中央公論Adagio 発行は、中央公論新社ということになっているが、実際は東京都交通局の発行するフリーペーパーのようである。
特集は、「芭蕉と森下を歩く」副題に-水と炎に包まれた俳聖」-とある。
これが発行されていたことは知っていたが、今日古石場文化センターに行ったときに、Nさんからいただいた。
写真には芭蕉稲荷も採り上げられ、深川の開発が摂津の深川八郎右衛門によるということも記されている。
解説は簡潔にまとめられており、森下近辺の芭蕉関係の史跡も紹介されている。
「水」は、芭蕉が神田上水の改修工事に携わったこと、江戸の物流を担った水運と縁の深い小名木川と隅田川の合流地点に居を構えたこと、「炎」は、江戸の大火と芭蕉の深川居住との関連についてである。
日本橋に住んでいた芭蕉が深川に居を移したのは、江戸の大火が原因というのは、芭蕉記念館次長の横浜文孝氏の説であり、囲みで氏も登場している。
(ちょっと曲がってしまってごめんなさい。)
まだ、森下駅には、この号(19号2月号)残っているかもしれない。
→十分間俳句とは