十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

常盤二丁目さくらまつり

2009-03-29 | ジュニア俳句
今日は、常盤二丁目さくらまつりだった。
朝のうちは気温も低く寒かったが、日が昇るにつれ、お花見日和になってきた。
いつもながら、地域が集う楽しい一日だった。
写真は、八名川小学校のよさこいチームである。「かりんと」のお母さん方に率いられている。
今年度もあとわずかで終わる。
学校も去る人がおり、来る人が居る。
半分淋しい気もちがあるし、半分楽しみでもある。

「俳句がうまくなる100の発想」ひらのこぼ著 を読んでいる。

100も捉え方があるのだからこれを読めば俳句が確かにうまくなりそうだ。
子どもの俳句の指導にも役立つかもしれない。

例えば、「東西でとらえる」

菜の花や月は東に日は西に   与謝蕪村

しぐるゝや駅に西口東口    安住 敦

西へ行け東に行けと牛蛙    大串 章

「数字を生かす」

筍や雨粒ひとつふたつ百    藤田湘子

牡丹百二百三百門一つ     阿波野青畝

鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉  与謝蕪村


どこかで役に立つかもしれないが、それよりも読んでいて、良い句を良く集めていることに感心した。
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卒業式終わる

2009-03-26 | ジュニア俳句
卒業式が終わった。 本校の卒業式の特徴は、卒業生一人一人が壇上で約1分のスピーチをすることだ。 1分というのはかなりの長さである。
小学校生活を総括し、中学生になるに当たっての決意を述べる。
今年で4年目になる。
この考え方の基礎になっていることは、教育の成果というものは、最終的には、子ども一人一人、個人のかえらなければならないということだ。 集団として育っている姿だけではなく、一人一人が育っている姿を見せることが必要だと考えたからだ。
今年の6年生も見事だった。 6年間の成果であり、また、6年担任の指導力が大きい。
しかし、これも人数が少ないからできることで、数年後には無理になるだろう。

95才のおばあちゃんから便りをいただいた。 ひいきにしている俳人 大場白水郎のお子さんの「お嫁さん」である。
今、デーサービスに通っていて、そこで俳句のサークルができたという。
 詠んだ句を送ってくれた。  

節分や年の数ほど豆拾い  

水仙や清き少女の香に匂う  

水仙の球根届き恵比須顔  

水仙の干菓子に集う御茶の友  

うぐいすが木の葉をゆらしプロポーズ  

うぐいすの影寄り添って汀女の碑  

笹鳴きや梅なき庭もにぎやいて

水仙の香につれ舞うや冬の蝶

とても95歳の人の句とは思えない。若い。

深川芭蕉まつりの俳句は、二千を超えたという。
遠くは四国からも大垣からも応募があったそうだ。
明日が締め切りということである。


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芝生

2009-03-24 | ジュニア俳句


これは、いつの芝生かと言えば、今日の・・・・
つまり2009年3月24日の八名川小学校の芝生である。
養生のシートを取り去った絵である。
1ヶ月前の状況からは考えられないような変化でしょう。




もう一枚。
明日が卒業式なので、緑で卒業生を送り出そうという趣向だ。
もっともこの芝、まだまだ完全ではなく、そーと入れるようになるのは、入学式前後、完全に使えるようになるのは、その先です。
もう少し辛抱して下さい。



