文学の森「俳句界」の打田さんから 次のコメントをいただきました。
投句締切は3/16までです。
メール投句は
t_uchida@bungak.com
までお願いします。
件名には「句会参加希望」を明記して下さい。
ということです。中学生・高校生・大学生のみなさん、ふるってご参加下さい。
文学の森「俳句界」の打田さんから 次のコメントをいただきました。
投句締切は3/16までです。
メール投句は
t_uchida@bungak.com
までお願いします。
件名には「句会参加希望」を明記して下さい。
ということです。中学生・高校生・大学生のみなさん、ふるってご参加下さい。
名称 北斗句会 参加資格は30歳以下
日時3月20日 午後1時半~4時半
場所 八名川小学校
氏名、年齢、住所、電話番号を記入の上申し込む
事前投句 一人3句まで 3/16まで
※団体は、参加人数、参加者名、連絡先は代表者のみでよい。
申込は、メール、FAX、郵送いずれか
投句先 〒169-0075
新宿区高田馬場2-1-2-8F 文学の森内「北斗」事務局
fax 5292-9199 電話 5292-9188
担当 打田翼(うちだつばさ)
20日(金)に「北斗句会」が八名川小学校を会場に行われることが正式に決まった。
これは、学生が主催する句会である。
中学生も参加できる。
定員は、50名。3月16日が投句の締め切りである。一人三句。
文学の森が発行する雑誌「俳句界」が運営の中心である。
若い俳句の息吹がここから生まれる。
詳しいことは、また掲示する。
このブログは、よその方々に見ていただくというよりも自分自身の覚え書きという側面が大きい。しかし、歳のせいか、何処に何を書いたかわからなくなってしまっている。
にもかかわらず、覚え書き。
俳句が作品としてできるためには、飛躍が必要だ。
ランドセルが雨で濡れてしまった。つまり濡れてしまったランドセルだ。様々な事象の中で、この「濡れてしまったランドセル」に焦点を当てる。これには見る目の「飛躍」が必要だ。
これだけだと「これが飛躍か」と言われそうだからもう少し言うと、
この発見が次の言葉を導き出す つまり 「雨に負けないランドセル」 だ。
ここには、思考の飛躍が見られる。
この飛躍こそ感動を導き出す。
言葉も同じだ。
運動会一等とってうれしいな
という俳句がある。これならだれでもが感じることでそうだろうけれど
運動会一等とって赤リボン
「赤リボン」によってうれしさが伝わってくる。「うれしい」とかくとうれしさが伝わらないのに、「赤リボン」とうれしさを隠して書くと伝わる。
うれしい→赤リボン
の飛躍こそ、感動のもとだ。
発見の飛躍、発想や視点の飛躍、言葉の飛躍 これができたら、感動が生まれ、作品ができる。この飛躍ををどの様に子どもに教えていくかが問題だ。
俳句界の編集部のUさんから電話があった。
3月20日に「学生句会」を行いたいというのだ。
この分野の受け皿ができれば、俳句界が発展する。
協力は惜しまないつもりだ。
八名川小を会場として行えればよい。
区内の中学校の先生にも声をかけてみよう。
2月20日付け日経新聞夕刊。
辻井喬が「実利社会からの脱皮を」というエッセイを書いている。
書き出しは、「まるで突然のようにクルマ社会が変わった。」というものだ。
そのクルマ社会の劇的な変化をうまく捉えれば実利一辺倒の今の世の中から脱皮できるのでないか。
と辻井は言う。
その認識の元になったのは、中村桂子の「自然を感じる力」が喪失の危機に曝されていると言う警告だった。
辻井のこのエッセイを読みながら、俳句活動は、まさにこの「自然を感じる力」を取り戻す活動だと意を強くした。
F先生が、子ども達に「今日は、『雨水』」と教えた。雨水というのは、雪が雨に変わる頃と言う意味で、二十四節気の一つである。この日におひな様を出すとよいとも言われる。
