十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

優れもの 俳句かるた

2011-03-31 | ジュニア俳句

俳人の浦川聡子さんから、「俳句かるた」をお送りいただいた。
浦川さんには、大江戸線開通十周年記念 ジャズ句会で司会をしていただいたこともある。その他、様々な場面で大変お世話になっている。

浦川聡子さんの句は、透明で、ガラスのようなきれいな感性が輝いているという印象がある。俳句は、努力も必要だが、持って生まれた才能によるところもあると感じたりする。

その浦川さんが解説を担当しているのが、この子ども向けのかるたである。

写真がヘタで申し訳ないが、実にかわいらしいかるただ。教室で遊びとして取り組んだ先生のお話では、知らぬ間に子ども達が俳句を口ずさむようになると言う。
「これは、使える」
という感じだ。

この絵札の一枚一枚に、解説がつけられているので、わかりやすい。


また、カルタの解説にカルタの使い方だけでなく、俳句の作り方について簡潔に付されている。これも役に立ちそうである。
ぜひ、色々な学校・学級で使ってほしいかるたである。

  俳句かるた ←クリックして下さい。

 

 

 

 


国語教科書の採択状況 -東京都

2011-03-29 | ジュニア俳句

【光村】 

千代田区、中央区、港区、新宿区、江東区、目黒区、大田区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、練馬区、武蔵野市、青梅市、府中市、調布市、町田氏、小金井市、小平市、東村山市、国立市、西東京市、狛江市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、羽村市、あきる野市、西多摩地区、大島地区、八丈地区

【教出】

文京区、墨田区、板橋区、足立区、葛飾区、江戸川区、八王子市、立川市、三鷹市、東大和市、

【東書】

台東区、北区、国分寺市、東久留米市、三宅地区、小笠原村

【三省堂】

世田谷区、荒川区、昭島市、福生市

【学図】

品川区、日野市、清瀬市

 

東京では、圧倒的に光村の国語教科書の採択が多いことがわかる。それに続くのは、教育出版である。
日本語に力を入れている世田谷区が三省堂の教科書を採択しているのが、目を引く。

 


俳句の広がり

2011-03-28 | ジュニア俳句

 

この1年、俳句活動が着実に広がっていると感じる。
八名川小学校に於いては、子ども達の俳句に加えて、八名川句会が地域の方々を中心として毎月開催され、10月には、大句会も行われた。PTA広報委員会主催の親子俳句がこれだ。

先日紹介した深川七中、そして第三大島小学校でも全校児童による立派な句集が出来てきている。

江東区の各小学校にアンケートをお願いしたところ、43校の9割近くの学校が23年度は、「何らかの形で俳句にとりくみたい」と回答している。
うれしい悲鳴である。
問題は、それを支える援助体制を組めるかどうかにかかっている。


4月から「KODOMO俳句」 読売新聞

2011-03-27 | ジュニア俳句

高柳克弘さんから このコピーが届きました。4月から読売新聞で子供の俳句の欄が新設されるとのことです。その選者が高柳さんにきまったとのことです。

高柳さんは、俳誌鷹の編集長で、八名川小学校の俳句教育研究について約二年間にわたって、色々指導してくださいました。

 03ー3217-8274 まで、FAXでご応募ください。「週間KODOMO新聞俳句係」あて

  学校名、学年、氏名、電話番号  二重投稿不可

 ぜひ、ご応募ください。

 

 


おめでとう 第13回東京新聞教育賞

2011-03-26 | ジュニア俳句

教えていただきありがとうございました。

土田先生の実践を紹介する東京新聞の記事です。

 

おめでとう 第13回東京新聞教育賞 <10>

俳句で心を耕す

言葉探す面白さ体感

足立区立鹿浜第一小 土田明人先生(57)