これは、今日のげんきっず。積み木を積み重ね、何処まで行くか、塔づくりに挑戦しているのだ。
げんきっずは楽しい。

2年生の句をいくつか紹介する

 春の空青いえのぐがはじけてる

 春の空キラキラさいたうめ二まい

 クローバーぐるぐるまわる風車

 つくしんぼ小さいきのこのせいれつだ

俳句集をご家族でお楽しみ下さい。

好きな句をとってください。そして感想を寄せていただけるとありがたいです。

明日は卒業式
天候がいささか心配ではある。
少し疲れ気味だ。明日のために早く寝ることにしよう。



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八名川句集

2009-03-23 | ジュニア俳句
八名川子ども句集第11集ができあがってきた。
明日、子ども達に配る。
句を読み返してみるとおもしろい。

ゆきがふる雨その中にまじってた

雨の音いろんな音でふるんだよ

はるの雨ぽつんぽつんとふるんだよ

はるの雨くものたいぐん空かくす


1年生の雨の俳句をちょっとひろってみた。春の雨に対する観察、発見がある。

句集は、児童数+家庭数で配ります。

一冊は、おじいちゃん、おばあちゃんに見せて下さい。

深川芭蕉まつりの応募俳句が1500を超えた。2000を超えるのは確実になってきた。江東区の各小学校で気軽に俳句を作るようになってきた表れと思う。




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第1回北斗句会

2009-03-21 | ジュニア俳句
20日、春分の日の午後。雨も上がり、気温も高くなってきた。
北斗句会の第1回が行われた。

文学の森社の姜社長もおいでになっており、この句会への期待を熱く語られた。
今の俳句界は、老人の世界になっている。これを根本から変えたいととい言うことだ。
数年がかりで、この事業に取り組みたいと話された。
小学生の俳句と、姜さんのこの考えは、見事に繋がる。また、一年間中学生の句会を続けてきたことも無意味ではなかったと思った。
参加者は、20名ほどだった。
大学の俳句グループがそれぞれの取り組みで忙しかったり、春休みのため、田舎へ帰ったりしたため、参加者数は、予想よりも少なかった。
八名川小学校の卒業生を含めて、七中の生徒が大勢参加した。

二ヶ月に一度くらいのペースで、この会を続けていこうということになった。日本の俳句界を変革する取り組みが始まった。
この日は歴史に残る画期的な日となるだろう。
この会の詳報は、雑誌俳句界に載ることになるだろう。共同通信の記者さんもおいでになっていたので、各地の新聞にも記事が載るだろう。
その邪魔をしないように、私が最高に気に入った句を一句だけ紹介する。

 轢かれたる蛙の手足まだ湿る   北大路 翼





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麗らかな一日

2009-03-18 | ジュニア俳句
今日も暖かい一日だった。
「麗らか」「長閑し」「暖か」という季語がぴったりの一日だ。

養生シートの下には、芝生の小さな芽がたくさん出て来た。

 春風やちっちゃいちっちゃい芝生の芽

という感じだ。

教職員の句会が「鷹」の高柳先生を迎えて行われた。
高柳先生には、毎回のように本校の俳句の研究授業を指導してもらっている。
実は、先生は二十代の新進気鋭の俳人なのである。

20年後になったら、「あの高柳先生に指導してもらった」ということになるのではないかと思う。

今は卒業式や修了式をひかえた学校では一番忙しい時期。こんな時期の句会だから、余り評判は良くない。当然だろう。
しかし、句会に入ってしまうとなかなか楽しい。
若い先生の句がかなりの票を集めてトップになった。
良い句だ。ポケットにその句を突っ込んできたと思っていたのだが、家に帰ってみるとない。忘れたのだ。順調にぼけてきている。
いずれの機会にか紹介することにしよう。


校庭ではあんずの木が桜によく似た花をつけている。染井吉野のつぼみはふくらんで、そろそろ弾けそうだ。

PTA会長さんからメールが入っていた。
深川芭蕉まつり小学生俳句大会への応募が千句を超えたと言う。
実にうれしい。

はなまる教室も今日が最後。
教室の先生方と反省会をする。今年は一年目で手探り状況であった。この反省から来年度どうするかを考える。
目標をしっかり持たせて、成果が見えるようにする。そのために、良い教材を準備する、学習内容を明確にするなどの事を話し合った。

明日は、中学校の卒業式である。
早いもので、一年はそろそろ終わる。

こんな句を作った。

吉野家の特盛り牛丼春半ば

もっとも私は特盛りは食べない。



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ディズニーランドへ卒業遠足 

2009-03-15 | ジュニア俳句

八名川子ども俳句集第11集 年度末までに子ども達に渡す目処がついてきた。


先日、最後の校正をしたのだが、最終段階で、問題点も出て来た。


それらを解決して、16日には、製本をしてもらうために業者さんに渡す予定である。


24日(修了式)には、子ども達に渡せると思う。


13日は、6年生の卒業遠足でディズニーランドに行った。私とは言えば、ほとんどは、本部詰めであったが、それでもミクロアドベンチャー?とウエスタンリバー鉄道?の二つのアトラクションを楽しんだ。