ともかく、自然の変化を意識し、そうしたことに敏感な教師、児童を育てることに俳句が寄与することは、当然かもしれないが実に意味あることである。
今日、今年度最後の研究授業が行われた。
テーマは、「句会」である。
学校に「俳句」を定着させる基本的な手法は、「十分間俳句」を日常的に行い、適時「句会」を行って、モチベーションを高め、質を高めていくことにある。
この「句会」の基本的な方法を示した点で今日の研究授業は大きな意味をもっていたと考える。
更に、句を選ぶ基準として「発見」「写真」「共感」「ことば」と言うような観点を示したことも大きな前進だ。
これらをうまく使うという点では、課題を残したが、視点を明確にさせて句を選ばせるという思考は、十分に是認できる。
この句会で一番票を獲得したのは、下記の句である。
キノコさんみんな固まりフレンドリー
小学館が発行しているウィークリーブックの一つである。
大岡信や長谷川櫂などが常連の執筆者で、時々の季題に合わせて文章が綴られ美しい写真が添えられている。
年間50号の予定がすでに43号。テーマは雪解け。
大岡信が、巻頭エッセー「四季の思い」で小林一茶について書いている。
その句。
雪とけてくりくりしたる月夜かな 一茶
うまさうな雪がふうはりふはりかな 一茶
擬態語や擬音語。先日2年生が学習したものだ。
俳人ものがたりというページもあり、今回は、角川源義(かどかわげんよし)が、とり上げられている。角川文庫をつくったあの角川である。春樹の父親である。
有名なのは、
花あれば西行の日とおもふべし 角川源義
この句は、西行の「願はくは花のもとにて春死なんそのきさらぎの望月のころ」を下敷きにしている。
テーマの雪解けだが、暖冬で東京も雪が降らない。従って雪解けもない。
雪とけて村一ぱいの子ども哉 一茶
というわけにはいかないのが残念だ。
昨日は、本校吹奏楽部の定期演奏会が行われた。吹奏楽部の創設は、1975年と言うことだから、30年以上の歴史がある。音楽の教員は替わるのに、ずっと続いてきたと言うのは、すごいことだ。
保護者や地域の方々子ども達など大勢の聴衆を前に一年間の成果を発表した。毎日朝7時半から練習を行っている。
これからの課題もあるが、十曲以上・・・よくやっている。
今日は、午後中学生句会があった。今日は、新入りの男の子も参加。数人の中学生だが、一年間続いたことになる。今後どの様に発展させていくのかも課題だ。
深川芭蕉まつり小学生俳句大会では、区内だけでなく都内10以上の学校が協力をしてくれそうな気配だ。
江東区を児童俳句のメッカにしていくためにもぜひ成功させたいものである。
今日は、学校保健委員会が行われた。主な内容は、スクールカウンセラーの先生の話である。
話を聞きながら感じたことは、人間は複雑で、様々な側面をもっているということだ。
これは、俳句の場合でも同じようなことがあると思った。
一つの側面からではなく、違う側面を発見すること。多面的に見ることが良い句の条件だと思うからだ。
今日、6年生でシクラメンの花を見ながら俳句を作った。
これから句会をするので、句会に出ない句を。
シクラメン花を咲かすの仕事です
良い句だなあと思った。「仕事」という概念と「花が咲く」とは全く違う概念である。
その二つを結びつけているところが実に巧みだ。
作った本人はそれを意識しているわけではないが、感覚として体が備えているというわけだ。
もう一句。
寒いのが大好きなんですシクラメン
「寒いのが好き」というのは、誰の言葉だろう。作者が誰かに説明しているともとれるし、シクラメン自身が語っているようにも思える。
真っ赤な花びらを直立させているシクラメンが、「私は寒いのが好きなんです」と語っているような臨場感を私は感じる。
15日(日)午後1時半~ 中学生句会 です。
そして、明日は、八名川の吹奏楽部の定期演奏会である。
こちらも盛況であることを願う。