朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載中の「世界史レッスン」、第123回の今日は「梯子を外したナポレオン3世」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2008/08/post_6877.html#more
フランツ・ヨーゼフ(美女エリザベート皇妃の夫君、と言った方がわかりやすい?)の弟マクシミリアンが遠くメキシコで処刑されたエピソードについて書きました。
悲劇的だが愚かな野心家とも言える、このマクシミリアンについては、実は今日発売のわたしの最新刊でも詳しく書きましたので、是非お読みください。
「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)です♪
今朝の朝日新聞と日経新聞に広告が載りましたから、目にしてくださった方も多いことと思います。
取り上げた名画はーー
①デューラー「マクシミリアン一世」
②プラディーリャ「狂女フアナ」
③ティツィアーノ「カール五世騎馬像」
④ティツィアーノ「軍服姿のフェリペ皇太子」
⑤エル・グレコ「オルガス伯の埋葬」
⑥ベラスケス「ラス・メニーナス」
⑦アルチンボルト「ウェルトゥムヌスとしてのルドルフ二世」
⑧メンツェル「フリードリヒ大王のフルート・コンサート」
⑨ヴィジェ=ルブラン「マリー・アントワネットと子どもたち」
⑩ローレンス「ローマ王」
⑪ヴィンターハルタ「エリザベート皇妃」
⑫マネ「マクシミリアンの処刑」
この他にも、画家の自画像・関連図・写真などが多数、オールカラーで入っています。デューラーの自画像といえば、自らをイエス・キリストに擬したのが有名ですけど、今回はちょっとびっくりですよ~!彼は何というか、あらゆる意味で「凄い」です。
「ラス・メニーナス」は「怖い絵2」でも取り上げましたが、あちらは「怖い」がキーワード、こちらは視点が違うので読み比べてくださいね。
エリザベートのデスマスクも入れています。死後すぐ石膏で型を取って永遠化するという感覚は、日本人にはよくわかりませんね。中学校の音楽室にベートーヴェンのデスマスクが飾ってありましたが、見るたび「趣味悪いな~」と思いましたもん。じゃあ、どうして自分の本に挿入したんだ?!って、突っ込まないでくださいね。
「危険な世界史」が出たばかりでの新刊ですが、実は前者は春に、これは夏に、という予定でした。いろいろありまして、ほとんど同時発売になってしまいました。良い流れになってほしいです。
それにしても、ちと働きすぎかなあ、と思います。夏休みはゆっくり本をいっぱい読んで、映画をたくさん見たいです。
☆最新刊「ハプスブルク家 12の物語」(光文社新書)
12枚の名画でハプスブルク家の歴史を読み解く、というのがコンセプトです。どうぞよろしく♪

☆最新刊「危険な世界史」(角川書店)
2年分の世界史レッスン(100エピソード)の書籍化です♪
山之口洋氏の紹介記事(「本の旅人8月号」)から一部抜粋ーー
「偉人とは猛毒であり、大量の凡人という水に薄まっているからこそ、人類に致命的な害をもたらさないのである。それどころか薬になることもある」
「本書に書かれた偉人たちは、立場も性格も、貧富の程度も、目指すところもさまざまながら、全員に共通するのは、われら凡人をはるかに超えた欲望の大きさだ。(・・・)強烈な欲望に身体ごと持ってゆかれてしまったのが彼らだ」
「だがその微量の毒があってこそ、人類全体という仮想的な脳に、新たな創造のひらめきが起こる。もし凡人だけだったら、世界は平和になるかもしれないが、新たな創造は激減し、人類の歩みは停滞するだろう」

☆「怖い絵2」、紀伊国屋新宿南口店の美術コーナーに、大きさ16倍という巨大な「怖い絵2」が飾ってありますので、見てくださいね!

