中学生句会の中心メンバーであるYさんが、NHKBSの「俳句王国」に出演した。
場所は、松山。俳句の町だ。
ご両親も同行し、おみやげを頂いた。
その中に開成中学・高校の俳句部の出している「紫雁」があった。
B6版のホッチキス止めの小冊子である。ページ数は90。
開成高校は、昨年度の俳句甲子園に出場し、優勝した。
その時の経緯が事細かくこの「紫雁」第五号に述べられている。
まさに若い息吹が伝わってくるという感じだ。
俳句漬けの日々を送り、がんがん上達していく様子が目に浮かぶ。
こうした若い才能が排出すれば日本の俳句界も捨てたものではない。
中学一年生から高校三年生まで部員は18名いるという。
空中ブランコ手と手離れて卒業す 中山政彦
我の名に獣偏あり寒の水 平井猛博
家系図を泳ぎ出したる兄であり 岩田真之介
暗闇に鯨の眠る奥座敷 川島 拓
ここにあるパッションのようなものが世界を変える。