中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

まごいずみさんのスプーン曲げ

2006年03月18日 | 紹介
 こすっただけでスプーンが曲がるというのを、テレビで見たことがある。別に何の感銘も受けなかった。たぶん信用していなかったのだろう。ところが実際に目の前でそれを見せられると・・・

 まごさんは大学で英語を教える教員であり、芝居の脚本の翻訳家であり、舞台女優でもある。スピリチュアル方面にも造詣が深い。

 我が家に遊びに来て、「わたし、スプーン曲げられるのよ。おうちの貸してみて」と言った。

 これは面白いことになったと思ったわたしは、手持ちの中で一番柄が太くて重くて高価なのを手渡した。もちろん半信半疑で。

 「ずいぶん大きいわねえ。ちょっと時間がかかるかもしれない」、彼女はそう言って、片手でやわらかく揉むようにした。2,3分しただろうか、くにゃっと曲がったのだ! わお!!

 元どおりにもどすこともできると言うので、その前にまずわたしが力まかせにグイグイやってみた。ぜんぜん歯が立たない。とにかくものすごく頑丈なスプーンなのだ。まごさんは、「もどす方が難しいから、時間は倍くらいかかるかな」と言いながら、さっきと同じように揉みはじめ、その間わたしと気楽な雑談をかわした。そして・・・ピッと、もどしたのです。

 うーむ。こればかりは目の前で見ない人にはわからない驚きでしょう。

 で、こんなすごい彼女が、今月ひとり芝居をおこないます。

 出しものは、平塚らいてうの半生を描いた「わたしは永遠に失望しない」。今年はちょうど、らいてう生誕120年に当たり、まさに時宜を得た作品です。是非見てねー!

 日程;3/24(金),3/25(土)、3/26(日)
 場所;たまプラーザ駅前、画廊DIVAにて。

 詳しくは ⇒ http://www.magoizumi.com
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1 コメント

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私も見ました (グッチ)
2006-03-20 20:29:26
初書き込みです。描写を読むと、まごさんの方が凄そうですが。
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