 特に俳句が得意ではなかった土田明人先生だが、創作には関心があった。音楽好きで、自ら作詞作曲した卒業歌「希望の空へ」は口コミで広がり、各地で歌われている。

 俳句を授業に取り入れたきっかけは、江東区立八名川小前校長、小山正見先生との出会い。「十分間俳句」を提唱、全校で俳句教育を実践した人だ。

 別々の児童が上五、中七、下五をバラバラに作る「天狗(てんぐ)俳諧」で遊ぶ。「楽しい」を、「楽しい」以外の言葉で表すなど、言葉探しの面白さを体感する。季語を与えて俳句を作らせてみる。

 慣れてきたら学級句会を開く。全員が句を作り、作者名は伏せて採点し、各自がコメントを語る。高得点が目標ではない。互いの句を味わい、感想や意見を話し、聞く楽しさを知るためだ。

 六年生の最後には、卒業句会を開く。

 ただ一つ咲いてる桜に鳥が寄る

 春風が吹き抜けるような仲間がいい

 作者の創作理由、作品を一押しした児童の一言コメントに、児童の成長、学級の成長を実感できた。

 「教師が俳句名人である必要はない。俳句を通じて子どもたちの心に近づき、心に寄り添い、心を耕すことができる」。本格的に俳句を取り入れて五年、土田先生は、そう確信しつつある。 (榎本哲也)

  

(2011年3月18日)


深川七中

2011-03-25 | ジュニア俳句

先日、毛利小学校の水野校長先生と話をしていたら、深川七中の卒業式の話になった。
「実に感動的な卒業式でした。俳句や短歌が答辞の中に織り込まれていて、見事だった。」
こんなお話だった。
その深川七中は、句会「いちじはん」でお世話になっている学校だ。
先日、来年度から始まる拠点校方式での「江東区俳句部」の話をしに行ったときに、いただいたのが写真の二つのの文集である。

ひこうせんは、今年度の学年通信。そして、「若葉」は、生徒たちが三年間に詠んできた俳句集なのだ。
つまり、深川七中の今年の卒業生は、この3年にわたって、俳句に取り組んできたのだ。
圧倒的な句の数にまず驚かされる。
そして、これをまとめ上げた先生方の情熱と力量に感服する。

       



「若葉」の方は、本当は緑色の表紙なのだが、お許し願いたい。

表紙には、

「希望 あこがれ 感動 喜び 悲しみ・・・

 今 胸にあふれる 今だけの この思い

   七中での三年間を 俳句に残そう」

とあり、最後には、校長先生はじめ 先生方の句が並ぶ。

 言の葉に魂込めて鷹巣立つ


 


土田明人先生が、東京新聞教育賞受賞

2011-03-24 | ジュニア俳句

土田明人先生が、東京新聞教育賞受賞されました。
本当におめでとうございます。

卒業式は、今日か明日と思います。
鹿浜第一小学校で拝見した6年生の姿が目に浮かびます。

本当は、ここに受賞を知らせる新聞記事を載せたいのですが、
手に入りませんでした。
どなたか、おもちでしたら、画像データで送っていただけませんか。
載せたいと思います。どうぞ、よろしく。


句会 いちじはん のお知らせ

2011-03-23 | ジュニア俳句

3月13日が、「いちじはん」の3月例会の予定でした。
巨大地震で、とても出来る状況ではありませんでした。

明日からは、東北自動車道も全面復旧するとテレビが報じています。
民放のお笑い番組も復活し始めています。

この事態ですから、もちろんいろいろなことを自粛することもやむを得ませんが、自粛するばかりがいいことではありません。
みんなが自粛していたら、お店屋さんだって、飲み屋さんだって、みんな潰れてしまいます。
皆が普段の生活に復帰する。そのことが社会を元気にし、被災地を応援する力を蓄えることになると思います。

そんなわけで、「いちじはん」も出来るだけ早く復帰したいということで、

 4月3日(日)

に行います。もちろん、集合時刻は一時半。

場所は深川七中です。
 猿江公園でみんなでお花見をする予定です。

ぜひ、お出かけください。