6年生の運動会の俳句である。
感動的だった組体操の俳句が多い。
それぞれの感慨があり、臨場感に溢れている。
組体操をとりあげた句を紹介する。様々なドラマが見て取れる。
三段のタワーが上がる秋の空 ←タワーが上がってうれしかった
組体操芝生フカフカ空青し ←組体操で芝生にねたとき空がきれいだった
組体操完全成功百点だ ←組体操が成功した
秋晴やなんとか上がったピラミッド ←ピラミッドが少し不安定で大変だった
秋の空タワーが上がりみなはくしゅ
ピラミッド重いのがまん四つんばい
秋暑しゆれる大技ピラミッド ←ぐらぐらしたけどピラミッド成功
かんぺきだすべて成功ピラミッド ←組体操で六段ピラミッドがあがったのがうれしかった
ピラミッドふんばりすぎて腰ギクリ ←ピラミッドができた
組体操全部成功技決まる ←組体操全部失敗しないでうまくいった
気がつけばひざにはしばふ組体操 ←組体操をやっている時、しばがひざについていた
組体操下でなれたよこの重さ
組体操さかだちぴょこっとぼくできた
組体操タワー上がったいい天気
組体操見えない土台も大変だ ←組体操でタワー・ピラミッドがあがった
ピラミッドぼくのせなかが重かった
ピラミッド目線の先にはお父さん ←お父さんの顔が見えた
感想をお寄せ下さい。
私はこの句が一番好きです。
この子が見たお父さんの表情はどうだったのかな?
心配そう?誇らしそう?
そんな想像を楽しく、温かく膨らませてくれる句です。
◎秋暑しゆれる大技ピラミッド
私は俳句に詳しくないのでわかりませんが、秋と暑いは“有り”なのですか?
そんな疑問が浮かびつつも「ゆれる」という言葉がギリギリで頑張っていた子供たちの踏ん張りが感じられる句だと思いました。
◎組体操さかだちぴょこっとぼくできた
“ぴょこっと”の響きがいいですね♪
本番まで自信がなかったのかな?
でも“ぼくできた”。良かったね!
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