十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

時雨忌俳句大会の申し込みは、今日まで。

2007-07-31 | ジュニア俳句
用があって芭蕉記念館に寄った。
時雨忌俳句大会の申し込みは、今日までとなっているが、全国から千近い応募があったそうだ。
選者は、「波」の倉橋洋村先生を初め、そうそうたるメンバーである。

今日の学校も子供がいっぱい。
昨日と今日は、若手の教員によるサマースクール体操講座。
今日は高学年の部。



外では、池の周りでも子供たちがナニヤラ・・・・



みどりの学校作りの一環として、最初に取り組んだみどりのカーテン。順調に育っている。毎日、ボランティアの方が世話をしてくださっている。



 八名川小学校のホームページに更に詳しくいろいろな活動の様子が載っている。すべて保護者の方々によって作られている。
見ていただきたい。

「俳句十代」

2007-07-30 | ジュニア俳句
上の写真の雑誌が「俳句十代」である。
一昨年の夏、現代俳句協会のジュニア俳句指導者講習会(今年のジュニア俳句祭のこと)にはじめて参加したとき、発行者の川田由美子さんを紹介していただいた。その時以来のつきあいである。
昨年、八名川小学校の取組をこの雑誌で報告させてもらったこともある。
今日、その雑誌が届いた。147号である。(写真は145号)
毎年12号出るわけだから、もう12年以上上続いていることになる。
子供たちは、だんだん成長し、この雑誌から巣立った子供もいることだろう。
子供たちが継続的に投稿できる雑誌を私はこれ以外に知らない。
貴重だと言える。
丁寧に一句一句の解説が載り、子供たちから来る葉書の絵もかわいい。投稿されたすべての句にコメントがついて返ってくる。
こうした地道な仕事を川田さんは続けている。

興味のある方は、小山まで連絡をいただければ、見本誌を渡します。


 

幸樹君がんばる!

2007-07-29 | ジュニア俳句



わんぱく相撲全国大会。
江東区チームの一員として出場した四年の幸樹君。
素晴らしいがんばりで、二回戦を突破。
残念ながら、午後の三回戦で奄美大島チームに負けましたが、がんばりに拍手を送りたいと思います。



また、四年生を中心に数十名の応援団が駆けつけてくれました。
これにも感謝。みなで支え合い励まし合う八名川小学校の人情の歴史を感じます。ありがとうございました。
また、江東チームだけでなく、全国から集まった子供たちの迫力に圧倒されました。外は、雷が鳴り、雷雨の気配でしたが、国技館の中は熱気がいっぱいでした。

  雷神を背中にしょって上手投げ

 

毎小句会

2007-07-28 | ジュニア俳句
毎小句会とは、毎日小学生新聞の主催する句会である。
今日、北の丸公園で吟行し、新聞社で本格的な句会が行われた。
指導は、現代俳句協会のジュニア研修部長田付賢一氏である。
八名川小学校の子供たちもたくさん参加したので、どの様になるのか、とても興味があった。




こうした句会に自ら応募してくる子供たちは、みな強者だが、彼らに混じって、八名川の子供たちがどこまでできるか、「十分間俳句」の成果が出るのか、実は、ドキドキだった。

句会のレベルは、予想以上に高かった。どの句もなかなかのものである。選句に困るほどだ。八名川小学校の子供たちもいい句をたくさん作った。互角にやっている。たいしたものだと思った。

三年生の悠惟ちゃんが、高点を獲得して、賞をいただいた。

 笹舟に早く乗りなよアメンボウ     悠惟

ほとんどの句に点が入り、子供たちもいろいろおみやげをもらって満足して帰路についた。
この句会の中で、点が入らなかった一つの句がある。しかし、よく考えてみると、この句こそ原点であり、子供たちに推奨したいと思った句がある。

 がくあじさい色がなくなり下をむく

鮮やかな紫陽花の色が褪せて、花もしおれて下を向いている。作者は、そのことに気がついた。リアルな観察眼。「十分間俳句」の原点はここにあると思った。この観察のリアルさこそ、大切なのである。
私にとっては、この事に気がついたことが最大の収穫であった。

句会の様子は、近いうちに、毎日小学生新聞でも紹介されるだろう。
あまりここで出し抜くわけにはいかないので、筆を置く。




フランスの子どもの詩

2007-07-27 | ジュニア俳句
六月に八名川小学校に来て、紙飛行機を教えてくれた風おじさんの奥さん、比留間恭子さんが、フランスの子どもの詩を翻訳している。

