面で見せていくシーンもカッコ良かったなぁ。

この監督「デッドコースター」の人だったんですね。
続編の「デッドコースター」よりは最初の「ファイナル・デスティネーション」の方が好きだったけど、続編もそれなりに面白かった記憶があります。
あのシリーズ、死にっぷりがもう容赦無いんだよね。
予兆もあまりなくじらしもせずに唐突に遠慮なく死なせて行くのが潔いっつーか、印象深かったので好きなんでした。

着信アリ

2006-08-18 23:59:59 | 映画
結構前になりますが、妻子が寝入った深夜に映画を見ることに。
やっぱ夜中はホラーだよなぁということで、「着信アリ」を選択します。

題名:着信アリ (2004年日本)
時間:112分
監督:三池崇史
原作:秋元康
出演:
 柴咲コウ (中村由美)
 堤真一 (山下)
 吹石一恵 (なつみ)
 石橋蓮司 (本宮刑事)
 永田杏奈 (陽子)
 井田篤 (ケンジ)
 筒井真理子 (マリエ)

■ストーリー

陽子の携帯電話に自分自身の携帯電話番号からの着信があった。
着信時刻は2日後になっており、留守録には陽子の声と悲鳴が録音されていた。
2日後のその着信の時刻に、陽子は転落死してしまう。

陽子の友人の由実となつみは、通夜の場で陽子の後輩の女子高生達の噂話を聞く。
自分自身からの着信があるとその時刻に死んでしまう。
そして死んだ人間の携帯電話のメモリーに入っている他の番号へ、また死のコールが行われ、次々に死んでいくのだという。

その後、陽子と合コンで知り合って携帯番号を交換していたケンジにも、自分自身からの未来時刻での着信があり、ケンジもその時刻に死亡する。

合コンでケンジに携帯番号を教えていた由実となつみは不安にかられるが、そのときなつみにも自分自身からの着信が…

■感想

さすが三池崇史監督って感じで、終盤まではコワがらせてくれました。
携帯電話に送られてきた動画がジリジリ動いたり、はっきり見せないことでコワがらせる演出はやっぱり良いなぁと。

子供への虐待の話や、代理によるミュンヒハウゼン症候群(代理だけにタチ悪い方)の話があって、コワいだけじゃなくてイヤーンな感じ。

しかしラス前あたりから何だかなーって感じがちょっと。
心理的な恐怖から物理的(肉体的・暴力的)な恐怖の方に行ってしまってるというか。
もうちょっとどうにかできなかったんだろうか、と残念に思いました。
ケータイ使った、都市伝説的なネタは面白かったんだけどなぁ。
アイディアだけは良かったけど、オチをうまくつけるのが難しかったって感じに見えました。

それでもなかなか面白かったので、その数日後に続編の「着信アリ2」も観たんだけど…ヒドいもんでした。
あれはないだろうっつーか。
1作目のデキの良さを台無しにするヒドさでした。
やっぱ続編ってダメだな…監督の問題? そもそも続編ってのが志が低いから、スタートからマイナスなんだろうか。

という訳で、「着信アリ2」は全くオススメできませんが、「着信アリ」はまぁまぁ良かったです。

リンダ リンダ リンダ

2006-07-31 23:59:59 | 映画
先日、朝から腰痛で動けなくなり会社を休みました。(前夜から予兆はあったんだけど)
昼過ぎまで寝てたらなんとか復活してきたので、病院へリハビリしに行くまでの間の時間、横になったまま映画を観ることに。
気分的に落ちてる状態だったので、アクションとかじゃなくユルいのをレコーダー内で探し、「リンダ リンダ リンダ」にしました。


題名:リンダ リンダ リンダ (2005年日本)
時間:114分
監督: 山下敦弘
出演:
 前田亜季 (ドラム:山田響子)
 香椎由宇 (ギター:恵)
 関根史織 (ベース:望)
 ペ・ドゥナ (ヴォーカル:ソン)
 三村恭代 (元ヴォーカル:凛子)
 湯川潮音 (元ギター:萠)
 甲本雅裕 (小山先生)
 小林且弥 (大江君)

