高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

私にできることは?

2014-07-26 08:56:03 | コラム風味

ここのところ、イスラエルのガサ侵攻のニュースがいろいろな方面から入ってきます。 凄惨な写真は見ないようにしています。心が痛み過ぎて、今、私の目の前の使命を果たせなくなってしまうから・・・・。

昨日は、一連のスタッフトレーニングが終わり、自然学校の校舎、周辺の片付け、掃除も終わりました。日仏台中の20代のボランティアは7名(チャンウェイ、つよし、ミッフィー、ビビアン, ジョイス、ケミリー、キャロリン)。そして、高校生のHIKARU。ぶな森スタッフは、チーフディレクターのふみぞう、まっすん、たつみ、チコと皆、20代です。(ひとり30に乗ったばかりがいたな・・・)です。 脇を固める40代がBoh2,さとあきさん、そのまた上に年寄り連中の アタシ、おかばあ、おかじぃ、ほっしー、まりこさん。布陣のチームワークは上々になってきています。

そして、あしたから30名を超える子ども達が8月中旬まで自然学校に滞在して、夏の長期体験村がスタートです。 これを安全に実り多い活動にするのが、アタシの目の前の使命!!です。

昨日は、野外のトレーニングがひと段落して、久しぶりに事務所の自分の机の前で保留案件を片っ端から片付けていました。 久しぶりの左脳シゴトに夜は、返ってクタクタに疲れて、スタート懇親会はすぐにダウンでしたが・・・。

さて、その時、机の下に落ちて埃まみれになっていた、古いノートを開きました。1999年の頃です。当時はスケッチブック大の書き込みノート方式で、頭に浮かんだこと、聞いたこと、読んだことをアトランダムに書き込む方法をとっていました。 その当初の頃のノートです。

そこに挟み込まれた絵がありました。 何かのワークショップで自分の気持ちを表現したものです。

それは・・・、  座布団でした。

何色ものパステルカラーで彩られた淡色の ざ ぶ と ん です。

描いた、あのときのことを思い出しました・・・・・・。

アタシが作り出したいのは、 みんなが座れるような、こんな色の 大きな座布団なんです。

イスラエル・パレスチナの戦場を解消することは、アタシにはできない。 でも、この悲劇は同じ地球の上で起こっている。 それは、知っていなければならない。 今、目の前の「平和」をうむためにも。

壮大な矛盾だ・・・。 心の中で葛藤がある・・・・。

その壮大な矛盾を包括して、抱き続け、自分の現世を生き抜くのは・・魂の力だと思う。

たましいは、ひとつではない。 たくさんの生命力のエネルギーの塊だ。

たくさんの生命エネルギーを集めて、活力ある、そしてやわらぎもある ざ ぶ と ん を み ん な で

つくることが、アタシに与えられた あしたからの 使命だ。

そんな、ことを思う・・・、霧雨の雨の朝。

なるたけ、世界中の人が、そして生き物たちが 幸せでありますように。 

 

 

 

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今、ガサで起こっていること

2014-07-26 08:21:00 | 今日のニュースから
Facebookで戦場カメラマン、ジャーナリストの志葉玲さんと知り合いました。
イスラエルとパレスチナの間で起こっていること。 その発端は、第二次世界大戦後に国連がユダヤ人の国を中東に認めたことにある。 
 
私には、まだよくわからない。 そのまた大昔、そう、それはモーゼの十戒の頃なのだろうが・・・、エジプトやアラビァ系の人々とヨーロッパ系の人々が支配権を争っていた頃のことは。 しかし、イエス・キリストが突然に現れ、キリスト教が生まれた頃からその勢力図が変わって行ったことは、なんとなく知っている。
 
今、何が過去の真実だったか・・・わからないし、それを突き詰めても仕方がない。
真実は、今、起こっているイスラエルのガサへの侵攻で、数多くの子どもや一般市民が殺されていることだ。 
 
圧倒的な武力を持ってイスラエルが、パレスチナの市民に紛れ込んでいる「身体を張った」武力勢力と戦争している自体だ。
 
安倍政権は武器三原則を緩めて、軍事的工業製品や技術をアメリカ・イスラエル側勢力に輸出できることを決めた。 そして、イスラエルの有力企業と日本のベンチャー企業とのビスネス提携を後押しすることにした。そして、つい最近に、30社ほどの日本の企業がイスラエルへ日本政府と共にビジネスミッション団を送り込んだ。
 
