以下は、2年生の俳句である。よくよく見るとなかなかよい。それぞれ実感がこもっている。
ざりがにのはさみいたそう夏の雨
夏の雨ざりがにばんざいしているよ
どじょうがね金魚のえさもたべちゃった
かたつむりこうらがおうちきもちいい
金ぎょがねすいすいおよぐまけないよ
きんぎょはねしっぽがさんかくスカートだ
どじょうがね三びきいっしょにかくれんぼ
この句のたねは、どじょうが三びきいるけど見つからない。これが「かくれんぼ」という表現になった。こうした言葉の工夫がいい。
さつきばれ八名川まつりもうすぐだ
おきにいりぼくのふくは夏のいろ
しんりょくや八名川まつりはやくこい
はっけんだはっぱがいっぱいまちたんけん
最初、この句の意味がわからなかった。何回か読み返して、担任の先生に聞いてみた。そしてわかった。
つまり、町には、建物ばかりが多いと思っていたが、いざ町探検に出かけてみると緑がいっぱいあることに気がついたというわけだ。これは、すごい発見。たいした句だ。
感動的でさえある。芭蕉の「よく見れば薺花咲く垣根かな」である。
ザリガニははさみがこわいかまれそう
※読者の皆さんにお願い。他の句にもこんなところがよいというコメントをいただけるとありがたいです。
明日は、東川小学校の三年生二クラスで俳句の授業をすることになっている。今月は、9日にも東川小で、24日は、銀座の泰明小で授業する。
その他にも7日にお手伝いで東京女学館、13日には、PTAの七校会で「俳句に親しもう」と深川北部PTAの役員さんに俳句を作ってもらう予定だ。
そうそう、5日(木)18時半から 芭蕉記念館の横濱さんの芭蕉についてのお話会が八名川小学校の会議室で行われる。先週に続いて二回目である。
前回は、なぜ芭蕉は深川に住むようになったのかがテーマの興味深い話だった。
今回はどんなお話か興味が湧く。一時間程度ですが、これだけでかなり芭蕉についての専門家になったような気がする。
興味・関心のある方は、ぜひおいで下さい。