■ストーリー

高校の軽音楽部に所属する女子5人でバンドを組み、最後の文化祭で演奏するために練習をしてきた。
しかし文化祭の直前、ギターの萠が体育の時間に指を骨折してしまう。
怒ったヴォーカルの凛子は文化祭への参加を止めると言い出す。
凛子と対立したキーボードの恵は、残ったメンバーのドラムの響子とベースの望と共に文化祭で演奏することにした。
部室で楽曲を探し、ジッタリン・ジンの曲を聴こうとしたとき、間違って入っていたブルーハーツの「リンダ リンダ」を聴く。
気に入ったメンバーはブルーハーツの曲を演奏することに決め、ギターを恵がやることにしたが、ヴォーカルが居ない。
ギターの萠はヴォーカルならできるが、彼女の声はブルーハーツに合わない。
悩む3人の前に現れた凛子に、響子がヴォーカルを頼もうとするが、反応が良くない。
凛子の態度が気に入らない恵は、その場に偶然通りかかった韓国人留学生のソンをヴォーカルに誘う。
日本語がよく分からずに適当に「ハイ」「ハイ」と返事をしたソンは、なりゆきからバンドに入ってブルーハーツの曲を唄うことになる。
このとき文化祭前日、バンドが演奏する最終日までは数日しか残されていなかった。

■感想

期待していた以上に良かったです、個人的には最高に良かった。
あんまり気に入ったんで、DVD-Rに焼いて保存版にしときました。

「スウィング・ガールズ」みたいな映画なのかなーと思ってたんだけど、全然方向性が違ってた。
コミカルな映画も大好きなんだけど、こういった淡々とした、じっくり浸み込んでくるようなゆるーい映画も良いなぁ。

自分がモロにブルーハーツ世代で、ブルーハーツが問答無用で大好きなのも大きいんですが、この映画の高校生達のフツーっぷりがとても良かった。
ストーリーも何があったって話じゃなく、「女子高生4人のある年の文化祭の思い出話」といった感じの淡々としたもの。
放課後の学校の雰囲気、部活、しょーもないことで気まずくなったりした友人関係、高校の文化祭の準備、徹夜、遅刻とか。
フツーなエピソードが積み重ねられて、文化祭最終日までの主人公達の数日間が描かれているだけ。
ただそれだけなんだけど、それとブルーハーツだけで映画として観られるものができるんだなぁと感心しつつ、楽しませてもらいました。
自分と同じような、ブルーハーツ世代で、高校の文化祭の頃のノスタルジックな思い出に浸るのが好きなオッサンにオススメできます。

主人公達も含め、登場人物達のキャラクターがハッキリしてて面白い。
その中でもやっぱりソンさんの素朴さが特に良かった。
日本語も満足にできない彼女が、映画の中で何度も何度もブルーハーツの曲を唄い、口ずさみ、次第に上手になっていくのが観ていて嬉しかったです。
何度も一緒に唄ってしまった。
クライマックスで演奏が始まるちょっと前のシーンで、自分的クライマックスに達してしまい、フライングで涙ぐんでしまいました。
おかしいな、あそこは演奏を聴いてから泣かせてもらうハズなんだが。

途中にイキナリ挿入されてきた恵の夢のシーンにはかなり脱力させられました。
何故ここにこんなネタで失笑させてもらう必要があったんだろうと思いつつも、面白かったから良いや。
「僕の右手」に絡めて、プレゼントも右手だったら良かったのになぁと思ったけど、大きい手が必要なのはやっぱ左手の方だからしょうがないか。
ピエールさんが出てきたのはローレライ繋がりなんだろうかと思いつつ。

指を怪我して文化祭に出られなくなったギターの女の子に何だか見覚えがあるなーと思ってました。
唄うところを聴いて判明、Music Clips #7に入れた「緑のアーチ」を唄ってた人だ。
高校の文化祭であんなの唄われた日にゃ、みんなド肝を抜かれるだろうなぁ。
恵が言ってたように、確かにあの声はブルーハーツじゃないやね。

