学生時代、いわゆる2番館(今はもう少なくなっているようです)といわれる2本立てや3本立ての映画館へよく行きました。ロードショー(この言葉も古いかも。。。)が終わってしばらくしてから上演される映画で、お目当てのより併映のもののほうが面白いことがあったりして、重宝しました。
でもまもなく行くのをやめました。なぜならこんなことがあったのです。
ロードショーで見てすごく気に入り、もう一度見たくて(まだDVDはなかったのです)2番館へ行くと、驚いたことに大幅にカットされているのがわかったのです!これではテレビと同じではないかとがっかりしました。全部の2番館がそうではないけれど、上映時間の関係で回数を増やすためにこっそりやっている悪徳館(?)があるというのを後で知りました。ひどいですよね~ こんなことが許されるのかなあと思います。
で、今日はDVDの話です。まさかDVDでそれはないとずっと信じていたのですが。。。
ポランスキー「ゴーストライター」がすごく気に入り、映画館で2回も見たわたしはDVDが出たのでさっそくレンタルしました。すると。。。
主人公が友人とパブで食事をしてから出版社のシーンへ移るときの、やや強引なカットに、あれ?と違和感がありました。いや、でもわたしの勘違いだろう。そう思いなおします。全体的にはそう大事な箇所ではないし。
その後、今度は主人公が島へ到着してタクシーに乗ります。ここは強烈に記憶していました。タクシー運転手が耳が聞こえず、そのことでこの島がマーシャズヴィニャーズ島であるとほのめかされるのです。な、なんと!そのシーンが完全に消えています!!
他にも車のナビの音声で移動するシーンが短縮されるなど、小さいところがちまちまカットされていました!細部に神は宿るのに!弩、弩、弩!!!
この映画は雰囲気が命の映画です。すばらしい音楽、冷え冷えした風景、重苦しい事件にほのかなユーモア、ゆっくりゆっくり真相に迫り、知らず知らず窮地に陥ってゆく主人公……展開には緩急があり、その「緩」の長さが次の「急」のサスペンスを産む。ところがカットされたために「緩急」が「急急」になってしまった!くそお~という感じです。
ベートーヴェンの「運命」の「ジャジャジャ、ジャ~~~~~ン」を、CDに入れるとき時間短縮のためと「ジャジャジャ、ジャ~ン」にしたらどうなるでしょう?ぶち壊しではありませんか。
これは「ゴーストライター」を出したDVD会社一社の問題なのかな。それともどこでもやっているのでしょうか。制作会社がカットしたのか、それともDVD版は監督承諾の上でそうしているのか、それとも日本側がそうしたのか、知りたいです。
☆☆北原みのりさんがつぶやいてくれました。嬉しいな♪
↓
北原みのり @minorikitahara
中野京子さんて、フランス革命の時、生きてたんじゃないかな。 「マリー・アントワネット運命の24時間」(朝日新聞出版)、国王一家パリ逃亡から捉えられるまでの24時間の物語。アントワネットの息づかいが聞こえてきそうな臨場感だった。フェルゼンがまた、ステキなの。
☆最新刊「マリー・アントワネット 運命の24時間
~知られざるフランス革命ーヴァレンヌ逃亡」(朝日新聞出版社)
☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店) 2刷になりました♪
☆「危険な世界史 血族結婚篇」(角川文庫)
☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~
3刷中。
☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋) 3刷中。
(画像をクリックするとアマゾンへゆきます)
文春「本の話」から、「自著を語る」(「謎が解けたら、絵画は最高のエンターテインメントになる」)はこちら
↓
http://www.bunshun.co.jp/jicho/1104nakano/index.htm
☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)2刷中。
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 8刷中。
☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)
15刷中。
☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
「週刊朝日」書評⇒ http://book.asahi.com/reviews/column/2011100300004.html
☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)
☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」4刷中。
☆「怖い絵」16刷中。
☆「怖い絵2」、9刷中。
☆「怖い絵3」 6刷中。
☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
sai
でもまもなく行くのをやめました。なぜならこんなことがあったのです。
ロードショーで見てすごく気に入り、もう一度見たくて(まだDVDはなかったのです)2番館へ行くと、驚いたことに大幅にカットされているのがわかったのです!これではテレビと同じではないかとがっかりしました。全部の2番館がそうではないけれど、上映時間の関係で回数を増やすためにこっそりやっている悪徳館(?)があるというのを後で知りました。ひどいですよね~ こんなことが許されるのかなあと思います。
で、今日はDVDの話です。まさかDVDでそれはないとずっと信じていたのですが。。。
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その後、今度は主人公が島へ到着してタクシーに乗ります。ここは強烈に記憶していました。タクシー運転手が耳が聞こえず、そのことでこの島がマーシャズヴィニャーズ島であるとほのめかされるのです。な、なんと!そのシーンが完全に消えています!!