そこで一句といきたいところだが・・・


今、多くの学校が卒業遠足をなくしている。授業時数を確保するためだ。


反対に、八名川小では、なくなっていた卒業遠足を復活させた。6時間の授業時数の減である。


本校では、新指導要領対応で、目一杯の授業を実施し、年間の授業時数で標準を大きく上回っているから安心して行事ができると言うこともあるが、それ以上に「学校は楽しくなくっちゃ!」という考えがある。


もちろん学校は勉強するところだ。しかし、学校生活は、子ども達の生活の極めて大きな部分を占める。そこに楽しいことが埋め込まれているからこそ、意欲も湧き、一生懸命勉強すると考えるのだ。ひからびた学校生活ではいけないと思うのだ。


卒業遠足の復活は、そうした考え方の象徴である。


水曜日は、今年度の最後の教員の研究会である。


俳誌「鷹」の編集長の高柳さんに来ていただいて、教員の句会を実施しようという計画だ。


俳句をやって、俳人にならなければ俳句を教えられないかと言うと、そんなことはない。しかし、自分の体で経験し、こんな物かと言うことをある程度知っておくことは、指導の際に必ず役に立つからだ。


簡単に言えば、十分間で俳句を作るのがこんなに難しいものかということが分かれば、子どもの句に寛容になれるということである。子どものすごさが身をもってわかるということだ。


なお、


 八名川句会は、23日4時からです。

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加藤先生おめでとうございます。

2009-03-11 | ジュニア俳句

佐倉市臼井小の加藤先生からです。


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小山先生、取り上げてくださいまして、ありがとうございます。



神野さんのお母さんは、授賞式に出て、いろいろと勉強になったし、感動した、と話していました。



この俳句大会を教えてくださった、小山先生のおかげです。



これからも、石田波郷俳句大会に投句して、また、授賞式に出られるようにしたいと思います。
ありがとうございました。


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加藤先生おめでとうございます。


今度は、深川芭蕉まつり小学生俳句大会に投句して、賞を総なめにして下さい。


お待ちしております。


投句締め切りは、3月27日です。


 


 


 

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オリエンタルランドの松本さんの授業

2009-03-10 | ジュニア俳句


今日は、オリエンタルランドの松本さんに授業をしていただいた。


金曜日に、六年生がディズニーランドに卒業遠足に行く。その事前学習の意味合いもある。


この授業は3年前から始まっている。


最初の年は、ディズニーランドの植栽について。


次の年には、松本さんとディズニーとの関わりについて。


今年は、クイズも交えた楽しい授業となった。


その間に、一年生対象のディズニー魔法の教室が発足した。


ディズニーを娯楽だけでなく、学習として捉えてみようという観点がある。この関わりを来年以降も続けていこうと思う。


さて、今、八名川子ども俳句集第11集を編集中である。


ほとんど全学級の句が出そろい、これから校正・印刷である。


来週の月曜日には、製本屋さんに渡すことになっている。


児童数+家庭数で配布する。一冊は、実家のおじいちゃん・おばあちゃんに見せて下さいという意味である。


地域の方々にもぜひ見ていただきたいと願っている。


今日は良い天気だったが今年は雨が多い。


六年生の作品の中にこんな句があった。


 一週間雨雨雨だ春の空


 

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校園長会

2009-03-09 | ジュニア俳句

毎月一回、校園長会が行われる。


主に区の教育施策について教育委員会の幹部が説明をする会である。


今日は、今年度最後の校園長会だった。


最初は教育長の挨拶である。


今年度最後の校長会とあって、話の中心は、今年度退職される校園長先生に対する慰労の言葉だった。


一人一人の経歴を述べ、感謝の言葉が贈られた。心温まる一時である。


最後にということで、教育長は、読売新聞の本日付の記事


「子供の感動4771句」石田波郷記念館ジュニア俳句大会について触れた。


大賞の「コスモスや友だちに言うありがとう」


などの句を紹介した後、江東区と俳句の関係について述べ、


俳句を江東区の文化として育てていく意義について語った。


昨年の「俳句は江東区の地域特性」と述べた事から更に一歩踏み込んで、


俳句を江東区の文化として発展させていく立場を明確にしたものとして、


重要な発言であった。心強い限りだ。


ちなみに、大賞の神野さんは、佐倉市臼井小学校は、かの加藤先生の学校である。


加藤先生おめでとうございます。


本校からは佳作が四人。昨日の表彰式は大変立派な式だったようだ。


 


 

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