高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

人口流出なのか?

2014-07-24 22:41:23 | コラム風味

 消滅する地方自治体(町村)が相当数現れるという報告が政府からありましたが・・・・。 いったい何を持って判断しているのでしょう。 つまり、消滅させる「基準」があるということなのでしょうね。 それは一体全体何なのでしょうか???? それを知りたい。

 人口流失に歯止めがかかるのか? 中国四国地方には、若者が移住してきて人口流失の歯止め事例になっている村があるそうですが・・・、それは様々な要因が重なってのことであって、参考になれど、どこでも可能な一般事例とはならない。

 問題は人口減少なのであって、それは歯止めを掛けることはできないとの前提に立って、考えた方が良いと思う。 

そもそも、日本の人口が50年後には3000万人から4000万人減ると推測されているのですから、都市への集中が高まるのは当たり前。 農業も集約農業から大規模農業化を進めている日本です。 うちの娘婿殿は、親方とふたりだけで、コメと小麦を何十町も経営しています。

都市のようなインフラ、娯楽が整う環境があれば、六次化産業と言われる事業がうまくゆけば、人が増えるという解決方法ではないと思う。 競争が起これば、コスト削減しなければならない、商品を開発し続けなければならない。消費を喚起し続けなければならない。

それでは、まるで都市の後追いで、これまでと一緒でしょ。

それは、生き方暮らし方の問題であって、経済拡大指向ではないと思うな。 人口が減る中で、雇用が起こる大きな産業、施設誘致を目指すのではなくて・・・、

グローバル経済資本主義ではなくて、やっぱり里地里山資本主義だと思うな。

経済生産地としての価値だけでなく、自然(里地里山)の中で暮らす価値そのもの、地域自給のライフスタイルでいいんじゃあないかな。 その福祉も含めた地域自給を構築するのが、これまた大変なことなのですが、大きな仕組みを考えるのではなくて、人口3、4000人程度の小さな地域の連携の中で考えてゆく指向だと思うんだがなあ。

私は、3000人位の大きさで、地域は十分に存在してゆけそうな気がするんですが・・・。

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我、DSR(どうにかする力)

2014-07-24 21:45:54 | 主義・主張

新聞は読むのではなく斜め見し、夕刊は止めました。TV報道は画面に向かい合うのではなく、BGM化しています。 本当のことは報道されない・・・。 隠すつもりはなくても、面倒なことは取材しない・・・。面倒なことは購買数や視聴率を上げることはない。 特に地上波TVの総バラエティ化は・・・ひどいもんだなあ。

海外から来る人で、日本語をわかる若者は・・、「日本のテレビ番組はおもしろい」という。そう、アホらしくお笑いでおもしろいのだ・・・。 Interestではない、funny なのだね。

脱法ハーブは確かに大きな社会問題だ。 しかし、こぞって多くの時間を割いて報道することだろうか??? もっと時間を取るべき社会問題や事件は多い・・・。 これも、結局視聴率がとれるニュースなのだと思う。

記者が書いていること、キャスターが言っていることは、「知っておく」程度でいいと思うようになり、情報はインターネットを通して得ています。

様々な社会問題の解決には、まず「経済の立て直し」という、やたらに強いメッセージを安倍政権が発信し経済政策化するので、それに対して、期待感も膨らみ、数多い中間層はその他の社会問題は置き去り、先送りにしてしまう雰囲気が漂いつつあると思う。

社会福祉は公助から共助・自助の流れが止まりません。

それに対して物言いは続けますが、それだけでは格差社会はとどまることなく増幅するでしょう。権力が強く成り過ぎていると感じざるを得ません。

日本経済丸が沈没してしまう抜き差しならぬ状況も想定しなければならないと、年寄りになりつつあるアタシは強く感じている。

沈没しても溺れる人を多少でも少なくするためには、小さなコミュニティをたくさん創出させ、それぞれが細かなネットワークを張る、本当のセイフティネットワークが必要だと考えている。

次世代の「どうにかする力・DSR」を育み、あらゆる場所にあらゆる形態のコミュニティをつくること、その核となる人材育成が、NPO活動全体の使命として現れていると、真剣に考え、実践試行しています。

1ヶ月に渡る長期村にやってくるスタッフの若者、そして、子ども達にも、この考え方で対峙してゆきます。

アタシ自身の 「どうにかする力・DSR」を人生、還暦越えてからも養わんとな・・・。 

養ってばかりではダメだぞな。

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人生の喜び

2014-07-24 06:21:37 | コラム風味

はるかなる空は、涙をぬぐい

   今日は、美しく良く晴れた。

久しぶりの雨が草木や作物を潤し、大地の中の小さな生き物達の命にも息吹をもたらせたました。朝の陽光を浴びてすぐさまに、葉はその光合成能力を全開にして新鮮な酸素を私たちに与えてくれている。日照りを耐えていた土中の微生物達も活発化し、作物たちが大地を耕し始めた。 鳥たちの声もあちらこちらから聞こえてきます。

私もこの躍動の中に仲間入りをしてゆきたい。

とても、さわやかな北海道黒松内の朝です。

鳥たちのさえずりは、ヒトの魂を落ち着かせる。酸素に満ちた透明な大気は、ヒトの心もからだも浄化してくれる。私達ヒト以外の動物が身近な森の中にいて、彼らも同じように、昨日と違う今朝を感じていることだろう。

朝日は、心とからだを整えてくれる神聖そのものだ。

ヒトは感じるチカラが他の生き物達に比べて、飛び抜けて発達している。だから、他の生き物達の存在を、木々や作物の成長を感じることができなくて、どうして、幸せと言えるのだろう。

今日は、川へゆきます。午後には海にも行きます。

たくさんの生き物達に囲まれて、スタッフ達と共に、生きていることの幸せをたっぷりと感じてきたい。





 

 

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