昨日、新聞各紙に掲載された「レノボとNECのパソコン事業の合併」。
今日になって、レノボ側が株を全面的に取得すると言う記事が掲載されている。
掲載記事の詳細を読むと、「NECの同意を得て将来的には全株を取得」と言うコトのようだが、このような記事がメディアに流れてしまうと「NECが将来的にパソコン事業から全面撤退」というイメージだけではなく「NECが、レノボという中国企業に飲み込まれてしまう」という印象を与えてしまう。
もしかしたら、レノボ側の狙いがそこにあるとするとすれば、NEC側にとってこの合併はプラスとなる合併と言うより、マイナス面の方が多いのではないのか?と言う気がしてくる。
特にNECのパソコンと言うのは、日本オリジナル的な発展をしてきた部分が強い印象がある。
その理由は、現在では一般的になってしまったWINDOWSだが、それ以前(1980年代後半~1990年代前半)は、NECの98と呼ばれた独自のアーキテクチャのパソコンがあり、「国民的パソコン」と呼ばれていたからだ。
そのようなNECパソコンの歴史と言うモノを考えると、今回の「将来的にはレノボが合併会社の株を全面的に取得する」というのは、とても複雑な感じがする。
そもそもレノボ自体が、オリジナルと言う訳ではなくIBMのパソコン事業を引き継いだ企業と言うコトもあり、尚更そのように感じるのかも知れない。
ただ、IBMのようにパソコン事業は撤退したがサーバーなどのIT関連事業の中でも得意分野に特化して、事業を伸ばすと言うのであれば、それもまた当然と言う気がしないわけではないのだが、果たしてNEC側にそのような気があるのか、今の状況では分らない。
むしろ、レノボ側の先走りと言うか目論見のようなモノばかりが見え隠れするようで、不気味と言うか不快感を持っている。
パソコン事業ではないが、今日、もう一つ注目するニュースがあった。
それは、サントリーが第3のビールなどの開発を止めるというニュースだ。
ビール市場全体から考えれば、発泡酒や第3のビールなどが占める割合は、年々大きくなってきているはずだ。
背景にあるのはもちろん「デフレ」感による、節約傾向だろう。
その中で、サントリーは昨年とても特徴的な商品を発売し、話題を呼んだ。
カロリー・アルコール・糖質0を謳った「オールフリー」という、ビール味飲料だ。
「オールフリー」よりも前に発売され、話題を呼んだキリンの「フリー」などがあったのだが、発売直後は品切れ状態が続いていた。
発泡酒や第3のビールなどを狙い打ちしたような酒税の変更など、企業努力が報われないと言うコトもあるのかも知れない。
他にも原材料となる小麦や豆類などの高騰により、利益が出にくくなっているのかも知れない。
もう一つ考えられるのは、「プレミアムモルツ」の好調さと言うコトも考えられる。
発泡酒や第3のビール開発にお金を掛けるのではなく、好調な「プレミアムモルツ」などに傾注することで「デフレ路線」から脱却をし、「プレミアムビールのサントリー」というイメージ付けや市場の獲得を考えている様にも感じる。
いずれにしても、今年は日本企業にとって大きな変化がおきる年となるような気がしている。
今日になって、レノボ側が株を全面的に取得すると言う記事が掲載されている。
掲載記事の詳細を読むと、「NECの同意を得て将来的には全株を取得」と言うコトのようだが、このような記事がメディアに流れてしまうと「NECが将来的にパソコン事業から全面撤退」というイメージだけではなく「NECが、レノボという中国企業に飲み込まれてしまう」という印象を与えてしまう。
もしかしたら、レノボ側の狙いがそこにあるとするとすれば、NEC側にとってこの合併はプラスとなる合併と言うより、マイナス面の方が多いのではないのか?と言う気がしてくる。
特にNECのパソコンと言うのは、日本オリジナル的な発展をしてきた部分が強い印象がある。
その理由は、現在では一般的になってしまったWINDOWSだが、それ以前(1980年代後半~1990年代前半)は、NECの98と呼ばれた独自のアーキテクチャのパソコンがあり、「国民的パソコン」と呼ばれていたからだ。
そのようなNECパソコンの歴史と言うモノを考えると、今回の「将来的にはレノボが合併会社の株を全面的に取得する」というのは、とても複雑な感じがする。
そもそもレノボ自体が、オリジナルと言う訳ではなくIBMのパソコン事業を引き継いだ企業と言うコトもあり、尚更そのように感じるのかも知れない。
ただ、IBMのようにパソコン事業は撤退したがサーバーなどのIT関連事業の中でも得意分野に特化して、事業を伸ばすと言うのであれば、それもまた当然と言う気がしないわけではないのだが、果たしてNEC側にそのような気があるのか、今の状況では分らない。
むしろ、レノボ側の先走りと言うか目論見のようなモノばかりが見え隠れするようで、不気味と言うか不快感を持っている。
パソコン事業ではないが、今日、もう一つ注目するニュースがあった。
それは、サントリーが第3のビールなどの開発を止めるというニュースだ。
ビール市場全体から考えれば、発泡酒や第3のビールなどが占める割合は、年々大きくなってきているはずだ。
背景にあるのはもちろん「デフレ」感による、節約傾向だろう。
その中で、サントリーは昨年とても特徴的な商品を発売し、話題を呼んだ。
カロリー・アルコール・糖質0を謳った「オールフリー」という、ビール味飲料だ。
「オールフリー」よりも前に発売され、話題を呼んだキリンの「フリー」などがあったのだが、発売直後は品切れ状態が続いていた。
発泡酒や第3のビールなどを狙い打ちしたような酒税の変更など、企業努力が報われないと言うコトもあるのかも知れない。
他にも原材料となる小麦や豆類などの高騰により、利益が出にくくなっているのかも知れない。
もう一つ考えられるのは、「プレミアムモルツ」の好調さと言うコトも考えられる。
発泡酒や第3のビール開発にお金を掛けるのではなく、好調な「プレミアムモルツ」などに傾注することで「デフレ路線」から脱却をし、「プレミアムビールのサントリー」というイメージ付けや市場の獲得を考えている様にも感じる。
いずれにしても、今年は日本企業にとって大きな変化がおきる年となるような気がしている。