十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

四年生の俳句が朝日小学生新聞に掲載されました

2007-05-31 | ジュニア俳句
    (写真は、葛西臨海公園の干潟での一枚)

5月30日付、朝日小学生新聞の「みんなで俳句」の欄に八名川小学校四年生の俳句が掲載されました。

 学校の大空およぐこいのぼり    陽希

岡本眸氏選
・・・・俳句らしい表現の整った上手な句です。

 ざりがにのおしりに一本黒い線   元春

小島千架子氏選
・・・・元春君の発見したザリガニの黒い線はもしかしてファッションかもね。

 こいのぼり一足早くおよいでる   洸瑠

倉田紘文氏選
・・・・「こどもの日」を前に泳いでいるこいのぼりを見つけた洸瑠君。

学校の中だけでなく、「全国区」で選ばれるのは、子ども達の自信にも繋がると思います。
いろいろな機会に挑戦させていきたいと思います。

さて、今日は国土交通省東京港湾事務所と海辺づくり研究会の協力で葛西臨海公園に干潟観察に行きました。パスの用意から現地での指導まで、いたれりつくせり。
心配された雨も止んで、大変有意義な観察会になりました。
穴の中にいた小さなえびやあさり、ミズクラゲ、はぜ、積み重なった牡蠣の貝殻を崩すと、そこからかにがぞろぞろ・・・・はじめて見る光景に目を丸くした子どももたくさんいました。
葛西臨海水族園では、園の方が説明をしてくれたり、餌を食べるところを見せてもらうなど、こちらも特別待遇。

準備してくださった方々に心より感謝します。



3年生の俳句

2007-05-30 | ジュニア俳句
今日は、3年生の俳句を紹介する。
担任は、新卒2年目だが、ガッツ溢れる青年教師だ。
子供の発想が広がるようにいろいろな工夫をしている。
写真のノートも、その一つである。

 校庭が若葉の町になっちゃった       日路

 トマトの葉さわるとトマトのにおいする   恭介

 キュウリの葉尺取り虫に大人気       朝望

 校庭中みんな半そで夏すがた        晴子

 ふと見ればうりときゅうりはうり二つ    悠惟

 きゅうりの葉しゃくとり虫の集会中     詩絵利

 あさがおをそだてる一年なつかしい     遥香

八名川小学校では、登下校の児童の安全管理にICタグを利用している。
校門を児童がくぐると保護者の携帯電話にメールが届く仕組みだ。ケイブルテレビの東京ベイネットワークと協同の実験的な事業として取り組んでいる。
最近、少し不調があるので、対策について、ベイネットの担当者と対策を協議した。
午後は、新規採用の教員の研究授業。
二ヶ月目にしては、合格の授業だった。
その後は、四月から導入された電子黒板の使い方の研修会。
既に2教室で使っているが、今後は、引く手あまたになりそうな気配である。
夜は、白河地区青少年対策委員会の懇親会。
深川地区の子ども達が落ちついているのは、大袈裟に言えば、江戸時代から続いている地域の力が大きいと痛感する。    





 

今日の出来事

2007-05-29 | ジュニア俳句
わんぱく相撲でお世話になった煉瓦亭の石倉さんが見えた。大会での苦労話や八名川の地域の活性化について話したりした。
6月12日から行われる「東京大空襲の写真展」「淺野八重子さんの写真展」は、地域と学校を結ぶ結節点だ。特に若い住民が増えている中で、地域の情報を保護者に知らせていくことの大切さを感じている。
芝浦工業大学の志村先生もわざわざ来校してくださった。亀戸で行われるまち作りのワークショップの件、それから本校の三年生が芝浦工業大学を訪問する件での相談である。
今回の三年生の社会科見学は、地域密着型の区内巡りの新しい実験でもある。未来に発展する江東区、豊洲地区の芝浦工大の最新施設を見学し、学生食堂で食事をする。富岡八幡宮、深川不動尊では、地域の方の案内の下、歴史或る深川を知り、名物のお団子を食べることになっている。
さて、今日もいくつかの学年で俳句に取り組んでいる。
今日は、二年生の俳句を紹介する。

<col style="width: 182pt;" width="242"> <col style="width: 61pt;" width="81">
ひるやすみタッチされてぼくがおに イナ2年  オサム
ひるヤスアメがふったよなにしよう オノ2年  聖司セイジ
ミニトマトひとでみたいなハナだった オオサワ2年  州シュウ一郎イチロウ
ひるヤスみサッカーしたらかっちゃった ミヤハラ2年  悠介ユウスケ
ひるヤスみみゆちゃんたちとだるまさん カイ2年  ユウ
ひるやすみなにをやるかでおわったよ フセ2年  穂高ホタカ
ひるやすみでっかいてつぼうぶらさがる ニシハラ2年  序ジョ



アイデアマラソン

2007-05-29 | ジュニア俳句
アイデアマラソン

十分間俳句のルーツの一つは、樋口健夫氏が考案し、実践してきた「アイデアマラソン」という発想訓練法にある。
氏は、現在アイデアマラソン研究所を設立し、筑波大学など各地の大学やジャストステムやジャパネットたかたなどの企業研修を実施する一方、基礎教育としての「アイデアマラソン」を学校教育で実践する必要を説いている。
十分間俳句の有効性を分かっていただくためにも、ぜひ、アイデアマラソンを知ってほしい。
冒頭の「アイデアマラソン」から樋口氏のブログへ飛ぶことが出来る。