ベースの望を演じてた女の子はBaseBallBearのベースだそうだけど、今まで音楽楽園で放送してたBaseBallBearの曲は好みから外れてて、全部消してしまってたんだった、追跡不可能。

甲本ヒロトの実弟の甲本雅裕が教師役で出てるのがちょっと嬉しかったなぁ。
彼らしい教師役で。
ぐだぐだ話してる途中で凛子に「行っていいですか?」と冷たく遮られ「おぅ行ってこい」とフツーに応えるシーンとか大好き。

個人的にはソンさんがやってた韓国文化紹介の中の「牛ダーツ」がちょっとツボでした。
恵がダーツを投げた後のソンさんの「カルビで~す」がナイス。

久々に魂を揺さぶられてしまったので、またブルーハーツを聴きなおしてます。
今聴いてるのは「Live All Sold Out」。
しまった、「僕の右手」が収録されてないぞ。

となりのトトロ

2006-07-18 23:19:28 | 映画
先日、会社で一生懸命仕事をする振りをしていたとき、PHSにメールが届きました。
確認してみると、嫁さんからで「トトロのビデオ無かったっけ?」と。

トトロは何度も観てるし、ビデオもVHSに記録したものを一時期持ってた気がしますが、ずいぶん前にVHSは卒業だーってことで廃棄したような記憶があります。
基本的にHDDに録画で、どうしても保存したいものはDVD-Rという生活になってきてるので、テープメディアとして残っているのはごく少数。
それも8mmビデオテープがほとんどで、場所を取るVHSはほぼ絶滅状態なのでした。

ということを返信しておきましたが、帰宅してから詳細を聞いてみると、3歳の息子タイトに見せたかったのだそうです。
そういえばタイトにはトトロを見せたことがありません。
嫁さんが役員の仕事で幼稚園に行ってたとき、皆でトトロの歌を唄ってたそうなんですが、トトロを観たことがないタイトがついていけてなかったんだとか。
それがちょっぴり不憫だったので、トトロを見せてやろうと思ったのだそうで。

宮崎アニメはいずれ全て揃えるつもりということは嫁さんにも話してたので、せっかくなので嫁さんはこの機会にとWebでトトロDVDを注文してました。
先日、トトロのDVDが届いてタイトと一緒に観たそうなんですが、自分も長い間見てなかったので、久々に観てみることにしました。

3連休の最終日、のんびりアニメでも観るかってことで、タイトは2回目、自分は何回目か分からないくらいですが久々に「となりのトトロ」を鑑賞しました。

題名:となりのトトロ (1988年日本)
時間:88分
監督:宮崎駿
声演:
 日高のり子 (サツキ)
 坂本千夏 (メイ)
 糸井重里 (父)
 島本須美 (母)
 雨笠利幸 (カンタ)
 北林谷栄 (カンタの祖母)
 高木均 (トトロ)

■ストーリー

書くまでもないので省略。

■感想

久々に観たけど、やっぱ面白いなぁと。
名作やなぁと。
猫バス、最高やなぁと。

何度も観ているので、ストーリーどころかセリフもほぼ記憶できてるんですが、新鮮だったことが1つ。
タイトが生まれてから初めて観たせいか、子供達の行動に対する印象が全然違ってました。

以前は、例えばサツキが不安になって泣き出すシーンなんて、「何だか面倒なことになっちゃったな」と思う程度でした。
メイが居なくなったときも、「やれやれ、困った子供だなぁ」とか。(鬼)

しかし今回はそのシーンを見ていて、気がつくとサツキやメイの健気さにちょっとウルウルさせられてしまいました。
そうだよなぁ、母ちゃんがずっと入院してたら不安だよなぁ。
といった感じで、子供の気持ちを考えながら見ている自分になってました。

久々に「となりのトトロ」を観て、自分の変化に気づかされた3連休最終日でした。
さぁ次は自分的宮崎アニメ最高傑作「天空の城ラピュタ」か、それはタイトにはまだ早いから、次点の「魔女の宅急便」か。

ファインディング・ニモ "FINDING NEMO"

