◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

こども、子供、子ども。

2007-05-25 09:50:37 | 気になる言葉、具体例
                   子どもも同じ模様だぁ
 こども、皆さんはこれを漢字で書くとき、どうしますか。5月5日は「こどもの日」、役所の資料では「こども」を多く見かけますが、「子供」もまだまだ一般的に使われています。手元の表記辞典も「子供」ですが、私は「子ども」です。20年ほど前に「子どもは『お供』ではないから『子供』ではなく『子ども』なんだ」というのを聞いて、「ども」が複数を表す接尾語ならお供というわけでもないのでしょうが、文字は「共(ども)」ではなく「供」なので妙に納得して、以来ずっと「子ども」と書いてきたので、今も何となく「子ども」です。別に、これでなければならないということではないので、好きな表記を選んでください。
 それで、ふと思ったのですが、「お供」という言葉は、時代劇でたまに出てくるぐらいでしょうか、「へい、お供いたしやす」なんてね、ふだんはなかなか聞く機会がありませんね。とはいえ、まるっきりないわけではありません。5月12日の写真のキャプション、「ご一緒させてください」は、明確な上下関係がある場合、「お供させてください」のほうが適切です。迎えの車が来て、秘書が「社長、では、参りましょう」と言う場面、これは、「社長、どうぞお乗りください。お供いたします」のほうがいいように思います。
 ところで、21日に「無期懲役」のアクセントについて書いたのですが、民放でも「懲」を高く発音する人が出てきましたね。ある事件の裁判についての報道で、スタジオのアナウンサーが「懲」を高く発音し、裁判所前の記者は「無」を高く発音していました。その後、画面は再びスタジオに戻り、やけに大きくはっきり「懲」を高く発音しました。あり~? 何だか「無」と「懲」で戦っているように聞こえたのですが、気のせいかなぁ~?

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