これは何を意味するのか・・・・。  日本はイスラエル側に立ち位置を明確にしたということだ。
中東で戦火が広がり、アメリカがアメリカ的正義を振りかざした時には、「参戦すること」、安倍政権は暗に世界にアッピールしている。  これが真実だ。
 
アメリカは、地中に紛れている燃料となる物質を(シエール)取り出す技術を獲得した。その物質はアメリカ大陸に無限に近いだけあると推測されており、近い将来、アメリカは中東に頼らずとも莫大な量のエネルギー資源を獲得する。 中東を力づくで勢力圏においてゆく必要はなくなる。 これも真実だ。
 
だから、軍事力を持った日本との安全保障条約の強化にやっきになっている。 対中国問題ではない。アメリカは、むしろ、巨大市場の中国とは仲良し関係を築きたいのだ・・・。  これが真実だ・・・。
 
****以下、志葉さんの・・・昨日のfacebook投稿です。 志葉さんにお断りして、全文掲載です***
 
ガザ入りの許可は得たものの、最終的な調整で結構時間がかかっており、非常にもどかしい。早く、現場で仕事がしたい。こんな時でも休日はしっかり休む現地の役所にイライラする。さて、少し時間が空いたので、この間、よく見聞きした議論について一言。すなわち、

戦争の現実をどう伝えるか。

Facebookでも、現地でのあまりに凄惨な画像が、よくアップされている。それに対して、抵抗感や嫌悪感を抱く人々も少なからず、いるのだろう。戦場取材が続くと頭のネジが何本か飛ぶのか、志葉は多少のグロには抵抗力があるが、そうではない人々も多いのだろう。ただ、現場を見てきた人間からすれば、これが現実なんだと知ってもらいたい、とは思う。日本の人々には、もっともっと本気で戦争や平和のことを考えてもらいたい、自分たちが加害者になり得ることを真剣に懸念してもらいたい、という、憤りに近い気持ちもある。

戦場ジャーナリストが問う「武器輸出三原則」撤廃の行方-「死の商人」化する安倍政権(志葉玲) - Yahoo!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/sh...ivarei/20140401-00034122/

戦争というものを知らず、ぬるま湯の中でのみ物事を見てきた、ある意味幸せで、ある意味、無邪気すぎる多くの日本の人々に、どう戦争を伝えるのか。よほど関心を持って気をつけてないと見えづらい、日本の我々と各地での紛争での悲劇の関係をどう伝えるのか。課題はいろいろあるね。凄惨な写真・映像だけでは、単に拒絶反応を引き起こす人々には伝わらないかもしれない。目を背けたくなる様なショックの強さに頼らずとも、如何に戦争というものが酷いもので許しがたいのか、また、我々に何ができるのか、戦争の問題点をいろいろな方法で伝えることは必要だ、とも思う。例えば、現地の人々の気持ちを伝える、という方法もある。

美人すぎるガザの活動家が歌う、パレスチナの人々の想い(志葉玲) - Yahoo!ニュース http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20140717-00037465/

上記リンク先をご覧いただければ、ご理解いただけるだろうが、凄惨さとは真反対の、むしろ何度も観たくなる動画だ。しかし、それでありながら、イスラエル建国の1948年以来、抑圧され、殺され続けてきたパレスチナの人々の心情が美しい歌声と共に伝わってくる、と思うのは、志葉だけだろうか。

自分としては、もっと写真の腕を磨きたい。別に手足が吹き飛んでなくとも、頭が割れて脳みそが飛び出していなくとも、戦争の悲惨さを写真で伝える方法はある、と思う。本投稿の写真は『ガザ通信』(アブデルワヘード・サイード著 志葉玲写真/青土社)の表紙となった写真。今まで自分が撮った写真の中でも、もっとも印象深いものの一つだ。撮影している時、写真の少女=ザイナブの射るような鋭い視線が非常に印象的だった。彼女の怒り、悲しみが視線から伝わってくる。ザイナブは、08年末から09年頭のイスラエル軍のガザ侵攻の際、目の前で両親を失っている。父親は首から上が吹き飛び、母親は腹が破れ、内臓をまき散らして死んだ。

ともかく、別に見たくなければ、死体写真等を見なくてもいい。だが、その代わり、安倍政権が武器輸出三原則を撤廃し、イスラエルにも兵器を輸出できるようにした意味を、真剣に、そして深刻に考えてもらいたい。
昨年4月、再会したザイナブは、こう、志葉に語った。
 
「日本の人々はいい人達だと思う。米国やイスラエルに武器を売らないで欲しい。その武器が私たちを殺します」。 もっと見る
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人口流出なのか?

