十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

2年生の俳句

2008-06-03 | 追加カテゴリー

以下は、2年生の俳句である。よくよく見るとなかなかよい。それぞれ実感がこもっている。

 

ざりがにのはさみいたそう夏の雨


夏の雨ざりがにばんざいしているよ


どじょうがね金魚のえさもたべちゃった


かたつむりこうらがおうちきもちいい


金ぎょがねすいすいおよぐまけないよ


きんぎょはねしっぽがさんかくスカートだ


どじょうがね三びきいっしょにかくれんぼ

この句のたねは、どじょうが三びきいるけど見つからない。これが「かくれんぼ」という表現になった。こうした言葉の工夫がいい。


さつきばれ八名川まつりもうすぐだ


おきにいりぼくのふくは夏のいろ


しんりょくや八名川まつりはやくこい


はっけんだはっぱがいっぱいまちたんけん

最初、この句の意味がわからなかった。何回か読み返して、担任の先生に聞いてみた。そしてわかった。

つまり、町には、建物ばかりが多いと思っていたが、いざ町探検に出かけてみると緑がいっぱいあることに気がついたというわけだ。これは、すごい発見。たいした句だ。

感動的でさえある。芭蕉の「よく見れば薺花咲く垣根かな」である。


ザリガニははさみがこわいかまれそう

 

※読者の皆さんにお願い。他の句にもこんなところがよいというコメントをいただけるとありがたいです。

明日は、東川小学校の三年生二クラスで俳句の授業をすることになっている。今月は、9日にも東川小で、24日は、銀座の泰明小で授業する。

その他にも7日にお手伝いで東京女学館、13日には、PTAの七校会で「俳句に親しもう」と深川北部PTAの役員さんに俳句を作ってもらう予定だ。

そうそう、5日(木)18時半から 芭蕉記念館の横濱さんの芭蕉についてのお話会が八名川小学校の会議室で行われる。先週に続いて二回目である。

前回は、なぜ芭蕉は深川に住むようになったのかがテーマの興味深い話だった。

今回はどんなお話か興味が湧く。一時間程度ですが、これだけでかなり芭蕉についての専門家になったような気がする。

興味・関心のある方は、ぜひおいで下さい。

 



新島小学校の「雪」の俳句 つづき

2008-02-24 | 追加カテゴリー

島小学校の一年生の俳句。本当に素敵です。倉持先生から送られてきたプリントには、子ども達の絵も一緒に載っています。また、雪の中で子ども達が遊んでいる写真もあります。

 雪とけて村いっぱいの子どもかな  

という句がありますが、「雪降って村いっぱいの子どもかな」という感じです。

 アーンと口あまくておいしいゆきたべた

 ゆきいっぱい小つぶだけどふっているQ

 にいじまにゆきがふってね手がひえる

 にいじまにゆきがふったよはじめてだ

 ゆきがふるさむいよさむいさむすぎる

 にいじまにゆきがふったぞぱーらぱら

 にいじまにゆきがふったよひさしぶり

 

昨日は、春一番ということでしたが、寒い寒い春一番でした。親愛保育園の招きで今度一年生に入る子ども達をもつお母さん・お父さんに話をしに行きました。
「入学までの心構え」のようなことを話をするのが主眼でしたが、実際には、話が多岐にわたりました。大変有意義な会になりました。


新島に雪!

2008-02-23 | 追加カテゴリー

新島小学校一年生の倉持先生から便りが届きました。

「ご無沙汰しております。お変わりありませんか。先日、新島にはめずらしく、雪が舞い落ちました。一年生の特権!とばかり、子ども達は校庭に飛び出しました。
”新島に降った雪”が子ども達の心に残るといいなぁと願っております。・・・・」

しおみたいなゆきがふったなみずのあじ

もっとゆきおいしいおいしいたべたいな

ゆきふってにいじまさぶいかえりみち

にいじまにゆきふりりょう手こおりみたい

もしゆきがいっぱいふったらゆきがっせん

にいじまにゆきがふったよさむかつた

やっとゆきつくりたいなあーゆきだるま

 

まだまだ続きます。

話は変わって八名川小学校。22日は、学校公開でした。
折り紙博士の田代耕司さんの授業、道徳公開講座など多様な展開でしたが、三年生では、写真俳句の授業が行われました。子ども達の撮った写真を題材にした授業です。
悪戦苦闘の授業でしたが、今後の可能性を感じさせる授業でした。

夜は、学校対抗バドミントンの決勝大会。北砂のスポーツ会館で行われました。
本校の女子チームは、決勝に勝ち進み、相手は二大小。三試合とも接戦。手に汗握る好ゲームでしたが、1対2で惜敗。それでも43校中第2位。準優勝に輝きました。


ハートランドの加藤先生より

2008-01-22 | 追加カテゴリー

今年もよろしくお願いします。

ハートランドの加藤先生から投稿をいただきました。紹介します。

新年もHPは、好調ですね。
先日、雪が降った日に、ここぞとばかりに「雪」をお題に一句詠んでみました。

はつ雪やふとんにもぐりおきられず ゆい

はつ雪にシロップかけて食べたいな はじめ

つめたくてまっ赤になっても雪あそび れいじ

さむい朝今年はじめて雪ふった しんじ

朝おきてガッツポーズだ雪がある しょうたろう

雪がっせんあたってさむさにまけるなよ ゆいま

雪がっせんつめたくこおる小さい手 あやの

はつ雪だけれどもすぐにとけちゃった さとる

雪がっせんぶつけられたらしかえしだ まなみ

雪だるまおとなと子どもくらべっこ ゆう

雪がふり校てい今ごろスキー場 ともき

雪ふって弟外にとび出した かんな

雪がっせんさそわれたけどやらないよ かんた

はつ雪やお昼になるとすぐとける ゆうか

朝おきて雨戸あけると雪げしょう しょうご

朝おきてまど見てみたらぎんせかい さやか

 今年は、まだ雪がふりそうですね。そしたらまた「雪」で詠んでみたいと思います。今、「ハートランド」1月号の編集中です。八名川小の冬休みの句の投稿をよろしくお願いします。寒さ厳しい折、ご自愛ください。

◆了解しました。句の交流は、お互いによい刺激になるでしょう。東京では、積もるような雪になりませんでした。