今年は酷暑続きの長い夏となって、異常気象や突然災害も全国的に多かった。
お彼岸を迎えても、気温が30度を超す日があるなど秋本番とは言いがたい。
とは言っても日は短くなり、朝晩はめっきり涼しくなって 食欲も増してきた。
今年は8月の末に新米を食べ、味覚の秋を感じながら食欲の秋を迎えている。
地域では米の収穫が終わると行事やお誘いが多くなり、鎮守様の祭りが文化
祭や産業祭や運動会になり、十五夜など暦からの祭りが新米会になっている。
今年の私は 懇親会のほかに「新米会」が4回もあり、まだ2回が残っている。
我が家の新米会的な食事は、新米ご飯に新サンマと大根おろしが定番である。
それに里芋のけんちん汁が普通加わるが、松茸の吸い物になれば上等になる。
近年は新米時期が少し早まっているため、新サンマや新里芋の確保が大変だ。
まして松茸では、国内産は間に合わないので中国産の松茸を使うことになる。
彼岸を迎えた21日の夕食は、新米の松茸ごはんと煮物とお吸い物になった。
幸い娘も帰ってくる、炊き込みごはんにしてサンマの代わりにタラの煮物だ。
畑の里芋はまだ小さく食材にはならないので、高い松茸を使う羽目になった。
また毎年のことながら、ひげ爺家のお彼岸は兄弟夫婦と食事会になっている。
今年は22日に集まってもらい、近くの懐石料理「松かさ」で昼食会だった。
地元の食材を生かしたお料理に、お蕎麦の小鉢と混ぜご飯とデザートだった。
秋を彩る料理をペロッといただいて、食べ過ぎての糖尿病数値が心配になる。
『甘さは控えているつもりでも、味覚の秋は不覚の秋にもなる』 と、独り言。
仏壇のお供物にブドウや梨など、糖尿に悪いもの達が イッパイ集まってくる。