「頭がよくなる!?」
俳句作り 日常に発見 表現力もアップ
こんな見出しで、八名川小学校の俳句作りが紹介された。かなり大きな記事である。この記事にあるくらい、「十分間俳句」はシンプルな取り組みである。どこでも誰でも取り組み可能な活動である。
しかし、本当に効果が出せるかはこれからの取り組みにかかっていると思う。
本校の展覧会二日目。大勢の保護者、地域の方々がお出でになった。予想以上だ。
作品のレベルが高いことにどの方も驚いている。それは、図工専科のS先生の指導力量が高いからだ。
指導力量が高いとはどういうことか。いろいろな側面から述べることが出来るが、一番に明確な指導カリキュラムが確立していることを上げることが出来る。
1年生から絵の具を使い、混色を教える。使う絵の具は基本的には三色だけだ。
1年生の風船を吹く横顔は、混色による色の微妙な違い、筆の使い方の練習、これらを組み合わせた作品であり、此処にS教諭の考え方がよく出ている。この事を積み重ねていくと、最後には6年生の顔の絵のような作品に辿り着くということなのだ。
俳句指導において、ここまでの明確な物があるかと言えば「ま、だない」と答えざるを得ない。
子どもの力だけに頼って、作っている段階である。今後の課題は、本校の展覧会に示された図工のような明確な順序性を持った指導カリキュラムを作製することであると考えている。