十分間俳句-子ども達の発見・気付き

2007-05-28 | ジュニア俳句
「90周年を祝う会」の会長を務めてくださった常盤二丁目町会長の関本さんがお見えになった。今年、常盤二丁目は、盆踊りの当番なのだそうだ。
例年は、2日間だが、今年は、8月2日からの3日間盆踊りが行われるとのこと。
学校でも、子どもたちを参加させたいので、わたしの方からは練習会のお願いをした。
6月12日から学校公開に合わせて、東京大空襲の写真展と浅野八重子さんの写真展を行う。淺野さんは、元の本校の歯科校医さんの奥様で、東京大空襲のあった3月10日を八名川小学校で生き延びた方だ。
オープニングパーティを12日の4時からするのだが、地元で東京大空襲についての活動をおこなっている滝さんを関本さんが紹介してくださった。

午後には、その滝さんが早速お見えになってくれた。

夕方には、エコスペース(ビオトープ)の設置について、区のみどりの課の担当の関さんとボランティアの大塚さんがおいでになり、担当の教員といっしょにどのようにエコスペースを作っていくのか、また、学校のどこに作るのか等を検討した。
話がネーチャーゲームにまで広がり、本校の教育活動にも新たな発展がありそうだ。

さて、十分間俳句であるが、全校朝会で、子どもたちの気付きについて話をした。


  おみせでねアイスをえらぶもう夏だ     4年  さやか

お店でアイスを見て、「もう夏だ」という季節についての発見。

  また雨だかさをくるくるもようがえ     5年  なみ 

雨から傘についての連想が生まれ、「いろいろな傘を差す」と「かさをくるくる回す」が重なって実におもしろい。

  五月の日江戸の町が見えてくる       3年  はやと  

3年生は、町探検をして、その中でこの地域が江戸時代からの古い歴史をもつことに気が付いたのだ。 はやと君は、歴史を発見したのだ。

  ひるやすみでっかいてつぼうぶらさがる     2年  じょせふ 
  
昼休みにてつぼうにぶら下がった。彼にとっては、大きいてつぼう、昼休みの遊び時間、生活の中での発見である。

  乙女屋でラムネをもらってえんりょする     3年 かおるこ  

これは、自分の気持ちについての発見と言ってもよいだろう。



子どもたちは色々な発見をしている。ノートに俳句の種を書き、俳句とと言う作品に作ることによって、これらの発見は、子ども達の心記憶になる。


全校ハイキング

2007-05-26 | ジュニア俳句
写真は、あらかわ号

24日(木)は、全校ハイキング。25日(金)は、三年生が、荒川河川事務所の協力で、船に乗って、浜町の船着き場から荒川ロックゲートまで、海からの「区内巡り」を行った。
24日は、夏のような天気。25日は、ご存じのように雨だった。
学力を本当の意味でつけるためには、子ども達の体験が元だと考える。八名川小学校では、子ども達の体験をひろげるこうした行事は出来る限り行っていきたいと考えている。

  以下は、全校ハイキングの句である。

  ハイキング暑くてげんかい水遊び    五年  あみ

  暑っいな昨日はあせだくハイキング   五年  りゅうや


  池の中日差しをあびて夏気分      六年  こう

  水筒のお茶がなくなるハイキング 六年  わかな

  何気なく地面にすわると暑い夏 六年  やまと

  そして、25日は、

  五月晴れ今日は一転どしゃぶりだ 五年  ももか



初めての十分間俳句-江戸川区の先生から-

2007-05-25 | ジュニア俳句
江戸川区の先生から、はじめて十分間俳句に取り組んだ実践が送られてきました。
本当にうれしい限りです。
はじめて取り組んで、これだけ書ければたいしたものです。
継続と発展をお祈りします。

思い浮かんだ言葉や文章を綴り、それを十七音にまとめています。




◎道ばた、いぬふぐり、たんぽぽ、つつじ

   ↓

 道ばたにいろんな花がさいている

◎草がいっぱい、みどり、難しい草ずもう、草ずもうのこつがわかってきた

   ↓

 草ずもう負けたり勝ったり楽しいな

◎お弁当、おやつ、強い風、ビニールぶくろがとんだ、からあげ、おやつの交換
 
   ↓

 春風がビニールぶくろとばしてる

 強い風おやつのふくろとんでった

◎たんぽぽ笛を初めて聞いた、先生は上手、きれいな音、なかなか音が出ない、
 むずかしい、

    ↓

 たんぽぽの笛はなかなか鳴らないね


◎三年生と交流遊び、遊びのリーダー、ドッジボール、どろけい、ビーチボールがとばされた

    ↓

 
 三年と遊び続けてくたくただ


その他にもこんな俳句が出来ました。
 
 お弁当みんなで食べるとおいしいね

 ふわふわと気持ちいいな草の上

 草ぶとんねっころがるといい気持ち

 青空にひこうきたくさんとんでたよ

 ねそべったふわりと風がふいてきた

 行きは楽帰りはくたくた疲れたよ

 こんにちは若葉が顔をのぞかせる



 ぜひ、あなたの学校での実践をお送りください。

  送り先  moyama@mb.infoweb.ne.jp です。



俳句コーナー

2007-05-24 | ジュニア俳句
今日は、全校ハイキングだった。
二手に分かれ、浜町公園と清澄公園に行った。
既に夏の日差し、浜町公園は、水があり大はしゃぎだったようだ。(私は、清澄公園に付き添った)
子どもの中には、「俳句の種」を見つけたと喜んでいる子どももいるし、指を折って五・七・五とやっている子どももいると担任から話があった。 作った俳句をお互いに交流し合うことが大切だ。
お互いの感性や言葉を交流し合うことによって、更に磨かれるからだ。 写真は、四年生の俳句コーナーの写真である。
パソコンの学習とドッキングさせて、つくり、新しい句を上から貼るようになっている。
どの俳句がお気に入りか、シールをつけあった。最も点が入ったのは、 次の句であった。

    こいのぼり空から消えてまた来年     ゆうき