2014-07-24 22:41:23 | コラム風味

 消滅する地方自治体(町村)が相当数現れるという報告が政府からありましたが・・・・。 いったい何を持って判断しているのでしょう。 つまり、消滅させる「基準」があるということなのでしょうね。 それは一体全体何なのでしょうか???? それを知りたい。

 人口流失に歯止めがかかるのか? 中国四国地方には、若者が移住してきて人口流失の歯止め事例になっている村があるそうですが・・・、それは様々な要因が重なってのことであって、参考になれど、どこでも可能な一般事例とはならない。

 問題は人口減少なのであって、それは歯止めを掛けることはできないとの前提に立って、考えた方が良いと思う。 

そもそも、日本の人口が50年後には3000万人から4000万人減ると推測されているのですから、都市への集中が高まるのは当たり前。 農業も集約農業から大規模農業化を進めている日本です。 うちの娘婿殿は、親方とふたりだけで、コメと小麦を何十町も経営しています。

都市のようなインフラ、娯楽が整う環境があれば、六次化産業と言われる事業がうまくゆけば、人が増えるという解決方法ではないと思う。 競争が起これば、コスト削減しなければならない、商品を開発し続けなければならない。消費を喚起し続けなければならない。

それでは、まるで都市の後追いで、これまでと一緒でしょ。

それは、生き方暮らし方の問題であって、経済拡大指向ではないと思うな。 人口が減る中で、雇用が起こる大きな産業、施設誘致を目指すのではなくて・・・、

グローバル経済資本主義ではなくて、やっぱり里地里山資本主義だと思うな。

経済生産地としての価値だけでなく、自然(里地里山)の中で暮らす価値そのもの、地域自給のライフスタイルでいいんじゃあないかな。 その福祉も含めた地域自給を構築するのが、これまた大変なことなのですが、大きな仕組みを考えるのではなくて、人口3、4000人程度の小さな地域の連携の中で考えてゆく指向だと思うんだがなあ。

私は、3000人位の大きさで、地域は十分に存在してゆけそうな気がするんですが・・・。

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我、DSR(どうにかする力)

2014-07-24 21:45:54 | 主義・主張

新聞は読むのではなく斜め見し、夕刊は止めました。TV報道は画面に向かい合うのではなく、BGM化しています。 本当のことは報道されない・・・。 隠すつもりはなくても、面倒なことは取材しない・・・。面倒なことは購買数や視聴率を上げることはない。 特に地上波TVの総バラエティ化は・・・ひどいもんだなあ。

海外から来る人で、日本語をわかる若者は・・、「日本のテレビ番組はおもしろい」という。そう、アホらしくお笑いでおもしろいのだ・・・。 Interestではない、funny なのだね。

脱法ハーブは確かに大きな社会問題だ。 しかし、こぞって多くの時間を割いて報道することだろうか??? もっと時間を取るべき社会問題や事件は多い・・・。 これも、結局視聴率がとれるニュースなのだと思う。

記者が書いていること、キャスターが言っていることは、「知っておく」程度でいいと思うようになり、情報はインターネットを通して得ています。

様々な社会問題の解決には、まず「経済の立て直し」という、やたらに強いメッセージを安倍政権が発信し経済政策化するので、それに対して、期待感も膨らみ、数多い中間層はその他の社会問題は置き去り、先送りにしてしまう雰囲気が漂いつつあると思う。

社会福祉は公助から共助・自助の流れが止まりません。

それに対して物言いは続けますが、それだけでは格差社会はとどまることなく増幅するでしょう。権力が強く成り過ぎていると感じざるを得ません。

日本経済丸が沈没してしまう抜き差しならぬ状況も想定しなければならないと、年寄りになりつつあるアタシは強く感じている。

沈没しても溺れる人を多少でも少なくするためには、小さなコミュニティをたくさん創出させ、それぞれが細かなネットワークを張る、本当のセイフティネットワークが必要だと考えている。

