すでに、二学期が始まっている学校もあるが、全国的にはこれから二学期だろう。
そこで、夏休みの報告を五・七・五でやってみませんか。
誰でもできる「変身俳句」を使います。
原型は、
夏休み●●●●●●●がんばった
俳句は、十七音だが、上五と下五が決まっているから、真ん中の七音が決まれば、それでできる。
たとえば、
夏休み自由研究がんばった
夏休みあさくらけんじがんばった
(あさくらけんじは名前)
夏休みプールの練習がんばった
こんな感じで作っていく。これならば、今まで俳句をやったことのない子どもでもできる。
しかし、ここで、俳句に読む核になる部分を確定することができる。何をテーマに読みたいかがはっきりするわけだ。
次は変身の第一段階だ。
「がんばった」をテーマにまつわる風景に変えてみるように子ども達に働きかける。
個々は難しい。頑張った→大変だ に変わっただけという子もでてくる。あまり追求はしない。
子ども達にとっては、もう俳句はできているから、少し気軽な気分で考えられるということだ。
→夏休み自由研究手が疲れ
→夏休みあさくらけんじ真っ黒だ
→夏休みプールの練習水しぶき
最後は、季語だ。黒板に季語をいろいろと板書する。
「全員、夏休み」というのではおもしろくないよね。自分の俳句に一番あった季語を入れてみよう。もちろん、夏休みのままでもいいよ。」
夏休み・・・・・・がんばった の「がんばった」の代わりに「楽しいな」「おもしろい」「すてきだな」等をいれてもよい。すると、中核の部分が替わることになる。
時間があれば、いくつもやってみるといろいろな場面ができることにもなる。
ぜひ実践してみて下さい。
「これじゃあ、うまくいかない」とか、「ここをこうやった方がうまくいく」とか、
→蝉の声自由研究手が疲れ
→炎天やあさくらけんじ真っ黒だ
→夏の空プール練習水しぶき
もちろん、中には違う工夫をする子がでてくるので、それはとめないで評価することも大切である。