2006-07-13 18:01:37 | 映画
「ファインディング・ニモ」をWOWOWで放映していたので、3歳の息子タイトにそのうち見せてやろうと思ってDVD-Rに保存してました。
その他「アイス・エイジ」「シュレック」「モンスターズ・インク」などなど、いくつかのCGアニメ映画をDVD-R化して持っていたので、姉家族に貸してあげてました。
先日それが戻ってきたので、唯一未見だった「ファインディング・ニモ」を嫁さんとタイトと一緒に観る事にします。


邦題:ファインディング・ニモ (2003年アメリカ)
原題:FINDING NEMO
時間:101分
監督:アンドリュー・スタントン
声演(日本語吹替版):
 木梨憲武 (マーリン)
 室井滋 (ドリー)
 宮谷恵多 (ニモ)
 山路和弘 (ギル)

■ストーリー

オーストラリアの珊瑚礁の海で、クマノミのマーリンとコーラルはイソギンチャクの我が家で産卵し、400個の卵が孵化する時を待っていた。
しかしコーラルと卵がウツボに襲われてしまい、生き残ったのはマーリンと1個の卵だけだった。
生き残った息子ニモは片方の胸ヒレが小さいこともあり、マーリンは過保護に育てていた。
成長したニモは学校に通い始めるが、学校の遠足で遠出した先で人間のダイバーにさらわれてしまう。
ダイバーははぐれて弱っていたクマノミを助けたつもりで、ボートに乗って去っていく。
ニモを心配して遠足の様子を見にきていたマーリンは、ダイバーを追いかける。
ボートは見失ったが、ダイバーが落としたゴーグルを手がかりに、マーリンはニモを助けるための旅に出る。

■感想

ニモの映画かと思って観始めたんですが、ほぼマーリンとドリーの映画でしたね。
っつーか、日本語吹替版だったんで、憲武と室井滋の映画って感じでした。
憲武はやっぱり器用だなぁ、室井滋も見ていてイライラさせられるあのドリーをうまく演じてたと思います。
かなり本気でイラついて、「ドリー殺っちまえよマーリン」、なんて思いながら観てました。

ニモを探しすマーリンとドリーの旅と、ダイバーの歯科医のオフィス内の水槽内のニモや先輩達のエピソードが交錯しつつ進みます。
が、やはりマーリンとドリーの旅が大航海っつーか大冒険なので面白いですね。
サメ達に取り囲まれたり、クラゲの大群に遭遇したり、海亀の群れに助けられたり、クジラの口腔内に入ってしまったり。(ピノキオかってツッコミ入れてしまった)

最後まで楽しんで観ることができました。
ものすごく面白かったとか感動したとかな話じゃないですが、子供と一緒に観るにはちょうど良いレベルかなと。
エンドロールで「モンスターズ・インク」のマイク・ワゾウスキが出てきたのは嬉しかったな。

ところでニモ(Nemo)って、やっぱりネモ船長(Captain Nemo)から取ったのかなぁ。
邦題を「ファインディング・ネモ」にしなかったのは、ネモ船長探しな話と誤解されそうだから?


コンスタンティン "CONSTANTINE"

2006-07-05 00:00:01 | 映画
最近、色んな映画を録画予約した割りに、見る時間が取れない状態です。

原因は体調不良など色々あるんだけど、最大の理由はやっぱりワールドカップでしょうか。
サッカーの試合を観るのに忙しいもんで、なかなか映画まで観る余裕がない。
しかしこのままではレコーダーのディスクフルで録画できなくなってしまいます。
当分観なさそうなのを削ってもまだまだ沢山あるので、時間を捻出して映画を1本観ることにしました。

どれにするか迷ったんですが、キアヌ・リーヴスの「コンスタンティン」を選択。


邦題:コンスタンティン (2005年アメリカ)
原題:CONSTANTINE
時間:121分
監督:フランシス・ローレンス
出演:
 キアヌ・リーヴス (ジョン・コンスタンティン)
 レイチェル・ワイズ (女刑事アンジェラ/双子の妹イザベル)
 シア・ラブーフ (助手チャズ)
 ジャイモン・フンスー (パパ・ミッドナイト)
 プルイット・テイラー・ヴィンス (神父ヘネシー)
 マックス・ベイカー (ビーマン)
 ティルダ・スウィントン (ハーフブリードの天使ガブリエル)
 ギャヴィン・ロズデイル (ハーフブリードの悪魔バルサザール)

