これまでの自然体験活動リーダー(CONEリーダー)研修が、国立青少年教育振興機構と連携した資格講習・自然体験活動指導者養成講習(NEALリーダー)に変わった、もっとも大きな点は、「青少年活動における体験活動」と「学校教育における体験活動」のふたコマが増えたことにあります。
本年度から完全実施されている教育指導要領には、「自然体験活動」を学校教育手法に取り込むことが奨められています。 特に、後者は農山漁村地域における体験学習の機会が増えることに地域側、民間教育事業機関である私達にとって期待される点です。
今日の最後の討論ワークは、教育指導要領に書かれている教育目標・めあてに合った体験プログラムの企画です。7グループに分かれて、与えられた与件の「体験型学びの手法」を皆さん、頭を絞っています。
実際の学習指導要領から抽出して演習ができます。 例えば・・・・
・様々な食料生産が国民の食生活を支えていること、食料の中には外国から輸入しているものがあること←それらが自然環境と深いかかわりをもって営まれていることを考える(小学5年社会)
・単位量当たりの大きさについて知ること。←異種の二つの量の割合としてとらえ数量について、その比べ方や表し方を理解できるようにする。(小学5年算数)
・流水の働き 地面を流れる水や川の様子を観察し、流れる水の速さや量による働きの違いを調べ、流れる水の働きと土地の変化の関係についての考えをもつことができるようにする。
黒板と自然を行ったり来たりしながら学べる学校が現れますように・・・・。