次世代の「どうにかする力・DSR」を育み、あらゆる場所にあらゆる形態のコミュニティをつくること、その核となる人材育成が、NPO活動全体の使命として現れていると、真剣に考え、実践試行しています。

1ヶ月に渡る長期村にやってくるスタッフの若者、そして、子ども達にも、この考え方で対峙してゆきます。

アタシ自身の 「どうにかする力・DSR」を人生、還暦越えてからも養わんとな・・・。 

養ってばかりではダメだぞな。

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人生の喜び

2014-07-24 06:21:37 | コラム風味

はるかなる空は、涙をぬぐい

   今日は、美しく良く晴れた。

久しぶりの雨が草木や作物を潤し、大地の中の小さな生き物達の命にも息吹をもたらせたました。朝の陽光を浴びてすぐさまに、葉はその光合成能力を全開にして新鮮な酸素を私たちに与えてくれている。日照りを耐えていた土中の微生物達も活発化し、作物たちが大地を耕し始めた。 鳥たちの声もあちらこちらから聞こえてきます。

私もこの躍動の中に仲間入りをしてゆきたい。

とても、さわやかな北海道黒松内の朝です。

鳥たちのさえずりは、ヒトの魂を落ち着かせる。酸素に満ちた透明な大気は、ヒトの心もからだも浄化してくれる。私達ヒト以外の動物が身近な森の中にいて、彼らも同じように、昨日と違う今朝を感じていることだろう。

朝日は、心とからだを整えてくれる神聖そのものだ。

ヒトは感じるチカラが他の生き物達に比べて、飛び抜けて発達している。だから、他の生き物達の存在を、木々や作物の成長を感じることができなくて、どうして、幸せと言えるのだろう。

今日は、川へゆきます。午後には海にも行きます。

たくさんの生き物達に囲まれて、スタッフ達と共に、生きていることの幸せをたっぷりと感じてきたい。





 

 

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中学生滞在中

2014-07-23 22:33:00 | プログラム 子ども

立命館中学校の男子生徒30人が宿泊滞在中。 

日中のプログラムは対応していませんが、宿舎として夕食と朝食対応のみ・・のはずだったのですが・・、ナイトプログラムを実施する急遽な依頼が来ました。 長期村にやって来ている海外ボランティア勢にEnglish communicationを取り入れた活動を作ってくれないかと提案したところ、受諾。

体育館でのアイスブレイクと野外での宝探しゲームを考えてくれました。 さてさて、上手に交流ができるかな。

まずは体育館でアイスブレイク中。

外は暗くて写真はとれず。

****

本日は、朝はハヨから草刈・竹刈を精二郎で小径延ばし。 後志・桧山のモニターツアーのご一行のガイド、秋に予定する自然体験活動のフォーラムの打ち合わせ、そして、学校受け入れと・・・、長い一日でした。 まずは、終わって、ホットしています。

明日は、水プログラムのボランティアトレーニング、再び立命館の女子受け入れ・・・・。

 

 

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7月22日(火)のつぶやき

2014-07-23 05:09:15 | 日記
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詩の朗読

2014-07-22 21:28:12 | プログラム 自然療育

小雨も心配されましたが、苫小牧植苗病院プログラムへ出張。 森林療法も定着をしてきました。

ここのところは、シートを森の中へ持って行き、大地に身体を横たえる時間をとっています。 今日は、「空は父、大地は母」、アメリカインディアンの詩を朗読しましたが・・・・、蚊が気になったかな。 

もう少し、違ったパフォーマンスも欲しい。 参加する患者さんは代わりますし、一ヶ月に一回の活動ですが、実施者側としては変化も欲しい。 しかし、朗読は、それを聞くことを求めて来ている人たちではないのですから、それなりの段階を踏んで進めてゆくノウハウが必要だな・・。 スキルアップをしたい。

大きな絵本を読んだり、紙芝居などもよいかもしれない。 再び、歌もいいかもな。

(下記は、昨年のブログより)

 
植苗病院のOchanova
 月に1度開催している、植苗病院の森林療法の時間も定着してきました。 今回の参加者も20名近く。テーマは苫小牧のボランティア・エンリットのメンバーがいろいろと考案してくれて、ハ...
 

 

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7月21日(月)のつぶやき

2014-07-22 05:10:09 | 日記
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7月20日(日)のつぶやき

2014-07-21 05:05:22 | 日記
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