◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「ですね」をいちいち書くな!

2009-12-27 09:04:55 | 気になる言葉、具体例
                           吸い込まれたんですね
 「あのですね、非常にですね、簡単で、ですね」という言い方を実に多くの人がしています。早口でしゃべるけれど、そのテンポに頭のほうは追いついていないわけで、「ですね」を「え~」「あ~」の代わりに言っています。言葉が出てこない、言うことがない、なのに早口だったら間がもたないのは当然ですから、もうちょっと落ち着いてしゃべったらどうなんですかね。(ーー;)
 こんなだらな(だら:金沢弁で「ばか」の意)日本語がすっかり定着し、ほんの40~50文字程度のことを言う間に4回も5回も「ですね」を挟む人がいたりして、もぉ~うんざり。聞くだけでもうんざりなのに、だらな作業者が多いテロップときたら、その「ですね」をいちいち書くんですよ。そんなの書かなくていいってばぁ~~~。( ̄ ̄)ウザッ 書けばいいってもんじゃぁありませんから、分かりやすく書くことを心掛けてください。
 その一方で、「危険な状態になる可能性がある」と言っている場面で「危険な可能性がある」なんて書いてあるテロップを見たりするのですからね。話し言葉を聞きながら文字にするという作業の大変さは知っていますが、幾ら何でも端折りすぎ。「状態になる」ぐらい頑張って書いてください。
 それから、はっきり「ゆってないね」と言っている場面でテロップは「やってないね」だったのですが、「言ってない」と「やってない」とでは大違いですよ。誤解を与えてしまいます。同じウ行で間違えるならともかく、「ゆ」と「や」ぐらい聞き分けられない人がなぜそんな仕事をしているのか、疑問です。
 まぁ、それでも、中には、「いいほうに切り返せたら」なんて言っているところで「いいほうに切り替えられたら」と書く人もいて、この場合はテロップが正しかったので、こういう作業者もいるにはいるのですが、その数はというと、ごくごくわずかなのでしょうね。本当にこんなことはめったにないのですから。
 ところで、最近、朝は6時起床という生活になり、6時半ごろから「めざましテレビ」を見るのですが、大塚さんが立ってニュースを語っているんですね、知りませんでした。それで気づいたのですが、大塚さんは「ですね」をほとんど言いません。滑舌がいいとは言えませんが、「ですね」が入らないため、聞いている私も話の内容に集中できて、これはなかなかいいですねぇ。(⌒・⌒)

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