■ストーリー

天国と地獄は隣接しており、天使や悪魔の中で人間の姿を借りてこの世に現れるハーフブリードと呼ばれる者がいる。
天使と悪魔は人間に直接は接触できないルールになっているが、ハーフブリードは人間を言葉であやつる能力を持っている。
ジョン・コンスタンティンは子供の頃からハーフブリードを見分ける能力を持っていた。
しかし両親から精神異常と誤解されたジョンは厳しい治療を受けた結果、自殺を図る。
2分間死んでいたジョンはキリスト教における自殺をした罪で地獄に落とされるが、地獄では時間は止まっているため、その2分間で一生分の苦しみを経験していた。
死後の世界を体験した結果、自分は精神異常ではなく、正しく見えていることに気づいたジョンは、エクソシストとして悪魔を地獄へ送り返す仕事に就く。
その能力を使って多くの悪魔たちを地獄へ送り返してきたが、ジョンが自殺した罪は消えることなく、死後は地獄へ落ちることになっている。
ヘビースモーカーであるジョンは喫煙により肺癌を発症しており、余命数ヶ月~1年と医師に宣告される。
死後、天国へ行くためのポイント稼ぎとしてエクソシストの仕事を続けてきたジョンだが、天使ガブリエルからは認めてもらえない。
そんな中、エクソシストの仕事中に、悪魔が人間界に入ってこようとする姿を目撃する。
何かが起きようとしていることに気づくジョン。

その頃、ロス市警の刑事アンジェラの双子の妹イザベルが自殺する。
妹の自殺を受け入れられないアンジェラは、調査を進めるうちにコンスタンティンと接触する。
イザベルもジョンと同様に見る力があり、アンジェラもかつてはその能力があったことが分かる。
ジョンはアンジェラに協力し始めるが、調査の中で地獄から人間界への侵入が始まろうとしていることに気づいたジョン達は悪魔から狙われることになる。

■感想

なかなか面白かったです。
キリシタン向け映画かなーと心配しながら観始めたんですが、キリスト教の概念ベースのオカルティック・アクションみたいな映画だったので、フツーに楽しめました。
オカルトっつーか、そういう世界観のSFと思って観てしまえば、全然問題なしです。
展開が唐突なんで最初何が起きてるか分かりにくいんですが、徐々にジョンが説明してくれるので、次第にどういう設定なのかが分かってきます。
(そのジョンの説明を引き出す役回りなのが助手のチャズだったり、女刑事のアンジェラだったりすると)
ジョンの設定として、過去に自殺を図ったために(キリシタンルールで大罪だから)地獄行き確定だが、天国行きのポイントを稼ぐためにエクソシストやってるとか、その辺りが分かってくると俄然楽しくなってきます。

アンジェラ(イザベル)役の女性に見覚えがあるけど、なかなか思い出せずに苦しんでしまいましたが、ハムナプトラのヒロインでした。
顔が特徴的な女性なので、どうしてすぐ思い出せなかったのかという感じですが、キャラが全然違うせいか気づかなかった。

ラス前、彼に中指を突き立てるジョンが良かったです。
その後のオチも「なんじゃそりゃ」って感じ笑えましたが…何でもアリかい?

ジョンが途中で言ってた台詞、「神は瓶の中の蟻を飼ってるガキだ」ってのが、この世界の中ではやっぱり真実な気がしなくもない。
神も悪魔もごっご遊びで人間界に対するルールを決めて、自分達で決めたルールで好き勝手に遊んでるんだけど、ただ決めただけのルールで絶対じゃないから、たまにルールを故意に破ってみたりするのかもね。
まぁ自分は唯一絶対神なんてこれっぽっちも信じられませんが…微妙にアミニズムな日本人だな。