 どうして
 わたしたちは
 地球の上にいるの?
 何か わたしたち
 役にたつのかしら
  マリー=ルイズ 7さい

 愛は来て、またいってしまう
 きみの方へと、ぼくの方へと。
 火が走る、
 もう一つの宇宙へと。
 地球はうれしそうにおどり、
 きちがいみたいにまわる。
 ぼくはここに、じっとしている、
 とても飛びたいと思いながら。
 両手を空の方へさしのべる・・・
 時は過ぎてしまい、
 そしてもう決してかえって来ない。
    ジャン=ミシェル 8さい

 フランスの子どもの詩を大人が翻訳したということを割り引いたとしても、フランスの子どもの詩は論理的早熟であるという意味のことを翻訳者の比留間さんは書いておられる。
確かにそういう感じは受ける。
と同時に子どもの作品について、次のように書かれた部分は、子どもの俳句についても同じ事が言えるような思う。

「・・・・子どもの詩となると、文学作品である前に、子どもの心とか成長とかということと切りはなせないものである。と同時に、もう大人になってしまって子どもの心を持っているものにとって、はかり知れない魅力をもったものとなる。」


八名川小学校は今日も子どもがいっぱい。
げんぎっず。学習教室。プール。
それに加えて、今日は、サマースクールの第一回目。「書道教室」が行われた。四人の教員が指導に加わっている。




同じ時刻、音楽室では、吹奏楽部の練習が・・・・



明後日の日曜日。国技館でわんぱく相撲の全国大会が行われる。
四年生の幸樹君が出場する。朝の九時から始まり、すぐに四年生の取り組みがあるとのこと。応援できる方はぜひ応援して欲しい。

「愛知県安城市の場合」から学ぶ

2007-07-26 | ジュニア俳句
現代俳句協会発行の「現代俳句」八月号が届いた。
ここには、ジュニア俳句のページがあり、永井江美子さんが愛知県安城市の活動について報告している。
安城市で子どもの俳句が盛んなのは、「平尾洋子さんというひとりの先生の力によるところが大きい」とあった。年々盛んになり、市民文芸まつりの小中学生の部の応募句数は五千句にのぼると言う。
江東区もこうならないだろうか。
江東区は、芭蕉の住んだ土地である。石田波郷の記念館もある。俳句は、江東区の文化でもあるのだ。
江東区のジュニア俳句を量的にも質的にも日本一にすることも夢ではないと私は思う。
一人でも頑張れば相当なことができ、仲間が増えれば、夢のようなことも実現できるかもしれない。永井さんの文章を読みながらそう思った。

ジュニア俳句関係について言うと、もう一人、相原左義長さんが「俳句甲子園」についてふれている。俳句甲子園とは、高校生のチームが句とディベートでで勝敗を競うという試みである。高校野球の俳句版だが、トーナメント方式で行われる全国大会は、既に十回目を数え、定着した感がある。
現代俳句協会のジュニア俳句事業は、東京に片寄っているが、もっと地方に力を入れるべきであるというのが、論旨である。

そう言う点では、ジュニア俳句の全国的な結集をどの様な形で行うかが課題となる。
このブログをはじめたのも、そうした意味がある。
これからの時代、インターネットの活用を考えないわけにはいかない。
ジュニア俳句関係のホームページの相互リンク、情報の結集を通して、日常的な俳句活動を各地で定着化させ、その情報を更に集積していくことが必要と考えている。(どの様にすればよいか、具体的な案があるわけでないが・・・・)
よい案があればぜひ教えて欲しい。
現在、そうした観点から、当面 NPO法人芭蕉翁奥の細道ネットワークとの連携を模索している。

朝日新聞に「出張俳句教室」が紹介されています

2007-07-25 | ジュニア俳句
天気予報に反して今日も暑い一日だった。明日もこの天気が続けば「梅雨明け」?である。
朝日新聞の朝刊に現代俳句協会の「出張俳句教室」の記事が掲載されていた。
本校でも二回、田付さんや森須さんに来ていただいている。
特徴の一つは、虫食い俳句。
例えば、次のようなもの

雨蛙夜の授業は○○だ

太陽が私の○○○を食べちゃった


賞品が用意されていて、面白い発想が出るともらえたりする。(森須さんの描いたイラスト等)
これが、子どもの興味に火を点ける。

句作の最後は、三人一組俳句。五七五をバラバラに作って合わせてみる。すると、笑い出してしまうような句ができるのだ。

でっかいな白い怪獣入道雲

真っ白いふとんをはいだかき氷

俳句を作るだけでなく、子供たちの興味関心を引きつける工夫。これが人気の秘密だ。
私も負けずにがんばろう。

8月4日の俳句祭のこと

出席した子どもには、お弁当も用意されているとのこと。至れり尽くせりだ。






十分間俳句とは?

