朝、港区の麻布小学校の佐藤校長先生から電話があった。
「早川さんが亡くなった。今日が通夜である。」
と言う連絡だった。早川さんは、私が麻布小学校の教頭をしていた時代のPTAの会長さんである。思わず声を上げてしまった。まだ55歳だという。圓林寺というお寺の住職さんだ。
麻布小の開校百二十周年を一緒に準備した仲である。PTA会長さんをやめられた後も青少年委員や体育指導員など、地域で様々な活動をされていた。校庭開放に行くといつも早川さんの顔があり、バドミントンも上手だった。
数年ぶりで麻布小学校に寄った。私が此処に勤めていたのは、12年前のことだ。学校は一つもかわっていない。不思議な気がする。
当時一緒に働いていた主事さんとも顔を合わせる。皆一つも変わっていない。
葬儀は大変な人の数だった。大勢のお坊さんたちの読経が響く。 合掌。
いつの世もこうやって一つずつ時代が変わっていくのかもしれない。
仕方のないことだ。
魂がまた一つ消え一月尽
久しぶりに六本木の町を歩いた。店が随分変わっているな。
かつてよく行ったザボンという名のラーメン屋でラーメンを食べた。840円。もっと油っぽいかと思ったらそれほどでもなかった。
虎ノ門まで歩くことにした。文部科学省のビルの工事が終わり、霞ヶ関ビルと同じくらいのビルが二棟たっている。結局新橋まで歩いた。約30分。