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日本にも当てはまるのか?不況時の美容品売り上げ増

2012-07-07 20:47:16 | ライフスタイル
チョットおもしろい記事を見つけた。
毎日新聞のWEBサイトに掲載されている「世界の雑記帳」の中の「不況時には美容関連商品の売り上げ増加。自分磨きに投資」と言う記事だ。

実感として、不況時に美容関連商品を積極的に購入して何か新しいコトを始めたい!と言う個人的な気持ちは余りない。
ただ、バブルが崩壊してからやたらと目立つのが「美顔器」など家庭でできる、美容関連商品であるコトは気がつく。
それも最近の美容関連商品、と呼ばれる商品アイティムはとても多い。
拙ブログに来られる男性諸氏は「美容関連商品=化粧品」くらいしか思っていらっしゃらないかも知れないが、実は化粧品よりも美顔器や美顔ローラーと言った商品のほうが、広告などで見る量ははるかに多い。

化粧品の広告で目立つのは、海外の化粧品メーカーのものが中心で、百貨店などでは確かに人気だとおもうのだが、ドラッグストアなどに行くと、化粧品メーカーから派遣されている美容部員さんたちが扱う「カンセリング化粧品」と呼ばれる化粧品よりも、自分で棚から選ぶ「セルフ化粧品(?)」のほうが、人気があったりする。
もちろん、価格的にも「セルフ」のほうが格段に安い。
シミやしわと言った、問題を解消する為には高いカウンセリング化粧品を選ぶのだと思うが、今は@コスメなどのレビューをチェックして、自分で選ぶ女性も多いように感じる。
むしろ、一般的な化粧品メーカーさんの商品とは違い、なかなかおもしろいスキンケア商品が多いのも事実だ。

そしてその様な商品よりも、人気が有るのが「美顔器」や「美顔ローラー」と呼ばれる商品だろう。
家庭で、エステティックサロンの心地よさと効果が期待できる、と言うのは魅力だと思う。
その中でのヒット商品と言えば、パナソニックの「キレイなお姉さんは、好きですか?」というキャッチコピーの一連の商品だと思う。
商品ラインナップを見て頂くと判るように、美顔器の様なわかりやすい「美容関連商品」だけではなく、音波振動歯ブラシなども含まれている。
もしかしたら、活動計なども「健康関連商品」ではなく「美容関連商品」と、成るのかも知れない。
そして、「男性用美容関連商品」として、「ひげ剃り」などが取り上げられている。
確かに、「ひげ剃り」は男性にとっての「美容関連商品」なのかも知れないが、女性目線で考えると「美容というより身だしなみ」という感覚のほうが強い。

もう一つが、実はヘアケア商品だろう。
パナソニックのサイトに有るヘアドライヤーやヘッドマッサージ器ではなく、白髪染めやノンシリコンシャンプーだ。
この二つの市場は、ここ2、3年で急速に拡がってきているように感じている。
それもその中心は、通販。

その様に考えると、日本の場合「ウチ美容」の市場が「美容関連市場」の中心、と言う気がする。