十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

新島小学校三年生の俳句 車いす体験

2007-12-29 | 各地の取り組み

12月11日、3年生が久しぶりに十分間俳句に取り組みました。
この時期、老人ホーム訪問の事前指導で車いす介助体験を行い、子どもたちは車いすに乗る体験、車いすを介助する体験を行いました。

最初はね かいじょのしかたが わからない

車いす お年寄りには べんりだな

くるまいす べんりなところが あるんだよ

車いす こわすぎこわすぎ きぜつした

車いす おしてもらって 進んでく

しんちょうに ゆっくりすすもう 車いす

車いす 老人ホームは だんさなし

車いす ゆったりゆったり 進んでく

車いす ちょっとこわいよ きんちょうだ

すいすいと 走っていると ぶつかるよ

車いす 声をかけて 出発だ

車いす 年寄りとかには 便利だな

こわいよね かいだんでとまる くるまいす

車いす もつだけでも きんちょうだ

車いす ちょっとこわいけど 食堂へ

車いす 足にやさしい 乗り物だ

あいさつし 行く場所教えて ゆっくりおす

車いす すわったままで ため息だ

車いす 押して押したら 食堂前


-小山-


「体験の言語化」の一手法として、「十分間俳句」は有効な方法の一つに成りうると思います。同じ車いす体験でも、一人一人考えることが違うことが、明確になります。授業として考えると、これを元にしてお互いの考え方を出し合ったりすると共通認識や認識の深まりが得られるのではないでしょうか。