☆『怖い絵』、9刷になりました。ありがとうございます♪
コメントのシステムが変わったらしく、数字を入れなくてはならないようです。その時、文字を半角にして数字を入れないとうまく機能しません(実はわたしも全角で一生懸命何度もやって失敗しました)。お手数ですが、どうぞよろしく!
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①デューラー「マクシミリアン一世」
②プラディーリャ「狂女フアナ」
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④ティツィアーノ「軍服姿のフェリペ皇太子」
⑤エル・グレコ「オルガス伯の埋葬」
⑥ベラスケス「ラス・メニーナス」
⑦アルチンボルト「ウェルトゥムヌスとしてのルドルフ二世」
⑧メンツェル「フリードリヒ大王のフルート・コンサート」
⑨ヴィジェ=ルブラン「マリー・アントワネットと子どもたち」
⑩ローレンス「ローマ王」
⑪ヴィンターハルタ「エリザベート皇妃」
⑫マネ「マクシミリアンの処刑」
この他にも、画家の自画像・関連図・写真などが多数、オールカラーで入っています。デューラーの自画像といえば、自らをイエス・キリストに擬したのが有名ですけど、今回はちょっとびっくりですよ~!彼は何というか、あらゆる意味で「凄い」です。
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エリザベートのデスマスクも入れています。死後すぐ石膏で型を取って永遠化するという感覚は、日本人にはよくわかりませんね。中学校の音楽室にベートーヴェンのデスマスクが飾ってありましたが、見るたび「趣味悪いな~」と思いましたもん。じゃあ、どうして自分の本に挿入したんだ?!って、突っ込まないでくださいね。
「危険な世界史」が出たばかりでの新刊ですが、実は前者は春に、これは夏に、という予定でした。いろいろありまして、ほとんど同時発売になってしまいました。良い流れになってほしいです。
それにしても、ちと働きすぎかなあ、と思います。夏休みはゆっくり本をいっぱい読んで、映画をたくさん見たいです。
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2年分の世界史レッスン(100エピソード)の書籍化です♪
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「偉人とは猛毒であり、大量の凡人という水に薄まっているからこそ、人類に致命的な害をもたらさないのである。それどころか薬になることもある」
「本書に書かれた偉人たちは、立場も性格も、貧富の程度も、目指すところもさまざまながら、全員に共通するのは、われら凡人をはるかに超えた欲望の大きさだ。(・・・)強烈な欲望に身体ごと持ってゆかれてしまったのが彼らだ」
「だがその微量の毒があってこそ、人類全体という仮想的な脳に、新たな創造のひらめきが起こる。もし凡人だけだったら、世界は平和になるかもしれないが、新たな創造は激減し、人類の歩みは停滞するだろう」

☆「怖い絵2」、紀伊国屋新宿南口店の美術コーナーに、大きさ16倍という巨大な「怖い絵2」が飾ってありますので、見てくださいね!

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コメントのシステムが変わったらしく、数字を入れなくてはならないようです。その時、文字を半角にして数字を入れないとうまく機能しません(実はわたしも全角で一生懸命何度もやって失敗しました)。お手数ですが、どうぞよろしく!
面白そうですね! ぜひ購読してみたいと思います。
ただ、執筆のお仕事に精力的に取り組まれいる由、どうかお体もおいといになって、とも思ったのですが、ご自身で触れられていましたね(笑)
どうぞ、ゆっくりと英気を養ってください。
あと、「梯子を外される」と聞いて、
「上屋抽梯」という計略の名前が浮かんできました。
よく似た言葉だからなのは無論ですが、それよりもこの計略の論じるところがマクシミリアンに通じるところがあるな…と思ったので。
「…毒に遇うとは、位当たらざればなり。」
(相手はその人の欲望や人物を見透かして、餌を用意して誘っているのだ。)もしその餌に飛びついて毒に中ったとしても、それは自分が悪いのだ(超意訳)。
まして、実父が誰かはともかく(こらこら…)、実母には違いないあのゾフィが必死に諌止してくれたのにと思うと、なおさらそんな気がします。
…とはいうものの、彼の末路を読み、どこか同情も禁じ得ませんでした。
ああ、やっぱり「知らんふり」されたのですね(哀)
どうぞ補完してお読みになってください。
私のブログのコメントで『ハプスブルク~』の情報も得ていたので今日も書店で探したのですけど発見できずじまい。ほんとに「光文社新書」でよかったのかな、『本が好き!』にも広告出てなかったしな?と思いましたけど、予定が早まったと伺って納得しました。
中国の兵法ですね。戦争状態のときは、誰も信じられないってことかしら。。。人がよいと生き残れませんね。やっぱりマクシミリアンはどこか甘かったのでしょう。父親に似たのか、似なかったのか???
真奈美さんへ
え~、まだ書店にないなんて、ショック!
即日売り切れというなら嬉しいですけど。
ちなみに私の行った書店では残り1冊でした!買えて良かったです!
もも
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