2007-07-25 | ジュニア俳句

   発見・感動・創造

「十分間俳句」とは、一日十分、生活の中で気付いたことや発見したこと
など(「俳句の種」)を記録し、それをもとに十七音の俳句に作るという活動です。

十分間俳句の目的

1、生活の中の小さな気付きや発見を大切にする習慣を培う。
2、気付きや発見などを言葉にし、感動を定着化させ感性を磨く。
3、俳句という十七音の定型で表現することを通して日本語力を高める。

十分間俳句の方法

1、専用のノートを用意する。
2、日付を書き、最初の5分間、気付きや発見などの「俳句の種」を記録する。
3、次の5分間、「俳句の種」を元にして、十七音に俳句にする。
※「俳句の種」「俳句」それぞれには通し番号をつける。

十分間俳句普及の呼びかけ

1、十分間俳句は、子どもたちが、日本の自然の豊かさを発見する方法です。
2、十分間俳句は、生活の中の気付き・発見を自覚し、自尊感情を高める方法です。
3、十分間俳句は、俳句を通して、日本語のリズムを身につけ、語彙を豊富にする方法です。
4、十分間俳句は、日本の伝統文化を子どもたちに伝える方法です。
5、十分間俳句は、どの学校でもどの教室でも手軽に取り組める方法です。

  なお、十分間俳句は、脳を活性化させ、生活を豊かにする有効な方法です。

  あなたも取り組んでみませんか。

8月4日(土)現代ジュニア俳句コンクール・ジュニア俳句祭

2007-07-24 | ジュニア俳句
「東京サイト」極めてわずかな時間だったが、十分間俳句の取り組みが紹介されたのは、うれしい。
実は、取材では、三年生と四年生の両方が撮影された。実際に、放映されたのは、四年生だけだった。三年生は、ユニークな俳句の作り方をしているので、ぜひ、そちらも放映して欲しかった。時間の関係上やむを得なかったのかもしれないが・・・・・

28日(土)に毎日小学生新聞社主催の「小学生句会」が行われる。

また、その一週間後の8月4日(土)大井町の駅前のキュリアン
現代俳句協会主催の「現代ジュニア俳句コンクール・ジュニア俳句祭」が行われる。
最初は、指導者講習会が中心だったものが、次第に子供たちを中心にした催しに変わりつつある。実に先駆的・実験的な意欲的な取り組みと思う。
これは、現代俳句協会のジュニア研修部長田付賢一氏の努力によるものである。
私も、昨年までは、参加者だったが、今年からは、実行委員の一員に加わった。
私の仕事は、会場と受付の設営とプログラムの中での「十分間俳句の紹介・実践報告」である。
ぜひ多くの子供たちに参加して欲しいと願う。

今日は、久しぶりに、いや今年初めてというような夏空が広がった。
学校では、昨日まで、臨海学園の引率をしてきた教員も含めて、ほとんどの教員が参加して、特別水泳教室が行われた。(私はダウンして寝ていた。)校長としては、頭の下がる思いだ。

 「東京サイト」 テレビ朝日 13時55分~14時

2007-07-24 | ジュニア俳句



 「東京サイト」 テレビ朝日 13時55分~14時 

 7月24日(火) 知られざる東京・・歴史&国語の時間 江東区にある芭蕉記念館。こちらには松尾芭蕉所縁の品々が展示され、庭園にはいくつかの俳句の碑が建てられいます。さらに近くにの八名川小学校では「十分間俳句」が授業に取り組まれていました。江戸時代の街並みを再現した江戸深川資料館もご紹介します。
(テレ朝の番組紹介から)



というわけで短い時間ですが、放映されます。
ご都合のつく方は、ご覧下さい。
さて、どういうものになりますやら?