コーヒーそのものが苦手であまり飲むことはないのだが、最近のコンビニコーヒーはなかなかという評判である。
値段の安さとおいしさで、コンビニ各社は「店頭ドリップコーヒー」に力を入れている。
だからだろう、コンビニ激戦区ともいえそうな地域に住んでいると、朝や昼にコンビニのコーヒーサーバーの前で、コーヒーを買っている人を良く見かける。
セブンイレブンなどは、今年から始めた「ドーナッツ」の販促を兼ねた、「ドーナッツとコーヒーセット」という提案もしている。
そんなコンビニのコーヒーを見ていて、思っていたコトがある。
「コーヒーカップ、熱くないのかな?途中でこぼしたりしないのかな?何より冷めたら(夏の場合はぬるくなったら)美味しくないだろうな~」ということ。
スターバックスなどでは、持ち帰り用のボトルケースのようなモノも販売していたと思うのだが、コンビニのコーヒーにはそのようなモノはない。
「便利さ」という点では、やはり缶コーヒーなどのほうが上だろう。
「冷める」という点でも、缶コーヒーなら缶そのものを工夫すれば「冷めにくい缶」ができるだろうし、持ち歩きやすいという点では、はるかに缶コーヒーのほうが便利だからだ。
そんなコトを思っていたら、すでに「コンビニコーヒーカップ対応カップホルダー」という商品があるのを、週末の家電量販店のチラシで知った。
家電量販店の目玉商品として掲載されているので、「手が出やすい価格」。
カップホルダーそのものにおしゃれ感はないが、きちんと蓋が付いているのでこぼれにくそうだ。
何よりステンレスの水筒と同じような作りとなっているようで、熱いコーヒーカップを持つ必要もなく冷めにくそうだ。
この「カップホルダー」のように、新しいサービスが誕生したコトで、新しい商品が生まれ・市場が誕生するコトがある。
最近の例でいうなら、スマホケースなどかもしれない。
携帯電話の頃には、「ケース」というものは必要ではなかった。
逆に「ケース」があるコトで、すぐに使えないなどの不便さがあっただろう。
それが、スマホが登場したコトで、スマホの液晶画面やスマホそのものの保護を兼ねた「スマホケース」が誕生した。
最初の頃は、シリコン製の枠だったような気がするが、今では皮革のケースなどがあり、一見すると「手帳」のような感じだ。
もちろんスマホユーザーからすれば、スマホは手帳と同じ、という感覚かもしれない。
それから進化?したのが「お財布ポーチ」かもしれない。
オフィスで働く女性にとって、スマホ登場以前は「お財布をもってランチに出かけた」。
今では「お財布とスマホをもって出かける」ために、お財布機能を持ちスマホが入る小さな「お財布ポーチ」のような小さなバッグをもっている女性も見かける。
お財布ポーチの中に入っているのは、スマホとポイントカードと電子マネーそして少額のお金・・・という感じだろうか?
新しい商品が誕生するから新しいサービスが生まれるのか、新しいサービスが誕生するから新しい商品が生まれるのか・・・というのは、「コロンブスの卵」のような話になってしまうのだが、いずれにしても「新しい市場が生まれる」というのは、このようなコトが始まりなのかもしれない。