昨日11月11日は、「1」が四並びということで、様々な記念日があったようだ。
例えば「ポッキー&プリッツの日」(CM動画になります)ということで、東大生協で1111箱のポッキーを購入した学生の集団がいたようだ。
そして買い物という点では、11日の数日前からYahoo!のサイトでは、盛んに「11月11日は、買い物の日」と銘打った広告が、度々表示されていた。
この「買い物の日」を始めたのは、知らなかったのだが、どうやら中国のアリババだったようだ。
中日新聞:中国、ネット通販で1,7兆円 「独身の日」の11日、過去最高
日本のYahoo!が始めるようになったのは、おそらく資本関係があるということと、何らかのきっかけで買い物をしてもらいたい、という気持ちがあったからかもしれない。
実際、Yahoo!のセールに対抗するように、楽天でもセールを実施していた。
最も楽天の場合、「ドドンパ祭り」とか「ポイントアップセール」と題した、セールを最近頻繁に行うような気がしており、通常の販売がやや落ちてきているのでは?という、気もしている。
中国の「爆買い」には、驚くところなのだが、最近「イベント型消費」のような買い物のされ方が、目立つようになってきているような気がする。
最近でいえば、「ハロウィン」だろう。
「ハロウィン」に関していえば、「カボチャやカボチャのお菓子が売れた」というのではなく、「ハロウィン」というイベントで騒ぐための消費、例えばコスチュームなどが売れた、という点だろう。
「コスチューム」といっても、さほど高価なものではないので、おそらく来年は来年で、また新しい「コスチューム」を購入するのでは?という気がしている。
イベント型消費という点では、「福袋」などがそのハシリかもしれない。
毎年のように、初売りの「福袋」騒動はテレビや新聞のニュースとして、取り上げられる。
他にも、バレンタインとかクリスマスといったイベントでの消費というのは、何かと話題になる。
半面、日ごろの消費となると、どうなのだろう?
日ごろの買い物は、節約をし何かのイベント絡みで盛り上がる・・・という感じなのだろうか?
とすると、なぜそのような消費行動を生活者はするのだろう?
具体的な調査データを持ち合わせていないので、断言できるわけではないのだが、「日ごろの節約気分を、イベント消費で、発散させている」のでは?という気がしている。
特に、「ハロウィン」で大騒ぎをした(と思われる)若年世代に関しては、日ごろの消費そのものは、コンビニでの買い物くらいで、「ハロウィン」のようなイベントがないと、物を買う理由が見つからないのかもしれない。
アリババの場合と日本の場合とでは、購買動機となる理由は違うと思うのだが、「買い物をする」ということが、何か特別な理由を必要としているとすれば、その部分をシッカリ理解する必要があるのかもしれない。