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この映画は雰囲気が命の映画です。すばらしい音楽、冷え冷えした風景、重苦しい事件にほのかなユーモア、ゆっくりゆっくり真相に迫り、知らず知らず窮地に陥ってゆく主人公……展開には緩急があり、その「緩」の長さが次の「急」のサスペンスを産む。ところがカットされたために「緩急」が「急急」になってしまった!くそお~という感じです。
ベートーヴェンの「運命」の「ジャジャジャ、ジャ~~~~~ン」を、CDに入れるとき時間短縮のためと「ジャジャジャ、ジャ~ン」にしたらどうなるでしょう?ぶち壊しではありませんか。
これは「ゴーストライター」を出したDVD会社一社の問題なのかな。それともどこでもやっているのでしょうか。制作会社がカットしたのか、それともDVD版は監督承諾の上でそうしているのか、それとも日本側がそうしたのか、知りたいです。
☆☆北原みのりさんがつぶやいてくれました。嬉しいな♪
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北原みのり @minorikitahara
中野京子さんて、フランス革命の時、生きてたんじゃないかな。 「マリー・アントワネット運命の24時間」(朝日新聞出版)、国王一家パリ逃亡から捉えられるまでの24時間の物語。アントワネットの息づかいが聞こえてきそうな臨場感だった。フェルゼンがまた、ステキなの。
☆最新刊「マリー・アントワネット 運命の24時間
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☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店) 2刷になりました♪
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☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~
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☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)2刷中。
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 8刷中。
☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)
15刷中。
☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
「週刊朝日」書評⇒ http://book.asahi.com/reviews/column/2011100300004.html
☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)
☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」4刷中。
☆「怖い絵」16刷中。
☆「怖い絵2」、9刷中。
☆「怖い絵3」 6刷中。
☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
sai
『レジェンド・オブ・エジプト』(テレビ放映時には『クレオパトラ』)は、テレビで見た時には3時間だったのに、レンタルに出ていたビデオは2時間でした。
映画をテレビで放映する時にカットするのも腹の立つものですが、まだ我慢できます。しかし、金払って買うビデオやDVD等までこんなのは許しがたいと思いますよ。
腹立ちますね~きちんと表示してほしいですね。「ゴーストライター」に限って言えば、新作の宣伝がたくさんあって、しかも早送りできないようになっているんですよ。そういうのにも腹が立ちます。業界でもっと問題にしてほしい。
読みました!
この本を読む以前から
アントワネットには不思議な魅力を感じていたのですが
この本を読んでさらにアントワネットの魅力が増しました。
フランス革命についても考えさせてくれる本
だと思いました。
世界史をもっともっと深く
学びたいと思いました。
素敵な本に出会わせていただき
ありがとうございました(^o^)
その中で、カルロス2世に興味を持ちまして、もっと詳しく知りたいと思いました。
どうぞよろしくお願いいたします!
拙著の感想をありがとうございました♪
歴史への道はまず人物に興味をもち、そこから拡げてゆくと、全体の流れがわかりやすいですよね。「ブルボン家12の物語」もぜひお読みください!
なつみさん
ご訪問、ありがとうございます♪
カルロス二世については「ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)に詳しく書きましたので、読んでみてくださいね~